来る3月19日で運行終了し、阪神バスへ移譲されることになっている
尼崎市交通局
ですが、移譲を前に尼崎市交通局の魅力を再発見するために一日乗車券を利用して各エリアを回ってきました。その時の様子をレポートします。
第1ランナー 50番 JR尼崎(南)6:35→南警察署西分庁舎
20-118(神戸200か2988 三菱ふそうPKG-MP35UK改)
スタートはJR尼崎ですが、まずは1日1往復しか走らない90番に乗るべく武庫川へ向かいます。でも、第1ランナーは50番を選びました。50番はJR尼崎から市役所、立花駅、稲葉荘地区、国道2号線などを経由し、阪神出屋敷へ向かう路線なのですが、あちこち行くので本当に遠回りという感じなので、魅力の再発見にとってはもってこいな路線です。車内で一日乗車券を購入し、いざ乗って見ると、乗客はわずか・・・。早朝という事もありますが・・・。
尼崎駅を出ると、小田地区会館前を経て西へ向かいます。そして、13番などが通る県道142号線(五合橋線)に入り、尼崎総合医療センターの手前を通ります。平日にはJR尼崎から尼崎総合医療センターの玄関前まで行く50-3番も運行されています。一応、50番もJR線からのアクセスを担っていますね・・・。水道局で左に曲がると公園らしきものや大きな施設らしきものが広がっている中を通り、市役所に到着します。市役所って尼崎駅に近いイメージあったのですが、実際は立花駅が最寄りなんですね・・・。市役所を過ぎて、JR立花に到着。少しずつ増えていた乗客もここでほとんどが下車。JR立花を過ぎてもまた西方向へ向かい、今度は稲葉荘地区へ。稲葉荘地区を通るバスは50番と47-2番のみで、47-2番は昼間のみの運行だから、実質的に50番が稲葉荘地区の地域輸送を担っているんですね・・・。稲葉荘地区を過ぎると、今度は国道2号線を東へ向かいます。国道2号線といえば阪神バスが多数通っているのですが、尼崎市交通局は意外と少なく、50番以外は14・47-2・49番が僅かに通るだけなんですよね・・・。しかも、50番は阪神バスの尼崎営業所の前を堂々と通るんですよね・・・。そんな中で尼崎営業所の少し手前で阪神バスが昨年末に投入したエアロスターノンステの593とすれ違いました。当日は国道線での運用でした。南警察署西分庁舎で下車。
第2ランナー 30番 南警察署西分庁舎7:09→武庫川
16-839(神戸200か1613 日野PK-HR7JPAE)
元々南警察署西分庁舎で50番から30番に乗り継ぐ予定をしてたのですが、乗り継ぎが2分しかない上に前ランナーが少し遅れてたので、本当に乗り継ぎできるのかが心配でしたが、ギリギリで乗り継げました・・・。50番の乗り場と30番の乗り場は1つの横断歩道を渡る必要あるのですが、下車時は青信号だったのでよかったのですが、赤信号だったら行かれてしまうところでした・・・。さて、今度の30番は日野HRでした。立花駅から続く道意線を南下しているのですが、暫くすると競艇場が見え、更に阪神のセンタープール駅の手前を通りました。ここでそこそこの乗降がありました・・・。阪神線を抜けると、今度は工業地帯の中に入り、工場が並ぶ中を通り抜けます。当日は土休日の朝なので、辺りは閑散としていました・・・。特に工場の並ぶ中を走る八幡橋バス停周辺はそうでした・・・。大浜1丁目から県道192号線に入り、国道43号線と交差する武庫川交差点手前の武庫川町南交差点で左折し、元浜に住宅街の中を走って、終点の武庫川に到着しました。武庫川手前で狭隘道路を通るとは驚きました・・・。
武庫川は阪神武庫川駅から少し離れた国道43号線の高架下にあります。駅から少し離れているため、阪神武庫川ではなく武庫川なんですね・・・。まっ、武庫川の側にあるのも事実ですし・・・。でも、高架下にあるバス停である点もある意味味がありますね。
第3ランナー 90番 武庫川7:50→尼崎テクノラインド前
18-856(神戸200か2337 日野PJ-KV234L1)
次は1日1往復(平日と土曜日のみ)しか運行されない90番に乗車します。90番は武庫川から尼崎テクノランドを結ぶ路線で、武庫川から工業団地への通勤輸送を担っている感じですね・・・。でも、平日のみながらJR立花から60番、阪神出屋敷から85番が出ているので、駅からやや離れたとこから出る90番は大丈夫かなと思ったら、意外とそこそこ乗ってきたのに驚きました・・・。武庫川を出て大浜1丁目までは30番と同じルートですが、大浜1丁目バス停のある大浜交差点からが90番の単独区間となります。従って、ここら辺にバスが来るのは1日に1往復しかないという事になりますね・・・。大浜2丁目交差点で右折し、クボタの工場が並ぶ中を走り、パナソニックの倉庫の外周を半周すると、末広町。60・85番はここが起終点です。そして、阪神高速の尼崎末広出入口の側に来ると、終点の尼崎テクノランド前に到着しました。武庫川から乗ってきた乗客のほとんどがここまで乗り通したのは驚きでした・・・。
尼崎テクノランド前に到着し、乗客が全員降車しましたが、みんな海岸方面へ歩いて行きました(どうやら、海岸方面にある工場への通勤客のようです)。一方、バスは回送表示に切り替え、すぐに走り去っていきました。おそらく、鶴町経由で阪神出屋敷の近くにある操車場へ行ったのかもしれませんね・・・。帰りのバスは夕方まで無いということで、大浜1丁目バス停まで歩いていきます。尼崎テクノランド前から大浜1丁目バス停までは道路一本で約10分の徒歩で行く事が出来ます。
第4ランナー 30番 大浜1丁目8:18→武庫川
14-187(神戸200か1073 三菱ふそうKL-MP37JK)
大浜1丁目バス停は30・80-1・80-2番が終日通っていますが、バス停周辺は道路工事中のため、武庫川方面のバス停が仮バス停になっていました。しばし待つと、30番武庫川行きがやってきたので、そこに乗ります。県道192号線を北上するだけなのですが、武庫川付近で通称二国の国道43号線と交差するため、その信号待ちによるちょっとした渋滞に引っ掛かったものの、国道43号線と交差する武庫川交差点の手前の武庫川町南交差点で左折し、住宅街の中を走って終点の武庫川に到着しました。
第5ランナー 47番 武庫川8:30→武庫営業所
20-114(神戸200か2984 三菱ふそうPKG-MP35UK改)
90番を片づけた後は47番で一気に北上し、武庫エリアへ向かいます。車両も武庫所属のエアロスターノンステに・・・。
武庫川を出発すると、国道43号線の高架下の側道を通り、武庫川交差点で県道192号線に入り、ひたすら北上していきます。大庄西からは47番の単独区間に入ります。JR沿線や阪急沿線から武庫エリアへ行く系統の中で47番は単独区間が多いので、見ごたえがあると思います。西大島交差点で県道192号線から県道42号線に変わりながらそのまま北上していきます。西大島といえば、阪神国道(国道2号線)と尼宝線(県道42号線)が接続する場所で、阪神バスにとって尼崎方面と宝塚方面と西宮方面の系統が分岐する運行上の重要な場所に当たります。その場所を尼崎市交通局が通るのは東西方面は50番、南北方面は47番が唯一となります。ただ、データイムのみの運行の47-2番は西大島交差点を曲がって稲葉荘地区及び労災病院を経由して武庫地区へ向かいます。西大島交差点を通過した後、阪神バスの西大島バス停があり、そこに駅名標風の案内板が掲げられていました。稲葉荘2交差点で右に曲がり、JR立花へ向かいます。JR立花(上)ではJR線を跨ぐ高架上のバス停に停車し、ここで乗客が入れ替わります。JR立花を過ぎた後、裁判所を経て最短距離で阪急武庫之荘に向かい、阪急武庫之荘(南)でも乗客が入れ替わります。阪急武庫之荘(南)を出発すると、一旦来た道を戻って山幹通りを西へ向かいます。ここから南武庫之荘地区を走っていくことになるのですが、南武庫之荘9丁目を過ぎると、住宅街の中の1車線道路を通ります。1時間に2本の系統ながらこんな狭い道路を通るなんて驚きです・・・。しかも、ここら辺も47番の単独区間です。守部公園で武庫川行きとすれ違いましたが、無線を使ってやり取りしてました・・・。阪急線の踏切を渡ると、武庫地区の中に入り、武庫地区の住宅街や団地の中を走り抜けると、終点の武庫営業所に到着しました。
武庫地区の路線を受け持つ武庫営業所です。敷地は意外とせまく、本車庫と道路を挟んで向かい側にある第2車庫の2つがありました。広大な敷地を保有している塚口営業所とは対照的ですね・・・。でも、周辺は住宅が並んでいて、ベッドタウンという感じでした。
第6ランナー 45番 武庫営業所9:18→阪急武庫之荘(北)
