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Channel: 斬剣次郎の鉄道・バス斬り
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富山以東に足を伸ばすようになった521系

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 2006年の北陸本線長浜~敦賀間の直流電化に合わせて米原~福井間で運用を開始した
 521系
 ですが、521系の増備により、2010年3月改正で福井~金沢~津幡間に拡大し、更に2012年3月改正で津幡~富山間にも拡大されました。そんな中で2014年10月に475系の運用を置き換える形で富山~泊間にも拡大し、更に12月には413系の運用を置き換える形で糸魚川にも足を伸ばすようになりました。そんな中で、富山以東に乗り入れる521系にスポットを当ててみましょう。



 こちらは
 黒部行き
 です。2014年10月に泊まで行くようになったときに設定されたもので、昼間に2本が設定されています。富山発14時41分の549Mと16時11分発の1555Mです。


 車内案内表示です。黒部という文字が出てきたことに違和感を感じたものです・・・。



 上が魚津駅標と521系のコラボ、下が黒部駅標と521系のコラボです。2012年3月ダイヤ改正で金沢~富山間の多くの列車が521系化されて以来、富山以東は国鉄型車両の宝庫という感じでしたが、北陸新幹線開業を前に521系がやってくるようになりました。魚津と黒部に521系がやってくるなんて想像もしなかったので、違和感に感じたものです。何せ、最初は第3セクター化までに521系を投入しないだろうと思ったのだから・・・。



 こちらは
 泊行き
 です。2014年10月に設定されたもので、2本が設定されています。富山発11時23分の541Mと18時11分発の467Mです。いずれも泊兆着後に富山行きとして折り返します。泊は北陸本線で唯一の1文字の駅ですが、それが前面に出てくるとはずいぶん違和感に感じたものです・・・・。



 こちらは
 糸魚川行き
 です。12月に設定されたもので、富山発20時00分発の1563Mの1本のみです。糸魚川到着後に富山行き578Mとして折り返します。521系が糸魚川行きに充当されるようになったということは521系が新潟県へ乗り入れるようになったということになります。521系が営業運転を開始した時は新潟県へ行くとは思いもしなかったので、驚きです。


 糸魚川駅を出発する521系です。北陸新幹線開業までこの状態が続くようなので、521系にとっての最東端は糸魚川ということになりますね・・・。

 521系が富山以東へ乗り入れるようになったのは第3セクターのあいの風とやま鉄道による運行をにらんでの事でしょう。あいの風とやま鉄道に521系を譲渡し、更に朝夕の2往復に限って糸魚川へ直通する予定なので、521系の糸魚川乗り入れはこれをにらんでのことでしょう・・・。しかし、JR西日本の521系としての乗り入れは数ヶ月のみという貴重なシーンであることは変わりありませんね・・・。
 以上です。

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