Quantcast
Channel: 斬剣次郎の鉄道・バス斬り
Viewing all 640 articles
Browse latest View live

8年ぶりのエルガノンステ投入

$
0
0
 京都市交通局の2013年度新車では2008年度以来5年ぶりにディーゼルノンステが入ることになっていましたが、そのディーゼルノンステはいすゞが落札したため、2006年以来8年ぶりに
 エルガ
 が入りました。エルガは11m車20台、10.5m車7台の計27台が入る予定となっています。エルガは先に投入されたハイブリと同じように幕車として投入されていますが、QKG代の幕車は全国的に希少でしょう。しかも、京都市交通局のディーゼルの大型ノンステは全車幕車であることを維持したことになりますね・・・。



 11m車の
 QKG−LV234N3
 です。前回投入のPJ代とはクーラーがデンソー製になったことが最大のポイントです。車内はラッシュ型になるなど、最新の仕様が反映されています。現時点で梅津と九条に投入されています。




 10.5m車の
 QKG−LV234L3
 です。エルガの短尺車は2004年以来10年ぶりの投入となります。エルガの短尺車ですが、前中扉間の窓配置が従来のエルガと逆になっていることがポイントです。KL代は扉後ろの窓が逆T字窓になっていますが、今回は固定窓になっています。区別のために2001年式のエルガの写真をUPします。
 因みに神戸市交通局では前扉後ろの窓が逆T字窓になっていますが、エルガの初投入から最新のQKG代まで一貫して採用しています。そういうことから、どうやら両方選べれるようです・・・。




 京都市交通局のエルガといえば、
 セーフティウィンドウ
 ですが、今回の新車も付いていました。セーフティウィンドウ付きのエルガは全国的にも希少で、京都市交通局以外で採用しているのは長崎自動車ぐらいです。京都市交通局では2007年のブルーリボン?を最後にしばらくエルガ顔の投入が途絶えていましたが、長崎自動車はその間もエルガやブルーリボン?も投入しており、PKG代、LKG代、QPG代でもセーフティウィンドウ付きで投入されています。写真は2013年式のQPG代です。


 梅津直営に入った2837です。梅津直営には2台が投入されましたが、2台とも3号系統に充当されています。3号系統に新車が投入されるのは2008年の日デ以来実に6年ぶりとなります。以前なら梅津の新車は優先的に3号系統に入っていたのですがね・・・。








 九条直営に入った新車です。上から2832〜2834・2838〜2840・2848です。九条にまとまった数の新車が投入されていますが、古参車の代替だけでなく、ブルーリボンシティハイブリのLED車全車が転出しました。そのため、九条直営からLED車がいなくなってしまいました・・・。新車の数が多いだけにいろんな系統に充当されていました(祇園Exspressまで・・・)。


 梅津京阪に入った2852です。梅津京阪には2台が投入されており、単区間系統に充当しているようですね・・・。




 西賀茂直営に投入された新車です。上から2829・2831・2850です。西賀茂にエルガが入るのは今回が初めてとなり、9・46号系統などにエルガが入るようになりました。9・46号系統のエルガって違和感あるなぁ・・・。




 西賀茂京都バスに投入された新車です。上から2845・2846・2851です。短尺のエルガは全て西賀茂に投入されたという形になりますね・・・。4・5号系統のエルガは違和感あるなぁ・・・。









 2013年度新車のハイブリです。ハイブリ10台は梅津・梅津京阪・九条・九条京阪・錦林に各2台ずつという形になりましたね・・・。写真は上から
 2818 九条
 2819 九条
 2820 九条京阪
 2821 九条京阪
 2822 梅津京阪
 2823 梅津京阪
 2824 錦林
 2825 錦林
 です。梅津の2816と2817は1月の記事にてUP済です。はやり、幕のハイブリの違和感はまだ拭えません・・・。

 以上です。

道北バス 西工ノンステ大量投入

$
0
0
 道北バスにおいて、2013年に入って
 西工ノンステ
 が大量に投入されました。西工ノンステは2012年に元西東京バスの中型ロングが入っていますが、今度は大型車や中型車も投入されています。






 その中でもっとも多く投入されたのは
 元尼崎市交通局
 の日デ大型ノンステです。2000年式のKC−UA460HAN改です。私が確認したのは4台ですが、実際は5台以上入っているようで、約半数以上が道北バスへ行った形になりますね・・・。前面行先表示横のシールもそのままで、車内も基本的に尼崎市交通局時代そのままです。でも、リアの行先表示器は他の車両と同じように撤去されています。



 こちらは
 元横浜市交通局
 の日デ大型ノンステです。横浜市交通局も2000年に西工ノンステを数台投入しており、このうち2台が道北バスに来ています。基本的なスタイルは元尼崎市交通局と同じなのですが、側面行先表示器のサイズや中扉に採光窓付いているなどの差異点があります。
 KC−UAの西工ノンステは全て割り切りタイプで、尼崎市、横浜市、東急バスの3事業者しか投入されなかった希少なタイプなのですが、道北バスはこのうち2タイプが集結する形になりました。


 こちらは
 元西東京バス
 の日デ中型ノンステです。西東京バスからは中型ロングが投入されていますが、今度は中型ノンステも投入されています。前面スタイルが異なっているのがポイントですね・・・。


 元西東京バスの中型ロングは2012年に2台が投入されていますが、2013年にも1台が追加投入されています。2012年の2台は全面ラッピングとなっているに対し、2013年の1台は一般塗色となっています。


 西工ノンステ以外にも新たに中古車が投入されています。
 こちらは
 元小田急バス
 のいすゞジャーニーKのワンステです。道北バスは元々いすゞがいないだけにまさかのいすゞの投入となりました。旭川にはいすゞがほとんどいないので、尚更です。小田急バスはすでにエルガミオの廃車が進んでいる中で、ジャーニーKが来たというのは、おそらく遅くまで残っていた特定用だと思われます。


 こちらは
 元京急バス
 のブルーリボンシティノンステです。2000年に横須賀市福祉バスのルシア号用として投入され、2012年のルシア号の廃止により、一般路線へ転用された後、2013年に廃車されたものです。京急バスのブルーリボンシティノンステはこの1台のみという希少なタイプでしたが、そのまま道北バスへ行った形になりますね・・・。側面窓上のブラック処理が目立ちますね。


 こちらは旭川で開催された冬まつりのシャトルバスです。先日にUPした旭川電気軌道だけでなく、道北バスも運行しており、エアロスターノンステが充当されていました。専用の行先表示も用意されていました。

 以上です。

885系SM4編成

$
0
0
 特急「かもめ」及び特急「ソニック」に充当されている885系
 SM4編成
 の各車両を見てみましょう。SM4編成は特急「かもめ」用として2000年に投入された1次車です。


 1号車の
 クロハ884−4
 です。長崎方先頭車で、半室グリーン車となっています。中央に設置されたドアを境に前位側がグリーン車、後位側が普通車となっています。中央部分にトイレやフリースペースが設けられています。これは783系でも見られますね・・・。


 2号車の
 モハ885−104
 です。車いす対応座席や車いす対応トイレが設けられており、バリアフリー対応車両となっています。長崎方にパンタグラフ1基が付いています。


 3号車の
 サハ885−104
 です。ミニショップと呼ばれる売店兼車内販売準備室が付いています。


 4号車の
 サハ885−4
 です。885系には編成の中間部に車掌室を設けていない関係で、デッキに簡易車掌台が設けられています。そのため、扉の横に開閉可能な窓が設けられていることがポイントです。


 5号車の
 モハ885−4
 です。長崎方にパンタグラフ1基が付いています。バリアフリー対応でない以外は100番台と同じですね。


 6号車の
 クモハ885−4
 です。博多方先頭車です。制御電動車なのですが、隣のモハ885形から三相交流を受電しているため、パンタグラフがありません。


 ラインカラーが黄色時代のSM4編成です。885系が「かもめ」と「ソニック」で共通運用になってから、ラインカラーが黄色から青色に変更されたため、過去入りしてしまいました。

 以上です。

湖国バスのレインボー?