12-548(神戸200か 613 いすゞKL-LV280L1)
武庫営業所から阪急武庫之荘へ45番に乗車します。45番は営業所から駅へ向かう比較的短距離な系統なのですが、本数は意外と多く、データイムは1時間に4本も設定されています。幹線系統の13番顔負けの本数ですね・・・。車両は古参の2001年式のエルガが来ました。
起点の武庫営業所では既に多数の乗客が待っていて、ほとんどが45番に乗ったため、車内はほぼ満席でした。しかも、次々と停車していくうちにどんどん乗ってきたので、大混雑状態に・・・。恐るべしです。特に武庫元町は武庫地区の中心部らしく商店街が並んでいたのも驚きでした。その近くには尼崎市役所の武庫支所があるのですから、尚更ですね・・・。武庫之荘の住宅街の中を走ってやや遅れを持って終点の阪急武庫之荘(北)に到着しました。所要時間約10分とミニ路線でした・・・。
第7ランナー 40番 阪急武庫之荘(北)9:33→宮ノ北団地
19-790(神戸200か2648 日デPKG-RA274KAN)
次は40番で宮ノ北団地へ向かいます。武庫営業所方面と同じく阪急武庫之荘から北の方へ向かうのですが、宮ノ北団地は武庫営業所よりさらに北にあり、尼崎市の最北端にあります。本数は武庫営業所方面の45・46番より劣るものの、それなり運行されています。
阪急武庫之荘を出ると、武庫之荘4丁目までは45番と同じルートを通ります。武庫之荘4丁目を過ぎて、野間西バス停を通るのですが、その野間西バス停は伊丹市にあります。つまり、尼崎市交通局のバスが伊丹市内を走るという事になりますね・・・(しかも、伊丹市交通局ありますし)。尼崎市交通局のバスが伊丹市を走るのは40・43番の野間西付近と43番の近畿中央病院の2ヶ所だけです(逆に伊丹市交通局は阪急塚口など多数ありますが・・・)。野間西を過ぎると、今度は山陽新幹線の高架下の側道を西へ向かいます。そこに時友バス停があります。常陽中学校を過ぎると、新幹線の高架下から国道171号線に入り、西昆陽交差点で国道から外れると、西昆陽地区の中を走り、宮ノ北団地の中に入り、終点の宮ノ北暖地に到着しました。
宮ノ北団地ですが、文字通り団地の中にあります。バス停は道路上にあるのですが、バスの回転は道路の先に円型のターンテーブルがあり、そこを使っています。ただ、待機場が無く、道路上で待機していました。団地下の回転場って雰囲気ありますね・・・。
第8ランナー 40番 宮ノ北団地9:58→阪急武庫之荘(北)
19-790(神戸200か2648 日デPKG-RA274KAN)
行きと同じ40番で阪急武庫之荘へ戻ります。基本的に行きと同じルートなのですが、常陽中学校付近でルートが少々異なっていて、宮ノ北団地行きは西昆陽1丁目交差点で新幹線高架下から国道に入りますが、阪急武庫之荘方面は西昆陽1丁目交差点の手前で左折し、常陽中学校の裏側を通って新幹線の高架下へ入ります。乗車した時、国道が渋滞していたので、所定のルートによって早い段階で国道から離れる事が出来ました・・・。約20分で阪急武庫之荘に到着しました。
第9ランナー 48-2番 阪急武庫之荘(北)10:25→JR尼崎(北)
14-186(神戸200か1072 三菱ふそうKL-MP37JK)
次は48-2番で武庫之荘からJR尼崎へ向かいます。48-2番は阪急武庫之荘(北)から尼崎方面へ向かう唯一の系統でもあります(阪急武庫之荘(南)ならいくつかありますが・・・)。
ちょっとガラガラな状態で阪急武庫之荘(北)を出発し、次の武庫之荘1丁目までは40・45番などと同じルートを通ります。武庫之荘1丁目を過ぎると、県道606号線を東へ向かいます。その途中で富松城跡というバス停を通ります。富松城は安土桃山時代に存在した城だそうですが、形は留めていないのか形らしきものが見えませんでした・・・。尼崎北小学校から進路を南に変え、暫くすると阪急線の踏切を渡ります。この辺りから乗客がどんどん乗ってきて車内もにわかになってきました・・・。立花支所を過ぎて県道13号線を通りながら尾浜地区を走ります。尾浜交差点で県道13号線から離れますが、その時に福知山線の高架下をくぐります。この辺りは東海道本線と福知山線が合流する辺りですね・・・。因みに48-2番は48番の支線系統のようなものですが、本線格の48番は県道13号線を南下してスポーツセンターなどを通ったうえでJR尼崎(南)に至ります。ただ、48番は平日のみの運行です。48-2番はJR線の北側を沿うように走ってJR尼崎(北)に到着します。ただ、尾浜町2丁目バス停で車椅子の乗車があったため、約5分の遅れで到着しました。最後はかなりの混雑でした・・・。
第10ランナー 51番 JR尼崎(南)11:02→阪神杭瀬
20-125(神戸200か3008 三菱PKG-MP35UK改)
JR尼崎に到着すると、すぐに北口から南口へ移動し、今度は51番に乗車します。51番はJR尼崎から大物地区などを経由して阪神杭瀬に至る比較的短距離な系統ですが、単独区間が多いのが特徴です。
JR尼崎を出発すると、駅前からまっすぐに出る道をそのまま南下し、長洲本通交差点を直進します。長洲本通交差点では多くの系統は曲がって各方面へ向かうのですが、直進するのは51・52番のみです。なので、ここからは51・52番のみが通るルートになります。そして、大物公園に隣接する社協会館バス停を過ぎると、道路が南方面と北方面で段差が付き、高速道路を思わせる雰囲気になってきました・・・。東大物町1丁目を過ぎると、阪神の大物駅が見えてきて、阪神線の高架下をくぐります。しかし、51番は阪神大物駅は通らず、駅前にある大物駅南交差点
を左折し、阪神本線の高架に沿った道路を通ります。ここからが51番の単独区間です。そして、阪神線の高架をくぐって南方面へ向かうと、工場に囲まれた道路を通り、杭瀬南新町2丁目バス停を過ぎると、進路を北に変えて阪神杭瀬に到着しました。
阪神杭瀬バス停は杭瀬駅の高架の真下にあり、北方向と南方向それぞれにバス乗り場が置かれています。ただ、南方向は51番のみで、それ以外は北方向から出ています。回転場は無いので、どうやら道路を使って回転しているようですね・・・。
第11ランナー 12番 阪神杭瀬11:21→JR尼崎(北)
20-125(神戸200か3008 三菱PKG-MP35UK改)
次は12番でJR尼崎に戻ります。車両は何と前ランナーと同じ車両でした。よくわからないのですが、南方面から来たバスは回転できないようで、51番は51番として折り返さずに他の系統に変わるようですね・・・。実際にも前ランナーが到着した後、すぐに51番JR尼崎行きが来たのですが、車両は別でした。
阪神杭瀬を出ると、国道2号線を交差し、杭瀬バス停に着きます。ここで多数の乗客が乗ってきました。どうやら、この辺りが杭瀬の中心部のようです・・・。杭瀬団地、常光寺とどんどん乗ってきて、常光寺元町交差点で左に曲がり、尼崎工業高校交差点で再び北へ進路を変え、JR線をくぐります。JR線をくぐるとすぐにJR尼崎(北)に到着しました。12番は阪急塚口行きですが、ここで下車します。
第12ランナー 52番 JR尼崎(南)11:38→JR尼崎(南)
23-557(神戸200か3865 いすゞLKG-LV234L3)
JR尼崎に到着すると、また南口へ移動し、今度は52番に乗車します。52番はJR尼崎からコスモ工業団地を経てJR尼崎に戻るラケット型循環路線です。尼崎市交通局でラケット型循環は意外と52番が唯一です。車両は2012年式のLKG代のエルガでした。それ、実は初乗車なんですよね・・・。
JR尼崎を出ると、東大物町1丁目までは51番と同じルートを通りますが、阪神大物駅前にある大物駅南交差点を直進してから単独区間に入ります。とはいえ、単独区間に入ってすぐに阪神大物バス停に到着します。場所を少し変えて51番も連絡できればいいのに・・・と思ったりします。東本町で国道43号線と交差し、更に南下していくのですが、工場が目立ってきました。阪神線より南側を走ると、大抵は工業地帯の中を走る事が尼崎市交通局のポイントでしょうか・・・。北初島町交差点で右に曲がり、ラケット型循環区間に入ります。コスモ工業団地前バス停を過ぎた交差点で鋭角曲がりし、来た道をJR尼崎に向かって戻って行きます。マイナーな系統であるせいか、乗客は多くなく、概ね空いていました。
第13ランナー 23番 JR尼崎(南)12:25→戸ノ内
24-562(神戸200か4099 いすゞQPG-LV234L3)
