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Channel: 斬剣次郎の鉄道・バス斬り
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仙石東北ライン

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 5月30日に東日本大震災により被害を受けていた仙石線が全線で運行を開始し、これと同時に仙台~石巻間を東北本線と仙石線経由で結ぶ
 仙石東北ライン
 が運行を開始しました。これは東北本線の松島駅付近の東北本線と仙石線が並行する部分に連絡線を設け、東北本線と仙石線を直通運転するというものです。そんな仙石東北ラインに乗車してきましたのでレポートします。




 仙石東北ラインはハイブリッドの
 HB-E210系
 により運行されています。東北本線が交流電化、仙石線が直流電化と電化方式が異なるためですが、交直流デッドセクションを設けずに気動車による運行を選択したためにこういう車両を投入した感じですね・・・。何しろ、JR東日本はハイブリッド車の投入に積極的ですからね・・・。尚、ハイブリッドシステムはキハE200系やHB-E300系と同じシリーズ式です。
 スタイルはE129系を気動車化したような感じですが、カラーは仙石線沿線の桜と路線カラーとJR東日本のカラーを交えたものだそうです。


 HB-E210系にはハイブリッドの文字が各所に見られました。



 行先表示です。仙石東北ラインと行き先の交互表示で、仙石東北ラインは全て快速以上なので、快速と特別快速の表示が付いています。快速は緑ですが、特別快速は赤であることを確認しています。




 車内です。座席配置は
 セミクロスシート
 が基本で、どちらかというと、E721系のスタイルですが、車内にハイブリッドシステムなどの機器室が置かれている関係で変則的な座席配置となっている事がポイントです。ボックスシートが1つしかない部分があったり、ロングシートがやや長めの部分があったりと・・・。尚、ロングシート部分について座席下部に暖房装置があるようで、片持ち式でないようです。



 車端部です。仙台方先頭車のHB-E211形には車いす対応大型便所が設けられています。スタイル的にはE721系と同じで、車端部には横向きシートが設けられています。HB-E212形はロングシートが設けられていますが、機器室の関係で左右で4人と5人と異なっています。




 ハイブリッドシステムを搭載した機器室です。どちらかというと、後位部に設けられています。特に大きなものでは扉間の半分をつぶすほどのスペースを取っていました。でも、その機器室にはハイブリッドシステムの状態を示すモニタが置かれていて、ハイブリッドの状態を確認できるようになっています。とはいえ、ボックスシートの上にあるので、確認しづらいですが・・・。


 運転室後部です。HB-E210系はワンマン運転を行わないので、ワンマン機器は置かれておらず、シンプルな姿になっています。E721系とほぼ同じ感じでしょうか・・・。


 ドア横には押しボタンが置かれています。でも、驚いたことに撮影当時はボタンは開ボタンのみ稼働していて、一旦開けると閉めれないようになっていました。これ、保温の意味が無いような・・・。






 さて、東北本線と仙石線との接続線の通過の様子です。仙石線側から見てみましょう。
 まず、仙石線側から速度制限45km/h以下で連絡線に入ります。連絡線はカーブしていて、安全側線も一緒になっています。でも、列車はほぼ徐行しているような感じで、連絡線上で赤信号によって一旦停車します。信号が青に変わると、ゆっくりと東北本線に入ります。尚、下りの場合は渡り線を通った後連絡線に入ります。

 仙石東北ラインに乗車してみたのですが、意外と乗客が多かったのに驚きました。震災前の仙石線快速列車を引き継いでいるとはいえ、仙台~石巻間の需要がこんなにおおきかったとはおどきました。ただ、私が乗車した快速列車は東北本線内を各駅停車するタイプであったため、東北本線内での乗車が結構あり、仙台に到着した時は立ち客いっぱいでした・・・。
 以上です。

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