$
0
0
 湖国バス長浜営業所では2013年末に
 レインボー?
 が投入されました。湖国バスとしては2012年末に投入された943に続く2台目となるレインボー?です。



 レインボー?はSKG−KR290J1で、ノンステとなっています。非公式側の一部窓が固定窓になるなど所々標準仕様が採用されています。近江バスの自己発注車といえば、青いスモークガラスが特徴でしたが、いつの間にか採用されなくなり、変わって透明窓にカーテンという形になっていました。というわけで、レインボー?ももちろんその仕様となっています。
 そのレインボー?は米原駅西口〜醒ヶ井養鱒場間の醒ヶ井養鱒場線に充当されています。この路線は日デRNが入っていたのですが、置き換えられたようですね・・・。さらにその昔は旧塗色のP−RM(富士6B)が充当されていたのを覚えています。小さい頃、醒ヶ井養鱒場へ行ったことあるのですが、その時は醒ヶ井駅からバスに乗って行ったのですが、その時に富士6Bに乗ったのを覚えています。思い出すと懐かしいものです。

 UDがバス事業から撤退すると、湖国バスは日野へ移行したようですが、近江バスはどうなるのやら・・・。最近大型車の新車入っていないようなので、予想が難しい・・・。
 以上です。

2013年度新車投入に伴う転属

$
0
0
 京都市交通局において、2013年度新車投入に伴う
 転属
 について、まとめてみます。


 九条から横大路阪急へ転属した6283です。6283は九条生え抜きでしたが、このたび初めて転属する形になりました。横大路には1996年式の三菱ふそう+西工が多数いましたが、中型車投入に伴い、全て転出していただけに今回の転入で復活した形になります(車両は違いますが・・・)。


 洛西近鉄から横大路阪急へ転属した6284です。洛西からの転入は久しぶりですね・・・。


 九条京阪から横大路阪急へ転属した539です。539は横大路に新製配置されているので、出戻りした形になります。でも新製当初は京阪だったのですが、今回は阪急委託となっています。これでCNGノンステが1台増えましたが、81・特81号系統以外にもCNGノンステが入るようになったようですね・・・。539について、撮影時は18号系統に入っていましたが、別の日には81号系統に充当されているのを確認しています。
 今回の転属により、2003年式のCNGノンステが再び横大路に集結した形になりますね・・・。




 西賀茂から烏丸へ転属した969・970・971です。西賀茂への新車投入に伴い、転属した形です。さっそく206号系統を中心に活躍しています。






 九条・錦林から洛西近鉄へ転属したブルーリボンシティハイブリッドです。転属したのは2526・2527・2653〜2655・2663・2664です。これほど多くのハイブリが洛西近鉄へ転属したのは驚きですが、ニュータウン輸送対応のためなのでしょうか・・・。そのため、西ブロック系統でハイブリが目立つようになりました。



 九条から洛西阪急へ転属した2528と2529です。ハイブリは多くが近鉄に配置されましたが、2台だけは阪急に配置されています。これにより、九条直営からハイブリのLED車が消滅する形になりました。LED全盛という時期にLED車の配置が無くなるのは全国的に珍しいのでしょうか・・・。





 西賀茂京都バスから洛西近鉄へ転属した6667です。この転属により、洛西にリフト車の配置が復活し、さらに西ブロック系統におけるワンステも久しぶりに復活した形になるようです。今回の転属により、31・65号系統用として投入された日デのリフト車3台全てが31・65号系統から離れる事になりました。今はリフト車の設定が無くなっているので、こだわりが無くなったのでしょうか・・・。


 九条京阪から洛西近鉄へ転属した192です。これにより、洛西にエルガミオの配置が復活した形になります。洛西近鉄の中型車充当系統は33・特33号系統のみですが、ダイヤ改正後は42などに拡大されるようで、そのための転属なのでしょうか・・・。でも、撮影時は西ブロック系統に入ってました。


 九条京阪から九条に転属した867です。これにより、867は梅津→九条京阪→九条と渡り歩いた形になりますね・・・。


 梅津京阪から九条京阪へ転属した6261です。九条京阪のキュービックは増えましたが、逆に梅津京阪は敗者も出ているので激減してしまったようですね・・・。



 西賀茂京都バスから梅津京阪へ転属した6421と6422です。これにより、HIMRは梅津京阪に集結することになりました。一応、多区間装備はのこされているようで、多区間系統にも入っているようですね・・・。


 西賀茂から横大路JRに転属した2678です。西賀茂と横大路との間でハイブリとディーゼルノンステのトレードが発生したようですね・・・。にしても、南5号系統のLED車は違和感あります・・・。



 新車についての記事を書いた後に登場した新車たちです。写真の2872と2873はいずれも梅津で、2872は32号系統、2873は201号系統に充当されていました。どうやら、増車扱いのようですね・・・。特に201号系統に新車が入るのは2008年の2008と2009以来になりますね・・・。







 いろんな系統に入っている新車たちです。写真は上から
 2819 九条 205号系統
 2821 九条京阪 26号系統
 2831 西賀茂 東山花灯路号
 2833 九条 207号系統
 2845 西賀茂京都バス 67号系統
 2853 梅津京阪 12号系統
 です。特に毎年3月に運行されている東山花灯路号にさっそく新車が入ったようですね・・・。

 以上です。

スシ28 301 車内公開

$
0
0
 交通科学博物館では閉館を前に保存車両の車内特別公開が行われていますが、今回は
 スシ28 301
 を見てみましょう。スシ28形は実際に存在した形式ではなく、交通科学博物館オリジナルの形式です。元々はスロシ38000形→スハシ38形と変遷し、交通科学博物館での保存にあたって、全車食堂車へ改造され、食堂として利用されていました。今のナシ20形の前身でしょうか・・・。


 車体に記載されている
 食堂
 の表記です。昔の食堂車はこのような表記が付いていたようですね。今は付いていませんが・・・。


 車内です。テーブルに椅子が並んでいて、4人で向かい合わせて食事ができるようになっています。そして、旧型客車らしく車内は木目調となっていて、白熱灯ということもあり、少し暗めという印象でした。でも、昔の車両はこんな感じだったんですね・・・。



 テーブルと椅子です。テーブルは揺れを考慮して片持ちになっていることがポイントです。現代の食堂車も片持ちなので、昔から揺れに対する工夫がなされていたんですね・・・。皮張りの座席が時代を偲ばせます。



 車端部です。壁に向かってテーブルと椅子がありました。どうやら、壁に向かって食事していたようです・・・。元々は一般座席車と食堂車との合造車だったということもあり、全室食堂車への改造に当たってスペースとテーブル配置が合わず、やむを得ずこのようなことになったのだと思われます。



 厨房
 です。厨房は冷蔵庫や流し台などが残されていますが、コンロなどはすでに撤去されていました。一部にアルミ製のものがありますが、何か車両の雰囲気と合わないような気がします・・・。でも、1980年代ぐらいまで営業していたようなので、アルミ製の設備が使われても無理ありませんが・・・。


 レジ
 です。今のレジならレジ機が置いてあるのですが、昔はレジ機がなかったので、計算はそろばんを使い、引き出しの中にはお金などを入れていたようですね・・・。現代のカシオペアやトワイライトエクスプレスや北斗星にもレジがあるのですが、そこにはレジ機が置いてあり、時代を感じさせました。


 厨房室の側の通路です。今も昔もそのままですね。


 待合室
 です。食堂が混んでいた時のために客が待つ場所です。そこには横向きシートが置かれていましたが、座席車と同じモケット付きのものでした。今のカシオペア、トワイライトエクスプレス、北斗星にはこのような待合室がないので、通路で並んでいるしかないんですよね・・・。


 入口です。スシ38形の公開は隣に連結されているマロネフ59形と同時に行われていました。EF52形のときと同じく約20人で区切って公開していました。

 スシ28形は実際に食堂車として営業したことがないものの、旧型客車の食堂車としての雰囲気を感じる事が出来ました。
 以上です。

飯能の6000番台とさいたま東の8300番台

$
0
0
 国際興業の
 飯能
 では残存していたキュービックを置き換えるために他の営業所から6000番台のエルガの転入が相次ぎ、所属車両のほとんどがエルガとなっています。これらのエルガを見てみましょう。








 6000番台は2002年から2004年にかけて各営業所に投入された短尺ワンステで、型式はKL−LV280L1です。
 写真は上から
 6036 所沢200か1477 2002年式 鳩ケ谷→志村
 6038 所沢200か1772 2002年式 鳩ケ谷→志村
 6040 所沢200か1497 2002年式 鳩ケ谷
 6133 所沢200か1503 2004年式 戸田
 6155 所沢200か1799 2004年式 鳩ケ谷
 6177 所沢200か1817 2004年式 さいたま東
 6183 所沢200か1495 2004年式 西浦和
 です。2002年式から2004年式まで幅広い車両が各営業所から転入してきていますが、転入時期も2011年から2013年とばらばらになっていることがポイントです。9000番台のキュービックの代替時期に合わせてぼちぼち転入してきたという感じですね・・・。



 こちらは川口から転入してきた2002年式の6025ですが、
 ヤマノススメ
 のラッピングがなされています。ヤマノススメは飯能を題材にしたアニメだそうです・・・。


 飯能のエルガは6000番台だけでなく、6200番台もいました。6200番台は2006年から2007年にかけて18台が投入されたワンロマ車で、PJ−LV234L1となります。特定輸送を想定して2人掛けシートを多用し、メトロ窓になっていることがポイントです。京阪バスでいえばBタイプに当たる車両で、各営業所に1〜3台が配置されています。そんな中で、2006年式の6208が2013年に鳩ケ谷から飯能へ転属していたのです。飯能にとって初となるPJ代となります。


 話は変わり、さいたま東にいる
 8300番台
 に移ります。8300番台は2011年に登場したLKG代の標準尺ワンステです。エルガの標準尺ワンステは2007年に投入が始まったPJ代の8100番台に始まり、PKG代の8200番台、LKG代の8300番台へ進化しています。短尺が標準の国際興業にとって標準尺は少数派で、投入営業所も赤羽とさいたま東に限られています。
 写真の8302は2011年式で、2010年からの白屋根という仕様で投入されていますが、ナンバーが希望ナンバーになっていることがポイントです。因みに2011年式は3台のみと少数派です。