12時過ぎにJR尼崎に到着した後、慌ただしく昼食を摂り、次は23番で園田エリアへ向かいます。そこで、12時25分発の23番に乗るわけですが、バスがなかなか来ません・・・。一体どうしたのかと思ったら、約10分の遅れでバスが来ました。阪神尼崎発なので、そんなに走っていないのに10分も遅れるなんてJR尼崎まで何かあったのでしょうね・・・。やってきたのは最新のエルガでした。
JR尼崎(南)を出ると、JR線に沿った道路を東へ向かい、古川バス停を過ぎるとJR線をくぐって北へ向かいます。次屋バス停を過ぎると、すぐの交差点を右に曲がってちょっと狭い道路を通って今度は県道43号線を南下していきます。すると、神崎橋が見えてきました。その神崎橋を渡ると、大阪府に入ります。つまり、兵庫県の端っこまで来た感じでしょうか・・・。しかし、バスは神崎橋は渡らず、橋の手前の神崎橋西詰交差点を左折し、神崎川に沿った道路を通って行きます。川から離れて住宅街の中を走ると、遊女塚バス停に着きました。ここは史跡遊女塚のあるところで、法然上人と五人遊女の説話にゆかりの塚だそうです。川に飛び込んだ遊女の亡骸を葬ったものと伝えられているそうで・・・。更に北上していき、藻川を渡ると阪急線の高架が見えてきました。高架下にある交差点を左折し、阪急線の北側を走ると、阪急園田(北)に到着しました。ここで多数の乗客が降りていきますが、乗車扱いはせずに北口を通り過ぎて、阪急園田の西にある交差点を曲がって今度は阪急線の南側を通って阪急園田(南)に到着し、ここで乗車扱いが行われました。阪急園田はバスプールが無く、北口と南口をうまく使い分けているそうで・・・。
阪急園田を出ると、先ほど来た道を元に戻り、行きで通った東園田橋の手前で左折し、藻川の側の道路を走り、今度は戸ノ内橋で猪名川を渡り、戸ノ内地区の中に入ります。そしたら、各バス停では阪急園田方面のバスを待つ乗客が・・・。そうそう、このバスはまだ遅れを引きずったままで走っていたのです。こうして、約10分の遅れで終点の戸ノ内に到着しました。戸ノ内バス停は最近になって改装されたようで、真新しいバス停になっていました。
第14ランナー 23番 戸ノ内13:00→阪急園田(北)
24-562(神戸200か4099 いすゞQPG-LV234L3)
前ランナーのバスが遅れていたので、バスは一息つく暇もなく、すぐに阪神尼崎行きとして折り返しました。私の方でも戸ノ内での撮影をする暇もなく折り返しの便に乗り込みます。約10分で阪急園田(北)に到着し、ここで下車。
第15ランナー 20番 阪急園田(北)13:34→東園田
16-839(神戸200か1613 日野PK-HR7JPAE)
次は20番に乗車します。20番は東園田~阪急園田~JR猪名寺を結ぶ系統ですが、全区間が阪急線より北を走っており、園田ローカル線のような感じです。しかも、単独区間が多いのも特徴です。来た車両は日野HRでしたが、車両を見ると16-839!第2ランナーの30番で乗ったのと同じ車両ではないですか。尼崎の南西部で会った車両が北東部で会うとは・・・、塚口営業所のエリアの広さを痛感しました・・・。
阪急園田を出ると、次の交差点で左折し、北へ向かいます。東園田6丁目バス停を過ぎて猪名川の堤防が見えてくるともう終点の東園田に到着しました。阪急園田から3つ目でもう終点です。
東園田には休憩所がありました。その休憩所は阪急園田発着路線の休憩所として機能しているようで、私がいる間だけで回送バスが2台ほど出入りしていました。とはいえ、阪急園田発着路線は尼崎交通事業振興に委託している関係で尼崎交通事業振興への委託車を示す赤丸にAのマークが付いた車両が並んでいました・・・。因みに尼崎市交通局では営業所以外に2つの休憩所があり、そのうちの1つが東園田です。
バス停近くの堤防を登ってみると、猪名川が流れていました。つまり、東園田バス停は猪名川の側にあったのです。そして、川の対岸は大阪府なので、こっちも兵庫県の端っこということになりますね・・・。
第16ランナー 20番 東園田13:48→JR猪名寺
16-843(神戸200か1616 日野PK-HR7JPAE)
東園田からは20番でJR猪名寺に向かいます。車両は前ランナーの折り返しかと思ったら、別の車両でした・・・。同じHRだけど。
東園田を3名で出発し、阪急園田で多数乗ってきました。となると、阪急園田を境に乗客数に差が出るようですね・・・。阪急園田を出ると、今度は北へ向きを変え、住宅街の中を走ります。すると、園田競馬場の手前まで来ました。そういえば、数年前にスルッとKANSAIバスまつりが園田競馬場で開催された時、シャトルバスが20番と同じルートで運行されていたのを思い出しました。あの時は尼崎市交通局と阪急バスの共同運行でしたね・・・。とはいえ、園田競馬場は基本的に平日しか開催されないので、辺りはひっそりとしていました。競馬場の手前のT字路を左折し、そのまま西へ向かいます。住宅街の中を走るだけに各停留所で降車扱いが続きます。そして、新幹線の高架が見えてくると、猪名寺バス停。そして、新幹線の高架をくぐると、終点のJR猪名寺に到着しました。
JR猪名寺は東口に発着していました。東口は尼崎市交通局と阪急バスが発着しているのですが、阪急バスの方はそんなに本数が多くなく、30分ヘッドの尼崎市交通局の方がよく来るという感じでした。
第17ランナー 20番 JR猪名寺14:20→阪急園田(北)
16-843(神戸200か1616 日野PK-HR7JPAE)
バスは10分ぐらいの折り返しで東園田行きになり、そのまま乗り込みます。JR猪名寺ではのどかな印象があったのですが、出発時刻が迫ってくると、乗客がどんどん乗ってきました。とはいえ、座席の半分ぐらいでしたが、20番って典型的な生活路線という感じでしょうか・・・。JR猪名寺から約15分で阪急園田に到着し、ここで下車します。私以外にも結構降りて行ったので、阪急園田を境に乗客数に差が出る事は変わりありませんね・・・。
第18ランナー 22番 阪急園田(北)14:45→久々知
20-109(神戸200か2979 三菱ふそうPKG-MP35UM改)
約10分待って今度は22番阪神尼崎行きに乗車します。22番の乗り場では結構多くの乗客が待っていて、ほとんどが22番に乗車し、立ち客が出るほど混んでいました。特に阪急~JR~阪神間の系統は結構需要あるという感じですね。しかも、駅間の利用も結構あるみたいですし・・・。
阪急園田を出発すると、20番と同じように北へ向かいます。競馬場から一つ先の田能口までの停留所は20番と同じなのですが、実際はルートは微妙に異なります。ルートが異なるのは園田地区会館~競馬場なのですが、途中停留所は20番と22番とともに東園田3丁目と椎堂で同じです。ルートが違うのならあえて別々にした方がわかりやすいのでは・・・と思ったりします。田能口で20番と別れて南へ向きを変えます。この辺りになると、乗客もどんどん下車して行き、混雑していた車内は少しずつ空いてきました。新幹線の高架をくぐって園田支所から県道41号線に入ります。そして、阪急線を踏切で渡ると、若王子に到着。ここは11・12・21・22番が分かれていく交通上の重要な場所なのですが、阪急園田では若王子の乗り場案内が出ていたのに驚きました・・・。城ノ堀から山幹通りに入り、名神と並走します。その中で、JR線を跨ぎ、久々知交差点で県道13号線に入り、久々知で下車します。
久々知で下車したのは塚口営業所を見るためです。塚口営業所のすぐ近くに交通局バス停があるのですが、22番の阪急園田行きしか停車しないので、阪神尼崎行きでは久々知で下車して歩くしかありません。さて、塚口営業所は交通局が入っているため、建物や敷地が広く、しかも工場も入っています。更に多数のバスも留置されていました・・・。とりあえず、2つの営業所に立ち寄るというミッションは完了です。
第19ランナー 58番 阪神水道前15:18→阪急塚口
20-120(神戸200か2990 三菱ふそうPKG-MP35UM改)
営業所から県道13号線まで歩き、阪神水道前からバスに乗ります。阪神水道前から阪急塚口へ行くバスは阪急バスが多く、尼崎市交通局は58番しかありません。しかも、その58番は半分が阪急バスの運行なのですから・・・。でも、次来る便が尼崎市交通局担当便でよかったです(もし、阪急バスだったら運賃払う必要ありますからね・・・)。
阪神水道前を過ぎると、県道13号線をそのまま北上していきます。ビッコロシアターバス停を通るのですが、そのバス停はJR塚口駅の近くにあります。尼崎市交通局ではJR塚口バス停があるのですが、駅から少し離れた南方にあり、ひよっとしたら、ビッコロシアターの方が近いのでは・・・と思ったりします。東塚口町1交差点で左折し、そのまま西へ向かい、阪急塚口に到着しました。
第20ランナー 14番 阪急塚口15:29→阪急出屋敷
