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Channel: 斬剣次郎の鉄道・バス斬り
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二つに別れた2001年式のレインボーワンステ

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 旧京都交通は2001年に初のワンステとして
 レインボー
 を4台投入しました。京都200か 166〜169です。166〜168が亀岡、169が舞鶴に新製配置されましたが、後ほど168が綾部へ転属し、その時点で旧京都交通が会社更生法の手続を行い、南部が京阪バス、北部が日本交通に譲渡されました。そのため、166と167が京阪京都交通、168と169が新京都交通へ引き継がれ、それぞれ離れ離れになってしまいました。



 京阪京都交通に引き継がれた166と167です。京阪京都交通へ引き継がれた後、2006年に京阪バスカラーへ変更され、更に亀岡から中山(当時)へ転属し、現在に至っています。京阪バスカラーになったとはいえ、違和感なくまとまっています。とはいえ、既に京都交通カラーより京阪バスカラーの方が長くなってしまいました・・・。


 旧京都交通時代の167です。当時は亀岡にいましたが、もっぱら亀岡ローカルで活躍していたため、京都駅に姿を見せる事はほとんど無かったようです(姿を見せていたのは大型車でしたが・・・)。10年前の亀岡駅バス乗り場は比較的狭かったのを思い起こします・・・。



 京都交通に引き継がれた168と169です。京阪京都交通に引き継がれた車両は京阪バスカラーに変更されたに対し、京都交通に引き継がれた車両は現在も旧京都交通のままで活躍しています。今は廃車が進んで残り少なくなってしまいましたが・・・。168が福知山から舞鶴へ転属し、2台とも舞鶴で活躍しています。幕と社番以外は旧京都交通の面影を残しています。


 旧京都交通時代の169です。169は新製配置時から一貫して舞鶴に配置されている舞鶴生え抜きです。当時も現在と変わらぬ姿で活躍していました。とはいえ、舞鶴管内では路線の再編成と廃止が進み、昔の面影も少なくなっています・・・。

 運命とはいえ、同一事業者が投入した車両が会社更生法の適用に伴って別々の事業者へ別れてしまい、それぞれ別の姿になってしまいました。でも、それぞれ使命を背負って活躍していたのが印象的でした。
 旧京都交通が無くなって今年で9年になりますが、このブログは府北部のものは少々UPしてきましたが、府南部のものはほとんどUPしていません。でも、それなり撮影しているので、徐々にUPしていこうかなと思います。当時はバラエティに富んでいたのを覚えています。
 以上です。

桜の嵐山線

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 阪急嵐山線
 は各駅のホームの側に桜が並んでおり、桜シーズンになるときれいな桜を眺める事が出来ます。というわけで、桜シーズンの阪急嵐山線の様子をレポートしていきます。






 桂を出て1つめの
 上桂駅
 です。ホームの側に桜の並木が続いています。桜シーズンということもあり、線内列車が8300形の6両編成に増強され、梅田・河原町方面からの直通列車が運行されていました。





 上桂の次は
 松尾大社駅
 です。2013年12月21日ダイヤ改正で松尾から松尾大社に改称されました。松尾大社駅では上桂駅に及ばないものの、ホームに沿って桜並木が並んでいます。一部の木はホーム上に立っています。撮影当日は半分ぐらいが散った後ですが、ホーム全体に花びらが散らかっていました。でも、これも春らしい雰囲気ですね・・・。




 そして、終点の
 嵐山駅
 です。嵐山もホームに沿って並木が並んでいます。上桂と松尾大社はホーム部分のみ並木が並んでいますが、嵐山はホームから離れた場所まで並木が続いており、桜をバックに列車が入線するシーンを撮影することができます。



 丁度、高速神戸から嵐山への直通列車が到着し、折り返し河原町行き快速特急として出発していきました。充当編成は7017編成でした。留置中の8300形と7000形が嵐山駅ホームで並んでいましたが、このシーンは直通列車ならでのシーンですね・・・。



 そして、夜間にバルブ撮影してみました。行楽輸送が落ち着き、車両もいつも通りの6300形になっていました。夜桜も昼間に負けないほど美しい景色を彩っていました。


 西山天王山駅で
 さくらのHM
 を取り付けた5300形を撮影しました。西山天王山駅の梅田方面には桜並木が続いており、桜のシーンを撮影することができます。

 満開時に撮影しましたが、本当に綺麗でした。
 以上です。

京都市バス 3月22日ダイヤ改正 その3

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 3月22日に新運行計画に基づく
 ダイヤ改正
 が行われ、その様子を2回にわたってレポートしましたが、今回は代走についてレポートします。新たに代走が設定した系統もあれば、代走の設定が無くなった系統もあります。従来通り変化なしの系統も含めてレポートします。



 203号系統
 は早朝に乙の西大路四条→錦林車庫で梅津京阪による代走が行われていますが、改正後もそのまま代走が設定されています。錦林車庫到着後は93号系統になることは変わりないようです。





 代走の中で大きな変化が生じたのが
 205号系統
 です。205号系統は早朝と深夜に烏丸、深夜に梅津京阪・西賀茂京都バス・横大路阪急の代走が設定されていましたが、改正後は深夜帯の増発の影響なのか代走の営業所が増えています。
 こちらは烏丸による代走です。早朝と深夜に設定されていますが、改正前と変化ありません。



 こちらは改正で新たに設定された西賀茂による代走です。改正前の西賀茂京都バスを引き継いだような感じで、深夜の京都駅→北大路BTの甲と乙の各1本ずつを受け持っています。西賀茂による代走は京都バス委託が始まってから設定されたような気がしますが、直営による代走は初めてなのかな・・・。





 こちらは梅津JRによる代走です。京都駅〜北大路BT〜京都駅の甲乙各1本ずつと京都駅→北大路BT→西大路四条と京都駅→北大路BT→四条河原町の各1本ずつを受け持っている事は変わりありません。


 こちらは横大路阪急による代走です。河原町三条→京都駅の乙を受け持っている事は変わりありません。撮影当日はハイブリが充当されていましたが、直営のLED車は全ていなくなっているので、205号系統のLEDは代走ならでのシーンとも言えましょうか・・・。


 こちらは今回のダイヤ改正で設定された九条京阪による代走です。京都駅→西大路通→北大路BTの1本を受け持っています。九条京阪による205号系統は改正前でも衣笠操車の出入庫として京都駅〜西大路通〜北大路BT間を受け持っていましたが、ダイヤ改正で梅津に移管され、その代り代走を受け持つようになった感じです。



 こちらは今回のダイヤ改正で設定された錦林による代走です。河原町三条→京都駅と今回のダイヤ改正で新設された京都駅→西大路通→烏丸北大路を受け持っています。今回のダイヤ改正で205号系統の最終便が繰り下がりましたが、北大路BTに着く頃は北大路BTが閉まっているため、北大路BTの前を素通りして烏丸北大路終着となっている事がポイントです。







 こちらは今回のダイヤ改正で設定された洛西による代走です。京都駅〜北大路BT〜京都駅の甲乙各1本ずつを受け持っています。今回のダイヤ改正で夜間の205号系統が増発されましたが、このうち甲乙各1本ずつを洛西が受け持ったという感じなのでしょうか・・・。尚、甲については42・73号系統などから流れているようで、多区間車限定っぽいです・・・。ある日の甲系統に日野HRの205が充当され、「78に78」に引き続き「205に205」が実現してしまいました・・・。また、6667が充当された日もあり、西賀茂京都バス時代に引き続いて205号系統に充当された感じです。
 これにより、205号系統は横大路MK以外の全ての営業所が運行に関わっている事になります(梅津は昼間の区間便だけですが・・・)。そういう例って初めてなのでしょうか・・・。





