三菱ふそうの
エアロスター
について、フロントデザインの一新などが行われた新モデルを発売し、7月頃から順次各事業者に納車され、走り始めました。特にノンステについて、多数のマイナーチェンジが行われ、型式もMP37系からMP38系へチェンジしました。そんな新型エアロスターについてみてみましょう。
新型エアロスターでは
フロントデザインの一新
が行われましたが、前面灯が左右各2灯から各2灯にまとめられたことが最大のポイントで、同時に視認性や寿命に優れているHIDライト(ディスチャージヘッドランプ)が標準になりました。でも、灯火器規制により、前面灯が左右各1個でなければならなくなるので、それを機にモデルチェンジした感じでしょうか・・・。でも、モデルチェンジにより、以前より重層な感じになったと感じています。今回のモデルチェンジにより、バンパー上のお掃除ステップが拡大されたこともポイントです。
ただ、新しいデザインに対して、各事業者のカラーデザインをどう対応していくかも見どころですね・・・。
HIDライトを点灯した時のものです。HIDライトは観光バスタイプでは標準になっていますが、一般路線車は名鉄バスがほとんどの車両に対して交換したぐらいでまだ一般的ではありません。でも、三菱ふそうはそこに一石を投じた感じなので、他のメーカーが追従するか、また現場はどう評価するかこれからの見どころですね・・・。
新型エアロスターでは
ノンステエリアの拡大
が行われています。MP37系と比べてホイールスペースが195〜250mm拡大されています。そのため、前中扉間の窓配置に変化が起きています。上の写真はM尺ですが、逆T字窓のサイズが大きくなっています。中の写真はK尺ですが、MP37系では逆T字窓と固定窓の組み合わせだったのが2つとも逆T字窓になっています。尚、前中扉間に側面行先表示器を取り付けた場合、もうひとつの窓は固定窓になるのですが、サイズが少し大きくなっています(下の写真)。
ノンステエリアの拡大により、非公式側について、座席を5席設置することが可能になりました。これまでは4席が限界で、床のかさ上げなどで5席に対応する程度でした。
新型エアロスターでは
給油口
が地面から約120cmと高くなりました。これは安全かつ楽な姿勢で給油できるように配慮しているのことだそうです。そのため、前タイヤの後ろにタンクが設けられています。給油口について、低床化対応で給油口が低い位置になっていたので、これを改善するという意味合いもあるのでしょうか・・・。尚、このチェンジはノンステのみで、ワンステは従来通りです。因みにこれは左側給油の時のものですが、右側給油についてオプションで設定されているので、どんな形になるのでしょうね・・・。
給油口の見直しにより、これまで給油タンク設置のために床のかさ上げが必要だったものが不要になったため、優先座席について前向き座席の設置が可能になりました。写真のM尺では3脚が設置されています。特に最後尾は後ろが出入口なので乗客とぶつかるのを考慮してなのか背ずりが高くなっています。
因みにオプションで横向き座席にすることも可能で、着席人数は従来通りです。
新型エアロスターでは
反転式スロープ板
が採用されています。今のノンステのスロープ板は着脱式が標準になっているのですが、着脱式はスロープ板の取り出しなどで手間がかかっており、反転式にすることによりスピーディに作業ができるようにしたことがポイントでしょうか。
スロープ板といえば、初期は電動式が多かったのが故障多発を理由に着脱式になった経緯があり、ある意味変化点になりますね・・・。因みにオプションで着脱式も設定されています。
運転席です。基本的にMP37系と変わりなく、排ガス規制記号もQKG代のままです。
尚、ワンステやツーステについてはフロントデザインの一新が行われたものの、基本的な仕様は従来通りだそうなので、型式もMP35系のままです。
MP38系が最初に納車されたのが神奈中ですが、最初に営業運転を開始したのが
名鉄バス
です。名鉄バスではQKG−MP38FKが各営業所に投入されています。名鉄バスはこれまでM尺を入れていましたが、今回から短尺のK尺が選択されています。どういったいきさつでK尺になったのかは謎ですが・・・。尚、名鉄バスでは三菱重工製クーラーが採用されていますが、MP38系でもオプションで設定されているようですね・・・。
東急バス
に入ったQKG−MP38FKです。東急バスでは事業計画のところに新型エアロスターのスケッチが載っていましたが、そのまま投入されました。新型エアロスターになっても側面行先表示器が前扉後ろ、そして銀色の窓サッシはそのまま採用されています。
帝産湖南交通
に入ったQKG−MP38FMです。M尺の初投入先は帝産湖南交通となりました。更に関西での初投入先は意外と帝産湖南交通でした。この車両については後ほど別記事にてレポートします。
車庫内及び車内での撮影については事務室の許可をいただいております。また、本ブログへの画像の使用についても許可をいただいております。