24-560(神戸200か4097 いすゞQPG-LV234L3)
前ランナーで阪急塚口に到着すると、すぐに14番に乗り換えましたが、車内はほぼ座席が埋まっていました。駅と駅を結ぶ幹線系統だからがゆえに利用客が多いでしょうね・・・。
阪急塚口を出て県道142号線に入ったものの、早くも南塚口1丁目で右折し、県道から離れます。その時、園田学園女子大学の側を通ります。実は園田学園女子大学を通るバスは14番のみで、この辺りは14番の単独区間でもあります。そして、立花支所で早くも車内に動きがあり、乗客の入れ替わりも目立つようになってきました。立花支所を過ぎて山幹通りを西の方へ進み、桂木交差点で道意線に入り、南下していきます。そして、JR線が近付くと、高架に入り、JR立花(上)に到着しました。ここで乗客の入れ替わりがありましたが、阪急塚口を出た時より少しは減った感じです。JR立花を出て次の浜浦町で東へ向きを変え、市役所前の交差点で再び南へ向きを変えます。立花支所と市役所の両方を通る系統は14番と31番があるのですが、31番は直進しているに対し、14番はJR立花を経由する事で遠回りしているんですよね・・・。この後、2車線道路を南下していくだけですが、各停留所での降車が相次ぎ、車内もだんだん空いてきました。昭和通8丁目で国道2号線と交差しますが、14番は一旦国道2号線に入り、国道2号線上にある昭和通8丁目バス停を通った後、次の昭和通7丁目交差点で右折し、再び南下します。第1ランナーの時に述べましたが、14番は国道2号線を通る数少ない尼崎市交通局の系統でもあります。竹谷小学校を過ぎると、終点の阪神出屋敷に到着しました。
第21ランナー 80-2番 阪神出屋敷16:32→大浜1丁目
18-853(神戸200か2334 日野PJ-KV234L1)
阪神出屋敷で約30分待った後80-2番に乗車します。80-2番は80-1番と共に阪神出屋敷~武庫川間の阪神線沿線を循環する系統で、半分は住宅街、半分は工業地帯の中を走ります。本数はそんなに多くなく、ローカル系統といってもいいでしょうか・・・。そういった感じなので、中型ロングが入っているのかと思ったら、乗車便は大型のブルーリボンⅡでした・・・。さて、右回りの80-1番と左回りの80-2番があるのですが、阪神線より南の区間は乗った事があるので、阪神沿線より北の区間を先に通る80-2番を選びました。
阪神出屋敷を出ると、14番で通った道を北上していきますが、竹谷小学校側の交差点で左折します。さっそく80-1・80-2番の単独区間に入ります。因みに阪神線より南側は全区間で他の系統と重複しているに対し、北側は単独区間が多いです。この区間は住宅街で、昔からある住宅が並んでいます。まさに生活路線的な感じでしょうか・・・。蓬川を渡り、琴浦神社前で道意線と交差し、すぐに神社の門前を通ります。生活感あふれていますね・・・。そして、大庄西で県道192号線に入り、南下していきます。ここからは47・47-2番と同じルートを通ります。国道43号線の側線に入って武庫川に到着しました。ここが一区切りで、今度は阪神線の南側の工業団地の中を走ります。武庫川を出て元浜地区の住宅街の中を走ります。実は阪神バスへの以上に伴うダイヤ改正で30・90番と共にルート変更が行われ、元浜町2・3丁目経由から国道43号線の側道経由(武庫川町3丁目経由)に変わることになっています。従って、80-2番がここを通るのは尼崎市交通局の終焉とともに見れなくなってしまいます(因みに80-1番と30・90番の武庫川行きは従来通り)。武庫川町南交差点で県道192号線に入り、そのまま南下します。そんな中で大浜町1丁目で下車します。
大浜町1丁目で下車した後、90番のルートに従って尼崎テクノランド前まで歩きました(時間があったので・・・)。てゆうか、大浜町1丁目から尼崎テクノランド前まで一番短いルートでも徒歩5~10分と意外と近いので、遠回りしても十分かと・・・。そこで、90番の単独区間はほぼすべて工業団地の中にあるだけに静かでした・・・。
ようやく、尼崎テクノランド前に到着。しかし、1日に1本しかないバスがそろそろ着くというのに誰もいない・・・。さて、実は阪神バスへの以上に伴うダイヤ改正で尼崎テクノランド前バス停の移動が行われ、このバス停もお見納めになってしまいます。尼崎テクノランド前バス停は阪神高速の尼崎末広出入口側と末広町1丁目交差点で交差する4車線道路上の2ヶ所があるのですが、改正後は4車線道路上にあるバス停に集約されることになっています。
第22ランナー 90番 尼崎テクノランド前17:31→武庫川
20-119(神戸200か2989 三菱ふそうPKG-MP35UM改)
さて、次は90番の武庫川行きに乗車します。90番は朝の尼崎テクノランド前行きと夕方の武庫川行きの各1本ずつのみの運行ですが、今回はその武庫川行きに乗ります。バスは阪神出屋敷方面から鶴町経由で回送バスとしてやってきましたが、車両はエアロスターでした。朝はブルーリボンⅡでしたが、往路と復路で運用が別々になっているようですね・・・。
バスの出発時刻になっても誰も現れて来ず、結局貸切状態で出発。阪神高速の高架下をくぐり、パナソニックの倉庫の前にある末広町を通ります。このルートは尼崎テクノランド前バス停の移動に合わせてバスが通らなくなってしまいます。通るのは90番武庫川行きと60・85番の末広町行きのみですが・・・。末広町からはパナソニックの倉庫を囲むように周回し、尼崎スポーツの森から北へ向きを変えます。工業団地内をのんびりと走って大浜町2丁目から県道192号線に入ります。今のとこ乗客が乗って来ず、貸切状態のまま・・・。そして、元浜の辺りで渋滞に引っ掛かりました。もちろん、国道43号線の武庫川交差点がらみの渋滞です。夕方になって自動車が増えるとああいう事になってしまうんでしょうね・・・。武庫川町南交差点で県道192号線から分かれると、そのまま武庫川に到着。渋滞による遅れをそのまま引きずった形です。とはいえ、バスは回送となってすぐに武庫川を出て行きましたが・・・。
第23ランナー 30番 武庫川17:57→阪急塚口
15-837(神戸200か1356 日野KL-HR1JNEE)
次は30番で一気に北上します。しかし、バスがなかなか来ません・・・。もしや、あの武庫川交差点がらみの渋滞に引っ掛かったのでは・・・?と。そう考えていると、18時頃にバスがやってきて、すぐに阪急塚口行きとして折り返しました。KL代のHRでした。
武庫川を出て、大浜町1丁目の辺りからぼちぼち乗客が乗ってくるようになりました。何せ、30番はこの地区から阪神線より北へ行く唯一の系統でもありますからね・・・。とはいえ、本数は基本的に1時間に1本と少ないですが・・・。中浜から道意線に入り、ひたすら北へ行くだけとなります。そういや、JR立花以南で道意線を南北に走るのは30番と60番のみで、60番は平日朝夕のみなので実質的に30番が唯一ということになりますね・・・。実際に道意線の各停留所で乗車がそこそこあったのは意外でした。阪神センタープールでは阪神の高架下付近にバス停がありそこでも乗降が見られました。あの辺りは競艇場もあるので、競艇開催日にはギャンブラーの利用もあるのでしょうね・・・。JR線を跨ぐ高架に入り、JR立花(上)に到着、ここで乗客の入れ替わりがありました。今度は14番と同じルートで山幹通り経由で立花支所を通り、南塚口地区を北上し、阪急線の踏切を渡ります。ここは第9ランナーの48-2番で通った道ですね・・・。尼崎北小学校の交差点で右折し、県道606号線を東へ向かいます。その時、バス停が尼崎北小学校、塚口小学校と2連続で小学校の名前が続きます。それほど2つの小学校が近接していたとは驚きです・・・。しかも、市立。おそらく、たまたま学区の区境に学校が近接していたのかもしれませんね・・・。塚口町4交差点で県道142号線に入り、南下します。阪急線をくぐって阪急塚口に到着しました。
第24ランナー 13番 阪急塚口18:51→阪神尼崎
17-777(神戸200か1994 日デPK-JP360MAN)
次は最終ランナーにあたる13番に乗車します。最後は尼崎市交通局で本数を誇る13番と決めていました。13番は阪急塚口~阪神尼崎間を最短距離で結び、平日10分ヘッド(13-2番と合わせて)、土休日15分ヘッドと本数が多く、しかも乗客も多いのが特徴です。更に他の系統にありがちなあちこち経由する形ではなく、ほとんど県道142号線(五合橋線)を通ってまっすぐ向かう事も特徴です。それだけに代表的な感じですね・・・。車両は日デJPの17-777、社番がスリーセブンですね!