 206号系統
 です。早朝と深夜に九条京阪(京都駅を起終点に1周(甲乙両方))、深夜に梅津JR(北大路BT→京都駅(甲乙両方))の代走が設定されていますが、改正前と変わりありません。


 今回のダイヤ改正で
 5号系統
 の代走が復活しました。西賀茂京都バスの時は修学院通止まりを含め全て西賀茂京都バスが担当していたのですが、今回は九条京阪となったため、代走が復活しています。担当は錦林ですが、以前も錦林担当でしたね・・・。というわけで、錦林の一部車両に整理券箱などが装備されているという事になりますね・・・。


 17号系統
 です。九条京阪が京都駅を起点に早朝の1往復を代走しています。改正前は深夜にも1往復していましたが、今回のダイヤ改正で無くなりました。撮影当日は多区間車の1708が充当されていましたが、多区間車の運用の中に入っているのでしょうか・・・。


 71号系統
 です。早朝の京都外大前→京都駅八条口間の1本を梅津京阪が代走していますが、改正後も引き続き梅津JRが担当しています。ただ、梅津JR担当路線のほとんどが単区間になったので、元からの単区間車も入っているようですね・・・。


 93号系統
 です。早朝の数本を錦林が担当していますが、改正後も引き続き錦林が担当しています。93号系統が単区間系統になったため、車両もお構いなしになったのでしょうね・・・。



 北1号系統
 です。深夜の北1系統玄琢下止まり2本を西賀茂が代走している事は変わりありません。改正前は直営と京都バス委託の各1本ずつを受け持っていたようですが、今回のダイヤ改正では西賀茂が直営に統一された事から2本とも直営担当になりました。


 今回のダイヤ改正で
 55号系統
 の代走が新たに設定されました。四条烏丸初の初便を九条京阪が担当しています。撮影当日はCNGノンステの1800が充当されていましたが、折り返しはそのまま55号系統なのかか、50号系統なのかは不明です。でも、その後岩倉操車系統に流れていたので、多区間車の運用に組み込まれているようです・・・。にしても、55号系統に代走が出るとは予想外でした・・・。



 ここからダイヤ改正の余話です。
 今回のダイヤ改正で四条烏丸操車場が廃止になりました。京都産業会館の建て替えに関係しているらしいのですが、その操車場は昔の四条烏丸バスセンターの面影を残していて、それが無くなってしまうというのでしょうか・・・。バスセンター時代の遺構が操車場の形態と閉鎖された階段に見られます。閉鎖に伴い、四条烏丸に発着している系統は操車場を変更するなどで対応しています。でも、閉鎖後も時間調整のために出入り口で少々待機している姿が見られます。四条烏丸操車場の閉鎖に合わせて、新たに二条駅西口の観光バス駐車場を利用して新たな操車場が設けられました。その操車場は18号系統グループが利用しています。


 先日、南5号系統に6515が充当されていました。元横大路JRの系統にリフト車が入るのを見かけるだけでも違和感に感じたものです。とはいえ、リフト車は単区間車のようなので、元JRで充当可能な系統は南5号系統だけですが・・・。


 ダイヤ改正直前にたまたま見かけた
 転属回送
 です。2088が横大路阪急から西賀茂へ転属しましたが、その時のもののようです。ただ、堀川通を南下していた事から、一旦西賀茂に行った後、整備?のために竹田工場へ向かう途中だと思われます。これは改正前に撮影したものですが、不明点が多かったので、今UPした次第です。

 洛バスが残っていますが、ダイヤ改正関連の記事は一応ここまでとします。
 以上です。

びわこエクスプレス2号

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 2014年3月15日ダイヤ改正で大阪発草津行きの
 びわこエクスプレス2号
 が増発されました。従来は大阪〜米原間の1往復のみで運行されていましたが、帰宅客の利便性を図るためにさらに1本増発された形です。



 増発されたびわこエクスプレスは
 キハ189系
 が充当されています。キハ189系は通常特急「はまかぜ」に充当されており、回送ながら吹田総合車両所京都支所まで走っていましたが、今回のダイヤ改正により、キハ189系が滋賀県に乗り入れるようになりました。JR化以降に登場したディーゼル特急車が滋賀県に乗り入れるのは初めてとなるでしょう・・・。改正前は681・683系で運行されていましたが、改正後も引き続き米原発着の列車に充当されています。今回のキハ189系の充当により、びわこエクスプレスにコンセント付き車両が充当される形になり、ビジネス列車らしい雰囲気になりました(びわこエクスプレスに充当される683系はコンセント無しの京都支所の車両が充当)。
 びわこエクスプレス2号は基本的に3両編成で運行されていますが、6両編成で運行される日もあります。3両編成のときは1・2号車が自由席で3号車が指定席となりますが、6両編成のときは1・2号車が自由席で、3〜6号車が指定席となります。


 側面行き先表示です。LED式ですが、愛称はスクロールでびわこエクスプレス、行先は草津と表示されています。これは「はまかぜ」と同じです。


 大阪駅の案内表示です。びわこエクスプレス2号は大阪を20時36分に出発します。米原行きのびわこエクスプレスの1時間前に設定されているという形になります。しかも、米原行きのはるか38号と42号の合間に設定されており、新大阪〜草津間において20時台から21時台にかけて30分ごとに特急列車が出ているという形になります。私にすれば、こんなにたくさんの特急列車を出してもいいのかな・・・と思ったほどです(その時間帯の新快速は激混みというわけでないですし)。


 びわこエクスプレス2号は20時5分ごろに10番ホームに入線してきます。入線時は特急「はまかぜ6号」。つまり、びわこエクスプレス2号はまかぜ6号の京都支所入庫の間合いを利用して設定されたものだったのです。びわこエクスプレスがキハ189系で増発されると聞いて、もしや「はまかぜ」の間合いでは?と思ったのですが、まさにその通りでした。
 大阪に到着後、降車扱いを終えた後、いったんドアが閉まり、ここで車内掃除が行われます。掃除終了後、20時20分ごろにはドアが開き、乗車扱いが始まります。






 びわこエクスプレス2号の停車駅は従来のびわこエクスプレスと同じで、新大阪、京都、山科、大津、石山、そして終点の草津となります。キハ189系の車内案内表示ももちろん表示されますが、いつも見慣れている駅の表示をキハ189系で見ると新鮮に感じたものです。




 終点の
 草津
 には21時27分に到着します。ホームは5番ホームです。草津終着のっ列車はたいてい5番ホームに到着しているので、いつも通りですね・・・。降車扱いを終えると、車内の電気が消え、折り返しに入ります。




 降車扱いを終えると、一旦引き上げ線に入り、21時40分ごろに4番ホームに入線してきました。ここでいったん停車し、21時43分に京都に向けて出発していきました。22時ごろには入庫ということでしょうね・・・。





 地元の石山に停車したびわこエクスプレス2号です。石山にディーゼル列車が停車するのは1999年12月の急行「たかやま」の特急格上げ以来約15年ぶりとなります。当時の急行「たかやま」は関西方面から飛騨高山を結ぶ列車であったため、飛騨高山行きが8時台、大阪行きが18時台に停車していました。今回のびわこエクスプレスは通勤列車という意味合いなので、21時21分ですが・・・。
 びわこエクスプレス2号は外側線の4番ホームに停車しますが、3両編成のときと6両編成の時で停車位置が異なっています。