 こちらは2013年に投入されたQPG代です。写真は上から8310、8312です。8300番台の投入は2012年は無かったので、2年ぶりの投入になりましたが、2013年はそれなりの数が投入されています。ナンバーが通常ナンバーに戻ったことがポイントなのですが、車内において、公式側の最前席が無くなったことがポイントです。

 以上です。

2013年度の廃車車両

$
0
0
 京都市交通局の2013年度新車の投入に伴って多数の
 廃車
 が出ましたが、これらの廃車車両の中からピックアップしてレポートします。






 まず、いすゞからです。
 洛バスのリニューアルに合わせて洛バス化された1995年式の
 西工58MC
 が全て廃車になってしまいました。この旅の洛バスのデザイン変更にあたって、6222〜6225が対象から外されたのですが、洛バス用車両初の一般路線への復帰なるか?とひそかに期待していたのですが、叶わず廃車になってしまいました・・・。
 下の写真は約10年前に撮影した一般色時代の6224です。洛バス化直前は山越操車の各系統で活躍していました。







 洛西唯一のキュービックだった
 6270
 が廃車になってしまいました。6270は偏平タイヤを装着する都市低床車で、かつアイドリングストップバスという仕様でした。新製配置は五条なので、長らく201号系統で活躍していましたが、2009年に洛西近鉄へ転属しました。2009年に6069〜6072が廃車になった後、洛西唯一のキュービックとして西ブロックを中心に73号系統でも活躍していました。
 キュービックは他に6262・6263などが廃車されており、ずいぶん数を減らしたような印象です。




 洛西のリフト車である
 6304〜6306
 も廃車されました。元々は梅津にいて31号系統用として投入されましたが、系統移管などで91号系統に落ち着いていましたが、末期は近鉄に所属し、西ブロックを中心に活躍していました。リフトダイヤがあった時はほぼ91号系統専属でしたが、リフトダイヤが無くなった後はいろんな系統で活躍していました。
 6304〜6306の廃車により、リフト付きツーステは6412〜6414の3台のみとなってしまいました。




 洛バス専用車であったCNGツーステの
 70・71
 がボンベ耐用年数に達したため、廃車されました。事故廃車を除いて初めてとなる京都200かナンバーの廃車例となります。キュービックのCNGバスはほとんどが洛バス用となっていましたが、ボンベ耐用年数に達したことから、順次廃車が進められ、この度全廃に至った感じですね・・・。





 次に三菱ふそうです。
 九条の
 6294
 が廃車されました。6294は純正車体のエアロスターMで唯一直営に所属していた車両で、九条に所属して循環系統で活躍していました。しかし、今回の廃車により、残るエアロスターMは全て委託となり、原則的に循環系統では見られなくなってしまいました・・・。
 他に6289・6290も廃車となりましたが、西工に廃車は発生していなかったようです。




 横大路阪急にいたCNGツーステの
 75〜77
 がボンベ耐用年数に達したことから、廃車となりました。これにより、ニューエアロスターのツーステが全廃となってしまいました。ボンベの耐用年数の関係とはいえ、エアロスターMよりもニューエアロスターが先に全廃となってしまうのは何とも・・・。75〜77は13・18号系統が中心で、時折81号系統などにも入っていました。写真は2008年の秋の行楽輸送で臨206号系統に充当されたシーンですが、同じ日に3台とも充当されていたのが印象的でした。
 これにより、京都市バスからCNGツーステが全廃となり、残るのはノンステのみとなりました。


 日デは洛バス用の
 6250
 が廃車になったのみです。6250は急行101号系統用車両で唯一のツーステでしたが、新ラッピングの対象外となり、一般路線へ復帰することなくそのまま廃車となってしまいました。これにより、洛バス用のツーステは全廃となってしまいましたが、臨時便などで一般色の車両が充当されるときもあるので、全く見られなくなったというわけではありませんね・・・。

 2013年度では日野の廃車が発生しなかったことは意外でした・・・。でも、今回はCNGツーステなど特徴的な車両が姿を消してしまっただけに少々さびしさもありました。
 以上です。

短命となったE331系

$
0
0
 昨日、京葉車両センター所属の
 E331系
 が長野へ廃車のために回送されました。
 E331系は2006年に新製され、各種試験ののちに2007年3月に営業運転を開始しましたが、不具合が多発し、1か月で運用から外れ、メーカーへ返却し、修理や部品の改良などが行われていました。その後、2008年末に営業運転に復帰したものの、ほどなくして離脱し、それ以降しばらくは復帰と離脱を繰り返していました。結局、2011年の1月頃を最後に運用から外れ、京葉車両センター内で留置される日々を過ごしていました。そのうち廃車が決定し、昨日長野へ運ばれたようです。静粛性や乗り心地改善などを目指して登場した連接車ですが、結局故障多発で頓挫した形ですね・・・。
 私とE331系の出会いは2009年1月が最初で最後となってしまいました。




 E331系は
 連接構造
 を採用しているため、車体間に台車が配置されており、車体長さが先頭車が16.5m、中間車が13.4mと短くなっていることがポイントです。ただ、中間の7号車と8号車は編成分離出来るように連接構造でなく、通常構造となっています。そのため、7・8号車は中間車ながら16.5mとなっています。



 車内は基本的にロングシートですが、先頭車のみセミクロスシートとなっています。クロスシート部分はロングシートへの変換可能な構造になっており、座席を回転することにより変換しています。そのため、変換装置が入っている関係で座席の位置がやや内方向にずれています。
 E331系は連接構造だけでなく、ロングシートへ変換可能なセミクロスシートを装備しているということは将来の通勤車両への試験的な意味合いを持っていることが伺えます。


 車内案内表示はLCDとなっています。新製当時はE231系500番台の投入が終わってから1年経過していたため、時代の流れからLCDを採用していたという形ですね・・・。内容はE231系500番台がベースでしたが、駅案内のところで編成表示について、先頭車や中間車で車両長が違うところをきちんと反映していました。後に登場したE233系5000番台のLCD表示はE331系とは多少異なったデザインとなりましたが・・・。



 E331系は連接構造がゆえに編成も14両編成となり、扉の位置も従来車と異なっていました。そのため、駅での案内表示や乗降口表示も専用のものが用意されていました。



 こちらは2006年3月20日から22日にかけて実施された
 甲種輸送
 です。E331系は1〜7号車が東急車輛(現総合車両製作所)、8〜14号車が川崎重工で製造されました。このうちの川重製造分の甲種輸送です。連接構造のE331系とあって注目を集めていました。


 E331系のベースとなった
 E993系
 です。次世代の通勤型車両の在り方を研究・試験するために2002年に登場したもので、連接構造が採用されています。元々次世代に向けての研究模索であったため、連接構造だけでなく、さまざまな試験が行われ、一部はE233系などに反映されています。E331系登場してからほどなくして廃車解体されてしまいました。写真は2004年に開催された大宮工場一般公開でのシーンです。

 連接構造は結局頓挫してしまいましたが、通勤型車両の在り方に一石を投じたことは事実です。海外では連接構造を採用している車両が多数いますが、日本は路面電車以外ごく僅かにとどまっているのは日本の風土によるものが大きいでしょうね・・・。
 以上です。

15年の歴史を閉じる京阪シティバス

$
0
0
 京阪シティバス
 が来る4月1日に京阪宇治バスと合併し、京都京阪バスに変わります。京阪シティバスは京阪バス洛南営業所が受け持っていた一般路線を分社化する形で1998年に設立し、1999年に営業運転を開始したものです。京阪系列の事業者はほとんどが生い立ちが異なっており、純粋に京阪バスから分離されたのは京阪シティバスが唯一です。そのため、在籍車両も京阪バスからの引き継ぎ車が中心で、自己発注車も京阪バスと仕様を揃えています。
 私にとって京阪シティバスは京阪バス本体で見られなくなった車両たちがひっそりと活躍しているという印象でした。分離子会社は親会社で見られなくなった旧型車両がまだ現役で活躍しているケースが多いのですが、京阪シティバスもまさにその通りです。



 京阪シティバスで最古参となる
 B−1899
 です。1995年式のU−MP218Mで、2001年に行われた大津、山科、シティバスとの三角トレードで大津から移籍してきたものです。京阪バスからエアロスターMが消滅してもB−1899は現役で活躍を続けていて、今年で19年になろうとしています。京阪シティバス唯一のBタイプですが、特に路線は限定していないようです。



 こちらは
 レインボー
 です。1995年式のU−RJ3HJAAです。かっては京阪バスに多数いましたが、経年により廃車が進み、京阪シティバスに数台が残るのみとなっています。しかし、これらのレインボーは全て山科からの移籍車で、経年を迎えた1993年式のRJを置き換えるためにやってきたものです。京阪バスでは見られなくなったタイプですが、まだ現役で走っています。


