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Channel: 斬剣次郎の鉄道・バス斬り
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帝産湖南交通 9年ぶりのノンステ新車

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 帝産湖南交通がこのほど
 ノンステ新車
 1台が投入されました。帝産バスがノンステ新車を入れるのは2005年以来9年ぶりとなります。ノンステ新車は田上に配置され、田上管内で活躍しています。



 投入された新車は発売してばかりの
 新型エアロスター
 として投入され、型式もQKG−MP38FMとなっています。9年ぶりの投入なので、ワンステベースは初めてとなります。そして、1996年の605〜607以来となる黒サッシ及びスモークガラスになっている事がポイントです。帝産バスではP代の途中からスモークガラスを採用し、カーテンを廃止していたのですが、1998年の低床車投入からスモークガラスを廃止してカーテン無しで進めていたのですが、日当たりが強かったようで、再びスモークガラスになった感じですね・・・。


 車内です。車内について、これまでの帝産バスの仕様から大幅に変わっています。どちらかといえば、メーカー標準を基本的に採用している感じで、これまで赤系を採用していたシートモケットが青系になった事が最大のポイントでしょうか・・・。でも、モケットにはTEISANなどが入っているだけでなく、カバーがかけられている点は伝統をしっかりと守っていますね・・・。
 今回の新車では各所に標準仕様が採用されているのはコスト低減のためなのでしょうか・・・。05NSシールないし・・・。


 これまでの帝産バスの仕様から大幅に変わって点でもうひとつあります。それは給油口の位置が変わったことです。帝産バスはこれまで右側給油にこだわっていたのが、今回の新車は標準通り左側給油になっています。というのは田上車庫が右側給油対応の関係で、ノンステやワンステになっても右側給油仕様で投入されていました(そのため、従来のノンステはノンステ部の一部の床がかさ上げされている)。でも、MP38系ではオプションで右側給油が設定されていながらこれを選ばなかったのが不思議です。



 新車は従来のノンステと共通でノンステ専用の運用に充当されています。そのため、瀬田駅発着路線が中心となっています。共通が故に滋賀医大、グリーンヒル、龍谷大学、びわ湖レストタウン方面どこでも入るようです。



 しかし、他のノンステと共通が故に石山駅発着路線にも充当されます。写真は50系統に充当されて石山駅にやってきたときのものです。でも、石山駅発着路線におけるノンステ充当便は瀬田駅よりもかなり少ないため、確立は低そうです。石山駅の時刻表にノンステ・ワンステダイヤがありますが、約半数がワンステ(758〜763)となっています。



 今回の新車の投入により、KC代の771が行先表示器のLED化の上で山寺へ転属し、22系統草津養護学校線に充当されています。帝産バスでは元南海の車両に対して行先表示器をLED化した例はあるのですが、自己発注車に対してLED化されるのは意外と今回が初めてとなります。交通電業製のLED表示器を採用しているため、外観の大きな変化なしでLED化出来た感じですね・・・。
 今回の771の転入により、山寺にはノンステが2台になったわけですが、1台使用1台予備になるのかな・・・。


 7月に撮影した771です。石山駅で771を見る事が出来なくなってしまいましたね・・・。

 以上です。

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