座席の半分以上が埋まった状態で阪急塚口を出発すると、大塚交差点から県道142号線(五合橋線)に入ります。この後はひたすら南下するだけです・・・。次の南塚口町1丁目でそこそこ乗ってきて、ここから13番の単独区間に入ります。県道142号線(五合橋線)をひたすら走る13番でも意外と13番の単独区間が2ヶ所あります。この内1つが南塚口町1丁目~新庄下橋間です。途中に南塚口町7丁目バス停があり、13番しか発着しない唯一のバス停でもあります。48・48-2番と合流した新庄下橋で名神の下をくぐります。そして、尾浜西口を過ぎると、48・48-2番が東の方へ別れ、1区間だけの単独区間に入ります。その間、東海道本線を跨ぐ跨線橋を上下します。すると、右手に公園が広がり、その中で芦原陸橋南交差点に着きます。そこを西へ行くと市役所に至ります。暫く走ると、尼崎総合医療センターに到着します。平日のみ13-2番が玄関前に乗り入れますが、13番は病院手前の道路上のバス停で乗降扱いします。玄関の明かりから土休日でも病院がやっているのがわかりますね・・・。尼崎総合医療センターまでに乗客の半分以上が降りて行ったので、車内はやや空いてきました。尼崎総合医療センターを過ぎると、東難波町3丁目、東難波町4丁目、地方合同庁舎、昭和通と短間隔でバス停が続くのですが、乗降が無いのでそのまま通過し、国道2号線と交差する十間交差点を過ぎると、もう阪神尼崎に到着しました。
19時15分ごろ、ゴールの阪神尼崎に到着しました。バスは降車扱いを終えると、そのまま回送で阪神尼崎を出て行きました。朝6時35分から24回のバスを乗り継いでの旅はここでお終いです。当日は1日乗車券を利用しましたが、普通のように利用すると、5000円オーバーなのでかなり乗った感じですね・・・。
こうして、一日乗車券を利用して尼崎市交通局全体を回ってきたのですが、尼崎市交通局の表情は大きく分けて以下の4つ感じました。
1.阪急、JR、阪神線の駅間の連絡及び生活路線としての顔
2.武庫地区の生活路線
3.東部地区の川沿い
4.阪神線より南側の工業地帯
尼崎市交通局は尼崎市内の公共交通を担う公営事業者なだけにいろんな使命を背負っているのだと感じたものです。尼崎市交通局は無くなりますが、ほぼ現状維持で阪神バスへ引き継がれるの事で、どのような展開になるか楽しみなところです。
以上です。
尼崎市交通局
ですが、移譲を前に尼崎市交通局の魅力を再発見するために一日乗車券を利用して各エリアを回ってきました。その時の様子をレポートします。
第1ランナー 50番 JR尼崎(南)6:35→南警察署西分庁舎
20-118(神戸200か2988 三菱ふそうPKG-MP35UK改)
スタートはJR尼崎ですが、まずは1日1往復しか走らない90番に乗るべく武庫川へ向かいます。でも、第1ランナーは50番を選びました。50番はJR尼崎から市役所、立花駅、稲葉荘地区、国道2号線などを経由し、阪神出屋敷へ向かう路線なのですが、あちこち行くので本当に遠回りという感じなので、魅力の再発見にとってはもってこいな路線です。車内で一日乗車券を購入し、いざ乗って見ると、乗客はわずか・・・。早朝という事もありますが・・・。
尼崎駅を出ると、小田地区会館前を経て西へ向かいます。そして、13番などが通る県道142号線(五合橋線)に入り、尼崎総合医療センターの手前を通ります。平日にはJR尼崎から尼崎総合医療センターの玄関前まで行く50-3番も運行されています。一応、50番もJR線からのアクセスを担っていますね・・・。水道局で左に曲がると公園らしきものや大きな施設らしきものが広がっている中を通り、市役所に到着します。市役所って尼崎駅に近いイメージあったのですが、実際は立花駅が最寄りなんですね・・・。市役所を過ぎて、JR立花に到着。少しずつ増えていた乗客もここでほとんどが下車。JR立花を過ぎてもまた西方向へ向かい、今度は稲葉荘地区へ。稲葉荘地区を通るバスは50番と47-2番のみで、47-2番は昼間のみの運行だから、実質的に50番が稲葉荘地区の地域輸送を担っているんですね・・・。稲葉荘地区を過ぎると、今度は国道2号線を東へ向かいます。国道2号線といえば阪神バスが多数通っているのですが、尼崎市交通局は意外と少なく、50番以外は14・47-2・49番が僅かに通るだけなんですよね・・・。しかも、50番は阪神バスの尼崎営業所の前を堂々と通るんですよね・・・。そんな中で尼崎営業所の少し手前で阪神バスが昨年末に投入したエアロスターノンステの593とすれ違いました。当日は国道線での運用でした。南警察署西分庁舎で下車。
第2ランナー 30番 南警察署西分庁舎7:09→武庫川
16-839(神戸200か1613 日野PK-HR7JPAE)
元々南警察署西分庁舎で50番から30番に乗り継ぐ予定をしてたのですが、乗り継ぎが2分しかない上に前ランナーが少し遅れてたので、本当に乗り継ぎできるのかが心配でしたが、ギリギリで乗り継げました・・・。50番の乗り場と30番の乗り場は1つの横断歩道を渡る必要あるのですが、下車時は青信号だったのでよかったのですが、赤信号だったら行かれてしまうところでした・・・。さて、今度の30番は日野HRでした。立花駅から続く道意線を南下しているのですが、暫くすると競艇場が見え、更に阪神のセンタープール駅の手前を通りました。ここでそこそこの乗降がありました・・・。阪神線を抜けると、今度は工業地帯の中に入り、工場が並ぶ中を通り抜けます。当日は土休日の朝なので、辺りは閑散としていました・・・。特に工場の並ぶ中を走る八幡橋バス停周辺はそうでした・・・。大浜1丁目から県道192号線に入り、国道43号線と交差する武庫川交差点手前の武庫川町南交差点で左折し、元浜に住宅街の中を走って、終点の武庫川に到着しました。武庫川手前で狭隘道路を通るとは驚きました・・・。
武庫川は阪神武庫川駅から少し離れた国道43号線の高架下にあります。駅から少し離れているため、阪神武庫川ではなく武庫川なんですね・・・。まっ、武庫川の側にあるのも事実ですし・・・。でも、高架下にあるバス停である点もある意味味がありますね。
第3ランナー 90番 武庫川7:50→尼崎テクノラインド前
18-856(神戸200か2337 日野PJ-KV234L1)
次は1日1往復(平日と土曜日のみ)しか運行されない90番に乗車します。90番は武庫川から尼崎テクノランドを結ぶ路線で、武庫川から工業団地への通勤輸送を担っている感じですね・・・。でも、平日のみながらJR立花から60番、阪神出屋敷から85番が出ているので、駅からやや離れたとこから出る90番は大丈夫かなと思ったら、意外とそこそこ乗ってきたのに驚きました・・・。武庫川を出て大浜1丁目までは30番と同じルートですが、大浜1丁目バス停のある大浜交差点からが90番の単独区間となります。従って、ここら辺にバスが来るのは1日に1往復しかないという事になりますね・・・。大浜2丁目交差点で右折し、クボタの工場が並ぶ中を走り、パナソニックの倉庫の外周を半周すると、末広町。60・85番はここが起終点です。そして、阪神高速の尼崎末広出入口の側に来ると、終点の尼崎テクノランド前に到着しました。武庫川から乗ってきた乗客のほとんどがここまで乗り通したのは驚きでした・・・。
尼崎テクノランド前に到着し、乗客が全員降車しましたが、みんな海岸方面へ歩いて行きました(どうやら、海岸方面にある工場への通勤客のようです)。一方、バスは回送表示に切り替え、すぐに走り去っていきました。おそらく、鶴町経由で阪神出屋敷の近くにある操車場へ行ったのかもしれませんね・・・。帰りのバスは夕方まで無いということで、大浜1丁目バス停まで歩いていきます。尼崎テクノランド前から大浜1丁目バス停までは道路一本で約10分の徒歩で行く事が出来ます。
第4ランナー 30番 大浜1丁目8:18→武庫川
14-187(神戸200か1073 三菱ふそうKL-MP37JK)
大浜1丁目バス停は30・80-1・80-2番が終日通っていますが、バス停周辺は道路工事中のため、武庫川方面のバス停が仮バス停になっていました。しばし待つと、30番武庫川行きがやってきたので、そこに乗ります。県道192号線を北上するだけなのですが、武庫川付近で通称二国の国道43号線と交差するため、その信号待ちによるちょっとした渋滞に引っ掛かったものの、国道43号線と交差する武庫川交差点の手前の武庫川町南交差点で左折し、住宅街の中を走って終点の武庫川に到着しました。
第5ランナー 47番 武庫川8:30→武庫営業所
20-114(神戸200か2984 三菱ふそうPKG-MP35UK改)
90番を片づけた後は47番で一気に北上し、武庫エリアへ向かいます。車両も武庫所属のエアロスターノンステに・・・。
武庫川を出発すると、国道43号線の高架下の側道を通り、武庫川交差点で県道192号線に入り、ひたすら北上していきます。大庄西からは47番の単独区間に入ります。JR沿線や阪急沿線から武庫エリアへ行く系統の中で47番は単独区間が多いので、見ごたえがあると思います。西大島交差点で県道192号線から県道42号線に変わりながらそのまま北上していきます。西大島といえば、阪神国道(国道2号線)と尼宝線(県道42号線)が接続する場所で、阪神バスにとって尼崎方面と宝塚方面と西宮方面の系統が分岐する運行上の重要な場所に当たります。その場所を尼崎市交通局が通るのは東西方面は50番、南北方面は47番が唯一となります。ただ、データイムのみの運行の47-2番は西大島交差点を曲がって稲葉荘地区及び労災病院を経由して武庫地区へ向かいます。西大島交差点を通過した後、阪神バスの西大島バス停があり、そこに駅名標風の案内板が掲げられていました。稲葉荘2交差点で右に曲がり、JR立花へ向かいます。JR立花(上)ではJR線を跨ぐ高架上のバス停に停車し、ここで乗客が入れ替わります。JR立花を過ぎた後、裁判所を経て最短距離で阪急武庫之荘に向かい、阪急武庫之荘(南)でも乗客が入れ替わります。阪急武庫之荘(南)を出発すると、一旦来た道を戻って山幹通りを西へ向かいます。ここから南武庫之荘地区を走っていくことになるのですが、南武庫之荘9丁目を過ぎると、住宅街の中の1車線道路を通ります。1時間に2本の系統ながらこんな狭い道路を通るなんて驚きです・・・。しかも、ここら辺も47番の単独区間です。守部公園で武庫川行きとすれ違いましたが、無線を使ってやり取りしてました・・・。阪急線の踏切を渡ると、武庫地区の中に入り、武庫地区の住宅街や団地の中を走り抜けると、終点の武庫営業所に到着しました。