 びわこエクスプレス2号と関連しているのかどうか分かりませんが、最近になって草津駅4番ホームに写真のような停車標が新たに取り付けられていました。キハ189系が大阪方面から直接4番ホームに入線することを想定して付けたのでしょうか・・・。実際は引き上げ線に入ったうえで折り返していますが・・・。
 その停車標を見て、ふっと思い出しました。今から約20年前、207系3両編成が試運転で草津まで来ていた時期があり、その時は大阪方面から直接4番ホームに入線し、そのまま大阪方面へ出発していました。その時の停車位置がまさに今のと同じだったのです。時代は繰り返すものですな・・・。

 キハ189系によりびわこエクスプレスが増発されましたが、私が見たところ、そこそこ乗っているようで、需要があるように感じたものです。とはいえ、私は京都から新快速もしくは普通に乗って帰宅しているので、あんまり使わないのかもしれませんが、大いに期待したいものです。
 以上です。

京急バスのゾロ目の社番

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 京急バスの社番は営業所記号+4ケタの数字で表しています。4つの数字は千の位がメーカー、百の位が投入年の下1桁、十の位以下は通し番号(年ごとに1〜始まる)というような感じです。そんな社番ですが、社番が
 ゾロ目
 の車両が全体で2台います。こないだ、京急バスを撮影していた時、目立った成果が無かった中でゾロ目の2台とも撮影できましたので、UPします。



 こちらは久里浜所属の
 F1111
 です。1が4つ並んだゾロ目です。2011年式のいすゞLKG−LV234L3となります。下2桁は通し番号ですが、通常は高速車→リムジン車→路線車→子会社の順番で付け、それぞれいすゞ→日野→三菱ふそう→日デと番号が充てられています。そのため、「11」はリムジン車の新車が多い時はリムジン車が付け、リムジン車の新車が少ない時はいすゞの一般路線車が付けるケースが多いようです。しかし、2011年は前期の新車にリムジン車の投入が無かったため、いすゞの一般路線車が若い段階から付けられたため、「1111」が実現したわけです。
 因みに1991年の時も「1111」が出たようです・・・(2001年はいすゞの社番が2***)。



 こちらは衣笠所属の
 E3333
 です。3が4つ並んだゾロ目です。2013年式の日野LNG−HU8JLGPとなります。下2桁の付番の順序は先ほど述べたとおりですが、2013年はたまたま日野が割り当てられたため、実現した感じです。京急バスは最近になって前面に社番を記載した紙を貼るようになっているようですが、E333は何故か2枚掲げています。
 因みに1993年の時も「3333」が出たようです・・・。

 そこで、京急バスのゾロ目は「2222」、「4444」、「5555」、「6666」、「7777」、「8888」が実現可能性ありますが、実際は実現せずです・・・。2002年の「22」は日野(4222)、2004年の「44」は日デ(8444)、2005年式の「55」は日野(3555)、1996年式の「66」は日デ(86666)、2007年の「77」はいすゞ(1777)、1998年の「88」はなしという感じで外れてしまいました。次は2016年式の「6666」ですが、果たして・・・。



 京急久里浜駅で見かけた
 エルガハイブリッド
 です。京急バスでは2013年より投入が始まり、順調に数を増やしているようです・・・。関東では各事業者へ投入が進んでいるのですが、逆に関西では投入があんまり進んでないようですね(今年でようやく3社目が出たばかりですが・・・)。

 以上です。

万葉線 高岡駅前移設及び延伸

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 3月29日、万葉線の
 高岡駅前電停
 が高岡駅の側へ移設され、駅名も高岡駅に改称されました。それと同時に路線も100m延伸されました。移設当日にたまたま富山へ行っていたついでに高岡に立ち寄り、その様子を見てきましたので、レポートします。


 高岡駅の
 新ホーム
 です。新ホームは駅ビルの1階に設置されており、JR氷見線の側に位置しています。そのため、JRのホームから万葉線の駅や車両が見えるようになりました。ホームは2面2線と旧ホームより発着線が増えています。
 尚、橋上にあるJRの改札口から階段やエスカレーターで1階に降りて左に曲がるとすぐに万葉線のホームにたどりつけるようになっています。




 高岡駅を出た万葉線の列車は駅を出てすぐにある急カーブで駅ビルを出て駅前広場を半周してから大通りに出て次の末広町に至ります。その時、旧ホームを通過するので、万葉線は路線長が100m伸びる形になり、移設というより延伸扱いになりました。撮影時、式典の来賓の方々が延伸区間を走行する列車を眺めていました・・・。


 旧ホームです。旧ホームは駅前広場が整備されたこともあり、単なる線路に変わっていました。でも、線路わきには緑化がなされていました。旧ホームの側にある地下通路入口はそのままになっているので、ここが面影になるのでしょうか・・・。



 高岡駅移設及び延伸に関して式典が行われ、その
 記念列車
 にMLRV1006が充当され、高岡駅には3番ホームに停車していました。高岡駅では長時間停車していたため、1番ホームに発着していた定期列車との並びが見られました。高岡駅前は長年1面1線であったため、1列車しか入線できなかったので、今回の移設で初めて2列車が停車する姿が見られるようになりました。
 でも、昼間は15分ヘッドながら駅についてはすぐに折り返すので、通常は1番ホームのみ使っているようです。



 移設前は旧ホームに
 仮設ホーム
 を設けて営業していました。撮影当時は駅前広場の整備が約90%完成していた時なので、歩道もほぼ整備されていました。そのため、完成したホームから板をつなげて仮設ホームとしていました。そして、歩道上にプレハブの仮設待合室が設けられていました。


 こちらは
 旧ホーム
 時代のものです。旧ホームは駅前の道路の面したところにあり、駅舎を出て駅前広場を歩く必要がありました。旧ホームは1面1線ですが、上屋があり、かつ案内などが充実していたように記憶しています。

 高岡駅電停の移設により、JRとのアクセスが改善したことは大きいですね・・・。路面電車といえば道路上にホームがある関係で、駅舎を出て駅前広場を歩く必要がありましたが、最近は駅舎の側又は中へ移設してアクセスを改善するケースが増えています。ある意味変化ともいえましょうか・・・。
 以上です。

神姫バス 2014年新車

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 2月頃に神姫バスの
 2014年新車
 の投入が進められました。今年も各地に新車が投入されましたが、初登場のタイプや意外な配置などがありました。




 今回の新車の最大のポイントは
 エルガハイブリ
 です。エルガハイブリ2台が姫路に投入されました。姫路には毎年ハイブリを2台投入していますが、これまでブルーリボンシティだったのが今回はエルガとなりました。関西のエルガハイブリは阪急バス、全但バスに次いで3事業者目となります。関東では各事業者に投入が進んでいますが、関西は新車投入が落ち着いているせいかあまり投入が進んでいないのが実情のようです。
 前面と側面にハイブリの文字が付いていますが、エルガは全て英語となっています。また、エルガハイブリは神姫バスとして珍しくスモークガラスになっています(他の新車はいつも通りカーテン付き)。


 こちらは姫路に投入された
 ブルーリボン?ノンステ
 です。姫路には多数のブルーリボン?ノンステが活躍していますが、ブルーリボン?ノンステは意外と4年ぶりの投入となります。その間のノンステの投入はブルーリボンシティハイブリで進められていたため、投入されていませんでした。ということで、尿素付きのブルーリボン?ノンステは今回で初めてとなります。


 こちらは北条に投入された
 ブルーリボン?ワンステ
 です。ワンステは北条に投入されました。今年の日野大型の新車は少なめのようです・・・。




 こちらは
 レインボー?
 です。ノンステが姫路に1台、それ以外はワンステで投入されています。ノンステの姫路配置はほぼ毎年の事なのでいつも通りですが、今回のポイントはワンステが加古川に投入されたことでしょうか・・・。加古川には中型車の新車が投入されていますが、これまでは三菱ふそうで投入されていました。したがって、加古川に日野中型の新車が入るのは久々となるようです。とはいえ、三菱ふそうは中型ワンステの設定が無いので、日野が選ばれたのでしょうか・・・。中型車の新車は他に大久保にも投入されています。



