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Channel: 斬剣次郎の鉄道・バス斬り
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伊予鉄南予バス 大洲・内子・八幡浜

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 伊予鉄南予バスは予讃線松山以南の沿線にエリアを持つ伊予鉄道の子会社ですが、このたび伊予鉄南予バスの
 各拠点巡り
 してきましたのでレポートします。


 まず、
 大洲
 です。大洲は伊予の小京都と呼ばれ、大洲藩の城下町が広がっていました。そんな城下町の外れに伊予鉄南予バス大洲営業所があります。県道234号線沿いですが、すぐ隣には大洲病院があります。
 大洲営業所バス停は回り込み式で、八幡浜方面のバスは建物を回り込むように発着しています。



 大洲営業所の施設は道路沿いにポンと建っており、待合室、事務室、休憩室などが入っていて、一通りの営業所兼バスターミナルという感じになっています。とはいえ、1階建てなので、いかにも小さな営業所という感じですね・・・。尚、写真の奥に工場があります。



 大洲営業所には高速バス、松山市駅~三崎の特急バス、八幡浜~大洲~長浜線が発着しています。ただ、一般路線に関しては全便が大洲病院に乗り入れかつ発着しているため、大洲営業所発着便は1便もありません。因みに八幡浜~大洲~長浜線で大洲までの便があるのですが、八幡浜方面は大洲駅前、長浜及び大洲駅方面は大洲病院が起終点となります。昔は大洲ローカル線があったようですが、全て廃止され、幹線路線のみ残ってしまった感じです。
 2014年10月改正で八幡浜~大洲~長浜線が平日のみの運行となり、一層寂しくなった感じです・・・。



 営業所の奥には工場があり、そこに動態保存車のK-RL321の1065が休んでいました。どうやら、1065は普段大洲に常駐し、八幡浜~大洲~長浜線に予備で入っているようですね・・・。
 奥に映っているポンチョは大洲コミュニティバス用の車両で、肱南観光の車両です。


 大洲営業所と大洲駅は肱川を挟んでかなり離れており、駅から営業所まではバスで10分行くことになります。でも、その間にバスは大洲の中心部を通り、城下町の町並を眺める事が出来ます。因みに営業所自体は大洲駅よりも西大洲駅の方が近いので、西大洲駅あら歩いてみるのも一つだと思います。因みに伊予鉄の高速バスは大洲営業所を通るものの、大洲駅には通りませんが、JR四国バスの高速バスは逆に大洲駅を通り、大洲営業所は通りません。まあ、会社が違うので、当然と言えば当然ですが・・・。



 次は
 内子
 です。内子駅近くの国道56号線沿いに伊予鉄南予バス内子営業所があります。大洲はバス停名が「大洲営業所」になっているに対し、内子は「内子」になっている事がポイントです。内子営業所は町の中心部にあるため、そのようになっているのでしょう・・・。内子は大洲と同じく回り込み式で、建物のみ独立しています。こういうスタイルって、愛媛県南部でよく見かけるような・・・。
 建物は待合室、窓口、事務室などを兼ねていますが、大洲は1階建てであるに対し、内子は2階建てになっている事がポイントです。



 内子には高速バス、松山市駅~三崎の特急バス、内子~中山線が発着しています。一般路線の内子~中山線はほとんどが内子駅又は加戸病院に乗り入れているため、内子を起終点とする便は学休日運休の内子→登立の1便のみです。一般路線に関してはかって内子ローカル線が発着していましたが、全て廃止され、今はほとんど国道56号線を通り、特急バスとほぼ並行している内子~中山線が残っているのみです。この路線は平日のみの運行なので、土休日は高速バスと特急バスがやってくるだけです・・・。
 でも、1986年に予讃線伊予市~内子間が開業する前は盲腸線の内子線の終点駅であったことから、内子バス停は内子の交通の拠点を担っていたという感じでしょうか・・・。廃止された路線は多くが予讃線沿いだったみたいですし。因みに旧内子駅も内子バス停から少し離れていたようです。


