2015年1月より常磐線の
竜田~原ノ町間
において、代行バスの運行が開始されました。この区間は福島第一原子力発電所事故に伴う立ち入り規制により代行バスの運行がままならない状態でしたが、常磐線に並行する国道6号線の除染が完了し、通行可能になったに伴って代行バスの運行を開始した形です。そんな代行バスに乗車しましたので、レポートします。
代行バスは
浜通り交通
が運行しており、車両は元JRバス関東のガーラが充当されています。とはいえ、元高速車なので、トイレ付ですね・・・。尚、最前席には空間線量率をモニタリングする装置が置かれていました。何せ、放射線量が高いところを走りますからね・・・。
代行バスは途中駅には停車せず、ノンストップで運行されています。国道6号線の部分だけ除染が終わった程度で、各駅周辺は今でも立ち入り禁止ですから、ノンストップとなったのでしょう。代行バスは1日2往復が設定されており、それぞれ朝と夕方から夜間にかけて設定されています。なので、使いやすいとは言い難い感じですね・・・。
原ノ町駅
は駅前広場に発着していて、広場には専用のバス停ポールが置かれています。私が乗車した便は原ノ町発6時50分ですが、早朝にもかかわらず十数人が乗ってきました。
原ノ町駅の様子です。代行バスが運行されるようになったとはいえ、今でも不通のままなので、運賃表には原ノ町以南が無かったかのような感じになっています。でも、代行バスが運行されるようになったので、その案内が列車案内表示器に表示されるようになりました。
原ノ町駅を出た代行バスは県道262号線を南の方へ走り、国道6号線に入り、それ以降ひたすら国道を通って行きます。
そして、原発に近づくと、立ち入り禁止区域に入り、交差点では柵やゲートが設けられ、ゲートには警備員が立っているのを見かけました。放射線量が高いだけに立ち入りにあたって管理を厳重にしている事が伺えますね・・・。でも、ゲートに立つ警備員の方を見るたびに多数の放射能を浴びるので健康に影響ないか気がかりになってしまったものです。因みに柵は交差点だけでなく、住宅の入口などにもまめに設けられていました。
こちらは立ち入り禁止に伴って実質的に営業を休止しているゲーセンです。一部が壊れているのですが、多分東日本大震災の被害だと思われます。でも、被害を受けたものの、原発事故による立ち入り禁止で復旧もままならないまま4年経っているわけなんですね・・・。
福島第二原子力発電所のエネルギー館です。エネルギーについてを開設するための施設だと思われます。
こちらは沿線の各所で見られた汚染物質置き場です。除染作業において、放射能に汚染された物質が発生するわけですが、その物質を袋に入れて空き地に置いてるんですよね・・・。これを見ると、原発事故の影響の大きさを痛感させられました。
こちらは除染作業だと思われます。除染作業で汚染された土砂を取り除く必要があるんですね・・・。こういう様子を見ると除染作業の大変さを感じました。
竜田駅に近づくと、国道6号線から離れ、原ノ町から約1時間で
竜田駅
に到着しました。バス停は竜田駅前に設けられており、ポールも駅舎前に置いてありました。乗客は全員駅舎の中に入り、そのまま列車に乗り継いで行きました。バスはいわき市にある車庫へ向かっていったのだと思われます。
竜田からは列車が通じているので、列車に乗っていわき方面へ向かいました。2014年に広野~竜田間が運行再開しましたが、広野折り返しが引き続き設定されている関係で、竜田に向かう列車の本数はそんなに多くないようです。
因みに代行バスと列車との接続は考慮されていないため、竜田駅では45分ほど待ちました・・・。
代行バスに乗車してみて、荒廃しつつある建物、除染作業、立ち入り禁止区域の管理など原発事故の影響の大きさを身に感じました。でも、不通区間の運行再開に向けて除染作業など色々取り組みがなされているようで、一日早い復旧をお祈りいたします。
