来る5月30日に東日本大震災の被害によって運行を見合わせていた
仙石線
高城町~陸前小野間が運行再開し、全線復旧します。その全線復旧を前に石巻から乗り歩いてみましたので、レポートします。
石巻から
陸前小野行き
に乗車します。震災後は全線で運行を見合わせていましたが、仙台方から順次運行を再開していた中、石巻方は震災から4ヶ月経った7月に比較的被害が軽微だった石巻~矢本間がキハ110系によって運行を再開し、2012年3月に陸前小野~矢本間が運行を再開しています。震災直後の夏に石巻~矢本間で乗っていましたが、陸前小野まで延びてからはまだ乗っていませんでした。
昼間はキハ110系による2両編成がメインですが、乗車時は夕方だったので4両編成となっていました。とはいえ、ほとんどがガラガラでした・・・。
仙石線石巻口のダイヤです。概ね1時間に1本ですが、半数以上が矢本行きで、陸前小野行きは昼間を中心に8往復が設定されているだけです。
石巻を出て、復興の進む沿線を眺めているうちに陸前赤井で
205系試運転列車
と交換しました。試運転ながら205系が石巻口にやってきたという事は仙石線の復旧工事がほぼ終わり、全線運行再開が目の前にやってきたことを感じさせました。これは本当に喜ばしい限りです。
矢本を過ぎて2012年に運行再開した区間に入りました。路盤もまだ新しい感じでした。
石巻を出て約20分で
陸前小野
に到着しました。乗客の多くは代行バスとの接続駅である矢本で降りてしまっていたので、陸前小野で下車したのはわずかでした。そして、駅標には隣駅の野蒜がシールで隠されている状態でしたが、もうじきそのシールがはがされる事になりますね・・・。
陸前小野駅舎です。駅舎は運行再開に合わせて新築されたもので、無人駅とあってややコンパクトになっています。駅舎内には待合室と売店が設置されています。因みに旧駅舎は1階建てとややコンパクトな駅舎だったようです。
下は陸前小野の時刻表です。1日8本の列車がやってくるだけですが、代行バスも陸前小野駅を通るので、実際は多くの列車が来る形ですね・・・。しかし、運行再開後は1時間に1~2本ぐらいの列車が来るようになりますね・・・。
陸前小野駅から仙台方を眺めたものです。復旧工事もほぼ完了し営業運転再開を待つばかりです。
列車代行バスの陸前小野駅バス停です。駅前すぐの国道上にあり、駅から徒歩で1分ぐらいのところにあります。陸前小野駅は駅前がやや狭いため、バスの乗り入れはできず、国道上で乗降扱いする感じです。
ほどなくして代行バスがやってきたので、そこに乗り込みます。代行バスは2台体制でしたが、乗客はそんなに多くなかった感じです。
陸前小野を出ると、すぐに仙石線の高架橋が見えてきました。この区間は復旧に当たって内陸部へ移転することになっていますが、一部区間は高架となっている事がポイントです。移転するだけでなく、高架化する点もさすがにビックリしました・・・。代行バスはその高架橋をくぐっていきます。因みに高架橋をくぐって暫くすると旧線の側を走ります。
こちらは
野蒜
です。代行バスのバス停は現行の駅前にあります。野蒜も震災の影響を受けていますが、駅舎やホームは流されておらず、形もそのまま留めています。しかし、復旧に当たって線路が内陸側へ移転する事になり、駅自体も内陸へ移設する事になっています。つまり、今の駅は使われなくなってしまう事になります・・・。写真では現行のホームが写っていますが、その奥に新駅がちょっと写っています(見にくいですが・・・)。
高城町駅で代行バスから下車します。バス自体は松島海岸駅へ行きますが、あえて高城町で降りて、駅まで歩いていきます。震災直後に行った時は既に高城町まで運行を再開していたのですが、松島海岸駅までバスに乗っていて、高城町に行っていなかったこともあって、全線運行再開を前に一度行ってみようということにしたわけです。
高城町
