交通科学博物館では閉館を前に保存車両の車内特別公開が行われていますが、今回は
マロネフ59 1
を見てみましょう。マロネフ59 1は皇族・貴賓用の1・2等寝台で、1938年に3両が製造されました。戦後は一時期占領軍に接収されましたが、ほぼ皇室用として使われていました。そのため、豪華な内装が特徴です。
こちらは
1等寝台
ですが、個室になっていることがポイントです。1つの部屋に1人用寝台とソファが備わっています。現代で言うと、北斗星のロイヤルに便所とシャワー室を取り除いたような構成です。当時は座席で寝る事が当たり前だっただけにこのような個室はかなり贅沢だったといえましょう。そして、ベッドの幅がかなり広買ったことに驚きました。サンライズ瀬戸・出雲のシングルDXよりも幅広い感じでした・・・。
個室は2つがあり、2つの個室の間に扉があり、扉を開けることで2つの個室を1つの部屋として使うこともできました。
1等寝台の廊下です。写真は2等寝台の方を向いたものですが、反対側には便所があり、その便所はかなり広いスペースを取っているようです。その便所はあいにくく非公開でした・・・。
こちらは
2等寝台
です。いわゆるブルマン式です。構造的には日本海に連結されていたオロネ24形とほぼ同じで、昼間は座席、夜間は2段寝台という形になっています。ただ、上段寝台について、オロネ24形については電動で上下するに対し、マロネフ59形は折りたたむ形になっています。そのため、上段寝台にはワイヤーが付いていて、ワイヤーを巻き取るための巻き取りが付いていました。しかも、上段寝台には窓が付いていませんでした。でも、昔は寝台使用時間が決まっていたため、窓が無くても問題なかったでしょうね。
出入口の上に表示されていた2等寝台の表示です。ここは2等寝台側の出入口のものですが、その反対側は1等寝台側なので1等寝台と表示されています。
マロネフ59形はスシ28形と連結されていて、貫通扉もつながっていたため、車内公開はスシ28形から流れる形でした。
旧型客車の寝台車を初めてみましたが、ニス塗りの車内が豪華さを感じさせました。カシオペアよりも上と感じる部分もありました・・・。
以上です。
マロネフ59 1
を見てみましょう。マロネフ59 1は皇族・貴賓用の1・2等寝台で、1938年に3両が製造されました。戦後は一時期占領軍に接収されましたが、ほぼ皇室用として使われていました。そのため、豪華な内装が特徴です。
こちらは
1等寝台
ですが、個室になっていることがポイントです。1つの部屋に1人用寝台とソファが備わっています。現代で言うと、北斗星のロイヤルに便所とシャワー室を取り除いたような構成です。当時は座席で寝る事が当たり前だっただけにこのような個室はかなり贅沢だったといえましょう。そして、ベッドの幅がかなり広買ったことに驚きました。サンライズ瀬戸・出雲のシングルDXよりも幅広い感じでした・・・。
個室は2つがあり、2つの個室の間に扉があり、扉を開けることで2つの個室を1つの部屋として使うこともできました。
1等寝台の廊下です。写真は2等寝台の方を向いたものですが、反対側には便所があり、その便所はかなり広いスペースを取っているようです。その便所はあいにくく非公開でした・・・。
こちらは
2等寝台
です。いわゆるブルマン式です。構造的には日本海に連結されていたオロネ24形とほぼ同じで、昼間は座席、夜間は2段寝台という形になっています。ただ、上段寝台について、オロネ24形については電動で上下するに対し、マロネフ59形は折りたたむ形になっています。そのため、上段寝台にはワイヤーが付いていて、ワイヤーを巻き取るための巻き取りが付いていました。しかも、上段寝台には窓が付いていませんでした。でも、昔は寝台使用時間が決まっていたため、窓が無くても問題なかったでしょうね。
出入口の上に表示されていた2等寝台の表示です。ここは2等寝台側の出入口のものですが、その反対側は1等寝台側なので1等寝台と表示されています。
マロネフ59形はスシ28形と連結されていて、貫通扉もつながっていたため、車内公開はスシ28形から流れる形でした。
旧型客車の寝台車を初めてみましたが、ニス塗りの車内が豪華さを感じさせました。カシオペアよりも上と感じる部分もありました・・・。
以上です。