青い森７０３系

　２０１４年に青い森鉄道では輸送力増強のために新型車両の
　青い森７０３系
　が投入されました。青い森鉄道開業時に投入された青い森７０１系以来となる新車ですが、７０１系自体は既に製造終了しているためなのか、Ｅ７２１系ベースとなっている事がポイントです。



　青い森７０３系は八戸方から青い森７０２形＋青い森７０３形の２両編成を組み、番号はそれぞれ１１～となっています。青い森７０１系が１～なので、その辺りを区別するためでしょうね・・・。外観は基本的にＥ７２１系と同じですが、前面灯に変更点があるようです。
　カラーリングは青い森７０１系と同じですが、キャラクターについてピンク色の「モーリー」が追加されている事がポイントです。


　車内
　です。車内もＥ７２１系がベースになっています。そのため、クロスシートの数が青い森７０１系と比べて増えた事がポイントです。青い森鉄道では八戸～青森間といったやや長い距離を走る列車が多いので、最適なのかもしれませんね・・・。座席の柄もＥ７２１系とは異なったものが採用されています。



　クロスシート部です。Ｅ７２１系と同じですが、モケットはオリジナルとなっています。窓側にはカップを置く台が取り付けられている点もＥ７２１系と同じですね・・・。



　こちらは
　便所
　です。青い森７０２形に設けられています。Ｅ７２１系と同じく電動車いす対応の大型便所となっています。そして、車端部に横向きシートが２脚設けられている点も同じですね・・・。もちろん、便所の向かい側には車いすスペースが設けられています。


　こちらは青い森７０３形の車端部です。Ｅ７２１形と同じくロングシートが設けられています。この部分は優先席に指定されているため、モケットの色が他とは異なっています。でも、色はＥ７２１系と同じなんですね・・・。


　こちらは運転室後部です。Ｅ７２１系と同じ低床仕様なので、構造そのものもＥ７２１系と同じです。運賃表は何気なくＬＣＤとなっていますね・・・。


　各扉の上部にはＬＥＤ式の車内案内表示器が付いています。これもＥ７２１系と同じですが、青い森鉄道にとっては初めてとなる車内案内表示器となりますね・・・。

　Ｅ７２１系ベースの青い森７０３系が登場したわけですが、東北の各地で活躍している７０１系に代替時期が来たとして、代替はＥ７２１系ベースの車両になるのか気になるところですね・・・。Ｅ７２１系はセミクロスシートが基本なので、悪名高い７０１系のオールロングシートから改善されるのかも気になりますね・・・（Ｅ１２９系のような座席配置になるかも・・・ですが・・・）。
　以上です。