 こちらは
 E−3088
 です。リエッセの前のタイプで、1995年式のU−RB1WEAAです。京阪バスでも数台が投入されましたが、廃車が進み、残るのはシティバスのE−3088のみとなっています。小型車で、1人掛けシートが並んでいます。E−3088は平日の13号経路で活躍しています。


 こちらは
 A−3749
 です。1996年式のKC−HT2MMCAです。京阪バスのブルーリボンのAタイプは2000年式を残すのみとなっていますが、京阪シティバスはそれよりはるか前の1996年式のリーフサス車がまだ現役で走っているのです。京阪バス→京阪京都交通の車両も廃車が進んでいる中ですよ・・・。京阪シティバスの大型車はB−1899とA−3749の2台のみです。


 京阪シティバスは京阪バスからの移籍車でスタートしていましたが、2007年に京阪シティバス初の新車として
 K−1819
 が投入されました。エアロミディの中型ロングで、PA−MK27HMです。京阪バスでは2006年に中型ロングの投入を終えており、京阪バスグループとしてはこのK−1819が最後の投入となっています。社番がK−1819になっていますが、これはA−1819が代替だったことによるものです。



 そして、2009年と2010年には
 レインボー?
 が投入されています。いずれもノンステで、PDG−KR234J1です。レインボー?ノンステは京阪バスでも投入されており、基本的な仕様は同じです。社番はK−3090・3091となっていますが、E−3088とK−1819に続くという意味合いを持っているのでしょうか・・・。



 そして、2011年に
 K−3092
 が投入され、現時点で最新車となっています。K−3092はSDG−KR290J1となっています。京阪バス本体では中型車の代替が落ち着いたため、SDG代は投入されておらず、ある意味京阪シティバスオリジナルタイプとなります。基本的にPDG代とほぼ同じです。


 京阪シティバスでは土休日に高速バスの
 鳥取エクスプレス京都号
 1往復を受け持っており、その関係で高速車2台が在籍しています。H−1895とH−1995です。




 過去に京阪シティバスに在籍していた車両たちです。上からA−1051・A−3665・A−3645です。エアロミディは比較的早期に廃車となりましたが、ブルーリボンとレインボーは比較的遅くまで残っていました。レインボーの方は京阪シティバスの運行開始と同時に京阪バスから移籍してきたものです。


 こちらは2001年に行われた大津、山科、シティバスの三角トレードで京阪シティバスから山科へ転属したA−1818です。京阪シティバスから京阪バスに復帰した唯一の車両です。京阪バスから京阪シティバスへ移籍した車両は京阪シティバスで廃車を迎えるケースが多いだけに京阪バスに戻るとは意外でした。現在活躍している京阪バスからの移籍車は京阪宇治バスとの合併でどのような道を歩むのか気になりますが、京阪バスが引き継ぐ京都南線は京田辺が担当するようなので、流入規制などの関係で京阪バスへ復帰するのは難しそうです(京阪シティバスの自己発注車なら京阪バスへ行く可能性ありそうですが・・・)。




 京阪シティバスの路線は半数以上が京阪宇治バスとかぶっていて、中には共同運行路線もありましたが、それでも単独路線もありました。6号経路久御山団地〜近鉄大久保〜太陽が丘、15号経路京阪宇治駅〜久御山団地といったように京阪宇治バスより若い系統番号を掲げて走っていたのが印象的でした。京阪宇治バスとの合併で6・15号経路は廃止されることになっています。




 京阪シティバスでは26号経路京都駅八条口〜京阪淀駅を運行しているのですが、その26号経路は京都駅八条口に乗り入れる京阪グループ唯一の一般路線です(他はすべて高速バス又は急行バス)。平日・土曜日の1日2本のみと少なく、ひっそりと来ているような印象でした。その26号経路は京阪バスに引き継がれることになっており、久々に京阪バスの一般路線車が来ることになりますね・・・。同時に日曜日も運行されるようになり、時刻も変更されます(本数は変わらない)。

 1998年の設立から15年半で閉じることになった京阪シティバスですが、京阪バスと京都京阪バスがそれぞれ路線を引き継ぎ、新たなステージに入ることになりますね。
 以上です。

キハ81 3 車内公開

$
0
0
 交通科学博物館では閉館を前に保存車両の車内特別公開が行われていますが、今回は
 キハ81 3
 を見てみましょう。キハ81 3は1960年にディーゼル車初の特急車両として投入されたキハ80系の一員で、キハ81形はその先頭車にあたります。151系の流れからボンネット型を採用していましたが、特急列車の拡充による編成の分割の必要性などから1961年以降の増備は貫通型のキハ82形となり、キハ81形は6両のみの少数派でした。でも、キハ81形で保存されているのは交通科学博物館に保存されている3のみと貴重です。




 車内です。座席は
 回転シート
 です。つまり、リクライニング機能なしで、回転するだけです。当時のリクライニングシートは1等車(当時)のみで、普通車(2等)はリクライニング機能なしが当たり前の時代でしたから、当然の流れでしょうね・・・。当時の特急列車は長距離が当たり前だったのですが、リクライニング機能なしで長時間座るということは現代の私にすれば想像も付きません・・・。背面にはテーブルが付いていますが、現代よりもサイズが小さかったです。現代は車内でPC作業することが当たり前になって来ているということもあり、テーブルの大型化が進んでいますが、当時はどんな感じだったのでしょうか・・・。
 というわけで、なるほどの連発でした。



 運転台側にはなんと
 便所
 が付いていました。先頭車の便所は運転台の反対側(後位側)に付くのが普通ですが、キハ81形は運転台の後ろに付いていました。私の想像ですが、運転台の後部に発電用エンジンを置いていることもあり、ここから発生する騒音から客室を遠ざけるためなのでは・・・と。運転台後部に便所が付く自体は単行車(キハ52形など)に見られるぐらいなので、珍しいケースでしょうか・・・。



 後遺側には
 売店
 が設置されていました。陳列棚や冷蔵庫などが付く本格的なものでした。特急「はつかり」では編成の中間に食堂車が付いていたので、食堂車から遠い普通車の客の利便性確保のためでしょうか・・・。最近は売店の営業が少しずつ減ってきていますが・・・。


 キハ81 3の車内公開は人数を区切って入るという形でした。因みに私が入った時は開館直後であったため、ほぼフリー状態でした・・・。

 以上です。

バックアイカメラ付きの新車 他

$
0
0
 神奈川中央交通では2014年に入ってノンステを中心に多数の新車が投入されましたが、今回は
 バックアイカメラ
 を試験的に取り付けた新車が出ています。神奈中といえば、バックアイカメラ無しで、その代わりリアに拡大レンズが付いています。どうやら、バックアイカメラが一般的となっているので、安全性を考慮して転換したのだと思われます。




 最初にバックアイカメラ付きで登場したのが藤沢に投入された
 ふ069
 です。2014年1月に各営業所にワンステが投入された中の1台なのですが、ふ069だけバックアイカメラ付きとなっています。全国的にバックアイカメラ付きが当たり前になっているのですが、神奈中はバックアイ無しが当たり前なので、カメラ付きのリアは違和感に感じます。でも、拡大レンジは何故かそのまま付いています・・・。カメラはクラリオン製です。



 ふ069とほぼ同時期に投入されたふ05は従来通りバックアイ無し仕様で投入されています。藤沢の新車はふ069とふ05の2台です。



 2月に入って横浜ナンバーの3営業所にノンステ新車が投入されましたが、その中でバックアイカメラ付きの車両が投入されています。こちらは横浜の
 よ45
 です。ノンステにもバックアイカメラが付いていますね。



 そして、舞岡に投入された
 お028
 にもバックアイカメラが付きました。舞岡では昨年はラッシュ型かつ三菱重工クーラーという仕様で投入されましたが、今年は通常型かつデンソー製に変わりました。
 バックアイカメラ付きの車両は全部で4台いるのですが、このうちふ069、よ45、お028の3台撮影できました。残りは戸塚のと48なんですが、未撮影です・・・。



 お028とほぼ同時期に投入されたお0140ですが、ナンバーが
 横浜200か4000
 となっています。希望ナンバーではなく一般払い出しナンバーです。3ケタになってから1000、2000、3000とかが希望ナンバー扱いとなっているのですが、4000は何故か一般払い出しになっているようです。444と666と999と同じでしょうね。
 というわけで、神戸ナンバーに続いて横浜ナンバーも4000を突破しましたね。



 戸塚に投入されたノンステ新車です。戸塚は昨年と同じラッシュ型かつ三菱重工製クーラーという仕様となっています。戸塚はドリームハイツ等の団地輸送を抱えていますからね・・・。



 2014年に投入されたエルガミオ新車です。上がワンステのふ012、下がノンステのお035です。ワンステは断続的に投入されていますが、ノンステは2008年以来6年ぶりの投入となります。その間にノンステ表記が英語のみとなっていたのですが、新車にはきちんと反映されていました。てか、側面のノンステ表記が小さすぎますが・・・。

 以上です。

 P.S. 本日から増税。というわけで、もちろん石山駅の運賃表示が好感されていましたが、新しい運賃表示にはICOCAが使える区間に対して青で囲っていたのに驚いた・・・。

