11月3日に神姫バスグループの神姫商工本社工場において、感謝会が開催され、その中で神姫バスの
4670
が展示され、車内も公開されるという事で見に行ってきました。
4670といえば日本で唯一の
前後扉ノンステ
です。元々三菱ふそうエアロスターのサンプルカーだったものを神姫バスが購入したものです。ノンステといえば前中扉ですが、前後扉の需要に応じる形で前後扉のノンステを試作したものの、デッドスペースが多く、定員が取れないなどといった理由で普及せず、1台のみという貴重なものになってしまいました。
神姫バスでは粟賀→北条→神戸製鋼特定→山崎と渡り歩いています。あれだけ転属しているというのにナンバーはずーっと「姫路200か 82」というのは奇跡でしょうか・・・?
車内です。公式側は1人掛けシートが並び、非公式側は途中から2人掛けシートが並んでいます。どちらかといえば、典型的な前後扉車の座席配置に似た配置となっています。しかし、座席は全て床がかさ上げされており、ノンステ部は通路部のみとなっています。しかも、車いすスペースもなく、ノンステでありながら車いす非対応となっています。この車両は右側給油なので、公式側に車いすスペースを作ってもいいかなと思うのですが・・・。
後ろタイヤ部分には後ろ向き座席が2脚設置されています。エアロスターノンステでは普通のように座席を配置すると、後ろ向き座席が発生してしまうので、見合い座席を設置したエアロスターノンステが全国的に走っているのはご存知の通りです。でも、後ろ向き座席はKC代に多く見られ、KL代以降は不評を受けて座席配置を工夫することによって後ろ向き座席を無くしています。
後扉周辺では後扉までノンステエリアとするために無理やり通路を2つ作ったような感じになっています。なので、最後部座席は前中扉車の5人より少ない3人しか確保できなくなっています。
最後部座席から見た光景です。ノンステと前後扉車を混ぜたような感じですね・・・。
前扉から後扉までノンステエリアを確保していますが、後タイヤ周辺には盛り上がりがあり、スロープで対応しています。しかも、2人掛けシートを置くためなのか、通路が狭くなっています。
後扉部分です。後扉はスペースの関係で開口が前扉の半分しかありません。しかも、スライドドアです。車いすも通れないので、普通のように折戸にしてもいいと思うんですがね・・・。ノンステにおいて後扉から乗る例ってこの神姫バスの4670と神戸市交通局の3扉ノンステぐらいでかなり貴重ですね。でも、神戸市の方は途中で中扉からの乗車に改めて締め切り扱いになってしまいました。
運転席です。ミッションが機械式ATとなっている事がポイントです。KC代のエアロスターノンステはほとんどがMTでしたが、KL代からATも設定されるようになりましたね・・・。他はごく普通のエアロスターと同じです。
車内を色々観察しましたが、苦心の跡が多数みられたことが第一の印象でした。デッドスペースが多いなかで、前後扉でどう対応していく事の難しさを感じさせました。でも、フルフラットは3扉や前後扉にも対応できる柔軟性があった事は事実です。
今回展示された4670は運賃箱が無かったので、どうやら運用離脱し、留置中とか・・・。でも、バスコレになったほど貴重な車両であることは間違いないです。しかし、1998年に製造されているので、もう16年選手ですね・・・。
以上です。
4670
が展示され、車内も公開されるという事で見に行ってきました。
4670といえば日本で唯一の
前後扉ノンステ
です。元々三菱ふそうエアロスターのサンプルカーだったものを神姫バスが購入したものです。ノンステといえば前中扉ですが、前後扉の需要に応じる形で前後扉のノンステを試作したものの、デッドスペースが多く、定員が取れないなどといった理由で普及せず、1台のみという貴重なものになってしまいました。
神姫バスでは粟賀→北条→神戸製鋼特定→山崎と渡り歩いています。あれだけ転属しているというのにナンバーはずーっと「姫路200か 82」というのは奇跡でしょうか・・・?
車内です。公式側は1人掛けシートが並び、非公式側は途中から2人掛けシートが並んでいます。どちらかといえば、典型的な前後扉車の座席配置に似た配置となっています。しかし、座席は全て床がかさ上げされており、ノンステ部は通路部のみとなっています。しかも、車いすスペースもなく、ノンステでありながら車いす非対応となっています。この車両は右側給油なので、公式側に車いすスペースを作ってもいいかなと思うのですが・・・。
後ろタイヤ部分には後ろ向き座席が2脚設置されています。エアロスターノンステでは普通のように座席を配置すると、後ろ向き座席が発生してしまうので、見合い座席を設置したエアロスターノンステが全国的に走っているのはご存知の通りです。でも、後ろ向き座席はKC代に多く見られ、KL代以降は不評を受けて座席配置を工夫することによって後ろ向き座席を無くしています。
後扉周辺では後扉までノンステエリアとするために無理やり通路を2つ作ったような感じになっています。なので、最後部座席は前中扉車の5人より少ない3人しか確保できなくなっています。
最後部座席から見た光景です。ノンステと前後扉車を混ぜたような感じですね・・・。
前扉から後扉までノンステエリアを確保していますが、後タイヤ周辺には盛り上がりがあり、スロープで対応しています。しかも、2人掛けシートを置くためなのか、通路が狭くなっています。
後扉部分です。後扉はスペースの関係で開口が前扉の半分しかありません。しかも、スライドドアです。車いすも通れないので、普通のように折戸にしてもいいと思うんですがね・・・。ノンステにおいて後扉から乗る例ってこの神姫バスの4670と神戸市交通局の3扉ノンステぐらいでかなり貴重ですね。でも、神戸市の方は途中で中扉からの乗車に改めて締め切り扱いになってしまいました。
運転席です。ミッションが機械式ATとなっている事がポイントです。KC代のエアロスターノンステはほとんどがMTでしたが、KL代からATも設定されるようになりましたね・・・。他はごく普通のエアロスターと同じです。
車内を色々観察しましたが、苦心の跡が多数みられたことが第一の印象でした。デッドスペースが多いなかで、前後扉でどう対応していく事の難しさを感じさせました。でも、フルフラットは3扉や前後扉にも対応できる柔軟性があった事は事実です。
今回展示された4670は運賃箱が無かったので、どうやら運用離脱し、留置中とか・・・。でも、バスコレになったほど貴重な車両であることは間違いないです。しかし、1998年に製造されているので、もう16年選手ですね・・・。
以上です。