福井鉄道では土佐電から元ドイツシュツットガルト市電の
735形
を譲り受け、4月より営業運転を開始しました。その735形に乗車してきましたのでレポートします。
735形は元ドイツシュツットガルト市電で使用された車両で、ドイツから土佐電へ嫁ぎ、そこで2014年まで活躍したのちに福井鉄道入りしています。2車体連接構造になっており、パンタグラフは福井駅方面の車両のみ付いています。尚、ドアは2扉ですが、2扉とも片方のみに集中して付いている事がポイントです。つまり、1車体につき扉は片方のみに2扉付いている感じです。
パンタグラフです。菱形ですが、日本ではあまり見られない大型のものが付いています。ドイツ時代そのままのようですね・・・。日本ではポールやヒューゲルなどが主力で、パンタグラフは少なかったですね・・・。
車内
です。オールクロスシートで、1人掛けと2人掛けのボックスシートが並んでいます。どちらかといえば、1&2シートですが、千鳥状に配置されています。日本はロングシートが一般的で、クロスシートといっても1人掛けが主体なので、日本ではあまり見られない座席配置ですね・・・。更にボックスシートの構造がシンプルでした。
車内にはシュツットガルト市電の路線図や表記が残っている他、ドイツ語の紹介も所々見られました。でも、土佐電の外国電車はみんな外国時代の表記や案内表示などを残しており、735形もそれに倣っています。
吊り輪です。吊り輪は日本ではあまり見られない布製です。何かつかみにくそうですね・・・。
側面行先表示器
です。側面行先表示器は各車に1つずつ後ろ扉の側に付いています。更に側面行先表示器のあるところは車掌台が付いています。側面行先表示は幕式ですが、巻き取りは手動で、折返し時に車掌がハンドルを使って回します。更に側面行先表示は車外側のみならず、車内側でも車内案内表示を兼ねて表示できるようになっている事がポイントです。これは日本ではあまり見られないタイプですね~
運転台
です。基本的にドイツ時代のままで、ワンハンドル式となっています。スイッチ類が1か所に集中しており、座ったまま色々操作できるようになっていますね・・・。
側扉
です。735形は車体幅が他の福井鉄道の車両と比べてやや狭いため、側扉にステップを取り付けて、ホームとの距離を縮めています。これは福井鉄道入り後の改造のようです。しかも、そのステップは自動ではなく、車掌がロープを使って引き出したり収納したりするようになっています。そのため、乗降扱い時に開くドアは後ろ扉の1か所のみとなっています(前扉は不使用)。
735形は赤十字前~福井駅前~田原町間の軌道線区間のみの運行となっており、専用軌道の鉄道線区間には乗り入れていないようです。路面電車タイプが故にそのようになっているのかもしれませんが、イベントという意味合いもあるようですね・・・。
以上です。
735形
を譲り受け、4月より営業運転を開始しました。その735形に乗車してきましたのでレポートします。
735形は元ドイツシュツットガルト市電で使用された車両で、ドイツから土佐電へ嫁ぎ、そこで2014年まで活躍したのちに福井鉄道入りしています。2車体連接構造になっており、パンタグラフは福井駅方面の車両のみ付いています。尚、ドアは2扉ですが、2扉とも片方のみに集中して付いている事がポイントです。つまり、1車体につき扉は片方のみに2扉付いている感じです。
パンタグラフです。菱形ですが、日本ではあまり見られない大型のものが付いています。ドイツ時代そのままのようですね・・・。日本ではポールやヒューゲルなどが主力で、パンタグラフは少なかったですね・・・。
車内
です。オールクロスシートで、1人掛けと2人掛けのボックスシートが並んでいます。どちらかといえば、1&2シートですが、千鳥状に配置されています。日本はロングシートが一般的で、クロスシートといっても1人掛けが主体なので、日本ではあまり見られない座席配置ですね・・・。更にボックスシートの構造がシンプルでした。
車内にはシュツットガルト市電の路線図や表記が残っている他、ドイツ語の紹介も所々見られました。でも、土佐電の外国電車はみんな外国時代の表記や案内表示などを残しており、735形もそれに倣っています。
吊り輪です。吊り輪は日本ではあまり見られない布製です。何かつかみにくそうですね・・・。
側面行先表示器
です。側面行先表示器は各車に1つずつ後ろ扉の側に付いています。更に側面行先表示器のあるところは車掌台が付いています。側面行先表示は幕式ですが、巻き取りは手動で、折返し時に車掌がハンドルを使って回します。更に側面行先表示は車外側のみならず、車内側でも車内案内表示を兼ねて表示できるようになっている事がポイントです。これは日本ではあまり見られないタイプですね~
運転台
です。基本的にドイツ時代のままで、ワンハンドル式となっています。スイッチ類が1か所に集中しており、座ったまま色々操作できるようになっていますね・・・。
側扉
です。735形は車体幅が他の福井鉄道の車両と比べてやや狭いため、側扉にステップを取り付けて、ホームとの距離を縮めています。これは福井鉄道入り後の改造のようです。しかも、そのステップは自動ではなく、車掌がロープを使って引き出したり収納したりするようになっています。そのため、乗降扱い時に開くドアは後ろ扉の1か所のみとなっています(前扉は不使用)。
735形は赤十字前~福井駅前~田原町間の軌道線区間のみの運行となっており、専用軌道の鉄道線区間には乗り入れていないようです。路面電車タイプが故にそのようになっているのかもしれませんが、イベントという意味合いもあるようですね・・・。
以上です。