伊予鉄南予バスが運行している
長浜~郡中、郡中~両沢線
が6月末で廃止される事になりました。というわけで、長浜~郡中~両沢と乗りに行ってきましたので、レポートします。
伊予長浜駅から少し歩いたところにある
長浜
バス停です。ここが長浜~郡中線の起点となります。長浜の中心部の中にあり、営業所を兼ねています。丁度八幡浜港行きのバスと磯崎行きのバスと郡中行きのバスが出発を待っていました。営業所の中にある時刻表を見ると、全て平日のみの運行となっていました。そうそう、一部の路線の廃止のあった昨年10月改正で長浜管内と大洲管内で全便土休日運休となってしまいました。
まず、
長浜~郡中線
に乗車します。これは長浜~郡中を結ぶ路線ですが、実質的に郡中~両沢線(唐川線)の出入庫便的な存在で、朝の長浜行きと昼の郡中行きの1往復しか設定されていません。とはいえ、全区間にわたって予讃線と並行しています。
車両は1986年式のP-RJ172AAの1565です。少し前まではK-RJの1290が担当していましたが、1290の離脱に伴い、1565が専属となったようです・・・。
車内に入ると、長浜~郡中線と郡中~両沢線の廃止の告知がなされていました。ついにここまで来たかという感じでした。
郡中行きのバスは長浜を12時に出発し、海岸通、長浜農協前を経て
長浜駅前
に到着します。長浜発着路線は全て長浜駅前を通るのですが、八幡浜方面と磯崎方面は駅前でUターンしますが、郡中行きは直進します。そのため、駅前から道路を挟んで向かい側に郡中方面専用のバス停ポールが立っています。ここにバスが止まるのは1日1本のみですね・・・。もちろん廃止告知もありました。
長浜駅前を過ぎると、バスはひたすら国道378号線を通ります。ここはJR線と海に挟まれていますが、線路は高台の上を通っており、線路が見えるのは少ないです。しかし、逆に海の側を走る事が多いので、美しい海を長い事眺める事が出来ます。
更に「日本一海に近い駅」で有名な下灘駅の側にある道路も通るので、道路から下灘駅を眺める事が出来ました。ただ、「下灘駅前」というバス停はありませんでした・・・。
長浜から38分で終点の郡中に到着しました。郡中バス停は伊予鉄道郡中線の郡中駅前にあるだろうと思ったら、郡中港駅前でした・・・。バスは降車扱いを終えてすぐに回送で出て行きました。おそらく齋院営業所まで行くのでしょうね・・・。
こちらが
郡中
バス停です。伊予鉄道郡中線の終点駅である郡中港駅前にあります(JRの伊予市駅すぐでもありますが・・・)。道路上にバス停がありますが、両沢行きは駅舎前、長浜行きは駅舎とは反対側のバス停を使っているようです。ただ、それぞれのバス停ポールには長浜行きと両沢行きの時刻表が掲示されており、どちらから乗ればいいのか分からないんですよね・・・。
15時20分ごろに両沢行きのバスがやってきて、
郡中~両沢線
に乗り込みます。この路線は1日2往復の運行ですが、朝夕に偏っており、朝は郡中行きの1本のみで、それ以外は夕方に集中しています。ただ、両沢へ往復できるのは夕方の1回のみです。車両は長浜~郡中線で乗ったのと同じ車両でした。まぁ、長浜~郡中線と郡中~両沢線は一体で運用されていますからね・・・。
郡中を出ると、伊予市役所を経て国道57号線(大洲街道)に入り、予讃線の伊予大平駅付近まで走り、ここから国道57号線と別れて東方面へ進路を変えます。暫くは2車線道路を山の中へ向かいますが、狭隘道路になってすぐに終点の両沢に到着します。
終点の
両沢
バス停です。両沢の集落の入口にあります。バス手ポールは無く、電柱に板のバス停標をくぐりつけた感じです。こういうタイプって伊予鉄南予バスの各所で見られるんですよね・・・。そして、両沢の文字が見えにくくなっていて、よく見る事によってかろうじて見えるという感じでした。因みに郡中~両沢線はほとんどがポールでした・・・。
両沢の
折り返し場
です。バス停から少し先に行った三差路にあり、バスはバックしながら方向転換し、ここで休憩となります。因みに両沢行きの最終便が両沢に到着した後、ここで停泊し、次の日の朝に郡中に戻るそうです・・・。ただ、金曜日の夕方や月曜日の朝には長浜から回送するみたいですが・・・。
この回転場、なかなかいい感じですね・・・。
バス停から回転場まで通る道ですが、急坂かつ狭い道路を通るんです。山の麓の集落の中にある狭隘道路をバスが通るなんてなかなかいいシーンなんですが、営業区間ではないのは残念ですが・・・。
しばしの休憩を終えて郡中行きのバスがバス停にやってきました。集落の中の狭い道路をバスが下っていくシーンはなかなかいいですね・・・。というか、郡中~両沢線の最大の見どころが両沢バス停~回転場の区間なんですよね・・・。
郡中に戻ると、バスはすぐに回送となって走り去っていきます。
しかし、よく考えてみると、長浜~郡中線と郡中~両沢線の廃止によって伊予鉄南予バスが伊予鉄道の駅への乗り入れが無くなってしまうんですよね・・・。因みに郡中~両沢線はかって松山市駅発着だったそうですが、乗客減によって郡中発着になったとか・・・。
長浜~郡中線と郡中~両沢線の廃止によって伊予鉄南予バスは伊予市内から撤退してしまいます。最近路線の廃止相次いでいるみたいですね・・・。