京都市バス 3月22日ダイヤ改正 その1

$
0
0
 3月22日に新運行計画に基づく
 ダイヤ改正
 が行われました。今回のダイヤ改正は新路線の設定、深夜バスの運行、増発などと近年に無い大規模な改正となり、更に担当営業所の変更なども行われたため、全体的にかなり大きな動きが生じています。というわけで、ダイヤ改正の様子をレポートします。



 今回のダイヤ改正で設定された唯一の新路線である
 特37号系統
 です。特37号系統は改正前でも北大路BT〜西賀茂車庫間を大宮交通公園経由で運行されていましたが、今回の改正で西賀茂車庫より北部の柊野地区へ延長され、多区間系統になりました。柊野地区は一方循環で運行されています。担当は烏丸で、撮影時は日デRMが充当されていました。日デRMの多区間車は稼働率が下がっていただけにある意味活用という形になりましたね・・・。







 四条河原町への買い物客の利便性を確保するために運行を開始した
 四条河原町ショッピングライナー
 です。京都駅前〜四条河原町間がノンストップで、四条河原町から河原町三条経由で三条京阪前に至るものです。四条河原町からは5号系統と同じルートで運行されています。担当は洛西近鉄ですが、車両はダイヤ改正直後で運用が定まっていないせいか、ハイブリ、ツーステ、中型車まで色々入っていました。中には42号系統とつながっているケースもあったようです。





 昨年に臨時で運行されていた
 岡崎・東山・梅小路エクスプレス
 が正式に運行を開始しました。ルートは昨年と同じです。担当は梅津ですが、大型ノンステなんでも入っていました。臨時の時は各営業所からハイブリが充当されていましたが、今回は幕の用意の運びとなったようですね・・・。



 今回のダイヤ改正では深夜帯の充実化が図られていますが、その中で京都市バスにとって初めてとなる
 深夜バス
 が設定されました。深夜バスは系統番号の頭にMNが付き、MN17号系統、MN205号系統、MN特西3号系統の3系統が設定されました。運行開始日には乗車証明書が配られた他、京都駅でMN17号系統とMN205号系統を並べてプチ撮影会が行われました。深夜バスはMN17号系統とMN205号系統が錦林、MN特西3号系統が洛西担当です。
 京都市バスの1日違いで京阪バスも四条烏丸〜大宅方面へ深夜バスを運行開始しており、河原町から各方面への深夜のアクセスが整備された形になりますね・・・。




 京都駅〜河原町通〜錦林車庫を結ぶ
 MN17号系統
 です。17号系統の深夜版にあたります。四条河原町を通るので、河原町からの深夜輸送も担っています。JRのみならず、阪急や京阪からの接続を受けている事をPRされています。



 京都駅〜西大路通〜烏丸北大路間を結ぶ
 MN205号系統
 です。205号系統の深夜版にあたります。ただ、この系統は北大路BTには入らず、烏丸北大路(旧北大路駅前)が終点となります。西院で阪急からの接続を受けています。



 桂駅西口〜境谷大橋間を結ぶ
 MN特西3号系統
 です。特西3号系統の深夜版にあたります。とはいえ、特西3号系統は元々深夜に設定されており、洛西ニュータウンの大半をカバーしています。深夜バスもその流れでしょうね・・・。








 次に経路変更や運行区間延長が行われた系統です。
 27号系統
 が市中心部へ運行されるようになりました。これまでは西大路通より西側を循環していましたが、四条通経由で四条烏丸まで行くようになりました。太秦・安井地区から中心部へのアクセス改善のためですが、以前は三条京阪(更に昔は錦林車庫)まで行っていたという事もあり、復活とも言えましょうか・・・。従来の経路は特27号系統という形で継続されています。ただ、特27号系統は27号系統の一部を振り替えた形ではなく、純粋に増発したという形になっているため、データイムで15分ヘッドと増発されています。中型車が中心ですが、M1号系統用だった2003年式や九条京阪から転入してきた951が充当されていました。中型車だけでは足りないようで、大型車も度々充当されているようです。大型車に関しては203号系統との乗り継ぎ制度が無くなった事から車両の限定が無くなり、11m車も入るようになりました。



 70号系統
 について、大半の便がJR桂川駅から小畑川公園北口へ延長されました。小畑川公園北口は洛西営業所に位置しており、洛西ニュータウンへの連絡強化が目的のようです。70号系統は新設から少しずつ路線延長を繰り返ししており、今回の延長で長距離路線らしくなった感じです・・・。



 これまで衣笠操車の出入庫系統かつ立命館大学のアクセス系統として機能していた
 特205号系統
 について、経路変更が行われ、大将軍以北について西大路通から馬代通へ変更されました。そのため、府立体育館を通るようになりました。ダイヤも大学輸送及び出入庫の関係でダイヤが偏っていたのがほぼ60分ヘッドになりました。改正前は梅津京阪が担当していましたが、衣笠操車が直営化したため、梅津直営担当になりました。




 京都駅から南区を巡回して九条車庫に至る
 16号系統
 について、九条駅前〜九条車庫間が廃止され、代わって京都駅八条口発着になりました。これは十条通周辺から京都駅へのアクセスを強化するためです。これにより、16号系統は京都駅〜京都駅八条口間の運行になりました。担当も横大路MKとなったため、エアロミディMEが再び充当されるようになりました。まさに復活ですね・・・。


 今回のダイヤ改正では出入庫系統も変化が生じています。
 こちらは今回のダイヤ改正で新設された
 四条烏丸〜みぶ
 の出入庫系統です。今回のダイヤ改正で四条烏丸操車が無くなり、13号系統グループがみぶ操車に変更されたため、その出入庫系統として新設されました。途中停留所が四条西洞院、四条堀川、四条大宮のみと短距離なのですが、本数は1時間に2〜4本と結構多いのが特徴です。とはいえ、本数が多い出入庫系統って意味あるのかな・・・と感じたりします。


 こちらは今回のダイヤ改正で復活した
 京都外大前〜四条烏丸
 の出入庫系統です。3出入でしょうか・・・。これは8号系統が梅津JRに移管された関係で発生したものですが、8号系統が梅津に戻ったため、それに合わせる形で復活したという事になります。撮影当日はツーステの6218が充当されていましたが、もちろん折り返しは8号系統でした。



 こちらは今回のダイヤ改正で系統番号の案内が特81号系統から臨号系統に変わった
 横大路車庫→竹田駅東口
 の出入庫系統です。これは南5号系統の出入庫に当たるもので、竹田駅東口〜横大路車庫間で運行されています。改正前は特81号系統扱いでしたが、今回の改正で竹田駅東口行きについて臨号系統に変更されました。でも横大路車庫行きは81号系統で案内されています。







 今回のダイヤ改正に合わせて
 幕
 のリニューアルが行われました。幕の一新は分かりやすさの追求で、ラインカラーを導入した事が最大のポイントです。ラインカラーとは経由する通りでカラーを分けて案内するというものです。上から西大路通、千本通・大宮通・堀川通・河原町通・東山通・白川通と区別されています。これは碁盤の目の縦のみで、横はありません。



 分かりやすさの向上はラインカラーだけではありません。途中で
 表示の変更
 を行う系統が増加しています。これは西鉄バスや阪急バスのLED車で行っている方法と同じで、終点に近づくにつれて経由地表示を減らしていくというものです。京都市バスではラインカラーの導入も関連しているようです。写真の3号系統は改正前は片道で1パターンのみ表示していましたが、改正後は片道2パターン表示しているのを確認しています。



 そして、循環系統では途中入庫の便があるのですが、その便に対して系統番号上に終点となる停留所が表示されるようになり、終点に近づくにつれて経由地表示なしの表示を行うようになりました。







 表示の分かりやすさの向上ポイントを3つ挙げましたが、これらを実践した結果、205甲については片道だけで
 6パターン
 の表示を行っているのを確認しています。片道走るだけでもたくさんの幕を使うのは初めて見ましたが、わかりやすさを追求した結果ですからね・・・。阪急バスのようにLED車なら複数パターンの表示があるのですが、幕となると京都市バスだけでしょうか・・・。因みに改正前は2パターンでした。



 新表示ですが、ラインカラーの導入などで分かりやすくなったのですが、逆に
 表示が小さい
 ところがあり、かえって見にくくなってしまいました。ラインカラーを強調した結果、上の写真のように「京都駅」表示が小さくなってしまっています。スペースがあるのだから、もう少し工夫してもよかったのでは・・・と。逆にラインカラーなしの場合は行先表示が大きくなっているので、分かりやすいんですがね・・・。



 回送表示も変わりましたが、回送表示を見て何か見た事があるような気がしたら、名古屋市交通局の出入庫系統の表示と似ていました・・・。

 以上です。
 改正後の各系統の様子及び代走の変化については後日にレポートします。

マロネフ59 1 車内公開

$
0
0
 交通科学博物館では閉館を前に保存車両の車内特別公開が行われていますが、今回は
 マロネフ59 1
 を見てみましょう。マロネフ59 1は皇族・貴賓用の1・2等寝台で、1938年に3両が製造されました。戦後は一時期占領軍に接収されましたが、ほぼ皇室用として使われていました。そのため、豪華な内装が特徴です。



