えちぜん鉄道では先月に京福電鉄引き継ぎの
MC1101形とMC2201形
が10月末に引退しました。引退にあたって10月の土休日に限定運用で運用入りし、乗車しましたのでレポートします。
こちらは
MC1101形1102
です。車体は元阪神の5101形のものになっていますが、元々自己発注のホデハ1001形です。1981年に元阪神の5101形の車体に更新され、更に台車及び電装品が更新され、高性能化されました。MC1101形は2両いましたが、1両は廃車され、1102が最後まで残っていました。1102はえちぜん鉄道最後の2扉車です。
1102は行先表示器が無いため、行先表示は方向板で対応しています。えちぜん鉄道で行先表示器が無いのは1102のみなので、最後の方向板使用車ということになります。となると、1102の引退により、京福→えちぜん鉄道から方向板使用車がいなくなってしまうんですね・・・。
1102はオールロングシートとなっています。阪神5101形は3扉でしたが、京福への車体転用に合わせて2扉化されていますが、扉の位置をそのままでロングシートを延長しているため、長いロングシートとなったわけです。カーテンは無く、代わりによろい窓が取り付けられていて、そのまま活用されています。
運転室後部です。運転台側は優先席としてモケットが黄色系になっています。助手側は座席を撤去し、機器スペースとしたうえで運賃箱と運賃表示器を取り付けられています。運賃表示器は一般的に乗務員室出入口に取り付けられる事が多いのですが、MC1101形は側窓周辺に取り付けています。見やすいのですが、何か位置に違和感を感じます・・・。尚、仕切り棒にロープが付いていますが、これは自転車固定用です。
1102のロングシート上にモニタが4ヶ所取り付けられています。そのモニタはTV放映用のようで、乗車時はゴルフが放映されていました。モニタは他の車両には見られなかったので、1102のみだと思われます。
1102の車番表示です。型式はモハ1101形になっていますが・・・。
こちらは
MC2201形2204
です。MC2201形は元阪神3301形です。MC1101形とは異なり、台車を交換したのみで、車体と機器はそのままとなっている事がポイントです。片引戸の3扉車です。尚、このMC2201形は京福にとって初の冷房車だそうです。
2204には引退を記念してHMが取り付けられていました。
2204はオールロングシートですが、3扉ということもあり、1102と比べてやや短いです。1102にあったTVモニタは取り付けられていません。尚、2204が引退すると、京福のオールロングシート車はMC5001形5001のみとなります。
運転席後部です。1102と同じく運転席側は優先席で、助手席側は座席を撤去し、機器スペースとしたうえで運賃箱と整理券箱が取り付けられています。こういうレイアウトは1102と2204のみで、5001形、6001形、7000形は中央に運賃箱と整理券箱が設置されています。
2204の車番表示です。1102とは定員が1名多く、自重もわずかに軽いですね・・・。尚、2204には武庫車両の銘板もあります。
1102と2204の引退により、京福からの引き継ぎ車がほとんどいなくなり、車両の近代化も一気に進んだという形になりますね・・・。あと、独特の青系の車内もお見納めですね・・・。
以上です。
MC1101形とMC2201形
が10月末に引退しました。引退にあたって10月の土休日に限定運用で運用入りし、乗車しましたのでレポートします。
こちらは
MC1101形1102
です。車体は元阪神の5101形のものになっていますが、元々自己発注のホデハ1001形です。1981年に元阪神の5101形の車体に更新され、更に台車及び電装品が更新され、高性能化されました。MC1101形は2両いましたが、1両は廃車され、1102が最後まで残っていました。1102はえちぜん鉄道最後の2扉車です。
1102は行先表示器が無いため、行先表示は方向板で対応しています。えちぜん鉄道で行先表示器が無いのは1102のみなので、最後の方向板使用車ということになります。となると、1102の引退により、京福→えちぜん鉄道から方向板使用車がいなくなってしまうんですね・・・。
1102はオールロングシートとなっています。阪神5101形は3扉でしたが、京福への車体転用に合わせて2扉化されていますが、扉の位置をそのままでロングシートを延長しているため、長いロングシートとなったわけです。カーテンは無く、代わりによろい窓が取り付けられていて、そのまま活用されています。
運転室後部です。運転台側は優先席としてモケットが黄色系になっています。助手側は座席を撤去し、機器スペースとしたうえで運賃箱と運賃表示器を取り付けられています。運賃表示器は一般的に乗務員室出入口に取り付けられる事が多いのですが、MC1101形は側窓周辺に取り付けています。見やすいのですが、何か位置に違和感を感じます・・・。尚、仕切り棒にロープが付いていますが、これは自転車固定用です。
1102のロングシート上にモニタが4ヶ所取り付けられています。そのモニタはTV放映用のようで、乗車時はゴルフが放映されていました。モニタは他の車両には見られなかったので、1102のみだと思われます。
1102の車番表示です。型式はモハ1101形になっていますが・・・。
こちらは
MC2201形2204
です。MC2201形は元阪神3301形です。MC1101形とは異なり、台車を交換したのみで、車体と機器はそのままとなっている事がポイントです。片引戸の3扉車です。尚、このMC2201形は京福にとって初の冷房車だそうです。
2204には引退を記念してHMが取り付けられていました。
2204はオールロングシートですが、3扉ということもあり、1102と比べてやや短いです。1102にあったTVモニタは取り付けられていません。尚、2204が引退すると、京福のオールロングシート車はMC5001形5001のみとなります。
運転席後部です。1102と同じく運転席側は優先席で、助手席側は座席を撤去し、機器スペースとしたうえで運賃箱と整理券箱が取り付けられています。こういうレイアウトは1102と2204のみで、5001形、6001形、7000形は中央に運賃箱と整理券箱が設置されています。
2204の車番表示です。1102とは定員が1名多く、自重もわずかに軽いですね・・・。尚、2204には武庫車両の銘板もあります。
1102と2204の引退により、京福からの引き継ぎ車がほとんどいなくなり、車両の近代化も一気に進んだという形になりますね・・・。あと、独特の青系の車内もお見納めですね・・・。
以上です。