1999年に313系の第一陣として登場した
3000番台
は転換クロスシートが標準である313系の中で唯一ボックスシートを装備するなど車内設備において他の313系と異なっています。
3000番台は閑散路線でのワンマン運転を考慮しているために2両編成となっており、Mc車にはパンタグラフを2基搭載しています。元々は後位の1基のみでしたが、のちほど霜取り用として増設されています。
3000番台はセミクロスシートで、扉間にボックスシートを左右2組ずつ配置した113・115系などの国鉄型車両と同じ配置になっています。313系の座席モケットは青色が標準ですが、3000番台のみは緑色がかかったものになっており、他の313系とは異なった雰囲気となっています。
ボックスシート部分
です。国鉄型車両と同じ配置ですが、枕が独立するなど座席形状が変わっているほか、見た感覚では厚みが増したような感じになっています。ボックスシート1組につき大型窓1個が付いているので、眺めは抜群です。JR東日本のE231・E233系よりのんびりできそうな感じです・・・(E231・E233系は座席が固いし・・・)。
最近は転換クロスシートが増えており、ボックスシートはやや減少していますが、形状に工夫を加えるなど少しずつ進化しているような感じでした。しかし、JR東海では3000番台を最後にワンマン対応車両も転換クロスシートへ移行しました。
扉周辺は国鉄型車両と同じく横向きシートが配置されています。国鉄型車両と同じですが、座席がバケットシートになっています。ただ、313系では戸袋窓が廃止されているため、この座席から景色を眺めるには不向きになってしまいました・・・。これはE231・E233系でも同様に言えますが・・・。
車端部
は1000番台グループと同様にロングシートが配置されています。閑散路線において短編成で運行されると時々混むときがあるので、そこを考慮したものだと思われます。でも、JR東日本やJR西日本では閑散路線に転換クロスシートの車両を導入するケースが増えていますが、いずれも車端部をロングシートにすることで混雑に対応したりしているようですね・・・。このロングシートは優先席に指定されています。
こちらはTc車の車端部で、そこには便所が設けられ、その向かい側には2対1のボックスシートが設けられています。これは313系の初期車に見られる仕様です。便所と目を合わせないようにボックスシートにしていますが、扉側には車いすに対応するために1人掛けとしていることがポイントです。そこには車いす固定用ロープしして可動肘掛けが付いて今qす。一見して特急用車両の座席と似ているような感じですね・・・。
尚、2006年度から投入された3次車から便所が大型化され、向かい側が車いすスペース(座席無し)になりました。
こちらは
ワンマン機器
です。運転席後部に運賃箱と運賃表示器、後扉に整理券箱が置かれていることはワンマン対応車両の標準的なスタイルになっています。しかし、JR東海では他の事業者と異なり、扉を助手側へスライドさせることで運賃箱の位置が固定し、使用しないときは板で隠すことが出来るようになっています。そして、整理券箱そのものは大きなボックスの中に収められ、整理券取り出し口のみ出ているような感じになっています(中には消火器と一体も・・・)。おそらく、むやみに機器を触れないようにしているのでしょう・・・。これは3次車以降も同様となっています。運賃表示器については当初LED式でしたが、最近になって液晶表示に交換されています。
こちらは
半自動ドアボタン
です。313系のワンマン対応車両や寒冷地対応車両にはドアスイッチが設けられています。この形状は初期車に見られるもので、開閉ボタンの上に操作可能ランプが付いています。でも2010年度から投入された4次車からはボタンそのものにLEDランプが付く仕様に変更されています。
3000番台の細かいところを眺めると、他の313系と異なる点がたくさん見られました。しかし、3000番台は閑散路線における仕様の変化の過渡期の中にいるような感じでした。でも、こういう仕様は乗客の入れ替わりが比較的多い飯田線にはピッタリだと思います。
以上です。
3000番台
は転換クロスシートが標準である313系の中で唯一ボックスシートを装備するなど車内設備において他の313系と異なっています。
3000番台は閑散路線でのワンマン運転を考慮しているために2両編成となっており、Mc車にはパンタグラフを2基搭載しています。元々は後位の1基のみでしたが、のちほど霜取り用として増設されています。
3000番台はセミクロスシートで、扉間にボックスシートを左右2組ずつ配置した113・115系などの国鉄型車両と同じ配置になっています。313系の座席モケットは青色が標準ですが、3000番台のみは緑色がかかったものになっており、他の313系とは異なった雰囲気となっています。
ボックスシート部分
です。国鉄型車両と同じ配置ですが、枕が独立するなど座席形状が変わっているほか、見た感覚では厚みが増したような感じになっています。ボックスシート1組につき大型窓1個が付いているので、眺めは抜群です。JR東日本のE231・E233系よりのんびりできそうな感じです・・・(E231・E233系は座席が固いし・・・)。
最近は転換クロスシートが増えており、ボックスシートはやや減少していますが、形状に工夫を加えるなど少しずつ進化しているような感じでした。しかし、JR東海では3000番台を最後にワンマン対応車両も転換クロスシートへ移行しました。
扉周辺は国鉄型車両と同じく横向きシートが配置されています。国鉄型車両と同じですが、座席がバケットシートになっています。ただ、313系では戸袋窓が廃止されているため、この座席から景色を眺めるには不向きになってしまいました・・・。これはE231・E233系でも同様に言えますが・・・。
車端部
は1000番台グループと同様にロングシートが配置されています。閑散路線において短編成で運行されると時々混むときがあるので、そこを考慮したものだと思われます。でも、JR東日本やJR西日本では閑散路線に転換クロスシートの車両を導入するケースが増えていますが、いずれも車端部をロングシートにすることで混雑に対応したりしているようですね・・・。このロングシートは優先席に指定されています。
こちらはTc車の車端部で、そこには便所が設けられ、その向かい側には2対1のボックスシートが設けられています。これは313系の初期車に見られる仕様です。便所と目を合わせないようにボックスシートにしていますが、扉側には車いすに対応するために1人掛けとしていることがポイントです。そこには車いす固定用ロープしして可動肘掛けが付いて今qす。一見して特急用車両の座席と似ているような感じですね・・・。
尚、2006年度から投入された3次車から便所が大型化され、向かい側が車いすスペース(座席無し)になりました。
こちらは
ワンマン機器
です。運転席後部に運賃箱と運賃表示器、後扉に整理券箱が置かれていることはワンマン対応車両の標準的なスタイルになっています。しかし、JR東海では他の事業者と異なり、扉を助手側へスライドさせることで運賃箱の位置が固定し、使用しないときは板で隠すことが出来るようになっています。そして、整理券箱そのものは大きなボックスの中に収められ、整理券取り出し口のみ出ているような感じになっています(中には消火器と一体も・・・)。おそらく、むやみに機器を触れないようにしているのでしょう・・・。これは3次車以降も同様となっています。運賃表示器については当初LED式でしたが、最近になって液晶表示に交換されています。
こちらは
半自動ドアボタン
です。313系のワンマン対応車両や寒冷地対応車両にはドアスイッチが設けられています。この形状は初期車に見られるもので、開閉ボタンの上に操作可能ランプが付いています。でも2010年度から投入された4次車からはボタンそのものにLEDランプが付く仕様に変更されています。
3000番台の細かいところを眺めると、他の313系と異なる点がたくさん見られました。しかし、3000番台は閑散路線における仕様の変化の過渡期の中にいるような感じでした。でも、こういう仕様は乗客の入れ替わりが比較的多い飯田線にはピッタリだと思います。
以上です。