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Channel: 斬剣次郎の鉄道・バス斬り
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純正車体の投入が進む広島交通

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 広島交通といえば
 西工
 をメインに一部の自己発注車と中古車は富士7Eで投入されており、メーカー純正車体の車両はほとんどいませんでした。しかし、2011年の西工製造終了は広島交通の車両構成に大きな変化をもたらしました。



 そんな中で投入されたのが
 エルガ
 です。広島交通は日デをメインに一部三菱ふそうを入れるという構成でした。そんな中でエルガを入れたことは衝撃的でした。上が2012年式の840−21、下が2013年式の855−32です。2012年式がLKG代、2013年式がQPG代です。


 エルガと並行して三菱ふそうの
 エアロスター
 も投入されています。2002年の西工以来10年ぶりの投入となり、純正車体も初めてとなります。そこで、注目したいのがエルガとエアロスターで仕様の違いです。屋根上の通風器、中扉の窓の数、ポールの色など・・・。通常はメーカーが違ってもメーカー標準以外は基本的に仕様を揃えるのが普通なんですが、メーカーの違いでこれほど異なるのはあまり見掛けませんね・・・。私が思うに広島バスの仕様に合わせているような気がします・・・。エアロスターは2012年と2013年に各1台ずつが入っています。写真は2013年式の856−31で、QKG代です。


 西工の製造中止の影響は中古車も影響を及ぼしました。広島交通の中古車といえば日デで入れてきていましたが、日デ以外の中古車も投入されるようになりました。写真は
 元神奈川中央交通
 のいすゞLV+富士7Eです。富士7Eの中古車は日デで多数いれていますが、こちらはいすゞです。1999年式のKC−LV380Lとなります。でも、いすゞの中古車は2012年に数台が入ったのみで、全て富士7Eとなっています。


 こちらは元神奈川中央交通の車両とほぼ同時期に投入された
 元千葉中央バス
 のいすゞLV+富士7Eです。元神奈中は数台が投入されたに対し、元千葉中央バスは1台のみの投入です。




 そして、2013年になって三菱ふそうの中古車が投入されるようになりました。こちらは
 元東急バス
 のエアロスターノンステです。ついにノンステが投入されるようになりました。広島交通では自己発注のノンステは今のところいないので、中古車で初めて登場した形になります。写真は上から852−15(2001年式)、853−15(2001年式)、863−25(2002年式)です。2001年式と2002年式でフォグランプの有無に違いがあります。



 そして、今度は
 元神奈川中央交通
 のエアロスターも投入されるようになりました。上が2000年式の859−02、下が2000年式の861−01ですが、前者がKC代、後者がKL代となります。最近の中古車は三菱ふそうが中心になっています。


 こちらは日デ以外の投入が始まった時に投入された
 元京急バス
 の日デ+富士7Eのワンステです。少数投入されていましたが、2012年を最後にしばらく投入が途絶えている状態です。

 西工の製造終了により、日デ以外のメーカーの車両が投入されるようになっただけでなく、メーカー純正車体が投入されるようになりました。少しずつ変化を見せている広島交通でした。
 以上です。

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