 こちらは
 エアロスターノンステ
 です。エアロスターノンステは毎年明石、西神、三田に投入されていますが、今年も例年通り3営業所に投入されました。でも、今年は4年ぶりに1営業所に複数台が投入されています(近年は各営業所に1台ずつの計3台の投入が続いていた)。写真は6070と6071ですが、いずれも明石に配置されています。



 こちらは
 エアロスターワンステ
 です。2年ぶりにワンステが投入され、QKG代のワンステは今回で初めてとなります。ワンステは各営業所に投入されましたが、ポイントは何ともいっても山崎に投入された6085でしょうか。山崎には2012年にブルーリボン?が投入されていますが、エアロスターは久々となります。しかも、姫路ナンバーのエアロスター新車は2005年のCNGノンステ以来9年ぶりとなります。

 以上です。

嵐電の桜のトンネル

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 嵐電北野線の鳴滝〜宇多野間では桜シーズンになると
 桜のトンネル
 が見られます。この区間には線路脇まで桜の並木が続いており、その合間を縫って列車が通る感じです。そのため、列車は桜のトンネルをくぐっている状態です。




 桜のトンネルを通っている列車です。桜に囲まれた中で列車が通って行くシーンは魅力がありますね・・・。


 そして、夜になると、
 ライトアップ
 がなされます。夜桜はライトアップすると美しく見えるので、各地の桜の名所ではライトアップがなされていますが、嵐電も例外ではありません。




 夜の桜のトンネルを通る列車たちです。列車の中から夜桜を眺めれるようするために列車は桜のトンネルの区間だけ徐行運転し、車内灯も消灯しています。夜桜は暗い車内からの眺めが一番ですね・・・。因みに通常は運転席後ろのカーテンは閉じた状態で走っていますが、桜のトンネルを通る時だけカーテンが開けられ、そこから眺めたり写真を撮ったりする客もいました。


 鳴滝駅の時刻表です。北野線は20時まで10分ヘッドですが、ライトアップ時は18時〜20時の間で12分ヘッドに減便されます。桜のトンネルの時は通常より多数の客が乗ってくるのですが、徐行運転の関係で逆に減便されます。単線区間なので、仕方が無い面もありますが・・・。その代わり本線が単行となる中で2両編成で運行されています。


 桜のトンネルの時は敷地内の一部が公開され、間近から列車を撮影できるようになっています。私はほとんど踏切から撮っていましたが、このポイントは桜の間近で撮れるので、魅力あります。



 少しだけですが、大津駅でも撮影しました。丁度、官兵衛ラッピングのW27編成とのツーショットが撮れました・・・。
 因みに昨日の帰りが官兵衛ラッピング編成でした。

 以上です。

高遠さくら祭りシャトルバス

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 高遠といえば、桜で有名ですが、開花の最盛期には
 さくら祭り
 が開催され、全国から多数の人が花見にやってきます。それに合わせて駐車場から会場を結ぶシャトルバスなどが運行されています。そのシャトルバスを見てきましたので、レポートします。高遠はJRバス関東のエリアなので、シャトルバスはJRバス関東が中心となっています。




 高遠中学校〜高遠城址公園
 のシャトルバスに充当された車両たちです。JRバス関東のノンステを中心に充当されていました。さくら祭りのシャトルバスは中央道支店の車両が充当されていますが、車両が足りないため、他の営業所からの応援や新たに入ってきた中古車を営業運転開始前に先行して充当させるなど対応しているようです。今回充当されたノンステ達は元東急バスの車両ですが、シャトルバスのために暫定的に中央道支店に配置され、シャトルバス運行終了後はどこかへ配属されるものだと思われます。復刻塗色のL538−02503も充当されていました。
 尚、ピーク時には大型ワンステのL538−99206も投入されていました。因みにL538−99026は自己発注車なのですが、西武バスと仕様が似ているせいか、元西武バスだろうと思ったものです・・・。






 こちらは
 若宮駐車場〜高遠城址公園
 のシャトルバスに充当された車両たちです。全て高速車が充当されていました。このシャトルバスは全区間でも5分とかからない短距離なのですが、若宮駐車場は観光バス専用の駐車場なので、観光バスと揃えたのでしょう・・・。車両は東京支店、長野原支店、諏訪営業所などからの応援で、2000・2001年式の古参車が中心でした。特にセレガRのH657−00420は東京支店所属ながらつくば号に充当されることが多く、何回か乗車したことのある車両です。そんな車両が高遠まで来ていたとは驚きです・・・。
 あと、JRバス関東唯一の西工S型のH658−01415もシャトルバスに備えて中央道支店に来てました(敷地外からの撮影)。



 シャトルバスの
 高遠城址公園バス乗り場
 です。公園の北口の近くに位置しています。ここからシャトルバスだけでなく、花見循環バスも発着しています。一本桜が綺麗ですね・・・。





 こちらは
 伊那市役所〜白山橋
 のシャトルバスです。このシャトルバスは最盛期のみの運行で、最盛期となると伊那市中心部から高遠に至る国道361号線が渋滞するため、その対策として伊那市役所に臨時駐車場を設け、国道152号線経由でシャトルバスを運行しています。そのシャトルバスは高遠の中心部を避けるように通っているため、会場側の発着場が公園ではなく白山橋となっています。
 そのシャトルバスは伊那バスが担当していて、そこそこの距離を走るせいか貸切バスが充当されていました。まあ、全てセレガでしたが・・・。





 こちらは
 花見循環バス
 です。高遠駅を起終点に高遠城址公園のまわりを1周しています。この循環バスは高遠駅から会場へのアクセスを担うだけでなく、各地に散らばっている駐車場から会場へのアクセスも担っています。この循環バスは一部狭隘道路を通るためなのか中小型バスが充当されていました。基本的に20分ヘッドで1台のバスが循環していますが、客が多い時は続行や増発などが行われていました。


 白山橋付近を走っている花見循環バスです。






 バスの撮影の合間に高遠城址公園に入って桜を見てきました。高遠は日本一といわれるほどの桜の名所なだけに公園のほぼすべてが桜で覆われていました。しかも、その桜は「コヒガンザクラ」と呼ばれる通常の桜よりやや赤みに染まっているのがポイントです。私が行った時は丁度満開の時期だったので、本当に綺麗でした。京都から夜行バス→飯田線→路線バスと乗り継いでやってきただけに美しい桜は疲れを癒してくれました。

 以上です。

寸断された常磐線 その4(浜吉田駅)

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 2012年に分断された常磐線を3回にわたってレポートしましたが、2013年春に亘理〜浜吉田間が運行再開され、この区間で2年ぶりに列車が走るようになりました。というわけで、
 浜吉田
 に行ってみましたのでレポートします。




 仙台発5時30分の浜吉田行き224Mで浜吉田へ向かいます。乗車した車両はE721系でした。亘理〜浜吉田間の運行再開に伴い、常磐線の列車は全て浜吉田行きとなりました。行先表示も車内案内表示もきちんと浜吉田と表示されていました。
 早朝の列車であるにもかかわらず、車内は1/3ほど埋まっていました。おそらく朝帰りの客たちでしょうか・・・。しかし、これらの乗客は多くが岩沼まで下車していき、ガラガラな状態で常磐線に入ります。