武庫地区の路線を受け持つ武庫営業所です。敷地は意外とせまく、本車庫と道路を挟んで向かい側にある第2車庫の2つがありました。広大な敷地を保有している塚口営業所とは対照的ですね・・・。でも、周辺は住宅が並んでいて、ベッドタウンという感じでした。
第6ランナー 45番 武庫営業所9:18→阪急武庫之荘(北)
12-548(神戸200か 613 いすゞKL-LV280L1)
武庫営業所から阪急武庫之荘へ45番に乗車します。45番は営業所から駅へ向かう比較的短距離な系統なのですが、本数は意外と多く、データイムは1時間に4本も設定されています。幹線系統の13番顔負けの本数ですね・・・。車両は古参の2001年式のエルガが来ました。
起点の武庫営業所では既に多数の乗客が待っていて、ほとんどが45番に乗ったため、車内はほぼ満席でした。しかも、次々と停車していくうちにどんどん乗ってきたので、大混雑状態に・・・。恐るべしです。特に武庫元町は武庫地区の中心部らしく商店街が並んでいたのも驚きでした。その近くには尼崎市役所の武庫支所があるのですから、尚更ですね・・・。武庫之荘の住宅街の中を走ってやや遅れを持って終点の阪急武庫之荘(北)に到着しました。所要時間約10分とミニ路線でした・・・。
第7ランナー 40番 阪急武庫之荘(北)9:33→宮ノ北団地
19-790(神戸200か2648 日デPKG-RA274KAN)
次は40番で宮ノ北団地へ向かいます。武庫営業所方面と同じく阪急武庫之荘から北の方へ向かうのですが、宮ノ北団地は武庫営業所よりさらに北にあり、尼崎市の最北端にあります。本数は武庫営業所方面の45・46番より劣るものの、それなり運行されています。
阪急武庫之荘を出ると、武庫之荘4丁目までは45番と同じルートを通ります。武庫之荘4丁目を過ぎて、野間西バス停を通るのですが、その野間西バス停は伊丹市にあります。つまり、尼崎市交通局のバスが伊丹市内を走るという事になりますね・・・(しかも、伊丹市交通局ありますし)。尼崎市交通局のバスが伊丹市を走るのは40・43番の野間西付近と43番の近畿中央病院の2ヶ所だけです(逆に伊丹市交通局は阪急塚口など多数ありますが・・・)。野間西を過ぎると、今度は山陽新幹線の高架下の側道を西へ向かいます。そこに時友バス停があります。常陽中学校を過ぎると、新幹線の高架下から国道171号線に入り、西昆陽交差点で国道から外れると、西昆陽地区の中を走り、宮ノ北団地の中に入り、終点の宮ノ北暖地に到着しました。
宮ノ北団地ですが、文字通り団地の中にあります。バス停は道路上にあるのですが、バスの回転は道路の先に円型のターンテーブルがあり、そこを使っています。ただ、待機場が無く、道路上で待機していました。団地下の回転場って雰囲気ありますね・・・。
第8ランナー 40番 宮ノ北団地9:58→阪急武庫之荘(北)
19-790(神戸200か2648 日デPKG-RA274KAN)
行きと同じ40番で阪急武庫之荘へ戻ります。基本的に行きと同じルートなのですが、常陽中学校付近でルートが少々異なっていて、宮ノ北団地行きは西昆陽1丁目交差点で新幹線高架下から国道に入りますが、阪急武庫之荘方面は西昆陽1丁目交差点の手前で左折し、常陽中学校の裏側を通って新幹線の高架下へ入ります。乗車した時、国道が渋滞していたので、所定のルートによって早い段階で国道から離れる事が出来ました・・・。約20分で阪急武庫之荘に到着しました。
第9ランナー 48-2番 阪急武庫之荘(北)10:25→JR尼崎(北)
14-186(神戸200か1072 三菱ふそうKL-MP37JK)
次は48-2番で武庫之荘からJR尼崎へ向かいます。48-2番は阪急武庫之荘(北)から尼崎方面へ向かう唯一の系統でもあります(阪急武庫之荘(南)ならいくつかありますが・・・)。
ちょっとガラガラな状態で阪急武庫之荘(北)を出発し、次の武庫之荘1丁目までは40・45番などと同じルートを通ります。武庫之荘1丁目を過ぎると、県道606号線を東へ向かいます。その途中で富松城跡というバス停を通ります。富松城は安土桃山時代に存在した城だそうですが、形は留めていないのか形らしきものが見えませんでした・・・。尼崎北小学校から進路を南に変え、暫くすると阪急線の踏切を渡ります。この辺りから乗客がどんどん乗ってきて車内もにわかになってきました・・・。立花支所を過ぎて県道13号線を通りながら尾浜地区を走ります。尾浜交差点で県道13号線から離れますが、その時に福知山線の高架下をくぐります。この辺りは東海道本線と福知山線が合流する辺りですね・・・。因みに48-2番は48番の支線系統のようなものですが、本線格の48番は県道13号線を南下してスポーツセンターなどを通ったうえでJR尼崎(南)に至ります。ただ、48番は平日のみの運行です。48-2番はJR線の北側を沿うように走ってJR尼崎(北)に到着します。ただ、尾浜町2丁目バス停で車椅子の乗車があったため、約5分の遅れで到着しました。最後はかなりの混雑でした・・・。
第10ランナー 51番 JR尼崎(南)11:02→阪神杭瀬
20-125(神戸200か3008 三菱PKG-MP35UK改)
JR尼崎に到着すると、すぐに北口から南口へ移動し、今度は51番に乗車します。51番はJR尼崎から大物地区などを経由して阪神杭瀬に至る比較的短距離な系統ですが、単独区間が多いのが特徴です。
JR尼崎を出発すると、駅前からまっすぐに出る道をそのまま南下し、長洲本通交差点を直進します。長洲本通交差点では多くの系統は曲がって各方面へ向かうのですが、直進するのは51・52番のみです。なので、ここからは51・52番のみが通るルートになります。そして、大物公園に隣接する社協会館バス停を過ぎると、道路が南方面と北方面で段差が付き、高速道路を思わせる雰囲気になってきました・・・。東大物町1丁目を過ぎると、阪神の大物駅が見えてきて、阪神線の高架下をくぐります。しかし、51番は阪神大物駅は通らず、駅前にある大物駅南交差点
を左折し、阪神本線の高架に沿った道路を通ります。ここからが51番の単独区間です。そして、阪神線の高架をくぐって南方面へ向かうと、工場に囲まれた道路を通り、杭瀬南新町2丁目バス停を過ぎると、進路を北に変えて阪神杭瀬に到着しました。
阪神杭瀬バス停は杭瀬駅の高架の真下にあり、北方向と南方向それぞれにバス乗り場が置かれています。ただ、南方向は51番のみで、それ以外は北方向から出ています。回転場は無いので、どうやら道路を使って回転しているようですね・・・。
第11ランナー 12番 阪神杭瀬11:21→JR尼崎(北)
20-125(神戸200か3008 三菱PKG-MP35UK改)
次は12番でJR尼崎に戻ります。車両は何と前ランナーと同じ車両でした。よくわからないのですが、南方面から来たバスは回転できないようで、51番は51番として折り返さずに他の系統に変わるようですね・・・。実際にも前ランナーが到着した後、すぐに51番JR尼崎行きが来たのですが、車両は別でした。
阪神杭瀬を出ると、国道2号線を交差し、杭瀬バス停に着きます。ここで多数の乗客が乗ってきました。どうやら、この辺りが杭瀬の中心部のようです・・・。杭瀬団地、常光寺とどんどん乗ってきて、常光寺元町交差点で左に曲がり、尼崎工業高校交差点で再び北へ進路を変え、JR線をくぐります。JR線をくぐるとすぐにJR尼崎(北)に到着しました。12番は阪急塚口行きですが、ここで下車します。
第12ランナー 52番 JR尼崎(南)11:38→JR尼崎(南)
23-557(神戸200か3865 いすゞLKG-LV234L3)
JR尼崎に到着すると、また南口へ移動し、今度は52番に乗車します。52番はJR尼崎からコスモ工業団地を経てJR尼崎に戻るラケット型循環路線です。尼崎市交通局でラケット型循環は意外と52番が唯一です。車両は2012年式のLKG代のエルガでした。それ、実は初乗車なんですよね・・・。
JR尼崎を出ると、東大物町1丁目までは51番と同じルートを通りますが、阪神大物駅前にある大物駅南交差点を直進してから単独区間に入ります。とはいえ、単独区間に入ってすぐに阪神大物バス停に到着します。場所を少し変えて51番も連絡できればいいのに・・・と思ったりします。東本町で国道43号線と交差し、更に南下していくのですが、工場が目立ってきました。阪神線より南側を走ると、大抵は工業地帯の中を走る事が尼崎市交通局のポイントでしょうか・・・。北初島町交差点で右に曲がり、ラケット型循環区間に入ります。コスモ工業団地前バス停を過ぎた交差点で鋭角曲がりし、来た道をJR尼崎に向かって戻って行きます。マイナーな系統であるせいか、乗客は多くなく、概ね空いていました。
第13ランナー 23番 JR尼崎(南)12:25→戸ノ内
24-562(神戸200か4099 いすゞQPG-LV234L3)
12時過ぎにJR尼崎に到着した後、慌ただしく昼食を摂り、次は23番で園田エリアへ向かいます。そこで、12時25分発の23番に乗るわけですが、バスがなかなか来ません・・・。一体どうしたのかと思ったら、約10分の遅れでバスが来ました。阪神尼崎発なので、そんなに走っていないのに10分も遅れるなんてJR尼崎まで何かあったのでしょうね・・・。やってきたのは最新のエルガでした。
