徳之島総合陸運
は徳之島の路線バスを運行している事業者で、徳之島の路線バスは全てこの事業者によって運行されています。先日に徳之島を訪れましたので、その時の様子を見てみましょう。
まず、車両です。路線バスの車両は全て中小型車です。
写真は
エアロミディ
です。徳之島総合陸運の中型車は2台いて、このうちの1台です。1998年式のKC-MKですが、トップドアになっています。このエアロミディは2台いたのですが、1台は廃車となったようで、写真の415のみ残っています。この車両は「鹿児島22く 415」でしたが、奄美ナンバーの誕生により、「奄美210あ 415」に変更されています。
もう1台の中型車はメルファです。
徳之島総合陸運の主力は
リエッセ
です。リエッセは投入時期によって大きく分けて2つのタイプに分かれます。こちらは1997年式のKC代です。このタイプは45と46の2台がいます。かっては「鹿児島22を」ナンバーでしたが、奄美ナンバーの誕生により「奄美210あ」に変更されています。
こちらはリエッセのもう1つのタイプです。これらはKK代で、2002年から2004年にかけて3台が投入されています。KC代との相違点は後部に行先表示器が付いた事と車内のポールが黒系になったぐらいかな・・・。基本的にほぼ同じです。これらのグループは新製当初は「鹿児島227か」でしたが、奄美ナンバーの誕生により「奄美210か」に変更されています。
以上が徳之島総合陸運の車両たちです。他にも貸切車を保有しています。
次に路線です。徳之島総合陸運の路線は大まかに分けて2路線があります。
こちらは主力である
亀津~花徳~平土野~空港線
です。徳之島の中心部である亀津から東側を通って天城町の中心部である平土野を経て空港に至る路線で、1日8往復(うち2往復は土休日運休)が設定されています。更に平日(学休日運休)には平土野から徳之島の北端にある与名間へ向かう路線も1往復が設定されています。
因みにこの路線は徳之島出身の第40代横綱の朝潮太郎の出身地である井之川を通ります(沿線に看板あり)。
もうひとつが
亀津~犬田布~平土野線
です。こちらは亀津から徳之島の西側を通って平土野に至る路線です。どちらかというと、徳之島の西部にある伊仙町のアクセスを担っています。6往復(うち1往復は平日のみの運行)が設定されていますが、うち2往復は亀津~犬田布間の区間便で、犬田布~平土野間は4往復しかありません。
因みにこの路線はかって長寿で日本一(世界一)だった泉重千代の出身地である伊仙を通ります(沿線に看板あり)。
徳之島の中心部にある
亀津バス停
です。時刻表やHPなどに掲載されている亀津バス停はここです。中心部の狭い路地の中に位置しており、上屋やベンチが置かれています。私は最初亀津に車庫兼バスターミナルがあるかと思ったのですが、そんなものはなく、単に道路上にバス停を置いているだけという印象でした。かってはベンチのある辺りに立派な建物があり、その一部が待合室として使われていたとか・・・。
ただ、このバス停を通るのは平土野方面の便のみで、亀津行きのバスはここを通りません。亀津行きのバスは亀津バス停のある狭隘道路と並行する県道80号線を通って、花徳経由便は亀津中央?、犬田布経由便は亀徳新港が終点となるようです。
亀津バス停付近を走るバスです。本当に狭い路地の中を走っている感じですね・・・。
因みに花徳経由便は大船住宅が起点で、県道80号線(亀津中央バス停など)を通った上で亀津バス停を通り、平土野・空港方面へ向かいます。そして、犬田布経由便は亀津バス停の一つ手前であるエブリワン南店前が起点で、亀津・徳之島高校を経由し、更に県道80号線に入り、亀津中央バス停を通った後犬田布方面へ向かいます。つまり、亀津発の便は中心部のほぼ全てのバス停を通るようなルートになっています。
車庫は中心部から少し外れた徳之島病院の向かい側にあり、バスは全て回送で入庫するようです。
こちらは徳之島総合陸運の
本社
です。県道80号線沿いにあり、本社機能だけでなく、航空券の販売やタクシーの営業所などとしての機能も持っています。下の写真は県道80号線上にある亀津中央バス停です。因みに本社の最寄りバス停はホテルグランドオーシャン前ですが・・・。