以上です。
竜田~原ノ町間
において、代行バスの運行が開始されました。この区間は福島第一原子力発電所事故に伴う立ち入り規制により代行バスの運行がままならない状態でしたが、常磐線に並行する国道6号線の除染が完了し、通行可能になったに伴って代行バスの運行を開始した形です。そんな代行バスに乗車しましたので、レポートします。
代行バスは
浜通り交通
が運行しており、車両は元JRバス関東のガーラが充当されています。とはいえ、元高速車なので、トイレ付ですね・・・。尚、最前席には空間線量率をモニタリングする装置が置かれていました。何せ、放射線量が高いところを走りますからね・・・。
代行バスは途中駅には停車せず、ノンストップで運行されています。国道6号線の部分だけ除染が終わった程度で、各駅周辺は今でも立ち入り禁止ですから、ノンストップとなったのでしょう。代行バスは1日2往復が設定されており、それぞれ朝と夕方から夜間にかけて設定されています。なので、使いやすいとは言い難い感じですね・・・。
原ノ町駅
は駅前広場に発着していて、広場には専用のバス停ポールが置かれています。私が乗車した便は原ノ町発6時50分ですが、早朝にもかかわらず十数人が乗ってきました。
原ノ町駅の様子です。代行バスが運行されるようになったとはいえ、今でも不通のままなので、運賃表には原ノ町以南が無かったかのような感じになっています。でも、代行バスが運行されるようになったので、その案内が列車案内表示器に表示されるようになりました。
原ノ町駅を出た代行バスは県道262号線を南の方へ走り、国道6号線に入り、それ以降ひたすら国道を通って行きます。
そして、原発に近づくと、立ち入り禁止区域に入り、交差点では柵やゲートが設けられ、ゲートには警備員が立っているのを見かけました。放射線量が高いだけに立ち入りにあたって管理を厳重にしている事が伺えますね・・・。でも、ゲートに立つ警備員の方を見るたびに多数の放射能を浴びるので健康に影響ないか気がかりになってしまったものです。因みに柵は交差点だけでなく、住宅の入口などにもまめに設けられていました。
こちらは立ち入り禁止に伴って実質的に営業を休止しているゲーセンです。一部が壊れているのですが、多分東日本大震災の被害だと思われます。でも、被害を受けたものの、原発事故による立ち入り禁止で復旧もままならないまま4年経っているわけなんですね・・・。
福島第二原子力発電所のエネルギー館です。エネルギーについてを開設するための施設だと思われます。
こちらは沿線の各所で見られた汚染物質置き場です。除染作業において、放射能に汚染された物質が発生するわけですが、その物質を袋に入れて空き地に置いてるんですよね・・・。これを見ると、原発事故の影響の大きさを痛感させられました。
こちらは除染作業だと思われます。除染作業で汚染された土砂を取り除く必要があるんですね・・・。こういう様子を見ると除染作業の大変さを感じました。
竜田駅に近づくと、国道6号線から離れ、原ノ町から約1時間で
竜田駅
に到着しました。バス停は竜田駅前に設けられており、ポールも駅舎前に置いてありました。乗客は全員駅舎の中に入り、そのまま列車に乗り継いで行きました。バスはいわき市にある車庫へ向かっていったのだと思われます。
竜田からは列車が通じているので、列車に乗っていわき方面へ向かいました。2014年に広野~竜田間が運行再開しましたが、広野折り返しが引き続き設定されている関係で、竜田に向かう列車の本数はそんなに多くないようです。
因みに代行バスと列車との接続は考慮されていないため、竜田駅では45分ほど待ちました・・・。
代行バスに乗車してみて、荒廃しつつある建物、除染作業、立ち入り禁止区域の管理など原発事故の影響の大きさを身に感じました。でも、不通区間の運行再開に向けて除染作業など色々取り組みがなされているようで、一日早い復旧をお祈りいたします。
以上です。