 営業所施設の奥に工場と車両留置場があるのですが、留置車両は前進駐車となっています。八幡浜、大洲、久万、長浜はみんなバックで駐車しているのですが、内子だけ何故か前進です・・・。尚、内子の一般路線は1路線のみかつ本数が少ないため、一般路線車は2台のみのようです。


 内子にやってきた高速バスです。内子には大洲営業所と同じく東京・大阪行きの高速バスが発着しています。この高速バスは駅には発着しないのは大洲と同じです(逆にJR四国バスは駅のみ乗り入れですが・・・)。




 こちらは内山~中山線の大半の便が発着している加戸病院です。加戸病院は内子駅すぐの近くにあり、バスは内子から内子駅経由で乗り入れてきます。バス停自体は病院の玄関前にあるのですが、内子町営バスと共同で使用されています。ただ、バス停に掲示されている時刻表は内子町営バスがメインで、伊予鉄南予バスは町営バスの下に小さく掲示されているにすぎません。本数は町営バスの方が多いので、無理もないのですが、何か寂しい気分です。
 加戸病院の施設は新しく感じたのですが、病院の乗り入れは最近始めたのでしょうか・・・。



 内子駅前バス停です。もちろん駅前です。内子~中山線のほとんどの便が乗り入れてきますが、特急バスはここを通りません。でも、駅から内子へは歩いて5分ぐらいと比較的近いので、アクセス的には問題ないでしょう・・・。駅前には伊予鉄南予バス、内子町営バス、JR四国バスの高速バスが乗り入れてきます。



 最後に
 八幡浜
 です。ここが伊予鉄南予バスの本社兼八幡浜営業所です。八幡浜駅からすぐ近くにあります。本社ということなので、建物は3階建てで、待合室、窓口、事務室、本社機能など色々入っています。
 営業所前にバス停があるのですが、バス停名称そのものが「八幡浜駅前」となっており、「八幡浜営業所」というバス停は存在していません。


 こちらは八幡浜駅前のバスターミナルで出発待ちするバスです。八幡浜駅発着のローカル線は駅前のバスターミナルに乗り入れていますが、高速バス、松山市駅~三崎の特急バス、八幡浜~大洲~長浜線は駅前バスターミナルに乗り入れず、営業所前のバス停に発着しています。因みに駅前バスターミナルの乗り入れている便も駅前発に限って営業所前のバス停にも停車します。



 八幡浜は本社のお膝元ということで、最近投入された伊予鉄南予バスオリジナル車が優先的に配置されています。したがって、日野HRノンステも数台が配置されており、更に今年夏にはレインボーⅡノンステの新車が投入されています。レインボーⅡは伊予鉄でよく見かけるようになりましたが、南予バスは何か違和感に感じたものです・・・。



 こちらは伊予鉄バスからの移籍車ですが、八幡浜では比較的新しい車両も配置されています。私が撮影した時、八幡浜にはK-RJが1台入る以外は全てKC代以降でした・・・。他の営業所ではK-RJやP-RJがゴロゴロいたのに・・・。
 尚、上の写真の雨井行きは10月改正で設定が無くなりました(八幡浜~三崎線の区間便という感じです)。


 こちらは伊予鉄南予バスの夜行高速バス用セレガです。松山~福岡間の道後エクスプレス用で、この路線には伊予鉄と伊予鉄南予バスの共同運行で、伊予鉄南予バス担当便はこの車両が充当されています。でも、伊予鉄南予バス籍なので、ねぐらは八幡浜となっています(つまり、松山~八幡浜間は回送)。
 でも、八幡浜営業所の敷地は大洲や内子よりも狭い上に高速バスの車両も留置されているので窮屈という感じですね・・・。





 こちらは伊予鉄南予バスの貸切車たちですが、撮影時は伊方原発の従業員輸送に使われていました。でも、八幡浜営業所は敷地が狭いので、貸切車たちは大洲や内子に配置又は八幡浜の別の場所に留置場を置いて留置されているのだと思われます。

 このようにして伊予鉄南予バスの営業所巡りしてきたのですが、予讃線沿線の各拠点という感じでした。
 営業所内での撮影は事務室の許可を得ております。
 以上です。

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