サンライズ出雲
は東京から出雲市を結ぶ寝台特急列車で、残り少なくなった夜行列車の一つでもあります。そんなサンライズ出雲ですが、出雲大社の遷宮に伴う人気から特急券が取れない状態が出ているそうですが、先日上り列車の出雲市→東京に乗車してきましたのでレポートします。
サンライズ出雲・瀬戸は何度も乗車しているのですが、瀬戸の全区間や大阪→東京、東京→岡山といった途中区間が多く、伯備線・山陰本線から乗るのは今回が初めてです。
上りサンライズ出雲は出雲市駅を18時55分に出発しますが、出雲市駅には18時42分に
入線
してきます。ホームにいる時間は13分、そして2番ホームからなので車両を外側からゆっくりと眺めることもできますね・・・。
出雲市で発車を待つサンライズ出雲です。出雲から東京まで乗り継ぎ出来る列車はサンライズ出雲のみ(他に夜行バスがありますが・・・)。それだけに貴重な存在です。乗車時は夏至前後ということもあり、19時前というのに外は明るく、明るいうちに発車するということになりますね・・・。
今回充当された285系は
I3編成
つまり、クハネ285−5以下7両編成です。JR西日本所属の編成ですな・・・。
今回充当されたI3編成は2013年に
リニューアル
がなされた編成でもあります。285系がリニューアルされたという話は聞いていましたが、乗車しようとしていきなりやってきたのに驚きました・・・。さtれえ、リニューアルに伴う変化点で、一番目につくのがパンタグラフの増設です。285系のパンタグラフはMN車とMN2車に各1基ずつが搭載され、2基搭載できるように片方を準備工事とした状態でした。それが準備工事されていた部分にパンタグラフが増設されて2基搭載になっていました。ただ、使用は従来通り各1基のみです。おそらく、故障対策でしょう。
もうひとつ、乗降扉のステップが大きくなり、その部分に黄色の注意喚起シールが付いています。
リニューアルは車内にも多数及んでいますが、目につく点として
トイレの洋式化
がなされたことがポイントです。285系のトイレは各車に和式と洋式の1つずつの2つが設けられていますが、リニューアル工事に合わせて和式トイレが洋式化され、洋式トイレが2つになりまし8た。そのため、トイレのドアに貼られているシールについて和式と洋式の表記が無くなりました。他にもいろいろあるそうですが、リニューアルに伴う変化点をまとめたサイトがありますので、そちらの方へ・・・。
今回利用したのは
シングルDX
です。サンライズで唯一のA寝台で、4・11号車の2階に6室が設けられています。シングルDXは人気があるそうですが、今回は2日ぐらい前に取れました。購入時、半分以上空いていたそうで、ビックリでした。
シングルDXはベッドだけでなく、洗面台、テーブル、椅子などが付いており、更に専用のアメニティグッズも用意されています。シャワールームも無料で利用でき、そのカードも用意されていました。ビジネスホテルと劣らないほどの設備を誇っている事がポイントです。寝台料金は約1万4000円ですが、出雲市から東京まで新幹線+特急「やくも」乗り継ぎを行った場合、大体7000円ぐらいのビジネスホテルに泊まった時とほぼ変わりませんからね・・・(個人的には少々高いですが・・・)。
因みに今回のリニューアルに合わせて椅子の背もたれにクッションが付いたり、コンセントのシールが変わったりしています。
18時55分から少し遅れて
出雲市
を出発します。明るい間に山陰本線をのんびりと通過していきます。
19時12分ごろに出雲市を出て最初の停車駅である
宍道
に停車しました。この駅から木次線が分岐します。
来待〜玉造温泉間では下り線と上り線が離れ離れになっています。こういうシーンを2階から見ると眺めが抜群ですね・・・。そして、玉造温泉で運転停車。
遅れはそのままで島根県の中心駅である
松江
に到着。ここで1分ほど停車して出発しました。サンライズ出雲はこのように島根県の主要駅をこまめに停車し、利便性を図っています。
外はだんだん暗くなり、安来を経て19時54分に
米子
に到着しました。この時は遅れも回復し、定刻通りになっていました。山陰本線の停車はここまでで、伯耆大山から伯備線に入り、中国地方を横断していきます。ホームにはキハ187系がいました。
伯備線は単線&特急「やくも」が多数走っているが故に運転停車も多く、岸本や写真のように布原で運転停車していました。特に布原は信号場として開設した駅で、周辺には民家がほとんどありません。そんな中でサンライズ出雲が運転停車して、下り列車と交換していたわけですね・・・。
少し遅れて
新見