 6時2分に一時期終着駅だった
 亘理
 に到着しました。2011年4月に岩沼〜亘理間で運行再開した時に駅舎側の1番ホームを拡張して中線で折り返すようにし、2番ホームを閉鎖していたのですが、浜吉田への運行再開時に2番ホームの使用が再開されました。でも、1番ホームはそのままで使われています。しかし、2番ホームは朝ラッシュのみの使用で、昼以降は両方向とも1番ホームに発着しています。


 ほどなくして、浜吉田方面から719系の仙台行きがやってきました。亘理〜浜吉田間が運行再開したことを実感させました。


 6時11分に終点の
 浜吉田
 に到着しました。浜吉田は亘理と同じく相対式ホームで中線を持っています。しかし、使用しているのは駅舎側の1番ホームのみで、2番ホームは使用停止されています。しかし、ホームを拡張して中線を使っている亘理とは違い、中線は使用停止となっています。


 2番ホームの使用停止により、跨線橋は使用停止状態となっています。




 浜吉田駅舎です。駅舎は被災を受けていなかったため、そのまま使用されています。亘理〜相馬間が不通となっていた時は浜吉田駅前に代替バスが乗り入れていましたが、運行再開に伴い、停留所がやや離れた国道へ移転されたため、バスが来ない静かな駅前になっています。因みに運行再開後も代替バスは亘理駅発着のままになっています。
 時刻表は仙台方面と到着時刻のみの表示になっています。


 浜吉田駅標です。次の駅の山下がシールで隠されていますが、2017年までの運行再開を目指して復旧工事を行っているのことなので、あと3年ほどすれば仙台〜相馬間に列車が通ることになりますね・・・。そして、原発事故に伴って不通となっている区間でも広野〜竜田間が難指示解除準備区域への移行に伴って運行再開の目処が付いたことは明るい話ですね・・・。


 P.S.

 本日、ニュースで見たんだけど、この駅標って盗まれたがゆえに去年に新調されたんだって・・・!?呆れて言葉が出ない・・・。

鹿児島市交通局 2013年度で消えたもの

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 鹿児島市交通局では2013年度で
 消滅
 したものが2つあります。それとは旧塗色とエアロスターKです。




 2013年9月に最後の1台が廃車となり、消滅した
 旧塗色車
 です。この旧塗色はボンネットバス時代から採用され、1989年式のブルーリボンが最後の採用でした。そのブルーリボンは1台を除き最後まで旧塗色を維持していました。しかも、ブルーリボンより旧年式の車両が行先表示器がLED化される中で最後まで幕のまま通したこともポイントです。分割幕で改造が難しかったということもあるのでしょうか・・・。
 最後の1台の廃車により、旧塗色車が消滅しただけでなく、幕車も消滅してしまいました・・・。



 こちらは少し前に廃車となった旧塗色の中型車たちです。上が1987年式の日デRM、下が1989年式のいすゞLRです。いすゞLRは旧塗色のまま行先表示器がLED化されました。旧塗色のままで行先表示器がLED化されたのはいすゞLRのみだそうです。
 因みに鹿児島市交通局の車両の行先表示器のLED化は古参車及び改造不可の車両を除いて2005年にはほぼ完了したそうです。




 もうひとつは
 エアロスターK
 です。エアロスターKは1990年に16台が投入されました。鹿児島市交通局では西工をこのんで投入しており、純正車体となると少数となっています。そんな中で1989年のブルーリボンに引き続いて純正車体がまとまった数を投入した形になります。鹿児島市交通局では降灰対策として前面窓が1枚ガラスとなっていることがポイントで、ノンステ投入までこの仕様で投入されています。したがって1枚ガラスのエアロスターKは全国的にも希少な仕様でしょうか・・・。
 そんなエアロスターKですが、新車投入により、徐々に引退が進み、2013年12月の新車投入により全廃となってしまいました。



 エアロスターKの中で一番印象に残っているのが284です。284は幕時代の2004年に撮影しているのですが、当時は行先表示器のLED化が終盤に差し掛かった頃でした。その後、2005年に行先表示器がLED化されました。鹿児島市交通局の幕車で撮影したのはLED化対象外の車両ばかりで、LED化された車両で撮影したのは284が唯一でした。それだけではありません。284は後ほど前面ガラスが1枚ガラスから標準の2枚ガラスへ交換しており、鹿児島市交通局のツーステでは珍しい存在でした。



 エアロスターKを代替するために投入された新車はエアロスターノンステとなりました。2011年度からまとまった数の大型ノンステ新車が入っていますが、2011年度は日野、2012年度はいすゞ、2013年度は三菱ふそうという形になっていますね・・・。そのエアロスターノンステは11台が投入され、これまで本局に1台しかいなかった現行ノンステが一挙に増え、北営業所にも配置されています。


 また、2013年度には定期観光バス用の新車が投入され、今回はエアロエースが採用されています。塗色は貸切塗色ですが、側面には鹿児島にまつわる人物のラッピングがなされています。

 以上です。

白滝駅

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 白滝駅
 は石北線の駅で、旧白滝村の中心駅です。白滝といえば、上白滝、下白滝、旧白滝と白滝が付く駅名が続いていますが、その中心的な存在になっています。乗車した下りの特快「きたみ」が白滝で数分間停車していたので、ついでに様子を見てきました。


 白滝駅は2面3線のホームを持っており、かっては側線が多数あったため、構内が広くなっています。駅舎側の1番ホームが旭川方面、2・3番ホームが網走方面ですが、3番ホームは白滝折り返しの列車が使用しています。



 駅舎です。立派な駅舎gは建っていますが、実際は無人駅で、ひっそりとしています。一応待合室が付いています。下は駅舎内にある時刻表ですが、白滝駅に発着する列車は上下で9本しかなく、特に旭川方面の普通列車は1本のみとなっています。それだけに旧白滝村は過疎化が進んでいるというわけですね・・・。


 駅標です。隣の駅が両方とも○白滝になっています。旧白滝村は広いうえに集落が少ないので駅名を付けるのに苦労したのでしょうか・・・。でも、そんな駅名に魅力を感じたりします・・・。


 白滝駅構内に留置されていた除雪モーターカーです。雪が多い時はここを起点に出動しているようですね・・・。

 以上です。

全車ツーステの中央アルプス観光

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 中央アルプス観光
 は駒ケ岳ロープウェイを運行している事業者ですが、駒ケ根駅からしらび平駅まで路線バスを運行しています。その路線バスは山岳路線であるが故なのか、車両は全てツーステとなっていることがポイントです。中央アルプス観光は名鉄グループなので、ほとんどが三菱ふそうです。


 現時点で最古参と思われる
 148
 です。2000年式のKL−MP35JKです。この車両は窓が2段窓になっていることがポイントです。とはいえ、中央アルプス観光バスは山岳路線で比較的涼しいところを走るせいか2000年まで非冷房車を入れていました。それが写真の148から冷房車になったようです。




 こちらは2001年式の
 220&221
 です。この車両から2段窓からT字窓になったことがポイントです。多分、KL代から2段窓がカタログ落ちしたため、やむを得ずT字窓になったものだと思われます。



 こちらは2005年式の
 456&457
 です。この車両もKL代ですが、行先表示器がLED化され、窓もメトロ窓になっています。それだけでなく、コストダウンのためなのか座席も一般的なタイプになっています。そして、この車両には低公害バスの表記が付いていますが、CNGバスというわけでなく、一般的なディーゼル車です。排ガス規制が厳しくなっているため、在来車と差別化するために低公害バスとしたのでしょうか・・・。


 こちらは2010年式の
 750
 です。今回からPKG代になりました。塗色が曲線基調になったことがポイントです。そして、側面行き先表示器が前回の一般的なタイプから小型化されています。あと、バンパーも一般的なタイプになっていますね・・・。