以上です。
エアロスター
について、フロントデザインの一新などが行われた新モデルを発売し、7月頃から順次各事業者に納車され、走り始めました。特にノンステについて、多数のマイナーチェンジが行われ、型式もMP37系からMP38系へチェンジしました。そんな新型エアロスターについてみてみましょう。
新型エアロスターでは
フロントデザインの一新
が行われましたが、前面灯が左右各2灯から各2灯にまとめられたことが最大のポイントで、同時に視認性や寿命に優れているHIDライト(ディスチャージヘッドランプ)が標準になりました。でも、灯火器規制により、前面灯が左右各1個でなければならなくなるので、それを機にモデルチェンジした感じでしょうか・・・。でも、モデルチェンジにより、以前より重層な感じになったと感じています。今回のモデルチェンジにより、バンパー上のお掃除ステップが拡大されたこともポイントです。
ただ、新しいデザインに対して、各事業者のカラーデザインをどう対応していくかも見どころですね・・・。
HIDライトを点灯した時のものです。HIDライトは観光バスタイプでは標準になっていますが、一般路線車は名鉄バスがほとんどの車両に対して交換したぐらいでまだ一般的ではありません。でも、三菱ふそうはそこに一石を投じた感じなので、他のメーカーが追従するか、また現場はどう評価するかこれからの見どころですね・・・。
新型エアロスターでは
ノンステエリアの拡大
が行われています。MP37系と比べてホイールスペースが195〜250mm拡大されています。そのため、前中扉間の窓配置に変化が起きています。上の写真はM尺ですが、逆T字窓のサイズが大きくなっています。中の写真はK尺ですが、MP37系では逆T字窓と固定窓の組み合わせだったのが2つとも逆T字窓になっています。尚、前中扉間に側面行先表示器を取り付けた場合、もうひとつの窓は固定窓になるのですが、サイズが少し大きくなっています(下の写真)。
ノンステエリアの拡大により、非公式側について、座席を5席設置することが可能になりました。これまでは4席が限界で、床のかさ上げなどで5席に対応する程度でした。
新型エアロスターでは
給油口
が地面から約120cmと高くなりました。これは安全かつ楽な姿勢で給油できるように配慮しているのことだそうです。そのため、前タイヤの後ろにタンクが設けられています。給油口について、低床化対応で給油口が低い位置になっていたので、これを改善するという意味合いもあるのでしょうか・・・。尚、このチェンジはノンステのみで、ワンステは従来通りです。因みにこれは左側給油の時のものですが、右側給油についてオプションで設定されているので、どんな形になるのでしょうね・・・。
給油口の見直しにより、これまで給油タンク設置のために床のかさ上げが必要だったものが不要になったため、優先座席について前向き座席の設置が可能になりました。写真のM尺では3脚が設置されています。特に最後尾は後ろが出入口なので乗客とぶつかるのを考慮してなのか背ずりが高くなっています。
因みにオプションで横向き座席にすることも可能で、着席人数は従来通りです。
新型エアロスターでは
反転式スロープ板
が採用されています。今のノンステのスロープ板は着脱式が標準になっているのですが、着脱式はスロープ板の取り出しなどで手間がかかっており、反転式にすることによりスピーディに作業ができるようにしたことがポイントでしょうか。
スロープ板といえば、初期は電動式が多かったのが故障多発を理由に着脱式になった経緯があり、ある意味変化点になりますね・・・。因みにオプションで着脱式も設定されています。
運転席です。基本的にMP37系と変わりなく、排ガス規制記号もQKG代のままです。
尚、ワンステやツーステについてはフロントデザインの一新が行われたものの、基本的な仕様は従来通りだそうなので、型式もMP35系のままです。
MP38系が最初に納車されたのが神奈中ですが、最初に営業運転を開始したのが
名鉄バス
です。名鉄バスではQKG−MP38FKが各営業所に投入されています。名鉄バスはこれまでM尺を入れていましたが、今回から短尺のK尺が選択されています。どういったいきさつでK尺になったのかは謎ですが・・・。尚、名鉄バスでは三菱重工製クーラーが採用されていますが、MP38系でもオプションで設定されているようですね・・・。
東急バス
に入ったQKG−MP38FKです。東急バスでは事業計画のところに新型エアロスターのスケッチが載っていましたが、そのまま投入されました。新型エアロスターになっても側面行先表示器が前扉後ろ、そして銀色の窓サッシはそのまま採用されています。
帝産湖南交通
に入ったQKG−MP38FMです。M尺の初投入先は帝産湖南交通となりました。更に関西での初投入先は意外と帝産湖南交通でした。この車両については後ほど別記事にてレポートします。
車庫内及び車内での撮影については事務室の許可をいただいております。また、本ブログへの画像の使用についても許可をいただいております。
以上です。