です。昔からある住宅街の中にありますが、この辺りは震災による被害を受けていないため、駅前を含めそのままとなっています。震災後はしばらく運行を見合わせていましたが、2011年5月に東塩釜~高城町間の運行再開により、高城町駅も営業再開しています。それ以来、4年間終着駅として機能しています。高城町駅は業務委託駅で、立派な1階建ての駅舎が建っています。
高城町は島式1面のホームを持っています。高城町駅は震災による被害を受けていないので、昔からそのままになっています。ホームの駅標は2つがあり、1つは隣駅の手樽がシールで隠されている状態でしたが、もう一つは震災後に交換された新しいものだったため、手樽の記載がありませんでした。でも、運行再開を前に交換する事になるのでしょうか・・・。
高城町の時刻表です。1時間に1~3本の列車が来ています。というか、松島海岸方面へ行く全ての列車が高城町行きとなっている感じです。とはいえ、普通が中心で、快速は4本のみのようです。因みに私が行った時に発車を待っていた列車がたまたま快速でした・・・。
高城町駅に貼られていた代行バスに関する案内です。実は高城町駅と代行バスの乗り場がかなり離れています。歩いて5~10分ぐらいでしょうか・・・。というのは高城町駅前がかなり狭く、しかも住宅が密集していて、バスが入れない状態になっています。でも、高城町まで列車が走っているので、駅からかなり離れた場所へバス停をおいても問題なしと見ているのでしょうね・・・。
高城町からは快速あおば通行きに乗って仙台へ向かいました。
高城町駅で見かけた5月30日ダイヤ改正の
ポスター
です。仙台~石巻を結ぶ仙石東北ラインの運行開始が注目点となっています。これは高城町~松島海岸間で東北本線と接近している事を利用し、ここに連絡線を設ける事によって東北本線と仙石線との直通列車を運行するという事ですね・・・。仙台~石巻間を約50分で結ぶの事で、これは期待ですね。とはいえ、仙石線が全線運行再開するという記載がやや小さくて驚きました・・・。
以上です。
仙石線
高城町~陸前小野間が運行再開し、全線復旧します。その全線復旧を前に石巻から乗り歩いてみましたので、レポートします。
石巻から
陸前小野行き
に乗車します。震災後は全線で運行を見合わせていましたが、仙台方から順次運行を再開していた中、石巻方は震災から4ヶ月経った7月に比較的被害が軽微だった石巻~矢本間がキハ110系によって運行を再開し、2012年3月に陸前小野~矢本間が運行を再開しています。震災直後の夏に石巻~矢本間で乗っていましたが、陸前小野まで延びてからはまだ乗っていませんでした。
昼間はキハ110系による2両編成がメインですが、乗車時は夕方だったので4両編成となっていました。とはいえ、ほとんどがガラガラでした・・・。
仙石線石巻口のダイヤです。概ね1時間に1本ですが、半数以上が矢本行きで、陸前小野行きは昼間を中心に8往復が設定されているだけです。
石巻を出て、復興の進む沿線を眺めているうちに陸前赤井で
205系試運転列車
と交換しました。試運転ながら205系が石巻口にやってきたという事は仙石線の復旧工事がほぼ終わり、全線運行再開が目の前にやってきたことを感じさせました。これは本当に喜ばしい限りです。
矢本を過ぎて2012年に運行再開した区間に入りました。路盤もまだ新しい感じでした。
石巻を出て約20分で
陸前小野
に到着しました。乗客の多くは代行バスとの接続駅である矢本で降りてしまっていたので、陸前小野で下車したのはわずかでした。そして、駅標には隣駅の野蒜がシールで隠されている状態でしたが、もうじきそのシールがはがされる事になりますね・・・。
陸前小野駅舎です。駅舎は運行再開に合わせて新築されたもので、無人駅とあってややコンパクトになっています。駅舎内には待合室と売店が設置されています。因みに旧駅舎は1階建てとややコンパクトな駅舎だったようです。