 こちらは2014年式の
 938
 です。今回はまさかのいすゞエルガです。中央アルプス観光は名鉄グループがゆえに三菱ふそうで揃えていましたが、現在の三菱ふそうのラインナップで中央アルプス観光が求めている仕様と合わなかったせいかいすゞで入ったものだと思われます(MTなのか出力なのかは不明ですが・・・)。
 エルガはQPG−LV234L3で、ツーステとなっています。ツーステながらリフトは装備されていないのですが、車いすスペースが用意されています・・・。座席は一般的なタイプからハイバックシートに戻っています。そして低公害バスの表記が復活し、前面行先表示器横にもシールが貼られています(2000年前後に投入された低公害バスに貼られていたシールが復活するとは・・・)。

 山岳路線対応とはいえ、2000年式から2014年式まで全車がツーステで揃えているのはある意味全国的にも珍しいでしょうか・・・。
 以上です。

長崎電気軌道2000形さよなら運行

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 長崎電気軌道の
 2000形
 が3月30日のさよなら運行をもって引退しました。2000形は軽快電車の量産第1号として1980年に投入されたものです。しかし、高コストであったことから2両のみで終わり、希少車がゆえにメンテナンスコストがかさむことを理由に2010年に2002が廃車となり、残る2001もこのたび引退が決まりました。
 とはいえ、私としては軽快電車と呼ばれた広島電鉄3500形と長崎電気軌道2000形は未撮影だったので、さよなら運転を機に撮影&乗車してきました。この時は富山からサンダーバードと夜行バスを乗り継いで長崎へ移動してきました(こういう移動は初めてです・・・)。



 2000形は都営7000形更新車のデザインをベースとした車体が特徴で、従来の路面電車とは車体デザインが大きく変わったことがポイントです。それだけでなく、サイリスタチョッパ制御器が搭載されています。当時は路面電車の廃止が相次ぎ、技術も停滞状態だったので、停滞状況を抜け出すべく日本鉄道技術協会が中心となって各メーカが協力して新型路面電車を開発していました。斬新なデザインそしてサイリスタチョッパ制御器といった最新技術を採用していたので、軽快電車と呼ばれていました。2000形はもちろんこれらを採用し、以後の車両に影響を及ぼしました。
 2000形のデザインは機器流用車の1200形などとほぼ同じ車体ですが、パンタグラフそして中扉が4枚折戸である点に差異があります。



 車内です。2001は2008年にリニューアル工事が行われており、セミクロスシートだったのが他の車両と同じオールロングシートに変更されています。4枚折戸の出入口には中央部にポールを設けて2列で乗車できるようになっています。そのため、ICカードリーダーも両方に設けられています。


 製造銘板です。川重とアルナの共同制作となっています。車体は川重だそうですが・・・。


 側面行き先表示器の車内側に貼られていたローレル賞のプレートです。2000形は斬新な軽快電車という評価で1981年のローレル賞に輝いています。



 車内には1980年8月9日の営業運転開始時の写真が展示されていました。それから33年7ヶ月走ってきたことになりますね・・・。当時は技術の停滞から旧型電車ばかりという状態だったものに斬新なデザインの車両が出てきたわけですから、大きな注目だったのでしょうか・・・。当時は370形以来となる完全新造車だったそうです。


 運転台です。ハンドルが両側に設けられていて、前後に押す方式でした(2つあるが、同時に動く)。当時の路面電車はハンドル式ばかりだっただけに運転台も人間工学を取り入れて斬新な形になったようですね・・・。因みに機器流用の1200・1300・1500形などは在来車の機器を流用しているため、ハンドル式になっています。


 さよなら運行にあたって専用のHMを取り付けて運行していました。



 さよなら運行を前に浦上車庫でプチ撮影会が開催され、その時にファンの方が保管?していた軽快電車のHMを取り付けていました。HMのデザインも軽快ですね・・・。


 蛍茶屋で折り返す2001です。さよなら運行では浦上車庫〜蛍茶屋間を往復していました。ただ、蛍茶屋行きは桜町経由の3系統、浦上車庫行きは築町経由の2系統として運行され、往復で違うルートを通っていました。とはいえ、2000形より古い車両がバリバリと現役で走っている中で2000形が先に引退してしまうなんてもったいないと思うかもしれませんが、少数派そして全国的に少数派のサイリスタチョッパ制御器などが災いとなってしまった形ですね・・・。



 2000形と1200形の比較です。車体はほぼ同じながら2000形は完全新造車、1200形は機器流用という違いがあります。1200形ではパンタグラフと台車などで機器流用していることが分かるような感じです。
 長崎電気軌道では2000形が高コストであったがゆえに車体更新という方針に変換し、約20年間1200・1300・1500・1700・1800形と機器流用車を登場させ、完全新造車は2003年の超低床電車の3000形までまたなければなりませんでした。でも、車体デザインの斬新さは以後の車両に大きな影響を及ぼしたことは言うまでもありません。

 路面電車の技術停滞時代に突如と登場した軽快電車ですが、以後の路面電車に大きな影響を及ぼしたのは言うまでもなく、路面電車に明るい未来を映しだしました。もしも、軽快電車が無かったらどうなったのだろうかと考えると、功績は大きいと思います。
 以上です。

洛バスのリニューアル

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 3月22日に京都市バスでダイヤ改正が行われましたが、これと前後して
 洛バス
 のリニューアルが行われました。系統自体の変更はありませんが、ラッピングのデザインが変わり、専用車も変更されました。というわけで、洛バスのリニューアル前後の様子をUPします。
 洛バスのリニューアルに合わせて専用車の変更が行われましたが、ツーステは全て専用車から外れてそのまま廃車され、ノンステに統一されました。しかし、ノンステに統一されたのは専用車だけで、臨時便などでは引き続きツーステが充当されています。






 急行100号系統
 です。ベースはピンクのままでデザインが変わっています。元々洛バス用だった1240・1241・1243がそのままラッピング変更、そして新たに1507・1559〜1561が仲間入りしました。これらの車両のラッピングを見ると、屋根上だけ元の塗色のままになっているんですね・・・。特にCNGノンステは目立つので、何とかならないのかな・・・と思ったりします。ダイヤ改正により急行100号系統の幕が往復で4枚使う形になりました。



 新ラッピングはダイヤ改正より約10日前に施されたため、ダイヤ改正までの約10日間は旧幕と新ラッピングの組み合わせが見られました。とはいえ、改正前に施されたのは1240と1507の2台のみみたいですが・・・。



 CNGノンステの1559〜1561のラッピングはダイヤ改正後に行われたため、ダイヤ改正からしばらくは一般塗色のままで活躍していました。短期間しか見られなかった一般色+新幕でのシーンです。




 一般車+新幕での組み合わせです。専用車の数は少々増えたのみなので、車両不足の時は相変わらず一般車が充当されるシーンをよく見かけます。




 急行101号系統
 です。緑色ベースは変わっていません。急行101系統専用車はこれまで全車ツーステだったため、専用車が全てブルーリボンシティへ入れ替わりました。元から烏丸にいた車両が選定されたのですが、転用によって不足する分は他の営業所からの転入で充てています。ツーステの廃車は1〜2月頃に行われたため、一時期専用車がおらず、全便一般車で運行されていました(ただ、この時はすでにほぼ専用車化された車両がいましたが・・・)。



  新ラッピングはダイヤ改正より約10日前に施されたため、ダイヤ改正までの約10日間は旧幕と新ラッピングの組み合わせが見られました。とはいえ、改正前に施されたのは976の1台のみだったようです。