こちらは
平土野バス停
です。天城町の中心部にあり、そのすぐ近くには天城町役場があります。どちらかというと、平土野営業所と併設されており、待合室も備えています。その待合室の内部には時刻表と路線図と運賃表が掲示されており、立派なターミナルです。ターミナルが無い亀津とは対照的です・・・。車庫内にハイエースが止まっていますが、これはデマンドバス用で、与名間といった徳之島の北部をカバーしています。
尚、時刻表を見ると、平土野~空港が亀津~花徳~平土野とは別系統として見ている事がわかります(実際は直通ですが・・・)。
平土野バス停付近を通るバスです。花徳経由便は単なる経由地にすぎないのですが、花徳へ行く国道80号線が平土野からやや北にある天城交差点で分かれる関係で空港行きと亀津行きの両方とも天城三叉路→平土野→天城町役場→ポケット公園前→天城三叉路とラケット状で一方循環する事によって平土野を通ります。逆に犬田布経由便は平土野止まりなのでポケット公園→天城町役場→平土野と通って終点となります(亀津行きはその逆)。
こちらは
平土野車庫
です。平土野バス停からやや北にある樟南第二高校の向かい側にあります。徳之島総合陸運のバス車庫は亀津と平土野の2か所あるという事になりますね・・・。ただ、単なる車庫機能のみのようで、整備とかは亀津でやるんでしょうね・・・。
因みに樟南第二高校は独自でスクールバスを運行しているようなので、路線バスのダイヤ上では通学輸送は考慮してないようです。あと、樟南第二高校は甲子園で有名な樟南高校と同じ学校法人で、鹿児島の離島で唯一の私立でもあります。
こちらは
空港バス停
です。花徳経由便のみの乗り入れですが、ダイヤは飛行機との接続は考慮されていないようで、バスに乗るのに長い事待つ必要があるケースも・・・。
こちらは
空港入口バス停
です。県道80号線から空港へ向かう道が分岐する交差点の近くにありますが、通るのは与名間方面のみです。つまり、ここにバスが通るのは1日1往復のみという事になりますね・・・。
以上です。
は徳之島の路線バスを運行している事業者で、徳之島の路線バスは全てこの事業者によって運行されています。先日に徳之島を訪れましたので、その時の様子を見てみましょう。
まず、車両です。路線バスの車両は全て中小型車です。
写真は
エアロミディ
です。徳之島総合陸運の中型車は2台いて、このうちの1台です。1998年式のKC-MKですが、トップドアになっています。このエアロミディは2台いたのですが、1台は廃車となったようで、写真の415のみ残っています。この車両は「鹿児島22く 415」でしたが、奄美ナンバーの誕生により、「奄美210あ 415」に変更されています。
もう1台の中型車はメルファです。
徳之島総合陸運の主力は
リエッセ
です。リエッセは投入時期によって大きく分けて2つのタイプに分かれます。こちらは1997年式のKC代です。このタイプは45と46の2台がいます。かっては「鹿児島22を」ナンバーでしたが、奄美ナンバーの誕生により「奄美210あ」に変更されています。
こちらはリエッセのもう1つのタイプです。これらはKK代で、2002年から2004年にかけて3台が投入されています。KC代との相違点は後部に行先表示器が付いた事と車内のポールが黒系になったぐらいかな・・・。基本的にほぼ同じです。これらのグループは新製当初は「鹿児島227か」でしたが、奄美ナンバーの誕生により「奄美210か」に変更されています。
以上が徳之島総合陸運の車両たちです。他にも貸切車を保有しています。
次に路線です。徳之島総合陸運の路線は大まかに分けて2路線があります。
こちらは主力である
亀津~花徳~平土野~空港線
です。徳之島の中心部である亀津から東側を通って天城町の中心部である平土野を経て空港に至る路線で、1日8往復(うち2往復は土休日運休)が設定されています。更に平日(学休日運休)には平土野から徳之島の北端にある与名間へ向かう路線も1往復が設定されています。
因みにこの路線は徳之島出身の第40代横綱の朝潮太郎の出身地である井之川を通ります(沿線に看板あり)。
もうひとつが