下は陸前小野の時刻表です。1日8本の列車がやってくるだけですが、代行バスも陸前小野駅を通るので、実際は多くの列車が来る形ですね・・・。しかし、運行再開後は1時間に1~2本ぐらいの列車が来るようになりますね・・・。
陸前小野駅から仙台方を眺めたものです。復旧工事もほぼ完了し営業運転再開を待つばかりです。
列車代行バスの陸前小野駅バス停です。駅前すぐの国道上にあり、駅から徒歩で1分ぐらいのところにあります。陸前小野駅は駅前がやや狭いため、バスの乗り入れはできず、国道上で乗降扱いする感じです。
ほどなくして代行バスがやってきたので、そこに乗り込みます。代行バスは2台体制でしたが、乗客はそんなに多くなかった感じです。
陸前小野を出ると、すぐに仙石線の高架橋が見えてきました。この区間は復旧に当たって内陸部へ移転することになっていますが、一部区間は高架となっている事がポイントです。移転するだけでなく、高架化する点もさすがにビックリしました・・・。代行バスはその高架橋をくぐっていきます。因みに高架橋をくぐって暫くすると旧線の側を走ります。
こちらは
野蒜
です。代行バスのバス停は現行の駅前にあります。野蒜も震災の影響を受けていますが、駅舎やホームは流されておらず、形もそのまま留めています。しかし、復旧に当たって線路が内陸側へ移転する事になり、駅自体も内陸へ移設する事になっています。つまり、今の駅は使われなくなってしまう事になります・・・。写真では現行のホームが写っていますが、その奥に新駅がちょっと写っています(見にくいですが・・・)。
高城町駅で代行バスから下車します。バス自体は松島海岸駅へ行きますが、あえて高城町で降りて、駅まで歩いていきます。震災直後に行った時は既に高城町まで運行を再開していたのですが、松島海岸駅までバスに乗っていて、高城町に行っていなかったこともあって、全線運行再開を前に一度行ってみようということにしたわけです。
高城町
です。昔からある住宅街の中にありますが、この辺りは震災による被害を受けていないため、駅前を含めそのままとなっています。震災後はしばらく運行を見合わせていましたが、2011年5月に東塩釜~高城町間の運行再開により、高城町駅も営業再開しています。それ以来、4年間終着駅として機能しています。高城町駅は業務委託駅で、立派な1階建ての駅舎が建っています。
高城町は島式1面のホームを持っています。高城町駅は震災による被害を受けていないので、昔からそのままになっています。ホームの駅標は2つがあり、1つは隣駅の手樽がシールで隠されている状態でしたが、もう一つは震災後に交換された新しいものだったため、手樽の記載がありませんでした。でも、運行再開を前に交換する事になるのでしょうか・・・。
高城町の時刻表です。1時間に1~3本の列車が来ています。というか、松島海岸方面へ行く全ての列車が高城町行きとなっている感じです。とはいえ、普通が中心で、快速は4本のみのようです。因みに私が行った時に発車を待っていた列車がたまたま快速でした・・・。
高城町駅に貼られていた代行バスに関する案内です。実は高城町駅と代行バスの乗り場がかなり離れています。歩いて5~10分ぐらいでしょうか・・・。というのは高城町駅前がかなり狭く、しかも住宅が密集していて、バスが入れない状態になっています。でも、高城町まで列車が走っているので、駅からかなり離れた場所へバス停をおいても問題なしと見ているのでしょうね・・・。
高城町からは快速あおば通行きに乗って仙台へ向かいました。
高城町駅で見かけた5月30日ダイヤ改正の
ポスター
です。仙台~石巻を結ぶ仙石東北ラインの運行開始が注目点となっています。これは高城町~松島海岸間で東北本線と接近している事を利用し、ここに連絡線を設ける事によって東北本線と仙石線との直通列車を運行するという事ですね・・・。仙台~石巻間を約50分で結ぶの事で、これは期待ですね。とはいえ、仙石線が全線運行再開するという記載がやや小さくて驚きました・・・。
以上です。