 新専用車となった975の一般色+新幕時代のシーンです。976以外の車両は改正後にラッピングされたため、こういうシーンが見られました。





 ダイヤ改正で急行101号系統は30分ヘッドから15分ヘッドへ増便されましたが、現時点で専用車の数が不足しているため、一般車の充当をよく見かけます。改正前はツーステが多かったようですが、今はノンステやワンステが入っているのをよく見かけるようになりました。これまであまり見かけなかった日デUAノンステ、デコレーションバスも見られるようになりました。




 急行102号系統
 です。黄色をベースにしていることは変わりありません。専用車の変更は特になく、現陣容そのままリニューアルされた形です。今回のダイヤ改正で錦林が京都バス委託となったため、洛バスが初めて委託担当になりました。これにより、中型ロングが全て委託車になりました・・・。



 新ラッピングはダイヤ改正より約10日前に施されたため、ダイヤ改正までの約10日間は旧幕と新ラッピングの組み合わせが見られました。とはいえ、改正前に施されたのは218と219の2台のみだったようです。



 一般車+新幕の組み合わせのシーンです。ラッピングは現時点で全車が完了していないようなので、一般車が充当するシーンをよく見かけます。直営時代はあまり見掛けなかったツーステもよく見かけるようになりました。尚、新幕では洛バスとして初めて○○車庫と表示されるようになりました。




 洛バス専用車化により見られなくなってしまったシーンです。
 急行100号系統専用車の1559〜1561は新製当初は201号系統に充当されていました。CNGノンステで直営車は1559〜1561の3台のみなので、循環系統+CNGノンステはCNG車ならでの事です。九条京阪が205号系統に入ったケースあるけど、区間便ですし・・・。そして、2009年秋の行楽輸送では永観堂銀閣寺Exspressに充当されていました。
 急行101号系統の新専用車は烏丸のブルーリボンシティが選ばれましたが、烏丸生え抜きがほとんどです。しかし、その中でも976は烏丸に新製配置されながら一時期錦林にいました。でも、短期間で烏丸に戻りましたが・・・。

 以上です。

1日1本の二本木折り返しと二本木駅

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 二本木駅
 といえば、信越本線の駅で、スイッチバック式となっています。そんな二本木駅ですが、1日1本だけ二本木行きの列車が設定されています。



 その列車は柏崎発二本木行きの1322Mです。柏崎を7時に出発し、信越本線をそのまま通って8時20分に終点の二本木に到着します。しかし、二本木では落ち着く暇もなく8時26分発の長岡行き1331Mとして折り返していきます。二本木から直江津方面へ向かう列車はほとんどが直江津行きで、直江津以遠へ直通するのはこの1331Mが唯一です。車両は新潟車両センターの115系が充当されていますが、新潟の115系が直江津以南に乗り入れるのは数本のみなので、貴重な列車です。



 二本木駅は島式ホーム1面2線を持っていますが、かって貨物列車の発着があったため、広い構内を持っていることがポイントです。ただ、貨物列車の設定が無くなったため、広い構内は手持無沙汰状態です。


 駅標です。スイッチバック式らしく、隣駅の表記が片側にまとめています。1面2線のホームは片方が長野方面、片方が直江津方面と使い分けているため、両面で表記が異なっています。




 駅舎です。二本木駅は小ぢんまりとした駅舎を持っていますが、委託駅となっていて、窓口や改札口が設けられています。改札口を出ると、駅舎に沿った通路を歩き、地下通路を経てホームに入る形です。なんか、のどかさが感じられます。


 二本木駅を出発した長岡行きは一旦引き上げ線に入り、ここから直江津方面へ向かっていきます。写真ではホームを出て列車が引き上げ線に入ろうとしている時のもので、向かい側の線路は直江津方面からの線路です。

 こんな二本木駅ですが、北陸新幹線の金沢延伸で第三セクターへ移管されてしまうんですね・・・。
 以上です。

桜とバス 2014

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 今年の
 桜シーズン
 ですが、開花が4月上旬(関西)でほぼ例年どおりでしたので、関西で撮ったものをUPしていきます。



 まず、定番の
 石山寺
 です。昨年に大型ノンステが多数入った後の初めての桜シーズンを迎えました。というわけで、桜とNタイプを・・・。


 石山寺の桜です。先日に取り上げた高遠と比べると、一般的な桜です。にしても、きれいですね・・・。




 こちらは
 唐橋前〜京阪石山寺
 です。京阪電鉄と平行した道路を通っていますが、線路と道路の間に桜並木が続いています。見事な桜並木ですね・・・。


 こちらは
 国際会館駅前
 です。地下鉄駅から地上に上がると、きれいな桜を眺めることができます。ちょうど、同志社小学校の入学式が行われており、ピカピカな新1年生が校門の中に入っていくのを見かけました。




 こちらは
 嵐山
 です。嵐山も桜の名所なので、観光客が多数押し寄せてきていました。でも、桜と渡月橋(桂川)は絵になります。


 こちらは
 長岡京駅付近
 です。長岡京駅東口を出てまっすぐ行くと桜並木が続いています。ここを京都市バスの特南2号系統のバスが通り過ぎていきました。

 以上です。

甲子園でのプロ野球試合に伴う臨時特急

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 4月12日に甲子園で巨人VS阪神の試合があり、試合終了後に甲子園→梅田において
 臨時特急
 が運行されましたので、それを撮影しました。甲子園での試合終了後には多数の観戦客が甲子園駅から阪神で帰宅するので、これを捌くために甲子園→梅田間の臨時特急が定期の直通特急に続行する形で運行されています。


 1本目は
 1203F
 でした。


 2本目は
 9209F
 でした。


 3本目は
 8211F
 でした。


 4本目は
 8219F
 でした。


 5本目は
 1606F他
 でした。1000系2両編成を3本つなげた6両編成で運行されていました。私が見たのはこれ以上ですが、急行用車両ならなんでも充当していた感じでした。


 梅田到着後はすぐに回送で戻っています。

 当日は阪神の能見投手の完封により、9−0で阪神が勝利しました。列車に乗車している虎党はさぞ満足だったのでしょう・・・。
 以上です。

羽後交通みたまま2014 その1(横手編)

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 先日の遠征において、丸一日かけて羽後交通の各エリアを見てきました。羽後交通の各エリアを歩くのは2007年以来7年ぶりで、7年間の間に車両などが大きく変わっていました。というわけで、6回に分けてレポートします。
 その1は羽後交通の本社のある
 横手
 です。横手は羽後交通の本社があるだけに発着路線の数も多いです。




 こちらは2000年式の中型車たちです。写真はエアロミディとエルガミオですが、いずれもKK代のツーステです。つまり、ツーステとしての最終グループにあたる車両たちでしょうか・・・。羽後交通は前乗り前降りなので、側面行き先表示器が前扉後ろにあります。


 こちらは2002年式の日デRMのワンステです。バリアフリーの関係でワンステになりましたが、側面行き先表示器が前扉後ろにあります。羽後交通では4メーカーの中型ワンステを投入しており、横手には4メーカーともやってきます。


 こちらは2009年式のレインボー?ワンステです。確か、約4年ぶりに入った新車で、行先表示器がLED化されています。側面行き先表示器がやや後ろに下がっていますね・・・。横手で見かけた車両の中で一番新しいものです。




 こちらは元川崎鶴見臨港バスのいすゞLVたちです。羽後交通ではかって元都営バスの車両を多数いれていましたが、元都営バスが地方へ流れなくなると、元川崎鶴見臨港バスの車両を入れるようになりました。最初は短尺車が中心でしたが、後ほど大型ショート車も投入されています。



