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Channel: 斬剣次郎の鉄道・バス斬り
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エアロミディのトップドアのノンステ

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 2014年、東濃鉄道に
 エアロミディノンステ
 が投入されました。そのエアロミディノンステはトップドアというこれまでにない仕様になっている事がポイントです。



 エアロミディノンステはTKG-MK27FHですが、ドアが前側にしかない事が大きなポイントです。トップドアになったことにより、窓配置も通常のものとは異なり、T字窓の引き窓部分がエアロスターと同じように大きくなっている事がポイントです。ただ、窓の幅がエアロスターよりも小さいので、エアロスターとの共通部品ではなさそうです。となると、何でそのようになったのか疑問に感じます。
 それ以外は基本的にエアロミディノンステに準じています。


 公式側をアップしたものです。引き窓部分が大きくなっている事がわかりますね・・・。



 車内です。ノンステでありながら車いすスペースが無く、しかも2人掛けシートが並んでいます。ノンステ部分については座席部分の床が1段かさ上げされており、更に後部には補助座席が付いていて、座席重視となっている事がわかります。2人掛けシートが並んでいるため、通路は結構狭かったですね・・・。 
 ここで謎ですが、座席重視となると、日野のメルファやいすゞのガーラミオが発売されており、更にエルガミオとレインボーⅡでもワンステが設定されていて、ワンステに対して2人掛けシートを多用したタイプを入れてもよかったと感じるのですが・・・。三菱ふそうの中型車にはノンステしか設定されておらず、更に三菱ふそうは車種集約の方針なので、今回のトップドアはそれに相反してしまいます。となると、東濃鉄道の強い要望で特注仕様を作ったのではと感じてしまうものです。
 因みにこの車両はノンステでありながら車いすに対応していないため、車椅子マークがありません。



 このエアロミディノンステは東濃鉄道明智営業所に配置され、恵那市自主運行バスに充当されています。写真は恵那市自主運行バスの一つである明智=峰山線に充当された時のシーンです。この路線は明智駅から東方面にある集落を結ぶ路線です。

 そのエアロミディノンステですが、特注という話もあったり、サンプルカーという話もあったりしているのですが、私としては前者のような気がします・・・(前タイヤ上の座席が東濃鉄道仕様の幅広いタイプだったので・・・)。にしても、車種の統合を進めている三菱ふそうがこんな車両を作ったとは驚きでした・・・。
 以上です。

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