JR尼崎(南)を出ると、JR線に沿った道路を東へ向かい、古川バス停を過ぎるとJR線をくぐって北へ向かいます。次屋バス停を過ぎると、すぐの交差点を右に曲がってちょっと狭い道路を通って今度は県道43号線を南下していきます。すると、神崎橋が見えてきました。その神崎橋を渡ると、大阪府に入ります。つまり、兵庫県の端っこまで来た感じでしょうか・・・。しかし、バスは神崎橋は渡らず、橋の手前の神崎橋西詰交差点を左折し、神崎川に沿った道路を通って行きます。川から離れて住宅街の中を走ると、遊女塚バス停に着きました。ここは史跡遊女塚のあるところで、法然上人と五人遊女の説話にゆかりの塚だそうです。川に飛び込んだ遊女の亡骸を葬ったものと伝えられているそうで・・・。更に北上していき、藻川を渡ると阪急線の高架が見えてきました。高架下にある交差点を左折し、阪急線の北側を走ると、阪急園田(北)に到着しました。ここで多数の乗客が降りていきますが、乗車扱いはせずに北口を通り過ぎて、阪急園田の西にある交差点を曲がって今度は阪急線の南側を通って阪急園田(南)に到着し、ここで乗車扱いが行われました。阪急園田はバスプールが無く、北口と南口をうまく使い分けているそうで・・・。
阪急園田を出ると、先ほど来た道を元に戻り、行きで通った東園田橋の手前で左折し、藻川の側の道路を走り、今度は戸ノ内橋で猪名川を渡り、戸ノ内地区の中に入ります。そしたら、各バス停では阪急園田方面のバスを待つ乗客が・・・。そうそう、このバスはまだ遅れを引きずったままで走っていたのです。こうして、約10分の遅れで終点の戸ノ内に到着しました。戸ノ内バス停は最近になって改装されたようで、真新しいバス停になっていました。
第14ランナー 23番 戸ノ内13:00→阪急園田(北)
24-562(神戸200か4099 いすゞQPG-LV234L3)
前ランナーのバスが遅れていたので、バスは一息つく暇もなく、すぐに阪神尼崎行きとして折り返しました。私の方でも戸ノ内での撮影をする暇もなく折り返しの便に乗り込みます。約10分で阪急園田(北)に到着し、ここで下車。
第15ランナー 20番 阪急園田(北)13:34→東園田
16-839(神戸200か1613 日野PK-HR7JPAE)
次は20番に乗車します。20番は東園田~阪急園田~JR猪名寺を結ぶ系統ですが、全区間が阪急線より北を走っており、園田ローカル線のような感じです。しかも、単独区間が多いのも特徴です。来た車両は日野HRでしたが、車両を見ると16-839!第2ランナーの30番で乗ったのと同じ車両ではないですか。尼崎の南西部で会った車両が北東部で会うとは・・・、塚口営業所のエリアの広さを痛感しました・・・。
阪急園田を出ると、次の交差点で左折し、北へ向かいます。東園田6丁目バス停を過ぎて猪名川の堤防が見えてくるともう終点の東園田に到着しました。阪急園田から3つ目でもう終点です。
東園田には休憩所がありました。その休憩所は阪急園田発着路線の休憩所として機能しているようで、私がいる間だけで回送バスが2台ほど出入りしていました。とはいえ、阪急園田発着路線は尼崎交通事業振興に委託している関係で尼崎交通事業振興への委託車を示す赤丸にAのマークが付いた車両が並んでいました・・・。因みに尼崎市交通局では営業所以外に2つの休憩所があり、そのうちの1つが東園田です。
バス停近くの堤防を登ってみると、猪名川が流れていました。つまり、東園田バス停は猪名川の側にあったのです。そして、川の対岸は大阪府なので、こっちも兵庫県の端っこということになりますね・・・。
第16ランナー 20番 東園田13:48→JR猪名寺
16-843(神戸200か1616 日野PK-HR7JPAE)
東園田からは20番でJR猪名寺に向かいます。車両は前ランナーの折り返しかと思ったら、別の車両でした・・・。同じHRだけど。
東園田を3名で出発し、阪急園田で多数乗ってきました。となると、阪急園田を境に乗客数に差が出るようですね・・・。阪急園田を出ると、今度は北へ向きを変え、住宅街の中を走ります。すると、園田競馬場の手前まで来ました。そういえば、数年前にスルッとKANSAIバスまつりが園田競馬場で開催された時、シャトルバスが20番と同じルートで運行されていたのを思い出しました。あの時は尼崎市交通局と阪急バスの共同運行でしたね・・・。とはいえ、園田競馬場は基本的に平日しか開催されないので、辺りはひっそりとしていました。競馬場の手前のT字路を左折し、そのまま西へ向かいます。住宅街の中を走るだけに各停留所で降車扱いが続きます。そして、新幹線の高架が見えてくると、猪名寺バス停。そして、新幹線の高架をくぐると、終点のJR猪名寺に到着しました。
JR猪名寺は東口に発着していました。東口は尼崎市交通局と阪急バスが発着しているのですが、阪急バスの方はそんなに本数が多くなく、30分ヘッドの尼崎市交通局の方がよく来るという感じでした。
第17ランナー 20番 JR猪名寺14:20→阪急園田(北)
16-843(神戸200か1616 日野PK-HR7JPAE)
バスは10分ぐらいの折り返しで東園田行きになり、そのまま乗り込みます。JR猪名寺ではのどかな印象があったのですが、出発時刻が迫ってくると、乗客がどんどん乗ってきました。とはいえ、座席の半分ぐらいでしたが、20番って典型的な生活路線という感じでしょうか・・・。JR猪名寺から約15分で阪急園田に到着し、ここで下車します。私以外にも結構降りて行ったので、阪急園田を境に乗客数に差が出る事は変わりありませんね・・・。
第18ランナー 22番 阪急園田(北)14:45→久々知
20-109(神戸200か2979 三菱ふそうPKG-MP35UM改)
約10分待って今度は22番阪神尼崎行きに乗車します。22番の乗り場では結構多くの乗客が待っていて、ほとんどが22番に乗車し、立ち客が出るほど混んでいました。特に阪急~JR~阪神間の系統は結構需要あるという感じですね。しかも、駅間の利用も結構あるみたいですし・・・。
阪急園田を出発すると、20番と同じように北へ向かいます。競馬場から一つ先の田能口までの停留所は20番と同じなのですが、実際はルートは微妙に異なります。ルートが異なるのは園田地区会館~競馬場なのですが、途中停留所は20番と22番とともに東園田3丁目と椎堂で同じです。ルートが違うのならあえて別々にした方がわかりやすいのでは・・・と思ったりします。田能口で20番と別れて南へ向きを変えます。この辺りになると、乗客もどんどん下車して行き、混雑していた車内は少しずつ空いてきました。新幹線の高架をくぐって園田支所から県道41号線に入ります。そして、阪急線を踏切で渡ると、若王子に到着。ここは11・12・21・22番が分かれていく交通上の重要な場所なのですが、阪急園田では若王子の乗り場案内が出ていたのに驚きました・・・。城ノ堀から山幹通りに入り、名神と並走します。その中で、JR線を跨ぎ、久々知交差点で県道13号線に入り、久々知で下車します。
久々知で下車したのは塚口営業所を見るためです。塚口営業所のすぐ近くに交通局バス停があるのですが、22番の阪急園田行きしか停車しないので、阪神尼崎行きでは久々知で下車して歩くしかありません。さて、塚口営業所は交通局が入っているため、建物や敷地が広く、しかも工場も入っています。更に多数のバスも留置されていました・・・。とりあえず、2つの営業所に立ち寄るというミッションは完了です。
第19ランナー 58番 阪神水道前15:18→阪急塚口
20-120(神戸200か2990 三菱ふそうPKG-MP35UM改)
営業所から県道13号線まで歩き、阪神水道前からバスに乗ります。阪神水道前から阪急塚口へ行くバスは阪急バスが多く、尼崎市交通局は58番しかありません。しかも、その58番は半分が阪急バスの運行なのですから・・・。でも、次来る便が尼崎市交通局担当便でよかったです(もし、阪急バスだったら運賃払う必要ありますからね・・・)。
阪神水道前を過ぎると、県道13号線をそのまま北上していきます。ビッコロシアターバス停を通るのですが、そのバス停はJR塚口駅の近くにあります。尼崎市交通局ではJR塚口バス停があるのですが、駅から少し離れた南方にあり、ひよっとしたら、ビッコロシアターの方が近いのでは・・・と思ったりします。東塚口町1交差点で左折し、そのまま西へ向かい、阪急塚口に到着しました。
第20ランナー 14番 阪急塚口15:29→阪急出屋敷
24-560(神戸200か4097 いすゞQPG-LV234L3)
前ランナーで阪急塚口に到着すると、すぐに14番に乗り換えましたが、車内はほぼ座席が埋まっていました。駅と駅を結ぶ幹線系統だからがゆえに利用客が多いでしょうね・・・。
阪急塚口を出て県道142号線に入ったものの、早くも南塚口1丁目で右折し、県道から離れます。その時、園田学園女子大学の側を通ります。実は園田学園女子大学を通るバスは14番のみで、この辺りは14番の単独区間でもあります。そして、立花支所で早くも車内に動きがあり、乗客の入れ替わりも目立つようになってきました。立花支所を過ぎて山幹通りを西の方へ進み、桂木交差点で道意線に入り、南下していきます。そして、JR線が近付くと、高架に入り、JR立花(上)に到着しました。ここで乗客の入れ替わりがありましたが、阪急塚口を出た時より少しは減った感じです。JR立花を出て次の浜浦町で東へ向きを変え、市役所前の交差点で再び南へ向きを変えます。立花支所と市役所の両方を通る系統は14番と31番があるのですが、31番は直進しているに対し、14番はJR立花を経由する事で遠回りしているんですよね・・・。この後、2車線道路を南下していくだけですが、各停留所での降車が相次ぎ、車内もだんだん空いてきました。昭和通8丁目で国道2号線と交差しますが、14番は一旦国道2号線に入り、国道2号線上にある昭和通8丁目バス停を通った後、次の昭和通7丁目交差点で右折し、再び南下します。第1ランナーの時に述べましたが、14番は国道2号線を通る数少ない尼崎市交通局の系統でもあります。竹谷小学校を過ぎると、終点の阪神出屋敷に到着しました。