 こちらは
 1等寝台
 ですが、個室になっていることがポイントです。1つの部屋に1人用寝台とソファが備わっています。現代で言うと、北斗星のロイヤルに便所とシャワー室を取り除いたような構成です。当時は座席で寝る事が当たり前だっただけにこのような個室はかなり贅沢だったといえましょう。そして、ベッドの幅がかなり広買ったことに驚きました。サンライズ瀬戸・出雲のシングルDXよりも幅広い感じでした・・・。
 個室は2つがあり、2つの個室の間に扉があり、扉を開けることで2つの個室を1つの部屋として使うこともできました。


 1等寝台の廊下です。写真は2等寝台の方を向いたものですが、反対側には便所があり、その便所はかなり広いスペースを取っているようです。その便所はあいにくく非公開でした・・・。




 こちらは
 2等寝台
 です。いわゆるブルマン式です。構造的には日本海に連結されていたオロネ24形とほぼ同じで、昼間は座席、夜間は2段寝台という形になっています。ただ、上段寝台について、オロネ24形については電動で上下するに対し、マロネフ59形は折りたたむ形になっています。そのため、上段寝台にはワイヤーが付いていて、ワイヤーを巻き取るための巻き取りが付いていました。しかも、上段寝台には窓が付いていませんでした。でも、昔は寝台使用時間が決まっていたため、窓が無くても問題なかったでしょうね。


 出入口の上に表示されていた2等寝台の表示です。ここは2等寝台側の出入口のものですが、その反対側は1等寝台側なので1等寝台と表示されています。

 マロネフ59形はスシ28形と連結されていて、貫通扉もつながっていたため、車内公開はスシ28形から流れる形でした。

 旧型客車の寝台車を初めてみましたが、ニス塗りの車内が豪華さを感じさせました。カシオペアよりも上と感じる部分もありました・・・。
 以上です。

絶景領域 萌えっ子仕様

$
0
0
 萌えっ子を前面に売り出している沿岸バスですが、2013年4月より特急「はぼろ号」に
 絶景領域 萌えっ子仕様
 の車両を投入しました。1台だけの上に便の特定が無いため、いつ撮影できるのかなと思っていたところ、先日の遠征でようやく撮影できました。



 萌えっ子仕様の車両は
 エアロエース
 の新車に対してラッピングする形になっています。エアロエースはQRG代となります。ラッピングは天売島と焼尻島の写真に天売島と焼尻島をイメージした萌えっ子キャラクターが配置されています。



 このキャラクターは天売島をイメージした
 観音崎らいな
 です。中学1年生だそうです・・・。側面にちびキャラ、リアに等身大が配置されています。沿岸バスではラッピングだけでなく、グッズ、公式HP、待合室の掲示板などいろんな場所で活躍されています。
 キャラクターは北海道存住の片がデザインしたオリジナルキャラクターだそうです。


 留萌駅前バス乗り場の待合室内に貼られていた掲示板ですが、至る所で萌えっ子が活躍しています。沿岸バスは留萌地方をエリアに持つ典型的な地方のバスという感じですが、早い段階からインターネットユーザを意識した取り組みを行っているせいか、なかなか面白い企画を出しているなという印象です。

 以上です。

横浜線用E233系6000番台登場

$
0
0
 横浜線用の205系を置き換えるために
 E233系6000番台
 を投入し、2月16日より営業運転を開始しました。6000番台は埼京線用の7000番台と同じように車内照明がLED化されたことがポイントです。そして、横浜線の8両編成に合わせて8両編成となっています。


 八王子方先頭車のクハE233形6000番台です。基本的に7000番台と同じです。ラインカラーは205系と同じグリーン系です。






 E233系6000番台では
 横浜線活性化プロジェクト
 の一環として、JR東日本の通勤型車両で初めてオリジナルロゴや駅スタンプが車体に貼りつけられました。オリジナルロゴは全編成とも同じものが貼られていますが、駅スタンプは編成によって異なるものが貼りつけられています。駅スタンプは横浜線及び根岸線の各駅のものが貼りつけられていて、写真は上から横浜駅、十日市場駅、古淵駅のスタンプです。全ての編成で違うものになっているので、全て撮影するのも楽しいかもしれませんね・・・。



 車内
 です。車内灯がLED化された以外はE233系共通のものとなっています。座席モケットは横浜線のカラーを意識しているようで、グリーン系になっています。



 車内案内表示
 です。案内表示のデザインは7000番台と同じものが採用されていて、アニメーションも出来るようです。そして、広告部分には横浜線活性化プロジェクトのPRも行われていました。PR画面に出ているイメージキャラクターはAKBが務められています。確か、TVに出てて、その受け答えがネットでも話題になったような・・・。



 写真は総合車両製作所で落成したH020編成です。6000番台は7000番台と同じく新津車両製作所と総合車両製作所の両方で製造を進めています。前面行先表示ですが、行き先と路線名の交互表示である点はE233系標準通りです。



 E233系投入により、少しずつ淘汰が進められている205系です。上が横浜線オリジナルのH4編成で、下が元山手線のH28編成です。205系は6扉車のサハ204形が連結されることが標準なのですが、H28編成だけは6扉車の連結がありません。しかし、205系の淘汰が進むと、205系の6扉車は姿を消すことになります。とはいえ、E233系の投入が急ピッチで進められているようで、2014年中には見られなくなってしまうのでしょうか・・・。

 横浜線の世代交代が始まったわけですが、E233系は横浜線活性化プロジェクトにより、オリジナルロゴなどが採用されるなど、オリジナリティな形態になっていたのはさすがに驚きました。横浜線の活性化につながるといいのですが・・・。
 以上です。

京都市バス 3月22日ダイヤ改正 その2

$
0
0
 3月22日に新運行計画に基づく
 ダイヤ改正
 が行われました。先日の記事で改正の様子をUPしましたが、今回は受け持ち営業所の変更などを踏まえて各系統の様子をレポートします。受け持ち営業所がいろいろ変わったため、動きも大規模となっています。




 4号系統
 について、西賀茂において京都バス委託が無くなり、直営に統一された関係で直営担当に戻りました。そのため、元から直営所属の車両が4号系統に充当されるようになりました。また、西賀茂担当から多区間系統が無くなったため、京都バス委託のだった車両には整理券箱などが外されています。







 5号系統
 について、担当が西賀茂京都バスから九条京阪に変わりました。2007年以来7年ぶりに九条京阪が担当する形になりましたが、九条車庫〜岩倉操車場間の長距離回送が復活する形になりました・・・。前回担当していた時は充当可能なノンステが2台のみで、ほとんどがツーステでしたが、今回は大型ノンステがそれなりの数が在籍しているという事もあり、大型ノンステも多数充当されています(ハイブリやCNGまで・・・)。今回の動きに合わせて6275が九条直営から九条京阪へ転属し、多区間車になりました。また、今回の改正で修学院道止まりが1本増えていて、その便は九条京阪が担当しています。




 6号系統
 について、担当が横大路阪急から九条京阪に変わりました。2001年以来の九条担当ですが、6号系統は元々担当がコロコロ変わっていますからね・・・。その関係で横大路阪急にいた日デJPが九条京阪へ転属し、6号系統と71号系統を中心に充当されています。中型ロングがメインのため、あまり変わらないように見えますが、従来から九条京阪にいるKC−LVノンステやCNGノンステも充当されているのを確認しているので、九条京阪になったんだな・・・と感じさせました。



 8号系統
 について、担当が横大路阪急から梅津JRに変わりました。ただ、梅津が担当していた11・93号系統が単区間系統になったため、梅津JRが担当する唯一の多区間系統になっています。梅津担当になった事により、中型車が九条から、短尺ノンステが横大路から転入してきており、これらが中心になっているようです。でも、元から梅津にいた車両も充当される時があるようです(下の6218のように・・・)。






 11号系統
 について、嵐山地区が均一運賃区域に入ったため、28・91・93号系統と共に単区間系統になりました。そのため、梅津担当は変わらないものの、従来からの単区間車も充当されるようになりました。写真は元整理券車ばかりなので、あまりぱっとしませんが・・・。8号系統の移管に伴って横大路から転入してきた1779が11号系統に入ってたのに驚きました・・・。2006年以降に入った短尺ノンステが西賀茂と横大路以外に配置されるのは今回が初めてになりますね・・・。




 12号系統
 について、衣笠操車の直営化により、梅津京阪から2007年以来7年ぶりに西賀茂担当に戻りました。西賀茂担当という事もあり、全て短尺の車両が充当されています。






 13・特13・臨13号系統
 は横大路のままですが、MKを除いて阪急に統一された事もあり、元JRの車両も充当されるようになりました。更にCNGノンステが充当されるシーンをよく見かけるようになりました。特に537はほぼ81・特81号系統に充当されていただけに13号系統に充当されるシーンを見かけるだけでも違和感に感じました・・・。特に臨13号系統最終便の吉祥院嶋高町行きについて、改正前は基本的に中型車の運用でしたが、改正後は大型車が充当されているのを確認しています。



