今日は大井川鉄道の
井川線の車両
を見てみましょう。井川線はディーゼル機関車の牽引による客車列車で、井川方に制御車を連結しています。そのため、井川線の車両は機関車、制御車、客車で構成されています。通常は機関車+客車×3+制御車という編成を組んで運行しています。
ディーゼル機関車の
DD20形
です。井川線の動力車として使用されているもので、主力的な存在です。日本で初めてカミンズ製のエンジンを採用している事がポイントです。車体は急カーブが多いことから見晴らしを良くするために箱型にしています。1982年に登場し、1986年までに3次にわたって6両が投入されています。写真は上からDD201(1次)、DD204(2次)、DD206(3次)です。
アプトいちしろ〜長島ダム間で使用されているアプト式機関車の
ED90形
です。1989年に3両が投入されました。ラックレール上を走行することから台車に歯車が付いています。車体が細長いのは必要な機器を積んでいる関係です。
制御車の
クハ600形
です。井川方先頭車を務めており、先頭部に運転台が装備されています。これは1990年にアプトいちしろ〜長島ダム間のアプト式運転開始にあたって、連結器破損のリスクを低減するために機関車を千頭方に固定し、推進運転を行うことになったため、その制御車として投入されたものです。クハ600形は4両いますが、クハ601はスロフ310からの改造、クハ602〜604はトキ200形の台車を使用して車体を新製しています。クハ601とクハ602〜604は基本的に同仕様ですが、窓形状に微妙な違いがあります。
編成の中間に連結される
スロフ300形
です。1962年に登場した井川線の標準的な車両です。しかし、長期間にわたって投入されている割に車体に大きな差はありません。
写真は1962年に製造されたスロフ304で、バス窓になっている事がポイントです。
こちらは1980年から1984年にかけて投入されたグループです。スロフ305〜310が該当します。窓が下降窓になったことがポイントです。写真はスロフ306とスロフ309です。
こちらは1991年に製造されたスロフ310です。そのスロフ310は2代目で、初代は1984年に製造され、1990年にクハ601へ改造されています。
平成に入って投入されたグループです。基本的に前のグループと同じです。写真はスロフ313とスロフ315です。
2001年に投入されたスロフ316です。車体半分が展望デッキになっている事がポイントで、座席は大井川方に向けて設置されています。展望デッキ付きは1両のみで、運用も固定されていないようなので、乗れるかどうかは運次第でしょうか・・・。展望デッキは人気があるようで、他の車両がガラガラの中で座席がほぼ埋まっていました。
こちらは2011年に投入された最新のスロフ317です。基本的に在来車と同じですが、戸袋窓の押さえがゴムから金属になっている事がポイントです。同じ型式の車両が約50年間にわたって投入しているのってある意味凄いですね・・・。
次に車内です。こちらは
クハ600形
です。2&1のボックスシートが並んでいます。運転台後部は展望を考慮して運転台を向けるように設置されています。車端部は小さなシートが車体幅いっぱいに設置されています。2&1シートで、2人掛けが大井川方に置かれているのは展望を考慮しているためです。
こちらは
スロフ300形
の車内です。一般的に2&1のボックスシートが並んでいます。座席形状が何気なく国鉄型車両と似ているように感じますね・・・。しかも、取っ手まで・・・。
スロフ305〜308はバス用座席を2&1のボックス状に配置されている事がポイントです。最初見たときは一般的なボックスシートと比べて座席が比較的グレードが高そうに見えたので、上等車に見えたものです・・・。でも、一応一般車なんですね・・・。
井川線用の貨車たちです。一応、貨車も在籍していますが、最近は減少気味です。上から2つはcトキ200形です。50両が投入されたのですが、スロフ300形やクハ600形などに改造されたため、わずか数両が残っているにすぎません。下はcト100形です。貨車たちは機関車を制御するための引き通し線を持っている事がポイントです。
以上です。
井川線の車両
を見てみましょう。井川線はディーゼル機関車の牽引による客車列車で、井川方に制御車を連結しています。そのため、井川線の車両は機関車、制御車、客車で構成されています。通常は機関車+客車×3+制御車という編成を組んで運行しています。
ディーゼル機関車の
DD20形
です。井川線の動力車として使用されているもので、主力的な存在です。日本で初めてカミンズ製のエンジンを採用している事がポイントです。車体は急カーブが多いことから見晴らしを良くするために箱型にしています。1982年に登場し、1986年までに3次にわたって6両が投入されています。写真は上からDD201(1次)、DD204(2次)、DD206(3次)です。
アプトいちしろ〜長島ダム間で使用されているアプト式機関車の
ED90形
です。1989年に3両が投入されました。ラックレール上を走行することから台車に歯車が付いています。車体が細長いのは必要な機器を積んでいる関係です。
制御車の
クハ600形
です。井川方先頭車を務めており、先頭部に運転台が装備されています。これは1990年にアプトいちしろ〜長島ダム間のアプト式運転開始にあたって、連結器破損のリスクを低減するために機関車を千頭方に固定し、推進運転を行うことになったため、その制御車として投入されたものです。クハ600形は4両いますが、クハ601はスロフ310からの改造、クハ602〜604はトキ200形の台車を使用して車体を新製しています。クハ601とクハ602〜604は基本的に同仕様ですが、窓形状に微妙な違いがあります。
編成の中間に連結される
スロフ300形
です。1962年に登場した井川線の標準的な車両です。しかし、長期間にわたって投入されている割に車体に大きな差はありません。
写真は1962年に製造されたスロフ304で、バス窓になっている事がポイントです。
こちらは1980年から1984年にかけて投入されたグループです。スロフ305〜310が該当します。窓が下降窓になったことがポイントです。写真はスロフ306とスロフ309です。
こちらは1991年に製造されたスロフ310です。そのスロフ310は2代目で、初代は1984年に製造され、1990年にクハ601へ改造されています。
平成に入って投入されたグループです。基本的に前のグループと同じです。写真はスロフ313とスロフ315です。
2001年に投入されたスロフ316です。車体半分が展望デッキになっている事がポイントで、座席は大井川方に向けて設置されています。展望デッキ付きは1両のみで、運用も固定されていないようなので、乗れるかどうかは運次第でしょうか・・・。展望デッキは人気があるようで、他の車両がガラガラの中で座席がほぼ埋まっていました。
こちらは2011年に投入された最新のスロフ317です。基本的に在来車と同じですが、戸袋窓の押さえがゴムから金属になっている事がポイントです。同じ型式の車両が約50年間にわたって投入しているのってある意味凄いですね・・・。
次に車内です。こちらは
クハ600形
です。2&1のボックスシートが並んでいます。運転台後部は展望を考慮して運転台を向けるように設置されています。車端部は小さなシートが車体幅いっぱいに設置されています。2&1シートで、2人掛けが大井川方に置かれているのは展望を考慮しているためです。
こちらは
スロフ300形
の車内です。一般的に2&1のボックスシートが並んでいます。座席形状が何気なく国鉄型車両と似ているように感じますね・・・。しかも、取っ手まで・・・。
スロフ305〜308はバス用座席を2&1のボックス状に配置されている事がポイントです。最初見たときは一般的なボックスシートと比べて座席が比較的グレードが高そうに見えたので、上等車に見えたものです・・・。でも、一応一般車なんですね・・・。
井川線用の貨車たちです。一応、貨車も在籍していますが、最近は減少気味です。上から2つはcトキ200形です。50両が投入されたのですが、スロフ300形やクハ600形などに改造されたため、わずか数両が残っているにすぎません。下はcト100形です。貨車たちは機関車を制御するための引き通し線を持っている事がポイントです。
以上です。