第21ランナー 80-2番 阪神出屋敷16:32→大浜1丁目
18-853(神戸200か2334 日野PJ-KV234L1)
阪神出屋敷で約30分待った後80-2番に乗車します。80-2番は80-1番と共に阪神出屋敷~武庫川間の阪神線沿線を循環する系統で、半分は住宅街、半分は工業地帯の中を走ります。本数はそんなに多くなく、ローカル系統といってもいいでしょうか・・・。そういった感じなので、中型ロングが入っているのかと思ったら、乗車便は大型のブルーリボンⅡでした・・・。さて、右回りの80-1番と左回りの80-2番があるのですが、阪神線より南の区間は乗った事があるので、阪神沿線より北の区間を先に通る80-2番を選びました。
阪神出屋敷を出ると、14番で通った道を北上していきますが、竹谷小学校側の交差点で左折します。さっそく80-1・80-2番の単独区間に入ります。因みに阪神線より南側は全区間で他の系統と重複しているに対し、北側は単独区間が多いです。この区間は住宅街で、昔からある住宅が並んでいます。まさに生活路線的な感じでしょうか・・・。蓬川を渡り、琴浦神社前で道意線と交差し、すぐに神社の門前を通ります。生活感あふれていますね・・・。そして、大庄西で県道192号線に入り、南下していきます。ここからは47・47-2番と同じルートを通ります。国道43号線の側線に入って武庫川に到着しました。ここが一区切りで、今度は阪神線の南側の工業団地の中を走ります。武庫川を出て元浜地区の住宅街の中を走ります。実は阪神バスへの以上に伴うダイヤ改正で30・90番と共にルート変更が行われ、元浜町2・3丁目経由から国道43号線の側道経由(武庫川町3丁目経由)に変わることになっています。従って、80-2番がここを通るのは尼崎市交通局の終焉とともに見れなくなってしまいます(因みに80-1番と30・90番の武庫川行きは従来通り)。武庫川町南交差点で県道192号線に入り、そのまま南下します。そんな中で大浜町1丁目で下車します。
大浜町1丁目で下車した後、90番のルートに従って尼崎テクノランド前まで歩きました(時間があったので・・・)。てゆうか、大浜町1丁目から尼崎テクノランド前まで一番短いルートでも徒歩5~10分と意外と近いので、遠回りしても十分かと・・・。そこで、90番の単独区間はほぼすべて工業団地の中にあるだけに静かでした・・・。
ようやく、尼崎テクノランド前に到着。しかし、1日に1本しかないバスがそろそろ着くというのに誰もいない・・・。さて、実は阪神バスへの以上に伴うダイヤ改正で尼崎テクノランド前バス停の移動が行われ、このバス停もお見納めになってしまいます。尼崎テクノランド前バス停は阪神高速の尼崎末広出入口側と末広町1丁目交差点で交差する4車線道路上の2ヶ所があるのですが、改正後は4車線道路上にあるバス停に集約されることになっています。
第22ランナー 90番 尼崎テクノランド前17:31→武庫川
20-119(神戸200か2989 三菱ふそうPKG-MP35UM改)
さて、次は90番の武庫川行きに乗車します。90番は朝の尼崎テクノランド前行きと夕方の武庫川行きの各1本ずつのみの運行ですが、今回はその武庫川行きに乗ります。バスは阪神出屋敷方面から鶴町経由で回送バスとしてやってきましたが、車両はエアロスターでした。朝はブルーリボンⅡでしたが、往路と復路で運用が別々になっているようですね・・・。
バスの出発時刻になっても誰も現れて来ず、結局貸切状態で出発。阪神高速の高架下をくぐり、パナソニックの倉庫の前にある末広町を通ります。このルートは尼崎テクノランド前バス停の移動に合わせてバスが通らなくなってしまいます。通るのは90番武庫川行きと60・85番の末広町行きのみですが・・・。末広町からはパナソニックの倉庫を囲むように周回し、尼崎スポーツの森から北へ向きを変えます。工業団地内をのんびりと走って大浜町2丁目から県道192号線に入ります。今のとこ乗客が乗って来ず、貸切状態のまま・・・。そして、元浜の辺りで渋滞に引っ掛かりました。もちろん、国道43号線の武庫川交差点がらみの渋滞です。夕方になって自動車が増えるとああいう事になってしまうんでしょうね・・・。武庫川町南交差点で県道192号線から分かれると、そのまま武庫川に到着。渋滞による遅れをそのまま引きずった形です。とはいえ、バスは回送となってすぐに武庫川を出て行きましたが・・・。
第23ランナー 30番 武庫川17:57→阪急塚口
15-837(神戸200か1356 日野KL-HR1JNEE)
次は30番で一気に北上します。しかし、バスがなかなか来ません・・・。もしや、あの武庫川交差点がらみの渋滞に引っ掛かったのでは・・・?と。そう考えていると、18時頃にバスがやってきて、すぐに阪急塚口行きとして折り返しました。KL代のHRでした。
武庫川を出て、大浜町1丁目の辺りからぼちぼち乗客が乗ってくるようになりました。何せ、30番はこの地区から阪神線より北へ行く唯一の系統でもありますからね・・・。とはいえ、本数は基本的に1時間に1本と少ないですが・・・。中浜から道意線に入り、ひたすら北へ行くだけとなります。そういや、JR立花以南で道意線を南北に走るのは30番と60番のみで、60番は平日朝夕のみなので実質的に30番が唯一ということになりますね・・・。実際に道意線の各停留所で乗車がそこそこあったのは意外でした。阪神センタープールでは阪神の高架下付近にバス停がありそこでも乗降が見られました。あの辺りは競艇場もあるので、競艇開催日にはギャンブラーの利用もあるのでしょうね・・・。JR線を跨ぐ高架に入り、JR立花(上)に到着、ここで乗客の入れ替わりがありました。今度は14番と同じルートで山幹通り経由で立花支所を通り、南塚口地区を北上し、阪急線の踏切を渡ります。ここは第9ランナーの48-2番で通った道ですね・・・。尼崎北小学校の交差点で右折し、県道606号線を東へ向かいます。その時、バス停が尼崎北小学校、塚口小学校と2連続で小学校の名前が続きます。それほど2つの小学校が近接していたとは驚きです・・・。しかも、市立。おそらく、たまたま学区の区境に学校が近接していたのかもしれませんね・・・。塚口町4交差点で県道142号線に入り、南下します。阪急線をくぐって阪急塚口に到着しました。
第24ランナー 13番 阪急塚口18:51→阪神尼崎
17-777(神戸200か1994 日デPK-JP360MAN)
次は最終ランナーにあたる13番に乗車します。最後は尼崎市交通局で本数を誇る13番と決めていました。13番は阪急塚口~阪神尼崎間を最短距離で結び、平日10分ヘッド(13-2番と合わせて)、土休日15分ヘッドと本数が多く、しかも乗客も多いのが特徴です。更に他の系統にありがちなあちこち経由する形ではなく、ほとんど県道142号線(五合橋線)を通ってまっすぐ向かう事も特徴です。それだけに代表的な感じですね・・・。車両は日デJPの17-777、社番がスリーセブンですね!
座席の半分以上が埋まった状態で阪急塚口を出発すると、大塚交差点から県道142号線(五合橋線)に入ります。この後はひたすら南下するだけです・・・。次の南塚口町1丁目でそこそこ乗ってきて、ここから13番の単独区間に入ります。県道142号線(五合橋線)をひたすら走る13番でも意外と13番の単独区間が2ヶ所あります。この内1つが南塚口町1丁目~新庄下橋間です。途中に南塚口町7丁目バス停があり、13番しか発着しない唯一のバス停でもあります。48・48-2番と合流した新庄下橋で名神の下をくぐります。そして、尾浜西口を過ぎると、48・48-2番が東の方へ別れ、1区間だけの単独区間に入ります。その間、東海道本線を跨ぐ跨線橋を上下します。すると、右手に公園が広がり、その中で芦原陸橋南交差点に着きます。そこを西へ行くと市役所に至ります。暫く走ると、尼崎総合医療センターに到着します。平日のみ13-2番が玄関前に乗り入れますが、13番は病院手前の道路上のバス停で乗降扱いします。玄関の明かりから土休日でも病院がやっているのがわかりますね・・・。尼崎総合医療センターまでに乗客の半分以上が降りて行ったので、車内はやや空いてきました。尼崎総合医療センターを過ぎると、東難波町3丁目、東難波町4丁目、地方合同庁舎、昭和通と短間隔でバス停が続くのですが、乗降が無いのでそのまま通過し、国道2号線と交差する十間交差点を過ぎると、もう阪神尼崎に到着しました。
19時15分ごろ、ゴールの阪神尼崎に到着しました。バスは降車扱いを終えると、そのまま回送で阪神尼崎を出て行きました。朝6時35分から24回のバスを乗り継いでの旅はここでお終いです。当日は1日乗車券を利用しましたが、普通のように利用すると、5000円オーバーなのでかなり乗った感じですね・・・。
こうして、一日乗車券を利用して尼崎市交通局全体を回ってきたのですが、尼崎市交通局の表情は大きく分けて以下の4つ感じました。
1.阪急、JR、阪神線の駅間の連絡及び生活路線としての顔
2.武庫地区の生活路線
3.東部地区の川沿い
4.阪神線より南側の工業地帯
尼崎市交通局は尼崎市内の公共交通を担う公営事業者なだけにいろんな使命を背負っているのだと感じたものです。尼崎市交通局は無くなりますが、ほぼ現状維持で阪神バスへ引き継がれるの事で、どのような展開になるか楽しみなところです。
以上です。