 15号系統
 について、衣笠操車の直営化により、九条京阪から2007年以来7年ぶりに西賀茂担当に戻りました。西賀茂担当という事もあり、全て短尺の車両が充当されています。



 18・特18号系統
 は横大路のままで、特に変化ありませんが、操車がみぶから二条駅西口に変更になった関係で全便が二条駅西口行きになりました。横大路JRに所属していた元MKのエアロミディが阪急に集約された関係で、13号系統グループと合わせて充当率が上がったような気がします・・・。


 19号系統
 は横大路のままですが、JRから阪急になった関係で、元から阪急にいた車両も充当されるようになりました。撮影していないのですが、ハイブリが入っているのを確認しています。



 20号系統
 は横大路のままですが、JRから阪急になった関係で、元から阪急にいた車両も充当されるようになりました。洛西から来てばかりの6284やほぼ81・特81号系統専属だった736が入っていたのはさすがに驚きました・・・。JRにいた737については改正後も充当されているのを確認しています。








 26号系統
 が九条京阪から梅津JRへ移管され、操車も衣笠から山越に変わりました。2005年以来9年ぶりとなる梅津担当で、しかも操車も9年ぶりに山越に戻りました。そのため、京都駅では来てすぐに折り返すというスタイルになっています。車両は梅津JRに所属している車両ならなんでも入っているような状況なので、ブルーリボンが復活した形になりますね・・・。更に2001年式のエルガType-Aも復活しました。他にリフト車や新車のエルガも充当されているのを確認しています。



 28号系統
 は洛西のままですが、嵐山地区の均一運賃化により、多区間系統から単区間系統に変わりました。担当は洛西のままなので、洛西にとって初めて単区間系統(観光系統や出入庫便は除く)を担当する事になりますね・・・。そのため、洛西の一部の車両に対して整理券箱を撤去し、単区間車になった車両が出ているようですね・・・。



 31号系統
 について、担当が西賀茂京都バスから九条京阪に変わりました。2007年以来7年ぶりに九条京阪が担当する形になりましたが、5号系統をはじめとする岩倉操車の系統が九条京阪に移管されたのと合わた形ですね・・・。そのため、11m車やCNGノンステも充当されるようになりました。国際会館駅・岩倉の表示って、5号系統より大きくて見やすいですね・・・(ラインカラーが無いという事もありますが・・・)。






 42号系統
 について、担当が横大路阪急から洛西に変わりました。これにより、洛西の車両が久世地区を走るようになりました(70や西4が乗り入れている桂川駅も久世地区ですが・・・)。そのため、洛西のいろんな車両が充当されるようになりました。とはいえ、42号系統は一時期中型車メインで、早朝と夜間にはジャンボータクシーで運行されていたほどマイナー路線なのですが、改正後は11mノンステも入るようになった事が驚きです・・・。洛西担当になった事により、洛西における車両の出入庫的な役割を担うようになりました。


 50号系統
 は特に変化ありませんが、岩倉系統と運用がセットになったようで、整理券車が充当されるシーンを見かけるようになりました。



 51号系統
 について、担当が九条京阪から西賀茂に変わりました。衣笠操車が直営化されたための措置だと思われます。そのため、ブルーリボンシティなどが再び見られるようになりました。




 55号系統
 について、担当が九条京阪から西賀茂に変わりました。そのため、ブルーリボンシティなどが再び見られるようになりました。私にすれば、12・15・51・55号系統と言えば西賀茂という印象が残っていただけに戻ったな・・・という感じでした。かっては同じ西賀茂であっても西賀茂操車と衣笠操車で車両を分けていたのですが、これも復活したのでしょうかな・・・。改正から日が浅いので、なんとも言えませんが・・・。


 65号系統
 について、担当が西賀茂京都バスから九条京阪に変わりました。2007年以来7年ぶりに九条京阪が担当する形になりましたが、5号系統をはじめとする岩倉操車の系統が九条京阪に移管されたのと合わた形ですね・・・。そのため、11m車やCNGノンステも充当されるようになりました。31号系統との連結運行は継続しています。




 67号系統
 について、西賀茂の直営統一化により、直営に戻りました。ただ、改正により夕方の1往復が削減されてしまいました。直営化により、直営所属の車両が再び充当されるようになりました。
 尚、今回のダイヤ改正で80号系統が委託化された事により、直営の中で一番大きな系統番号となっています(洛バスや循環系統は除く)。




 69号系統
 について、洛西阪急から横大路阪急へ移管されました。横大路に移管された事により、中型車が中心となりました。42号系統が大型車中心になったとの逆の例でしょうか・・・。でも、大型車も少ないながらも入るようで、最古参車の6036が充当されているのを確認しています。にしても、1994年式は新幕になっても元気ですね・・・。




 71号系統
 は改正で太秦天神川駅経由便が特71号系統になった以外は特に変化なしです。でも、車両面では横大路阪急から転入してきた中型ロングが中心になりました。乗客が減っているからなのでしょうか・・・。でも、ハイブリや11mノンステも引き続き充当されているのを確認しています。




 75号系統
 について、九条京阪から梅津JRへ移管されました。2004年11月以来約10年ぶりに梅津に戻った形です。その間は横大路京阪→九条京阪と担当が変わっていたのですが、いずれも中型車もしくは古参車が中心でした。梅津JRの中型車は8号系統中心のようで、現時点では山越操車という事もありほぼ大型車のようです。特に車両は限定されておらず、新車も入っていました。75号系統は多区間運賃ながら単区間系統(信用乗車方式)として取り扱われていましたが、今回の改正で均一運賃になりました。





 78号系統
 について、横大路JRから洛西阪急へ移管されました。これにより、11mノンステが充当されるようになりました。とはいえ、78号系統は久世工業団地付近で狭隘道路を通るという事もあり、車両が中型車や短尺車に限定されるのかなと思ったのですが、なんでも入るようですね・・・。そして、洛西に移管された事により、「78に78」が実現してしまいました・・・。




 81号系統
 は改正で9時以降の全便が竹田駅東口経由となり、特81号系統が81号系統に変わりました。竹田駅経由の有無については行先表示で示す形になっています。ラインカラーが無いので、分かりやすいですがね・・・。81号系統についてはハイブリが中心になっているようですね・・・。





 91号系統
 は嵐山地区の均一運賃化により、単区間系統になりました。それと併せて93号系統とあわせて西ノ京円町以西が10分ヘッドになりました。所属は洛西のままなので、元から近鉄にいた車両が入るようになった以外は特に変化ありませんでした。



 93号系統
 も嵐山地区の均一運賃化により、単区間系統になりました(出入庫系統の特93号系統も同様)。担当は梅津JRのままなのですが、単区間系統になった事により、短尺ノンステが充当されるようになりました。そして、錦林車庫行きについて、英語表示がなされるようになりましたね・・・。




 205号系統区間便
 について、九条京阪から梅津へ移管されました。これは金閣寺方面の205号系統を救済するために新設されたもので、衣笠操車の出入庫的な役割を担う関係で九条京阪が担当していましたが、衣笠操車の直営化により、梅津担当になったような感じでしょうか・・・。これにより、205号系統は代走を除いて直営に統一された感じですね。そして、改正当日にはデコレーションバスの1441が入っていたのですが、この後はいつも通り3号系統に入っていました。




 南5号系統
 は横大路のままですが、阪急になった関係で、阪急にいた車両が充当されるようになりました。しかし、改正前はツーステとノンステの併用でしたが、改正後はほぼツーステになったような感じです。稲荷大社対応だと思われますが、一時期元MKでで統一されていた事を考えると、だいぶ変わった感じです。









 改正後の
 西ブロック系統
 です。ダイヤや系統上の大きな変化はありませんが、行先表示に変化が生じています。改正前は経由地を強調していましたが、改正後は行先を強調する形に変わっています。そして、夜間に設定されている西5号系統の峰ヶ堂三丁目止まりの表示について、三丁目表示が省略され、峰ヶ堂のみになっています。車両面では6280や79などのように阪急にいた車両が西ブロック系統に入るようになりました。



 こちらは祇園エクスプレスと臨206号系統です。幕が一新され、ラインカラーも付きました。それ以外は特に変化なしです(臨206の担当に梅津JRが加わったぐらいです)。


 水族館・東山ライン
 が京都駅経由になり、担当も梅津JRになりました。とはいえ、存続したとは意外でした・・・。



 こちらは
 ぎおんよるバス
 です。行きの表示が変わった以外は特に変化ありませんでした。行きについてはラインカラーが付いた事がポイントです。帰りは珍しく改正前と変わっていません。何せ、元々京都市交通局が設定した路線ではないという事もあるかもしれませんね・・・。



 こちらは
 かわらまちよるバス
 です。2007年の運行開始からようやく専用幕が表示されるようになりました。改正前は京都駅表示でマグネット対応でした。担当は九条京阪のままですが、運用形態が変わったようです・・・。改正前は3台の車両が片道回送で繰り返し運用していたに対し、今回は1本のみというケースも出ているようです。