に到着しました。伯備線での停車駅は新見が唯一です。でも、すぐに出発しました。
伯備線を走破すると、
倉敷
に到着しました。ここから山陽本線に入ります。山陽本線では列車を待つ客が多数いました。
22時29分に
岡山
に到着しました。ここで先に到着していたサンライズ瀬戸と併結し、14両編成で東京へ向かうことになります。ただ、サンライズ出雲は岡山に入線した時点でサンライズ瀬戸と連結し、連結終了した後にドアが開くため、連結作業は眺める事が出来ません。でも、ホームには一息する乗客で賑わっていました。
22時33分に岡山を出発します。
山陽本線を東へ走り、23時33分に
姫路
に到着しました。ここからアーバンネットワークの中を走る事になります。姫路名物のそば店は閉店した後でした。
日付が変わるころに明石大橋の近くを通りました。橋のライトアップが綺麗ですね・・・。
日付が変わってからの最初の停車駅である
三ノ宮
に到着しました。24時を過ぎてもホームに多数の客がいるということは都会らしい光景ですね・・・。サンライズは深夜ながら関西の主要駅に停車して乗降扱いを行います。ブルートレインが産まれた頃は画期的でしたが、今は何とも感じませんね・・・。
関西では少しずつ雨が降ってきました。
そして、0時32分に
大阪
に到着しました。ここで2分間停車し、乗務員交代となります。ここから静岡までノンストップです。
1時11分ごろに我が地元の石山駅を通過しました。ベットの上から石山駅通過を眺めるだけでも新鮮です・・・。ここから就寝に入りました。
起きると、
静岡
に到着しました。時間は4時38分。4時台というのにホームには既に客が・・・。もう1日が始まったようです。サンライズはここから朝の停車が始まります。しかし、私は二度寝に入りました・・・。
起きたときは既に
横浜
に到着していました。富士、沼津、熱海と停車し、既に神奈川入りしていました・・・。でも、横浜に着いたということはいよいよ東京に近付いているということですね・・・。
横浜からノンストップで東海道本線を駆け抜けて7時8分定刻に
東京
に到着しました。出雲市から約12時間15分の乗車でした。しかし、本当にあっという間でした。
今秋にサンライズ瀬戸が琴平まで延長されるそうで、久しぶりの明るい話題ですね〜。
以上です。
は東京から出雲市を結ぶ寝台特急列車で、残り少なくなった夜行列車の一つでもあります。そんなサンライズ出雲ですが、出雲大社の遷宮に伴う人気から特急券が取れない状態が出ているそうですが、先日上り列車の出雲市→東京に乗車してきましたのでレポートします。
サンライズ出雲・瀬戸は何度も乗車しているのですが、瀬戸の全区間や大阪→東京、東京→岡山といった途中区間が多く、伯備線・山陰本線から乗るのは今回が初めてです。
上りサンライズ出雲は出雲市駅を18時55分に出発しますが、出雲市駅には18時42分に
入線
してきます。ホームにいる時間は13分、そして2番ホームからなので車両を外側からゆっくりと眺めることもできますね・・・。
出雲市で発車を待つサンライズ出雲です。出雲から東京まで乗り継ぎ出来る列車はサンライズ出雲のみ(他に夜行バスがありますが・・・)。それだけに貴重な存在です。乗車時は夏至前後ということもあり、19時前というのに外は明るく、明るいうちに発車するということになりますね・・・。
今回充当された285系は
I3編成
つまり、クハネ285−5以下7両編成です。JR西日本所属の編成ですな・・・。
今回充当されたI3編成は2013年に
リニューアル
がなされた編成でもあります。285系がリニューアルされたという話は聞いていましたが、乗車しようとしていきなりやってきたのに驚きました・・・。さtれえ、リニューアルに伴う変化点で、一番目につくのがパンタグラフの増設です。285系のパンタグラフはMN車とMN2車に各1基ずつが搭載され、2基搭載できるように片方を準備工事とした状態でした。それが準備工事されていた部分にパンタグラフが増設されて2基搭載になっていました。ただ、使用は従来通り各1基のみです。おそらく、故障対策でしょう。
もうひとつ、乗降扉のステップが大きくなり、その部分に黄色の注意喚起シールが付いています。
リニューアルは車内にも多数及んでいますが、目につく点として
トイレの洋式化
がなされたことがポイントです。285系のトイレは各車に和式と洋式の1つずつの2つが設けられていますが、リニューアル工事に合わせて和式トイレが洋式化され、洋式トイレが2つになりまし8た。そのため、トイレのドアに貼られているシールについて和式と洋式の表記が無くなりました。他にもいろいろあるそうですが、リニューアルに伴う変化点をまとめたサイトがありますので、そちらの方へ・・・。
