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Channel: 斬剣次郎の鉄道・バス斬り
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西武3000系近江鉄道譲渡甲種輸送

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 本日、
 西武3000系
 の近江鉄道譲渡に伴う甲種輸送があり、それを撮影してきましたので、レポートします。







 このたび近江鉄道に譲渡されたのは1984年製の2次車である
 3007編成
 です。3007編成は8両編成として落成していましたが、2010年に中間車2両を抜いて6両編成化されていましたが、2014年に入って廃車されました。その6両編成がそのまま近江鉄道へ譲渡することになりました。写真は上から
 クハ3007
 モハ3107
 モハ3108
 モハ3307
 モハ3308
 クハ3008
 です。
 3000系は新101系の省エネルギー版で、界磁チョッパ制御装置を採用したことがポイントです。界磁チョッパ制御装置は既に2000系が採用されていますが、当時はあくまでも3扉車が標準で、4扉車は混雑緩和という意味合いであったようです。つまり、3000系は新101系の後継車という位置づけだったんですね・・・。となると、近江鉄道にとっては初めての界磁チョッパ制御車になるということになるんでしょうね。



 新秋津~梅小路間の9285レ→9674レ→9865レ→8481レは新鶴見機関区の
 EF65 2083
 が担当しました。



 梅小路~彦根間の8481レは岡山機関区の
 DE10 1733
 が担当しました。当時は踏切の確認によるダイヤの乱れが発生していたのですが、そこに巻き込まれて多少遅れていました。梅小路出発時点では約20分の遅れでしたが、膳所での退避時間を短縮し、彦根では数分の遅れで無事に到着しました。




 近江鉄道内での入り換えは
 220形
 のモハ221とモハ225が担当しました。とはいえ、220形は後継車の投入により、徐々に運用が減っているようです。でも、貴重な吊りかけ電車なんですよね・・・。




 彦根駅での近江鉄道引き渡しの光景です。彦根駅の中線に入り、しばらく待機します。その後、JRと近江鉄道との接続線を通り、下り線を横断し、引き上げ線に入ります。その後、近江鉄道220形と連結し、近江鉄道彦根駅構内に入りました。まさに元西武3000系が近江鉄道の手に入った瞬間です。



 近江鉄道内での入り換えの時、元新101系の900形と100形と顔を合わせました。

 よく考えてみると、3000系は6両編成のままで近江鉄道入りしているのですが、近江鉄道は2両編成が基本です。どのような状態で仕上げるのか気になるところです。先頭車が制御車なので、制御電動車への改造に当たって中間車の機器を仕様し、更に残り2両は部品取り用という位置づけなのでしょうか・・・。にしても、仕上がりが気になりますね・・・。
 そういや、西武3000系は今月を持って引退が発表されましたね・・・。となると、西武の本線級から基本的に3扉車が姿を消すことになりますね・・・。
 以上です。

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