 以上です。
 今回の改正で受け持ち営業所の変更が多数行われました。これまでは車庫操車(洛西、横大路を除く)が直営、それ以外の操車が委託(みぶだけは例外)という形が基本でしたが、営業所全てを委託にするケースが増え、更に不採算路線の委託を進めた感じになっています。
 他にも代走で変化が生じていますが、別記事にて・・・。

80系電車 車内公開

$
0
0
 交通科学博物館では閉館を前に保存車両の車内特別公開が行われていますが、今回は
 80系電車
 を見てみましょう。80系電車は1950年に東海道本線の客車列車を置き換えるために投入された日本初の長距離用電車です。長距離列車用であるため、2扉でボックスシートが並ぶという典型的な長距離列車らしい車内構成になっています。その時に採用された塗色が湘南色として親しまれることになりました。80系電車は鉄道史を変える重要な車両であるにもかかわらず、保存車は交通科学博物館のモハ80001とクハ86001の2両のみです。



 クハ86001です。80系電車の1次車にあたります。2枚窓のいわゆる湘南形の2次車以降の保存車が1両いないのは残念です・・・。閉館を前にクハ86001の先頭部にさよなら交通科学博物館のHMが付いていました。




 80系電車の車内です。長距離列車用なので、
 ボックスシート
 がずらりと並んでいます。ボックスシートの背ずり部分にモケットがありませんが、おそらく、登場時は資材難で省略ざるを得なかったのかもしれません・・・。緑色のモケットは湘南電車らしい感じですね・・・。
 そこで、車内に入ってびっくりしたのは、ボックスシートのサイズが小さく、通路の幅が広く感じたことです。1950年代の日本人の体格が現代よりやや小さかったと聞いているのですが、それに合わせて設計されたのでしょうか・・・。そして、テーブルが無く、灰皿があったことも驚きました・・・。



 ドアよりの座席が
 横向き
 になっています。ドアエンジンの関係なのか、通路側の混雑を緩和するためなのかどうかわかりませんが、一応座席が横向きになっています。運転台側は2人掛けで、それ以外は3人掛けになっています。


 こちらは
 網棚
 です。網棚は布で編んでいました。私が見てきた113系では金属でしたが・・・。



 こちらは
 便所
 です。長距離列車用がゆえに便所はもちろん付いていましたが、便所はデッキから入る形になっていました。153系や165系などでは便所を車端部に設置していますが、80系電車は車端部に扉を設け、これより内側に便所を設ける形だったんですね・・・。そして、知らせ灯も付いていました。


 乗降扉です。扉自体はプレスで、窓が3つりました。資材難から小さな窓を3つ並べる形にしたのでしょうか・・・。



 運転台
 です。びっくりしたのは運転台そのものがすっきりとしていたことです。各種スイッチなどがコンパクトにまとめられていました。113系などでは後になって色んな機器を追加し、ややこしくなってきたような印象でした。とはいえ、長距離列車用にしてはなんかすっきりとしていすぎるような気がします・・・。


 80系電車は2両とも公開していて、まずクハ86001から入り、モハ80001で出るという流れでした。人数を区切っての公開だったようですが、私が訪れた時は開館直後だったようで、フリー状態でした。

 以上です。これまでに6回にわたって車内公開のレポートしましたが、ここで最後となります。
 閉館を前に非公開となっている車両の車内を特別公開していましたが、交通科学博物館は貴重な車両が多数保存されているという事もあり、貴重な機会と見て2月から3月にかけて3回ほど足を運んできました。車内を見て、
 ・現役で走っていた当時、世間はどんな風潮・習慣があったのか?
 ・当時の設計者はどのような事を想定して設計していたのか?
 ・車内の雰囲気
 などいろんな事を感じさせました。まさに百問は一見にしかずです。3回も足を運んでしまいましたが、得られたものはたくさんありました。交通科学博物館の方々、色々とありがとうございました。



 閉館にあたってありがとうの装飾が各所でなされていました。そして、最後の訪問日には通常ガラス張りの室内で保存されている義経号が外に出され、間近で見る事が出来ました。アメリカンスタイルでかっこよく感じたものです・・・。



 閉館にあたって大阪環状線を走る201系2編成に対して「ありがとう交通科学博物館」のHMを付けて走っていました。デザインは80系に取り付けていたものと全く同じです。

 ありがとう交通科学博物館
 以上です。

加越能バスのSKG/TKG−MK

$
0
0
 加越能バスでは毎年数台ずつ中型ノンステの新車が投入されていますが、最近は
 エアロミディ
 の投入が続いています。2011年までは日デRMを中心に投入していましたが、UDがバス事業から撤退すると、三菱ふそうへ移行し、そのまま投入が続いています。



 こちらは2012年に投入された
 SKG−MK27FH
 です。34〜36の3台が投入されています。エアロミディノンステは過去にKK代やPA代を投入しており、それ以来となるエアロミディの新車となります。今回の新車から座席の背ずりが高くなったような印象です。


 こちらは2013年に投入された
 TKG−MK27FH
 です。37〜39の3台が投入されています。基本的にSKG代とほぼ同じですが、尿素水タンクの容量拡大に伴い、注入口の位置が移動したことぐらいです。このタイプは2014年にも追加投入されています。


 こちらは元西武バスの日デRMです。中古車も少ないながら投入されていますが、これまではツーステばかりだったのがワンステも投入されるようになりました。ワンステは低床車扱いのようで、低床カラーになっています。


 3月に供用開始した高岡駅新バスターミナルです。元々駅前にバスターミナルを設けていましたが、橋上駅舎化に伴う駅前整備で、バスターミナルも整備の上でやや駅前寄りに移転することになったものです。それまでは線路沿いに仮バスターミナルを設けていました。新装なっても乗り場形態は変わっていませんでした・・・。

 以上です。

クハ174 さよなら運行

$
0
0
 先月、富山地方鉄道の
 クハ170形クハ174
 が引退することになり、さよなら運行が行われました。クハ174はサハ224として1964年に新製され、輸送需要見直しに伴い、1969年に先頭車化改造され、クハ174となり、増結用として用いられるようになりました。しかし、乗客減やワンマン化の進展により、運用を失い、このほど廃車が決まりました。




 クハ174です。中間車から先頭車化改造したものであるため、運転席後ろの窓が小さいなど特徴がたくさんあります。その中でも注目すべき点は
 妻面
 です。妻面に貫通扉が無く、窓があるだけということがポイントです。クハ174は10020形の増結用という位置づけなのですが、10020形は非貫通なので、それに合わせて妻面も非貫通にした形です。妻面が非貫通なのは全国的に珍しいのでしょうか・・・。



 車内は基本的に
 転換クロスシート
 となっています。富山地方鉄道はやや長距離を走るということもあり、伝統的にクロスシートを採用していますが、その流れでクハ174も転換クロスシートが採用されています。あの妻面部も転換クロスシートが設置されています。なので、窓に向かって座ることも可能です。何気なく窓には棒が付いていますね・・・。




 運転台後部には
 ボックスシート
 になっていますが、背ずりの高さがそれぞれ違うことがポイントです。元々中間車を先頭車化改造したもので、運転台からドアまでの長さが短く、転換クロスシートを配置できず、苦心の末にボックスシートとしたものだと思われます。ボックスシートにしたとはいえ、運転台後部の窓の大きさを10020形に合わせたため、背ずりが違うボックスシートが出来たという感じですね・・・。あと、運転台後部には運賃箱や運賃表が無く、クハ174は非ワンマン車であることが分かります。
 下の写真は10020形の運転台後部です。通常通り転換クロスシートが配置されています。


 クハ174の
 運転台
 です。非ワンマン車であるせいか、かなりすっきりとしています・・・。



 今回のさよなら運行ではモハ10025+モハ10026にクハ174を増結する形で、両先頭車には専用のHMが取り付けられていました。クハ174の前身であるサハ224はモハ10025+モハ10026の中間に組み込まれていたものなので、形は違うものの新製時の編成を組んでさよなら運転を行った形ですね・・・。


 こちらは
 クハ170形クハ172
 です。これは14720形の中間に組み込まれていたサハ222を先頭車化改造したもので、14720形の制御車として用いられています。クハ174よりも車体長が短いことがポイントです。14720形の制御車として活躍しているので、しばらくは安泰でしょうか・・・。


 こちらは
 クハ170形クハ173
 です。クハ174と同じく、サハ223を先頭車化改造したもので、増結用として活躍していました。すでに運用離脱し、イベント用として残されているようです。妻面が特徴ですね・・・。




 クハ174のさよなら運行時の様子です。さよなら運行では電鉄富山〜南富山〜岩峅寺、電鉄富山〜寺田〜岩峅寺、電鉄富山〜上市をそれぞれ1往復運行されました。特に岩峅寺は古い駅舎と古いホームが残っており、地方鉄道らしい雰囲気でした。

 クハ174を撮影するのは今回が初めてでしたが、独特の妻面などにはなるほどと感じたものです。
 以上です。
Viewing all 640 articles
Browse latest View live