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Channel: 斬剣次郎の鉄道・バス斬り
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スシ28 301 車内公開

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 交通科学博物館では閉館を前に保存車両の車内特別公開が行われていますが、今回は
 スシ28 301
 を見てみましょう。スシ28形は実際に存在した形式ではなく、交通科学博物館オリジナルの形式です。元々はスロシ38000形→スハシ38形と変遷し、交通科学博物館での保存にあたって、全車食堂車へ改造され、食堂として利用されていました。今のナシ20形の前身でしょうか・・・。


 車体に記載されている
 食堂
 の表記です。昔の食堂車はこのような表記が付いていたようですね。今は付いていませんが・・・。


 車内です。テーブルに椅子が並んでいて、4人で向かい合わせて食事ができるようになっています。そして、旧型客車らしく車内は木目調となっていて、白熱灯ということもあり、少し暗めという印象でした。でも、昔の車両はこんな感じだったんですね・・・。



 テーブルと椅子です。テーブルは揺れを考慮して片持ちになっていることがポイントです。現代の食堂車も片持ちなので、昔から揺れに対する工夫がなされていたんですね・・・。皮張りの座席が時代を偲ばせます。



 車端部です。壁に向かってテーブルと椅子がありました。どうやら、壁に向かって食事していたようです・・・。元々は一般座席車と食堂車との合造車だったということもあり、全室食堂車への改造に当たってスペースとテーブル配置が合わず、やむを得ずこのようなことになったのだと思われます。



 厨房
 です。厨房は冷蔵庫や流し台などが残されていますが、コンロなどはすでに撤去されていました。一部にアルミ製のものがありますが、何か車両の雰囲気と合わないような気がします・・・。でも、1980年代ぐらいまで営業していたようなので、アルミ製の設備が使われても無理ありませんが・・・。


 レジ
 です。今のレジならレジ機が置いてあるのですが、昔はレジ機がなかったので、計算はそろばんを使い、引き出しの中にはお金などを入れていたようですね・・・。現代のカシオペアやトワイライトエクスプレスや北斗星にもレジがあるのですが、そこにはレジ機が置いてあり、時代を感じさせました。


 厨房室の側の通路です。今も昔もそのままですね。


 待合室
 です。食堂が混んでいた時のために客が待つ場所です。そこには横向きシートが置かれていましたが、座席車と同じモケット付きのものでした。今のカシオペア、トワイライトエクスプレス、北斗星にはこのような待合室がないので、通路で並んでいるしかないんですよね・・・。


 入口です。スシ38形の公開は隣に連結されているマロネフ59形と同時に行われていました。EF52形のときと同じく約20人で区切って公開していました。

 スシ28形は実際に食堂車として営業したことがないものの、旧型客車の食堂車としての雰囲気を感じる事が出来ました。
 以上です。

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