以上です。
長浜~郡中、郡中~両沢線
が6月末で廃止される事になりました。というわけで、長浜~郡中~両沢と乗りに行ってきましたので、レポートします。
伊予長浜駅から少し歩いたところにある
長浜
バス停です。ここが長浜~郡中線の起点となります。長浜の中心部の中にあり、営業所を兼ねています。丁度八幡浜港行きのバスと磯崎行きのバスと郡中行きのバスが出発を待っていました。営業所の中にある時刻表を見ると、全て平日のみの運行となっていました。そうそう、一部の路線の廃止のあった昨年10月改正で長浜管内と大洲管内で全便土休日運休となってしまいました。
まず、
長浜~郡中線
に乗車します。これは長浜~郡中を結ぶ路線ですが、実質的に郡中~両沢線(唐川線)の出入庫便的な存在で、朝の長浜行きと昼の郡中行きの1往復しか設定されていません。とはいえ、全区間にわたって予讃線と並行しています。
車両は1986年式のP-RJ172AAの1565です。少し前まではK-RJの1290が担当していましたが、1290の離脱に伴い、1565が専属となったようです・・・。
車内に入ると、長浜~郡中線と郡中~両沢線の廃止の告知がなされていました。ついにここまで来たかという感じでした。
郡中行きのバスは長浜を12時に出発し、海岸通、長浜農協前を経て
長浜駅前
に到着します。長浜発着路線は全て長浜駅前を通るのですが、八幡浜方面と磯崎方面は駅前でUターンしますが、郡中行きは直進します。そのため、駅前から道路を挟んで向かい側に郡中方面専用のバス停ポールが立っています。ここにバスが止まるのは1日1本のみですね・・・。もちろん廃止告知もありました。
長浜駅前を過ぎると、バスはひたすら国道378号線を通ります。ここはJR線と海に挟まれていますが、線路は高台の上を通っており、線路が見えるのは少ないです。しかし、逆に海の側を走る事が多いので、美しい海を長い事眺める事が出来ます。
更に「日本一海に近い駅」で有名な下灘駅の側にある道路も通るので、道路から下灘駅を眺める事が出来ました。ただ、「下灘駅前」というバス停はありませんでした・・・。
長浜から38分で終点の郡中に到着しました。郡中バス停は伊予鉄道郡中線の郡中駅前にあるだろうと思ったら、郡中港駅前でした・・・。バスは降車扱いを終えてすぐに回送で出て行きました。おそらく齋院営業所まで行くのでしょうね・・・。
こちらが
郡中
バス停です。伊予鉄道郡中線の終点駅である郡中港駅前にあります(JRの伊予市駅すぐでもありますが・・・)。道路上にバス停がありますが、両沢行きは駅舎前、長浜行きは駅舎とは反対側のバス停を使っているようです。ただ、それぞれのバス停ポールには長浜行きと両沢行きの時刻表が掲示されており、どちらから乗ればいいのか分からないんですよね・・・。
15時20分ごろに両沢行きのバスがやってきて、
郡中~両沢線
に乗り込みます。この路線は1日2往復の運行ですが、朝夕に偏っており、朝は郡中行きの1本のみで、それ以外は夕方に集中しています。ただ、両沢へ往復できるのは夕方の1回のみです。車両は長浜~郡中線で乗ったのと同じ車両でした。まぁ、長浜~郡中線と郡中~両沢線は一体で運用されていますからね・・・。
郡中を出ると、伊予市役所を経て国道57号線(大洲街道)に入り、予讃線の伊予大平駅付近まで走り、ここから国道57号線と別れて東方面へ進路を変えます。暫くは2車線道路を山の中へ向かいますが、狭隘道路になってすぐに終点の両沢に到着します。
終点の
両沢
バス停です。両沢の集落の入口にあります。バス手ポールは無く、電柱に板のバス停標をくぐりつけた感じです。こういうタイプって伊予鉄南予バスの各所で見られるんですよね・・・。そして、両沢の文字が見えにくくなっていて、よく見る事によってかろうじて見えるという感じでした。因みに郡中~両沢線はほとんどがポールでした・・・。
両沢の
折り返し場
です。バス停から少し先に行った三差路にあり、バスはバックしながら方向転換し、ここで休憩となります。因みに両沢行きの最終便が両沢に到着した後、ここで停泊し、次の日の朝に郡中に戻るそうです・・・。ただ、金曜日の夕方や月曜日の朝には長浜から回送するみたいですが・・・。
この回転場、なかなかいい感じですね・・・。
バス停から回転場まで通る道ですが、急坂かつ狭い道路を通るんです。山の麓の集落の中にある狭隘道路をバスが通るなんてなかなかいいシーンなんですが、営業区間ではないのは残念ですが・・・。
しばしの休憩を終えて郡中行きのバスがバス停にやってきました。集落の中の狭い道路をバスが下っていくシーンはなかなかいいですね・・・。というか、郡中~両沢線の最大の見どころが両沢バス停~回転場の区間なんですよね・・・。
郡中に戻ると、バスはすぐに回送となって走り去っていきます。
しかし、よく考えてみると、長浜~郡中線と郡中~両沢線の廃止によって伊予鉄南予バスが伊予鉄道の駅への乗り入れが無くなってしまうんですよね・・・。因みに郡中~両沢線はかって松山市駅発着だったそうですが、乗客減によって郡中発着になったとか・・・。
長浜~郡中線と郡中~両沢線の廃止によって伊予鉄南予バスは伊予市内から撤退してしまいます。最近路線の廃止相次いでいるみたいですね・・・。
以上です。