亀津~犬田布~平土野線
です。こちらは亀津から徳之島の西側を通って平土野に至る路線です。どちらかというと、徳之島の西部にある伊仙町のアクセスを担っています。6往復(うち1往復は平日のみの運行)が設定されていますが、うち2往復は亀津~犬田布間の区間便で、犬田布~平土野間は4往復しかありません。
因みにこの路線はかって長寿で日本一(世界一)だった泉重千代の出身地である伊仙を通ります(沿線に看板あり)。
徳之島の中心部にある
亀津バス停
です。時刻表やHPなどに掲載されている亀津バス停はここです。中心部の狭い路地の中に位置しており、上屋やベンチが置かれています。私は最初亀津に車庫兼バスターミナルがあるかと思ったのですが、そんなものはなく、単に道路上にバス停を置いているだけという印象でした。かってはベンチのある辺りに立派な建物があり、その一部が待合室として使われていたとか・・・。
ただ、このバス停を通るのは平土野方面の便のみで、亀津行きのバスはここを通りません。亀津行きのバスは亀津バス停のある狭隘道路と並行する県道80号線を通って、花徳経由便は亀津中央?、犬田布経由便は亀徳新港が終点となるようです。
亀津バス停付近を走るバスです。本当に狭い路地の中を走っている感じですね・・・。
因みに花徳経由便は大船住宅が起点で、県道80号線(亀津中央バス停など)を通った上で亀津バス停を通り、平土野・空港方面へ向かいます。そして、犬田布経由便は亀津バス停の一つ手前であるエブリワン南店前が起点で、亀津・徳之島高校を経由し、更に県道80号線に入り、亀津中央バス停を通った後犬田布方面へ向かいます。つまり、亀津発の便は中心部のほぼ全てのバス停を通るようなルートになっています。
車庫は中心部から少し外れた徳之島病院の向かい側にあり、バスは全て回送で入庫するようです。
こちらは徳之島総合陸運の
本社
です。県道80号線沿いにあり、本社機能だけでなく、航空券の販売やタクシーの営業所などとしての機能も持っています。下の写真は県道80号線上にある亀津中央バス停です。因みに本社の最寄りバス停はホテルグランドオーシャン前ですが・・・。
こちらは
平土野バス停
です。天城町の中心部にあり、そのすぐ近くには天城町役場があります。どちらかというと、平土野営業所と併設されており、待合室も備えています。その待合室の内部には時刻表と路線図と運賃表が掲示されており、立派なターミナルです。ターミナルが無い亀津とは対照的です・・・。車庫内にハイエースが止まっていますが、これはデマンドバス用で、与名間といった徳之島の北部をカバーしています。
尚、時刻表を見ると、平土野~空港が亀津~花徳~平土野とは別系統として見ている事がわかります(実際は直通ですが・・・)。
平土野バス停付近を通るバスです。花徳経由便は単なる経由地にすぎないのですが、花徳へ行く国道80号線が平土野からやや北にある天城交差点で分かれる関係で空港行きと亀津行きの両方とも天城三叉路→平土野→天城町役場→ポケット公園前→天城三叉路とラケット状で一方循環する事によって平土野を通ります。逆に犬田布経由便は平土野止まりなのでポケット公園→天城町役場→平土野と通って終点となります(亀津行きはその逆)。
こちらは
平土野車庫
です。平土野バス停からやや北にある樟南第二高校の向かい側にあります。徳之島総合陸運のバス車庫は亀津と平土野の2か所あるという事になりますね・・・。ただ、単なる車庫機能のみのようで、整備とかは亀津でやるんでしょうね・・・。
因みに樟南第二高校は独自でスクールバスを運行しているようなので、路線バスのダイヤ上では通学輸送は考慮してないようです。あと、樟南第二高校は甲子園で有名な樟南高校と同じ学校法人で、鹿児島の離島で唯一の私立でもあります。
こちらは
空港バス停
です。花徳経由便のみの乗り入れですが、ダイヤは飛行機との接続は考慮されていないようで、バスに乗るのに長い事待つ必要があるケースも・・・。
こちらは
空港入口バス停
です。県道80号線から空港へ向かう道が分岐する交差点の近くにありますが、通るのは与名間方面のみです。つまり、ここにバスが通るのは1日1往復のみという事になりますね・・・。
以上です。