 こちらは元神奈川中央交通のエアロミディです。1996年式のU−MK218Jです。行先表示器がLEDとなっていて、側面については前扉後ろに移設されています。ただ、LED式行先表示器の中古車はこのエアロミディのみのようで、以後の車両は幕に戻っています。その4で紹介予定ですが、神奈中からKK−MKが投入されていて、行先表示は幕式となっています。横手では803と804の2台を見かけています。




 こちらは元京王バスの日デRNです。2011年ごろになると小型車の中古車が各地で投入されるようになります。その中で、横手には元京王バスの日デRNが投入され、ローカル線やコミュニティバスなどに投入されているようです。バンパーが特徴ですね・・・。



 こちらは元西東京バスの日デRNです。横手では4台のRNを見かけました。


 日デRNだけでなく、リエッセの中古車も投入されるようになりました。2013年のあたりでしょうか・・・。出自は不明ですが・・・。



 一方、古参車もまだ現役で走っていました。上は羽後交通にとって一つ目レインボーの最後の1台となる車両で、元都営バスの車両です。下は元川崎鶴見臨港バスのいすゞLV+富士5Eです。羽後交通の富士5Eは多数が各地に分散配置されて活躍していましたが、代替が進み、この車両が最後のようです。7年前行ったときはぎょうさんおったのになぁ・・・。



 秋田ふるさと村のラッピングがなされている元都営バスのいすゞLV+富士7Eです。羽後交通にやってきてからずいぶん経っていますが、現役でバリバリ活躍しています。






 横手で撮影した時は朝ラッシュだったため、横手高校前行きのバスを多数見かけました。横手高校行きのバスは7時台に5本が設定されていますが、他の路線からの直通と横手バスターミナル始発の2つがあります。特に横手バスターミナル始発便は他の路線からの変化もあり、それを知った生徒はバスターミナルに到着したときに運賃を支払ってそのままバスの中に留まるシーンを見かけました。



 こちらは横手清陵学院行きのバスです。この路線は横手駅東口〜清陵学院間で運行されており、全区間の所要時間が5分という短距離路線です。しかも、横手バスターミナルに立ち寄らない唯一の系統でもあります。基本的に朝夕に設定されているのですが、短距離路線ながら何故か学休日も運行されます(本数はかなり減りますが・・・)。


 こちらは市内線の一つで横手南小学校行きのバスです。朝に赤谷地始発で1本のみ設定されていて、学休日運休です。小学校のスクールバスとして機能していて、乗客はほとんどが小学生でした・・・。


 横手における交通の中枢である
 横手バスターミナル
 です。駅から徒歩3分のところにあります。乗り場は3つがあり、高速バスや路線バスが多数発着しています。建物には待合室や旅行窓口などが設けられています。横手を発着する路線のほとんどはバスターミナルを通っているのですが、駅に行かない路線もあれば駅発でバスターミナルを経由する路線もあったり、清陵学院線のようにバスターミナルを通らない路線もあったりするので、ややこしいなという印象です。なので、バスターミナルが近くにあるのなら、集約してもいいのでは・・・と思いますね。実際にも大曲駅では駅から徒歩で3分にあるバスターミナルに集約していますしね・・・。

 以上です。


 P.S.


 本日、石山駅の近くにある神社で祭礼があり、それに伴って商店街に交通規制が敷かれました。それに伴って商店街を通るバスは迂回運行が行われました。そんな時、商店街を神輿が通るのですが、神輿の折り返し場が石山駅バスターミナルなので、神輿とバスが隣り合う姿が見られました。

三陸鉄道全線運行再開

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 今年の4月5日の南リアス線の吉浜〜釜石間、6日の北リアス線の小本〜田野畑間の運行再開を持って
 全線で運行再開
 されました。震災後に旅客路線で全線で運行を再開するのは八戸線以来となりますが、会社全体では三陸鉄道が初めてとなります。というわけで、全線運行再開後に乗ってきましたのでレポートします。


 全線運行再開を記念して取り付けられたHMです。北リアス線が赤、南リアス線が青で示されています。



 南リアス線の全線運行再開に合わせて投入された
 レトロ車
 で、36−R3です。新車で、クウェートからの支援で購入していて、車体にはその旨の記載があります。新潟トランシス製で、昭和初期をイメージした造りになっています。このレトロ車は定期列車の指定席車として運用されています。





 車内です。全てレトロ風に仕上げており、オールクロスシートとなっています。単なるレトロ車だけでなく、団体列車としての利用も考慮されていて、テーブルやカラオケなどが装備されています。ドアまでレトロ風に仕上がっているので、新型車両とは思えない雰囲気ですね・・・。


 運転席後部です。レトロ車とはいえ、運賃箱や運賃表などのワンマン機器が備えています。指定席車としての運用時は乗務員が乗務しているのですがね・・・。


 レトロ車に乗るには指定席券が必要で、指定席料金は310円となります。窓口に乗車したい旨を伝えると、指定席券が発行されます。指定席券は硬券で、車両のイラスト付きです。因みに席は基本的に海側&山側、通路側&窓側などの希望を聞いてくるので、好きな席を選べれる感じです。




 南リアス線全線運行再開時に唐丹、平田、釜石の3駅が営業を再開しました。特に唐丹は被害が大きかったようで、駅が作り直されているという感じでした。他は被害が無かったようで、被災前そのままです。
 南リアス線は震災前に1度全線で利用したことがあるのですが、震災をへて再び全線を乗りとおすことができたことは誠に喜ばしい限りです。



 こちらは北リアス線です。北リアス線は南リアス線と比べて被害が比較的少なかったため、震災直後に宮古〜小本、久慈〜陸中野田間で運行を再開し、復旧工事が進み次第全線での運行再開に至った感じですね・・・。北リアス線に乗ったのは夕方から夜にかけてであったので、周囲の様子を眺める事は出来ませんでしたが・・・。
 北リアス線では新型車両の36−700形が投入されましたが、乗車した時は36−200形でした。でも、所属車両がほとんど変わった南リアス線とは異なり、北リアス線は在来車が多数活躍していますね。


 小本〜陸中野田間が不通となっていたころの写真です。宮古側は小本で折り返し運転しており、行先表示も小本になっています。



 三陸鉄道では切符を購入すると、全線運行再開記念乗車証明書を頂きました。それだけでなく、沿線には運行再開を記念する看板の掲げているところがあるなど、盛り上がりの凄さが感じられました。三陸鉄道は経営赤字に苦しむ典型的な第三セクターなのですが、震災直後に被害の軽かった区間から運行を再開し、現状のままで2014年までに全線運行を再開するとコミットするほど前向きでした。第三セクターながらあれほど前向きになれたのはある意味凄いと思います。JRより被害が比較的軽微であったことや支援があったということもあるのですが・・・。
 それに比べてJRの足取りの重さには少々呆れました。被害が大きかった、補助金が少なかった、沿線の復興計画に合わせるなどといった要因があると思うのですが、JRが沿線を引っ張って明確なビジョンを持って運行再開に向けて動いてほしかったものです。ただ、BRTにおける活動は評価に値しますが・・・。



 三陸鉄道では鉄道むすめを登場させていますが、最近になって
 鉄道ダンシ
 を登場させていました。女子をターゲットにしたのだと思われますが、鉄道ダンシは初めて見ました。でも、いいアイデアですな・・・。このポスターは釜石で見かけたものですが、久慈では鉄道むすめがいっぱいでした・・・。
 てか、今度は鉄道むすめに続いて鉄道ダンシもブームになってゆくのでしょうか・・・。

 全線運行再開やあまちゃんのブームもあり、元気な三陸鉄道ですが、末長く続いてほしいものです。
 以上です。
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