今回利用したのは
シングルDX
です。サンライズで唯一のA寝台で、4・11号車の2階に6室が設けられています。シングルDXは人気があるそうですが、今回は2日ぐらい前に取れました。購入時、半分以上空いていたそうで、ビックリでした。
シングルDXはベッドだけでなく、洗面台、テーブル、椅子などが付いており、更に専用のアメニティグッズも用意されています。シャワールームも無料で利用でき、そのカードも用意されていました。ビジネスホテルと劣らないほどの設備を誇っている事がポイントです。寝台料金は約1万4000円ですが、出雲市から東京まで新幹線+特急「やくも」乗り継ぎを行った場合、大体7000円ぐらいのビジネスホテルに泊まった時とほぼ変わりませんからね・・・(個人的には少々高いですが・・・)。
因みに今回のリニューアルに合わせて椅子の背もたれにクッションが付いたり、コンセントのシールが変わったりしています。
18時55分から少し遅れて
出雲市
を出発します。明るい間に山陰本線をのんびりと通過していきます。
19時12分ごろに出雲市を出て最初の停車駅である
宍道
に停車しました。この駅から木次線が分岐します。
来待〜玉造温泉間では下り線と上り線が離れ離れになっています。こういうシーンを2階から見ると眺めが抜群ですね・・・。そして、玉造温泉で運転停車。
遅れはそのままで島根県の中心駅である
松江
に到着。ここで1分ほど停車して出発しました。サンライズ出雲はこのように島根県の主要駅をこまめに停車し、利便性を図っています。
外はだんだん暗くなり、安来を経て19時54分に
米子
に到着しました。この時は遅れも回復し、定刻通りになっていました。山陰本線の停車はここまでで、伯耆大山から伯備線に入り、中国地方を横断していきます。ホームにはキハ187系がいました。
伯備線は単線&特急「やくも」が多数走っているが故に運転停車も多く、岸本や写真のように布原で運転停車していました。特に布原は信号場として開設した駅で、周辺には民家がほとんどありません。そんな中でサンライズ出雲が運転停車して、下り列車と交換していたわけですね・・・。
少し遅れて
新見
に到着しました。伯備線での停車駅は新見が唯一です。でも、すぐに出発しました。
伯備線を走破すると、
倉敷
に到着しました。ここから山陽本線に入ります。山陽本線では列車を待つ客が多数いました。
22時29分に
岡山
に到着しました。ここで先に到着していたサンライズ瀬戸と併結し、14両編成で東京へ向かうことになります。ただ、サンライズ出雲は岡山に入線した時点でサンライズ瀬戸と連結し、連結終了した後にドアが開くため、連結作業は眺める事が出来ません。でも、ホームには一息する乗客で賑わっていました。
22時33分に岡山を出発します。
山陽本線を東へ走り、23時33分に
姫路
に到着しました。ここからアーバンネットワークの中を走る事になります。姫路名物のそば店は閉店した後でした。
日付が変わるころに明石大橋の近くを通りました。橋のライトアップが綺麗ですね・・・。
日付が変わってからの最初の停車駅である
三ノ宮
に到着しました。24時を過ぎてもホームに多数の客がいるということは都会らしい光景ですね・・・。サンライズは深夜ながら関西の主要駅に停車して乗降扱いを行います。ブルートレインが産まれた頃は画期的でしたが、今は何とも感じませんね・・・。
関西では少しずつ雨が降ってきました。
そして、0時32分に
大阪
に到着しました。ここで2分間停車し、乗務員交代となります。ここから静岡までノンストップです。
1時11分ごろに我が地元の石山駅を通過しました。ベットの上から石山駅通過を眺めるだけでも新鮮です・・・。ここから就寝に入りました。
起きると、
静岡
に到着しました。時間は4時38分。4時台というのにホームには既に客が・・・。もう1日が始まったようです。サンライズはここから朝の停車が始まります。しかし、私は二度寝に入りました・・・。
起きたときは既に
横浜
に到着していました。富士、沼津、熱海と停車し、既に神奈川入りしていました・・・。でも、横浜に着いたということはいよいよ東京に近付いているということですね・・・。
横浜からノンストップで東海道本線を駆け抜けて7時8分定刻に
東京
に到着しました。出雲市から約12時間15分の乗車でした。しかし、本当にあっという間でした。
今秋にサンライズ瀬戸が琴平まで延長されるそうで、久しぶりの明るい話題ですね〜。
以上です。