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Channel: 斬剣次郎の鉄道・バス斬り
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京都市バス 3月19日ダイヤ改正

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 3月19日に京都市バスで
 ダイヤ改正
 が行われました。2014年以来の大規模なダイヤ改正で、全体的な増発や梅小路公園へのアクセス強化や観光系統の充実化や岩倉・修学院地区の均一運賃化などが行われています。そして、一部系統の系統番号付番も行われています。そんなダイヤ改正の様子を見てみましょう。





 京都駅~梅小路公園・京都鉄道博物館前を直行で結んでいた水族館シャトルが
 急行103系統
 へ系統番号の付番が行われました。30分ヘッドと改正前と変わりありませんが、担当が横大路阪急から九条直営に変わりました。但し、一部便は後述する急行104系統つながりで洛西近鉄が担当しています。九条と洛西近鉄で行先表示が異なっており、九条は片道表示であるに対し、洛西近鉄は往復表示になっている事がポイントです。





 京都駅~三条京阪間を直行で結んでいた四条河原町ショッピングライナーが梅小路公園・京都鉄道博物館前へ延長の上で
 急行104系統
 になりました。京都駅~梅小路公園・京都鉄道博物館前間の停車停留所は急行103系統と同じです。ダイヤは改正前と同じ15分ヘッドで、洛西近鉄が担当しています。一部便は京都駅~三条京阪で運行しています。




 今回の改正で新設された
 急行105系統
 です。京都駅から京都駅八条口、稲荷神社を経由して竹田駅東口(一部は横大路車庫)を結ぶ系統で、京都駅及び京都駅八条口から稲荷神社へのアクセスを強化するために設定されたものです。南5系統の乗客増加に対する補充と見てもよさそうですね・・・。30分ヘッドの運行で、全て横大路阪急が担当しています。尚、京都駅八条口からは烏丸通~十条通を経由した後師団街道に入るというルートを取ります。



 京都駅~祇園を結んでいた祇園エクスプレスが
 急行106系統
 に変更されました。系統番号が付いた以外は変更なしで、担当も九条直営のままです。





 梅小路公園・京都鉄道博物館前から京都駅を経由して東山・岡崎エリアを結んでいた岡崎・東山・梅小路エクスプレスが
 急行110系統
 に変更されました。系統番号が付いた以外は特に変更なしで(平日も運行するようになったぐらい)、担当も引き続き梅津直営が担当しています。




 今回の改正で新設された
 58系統
 です。二条駅~梅小路公園・京都鉄道博物館前を結ぶ系統です。嵯峨野線及び阪急線から梅小路公園・京都鉄道博物館前へのアクセスを担っているようです。新しい系統番号が誕生するのは2005年の57系統以来11年ぶりとなります。横大路阪急が担当しています。




 梅小路公園・京都鉄道博物館前から東山通経由で三条京阪を結んでいた水族館・東山ラインが京都駅経由としたうえで
 86系統
 に変更されました。水族館・東山ラインは各停留所に停車していた事から、2桁の系統番号になった感じですね・・・。京都市バスにおける80台の系統は少なかっただけに今回で少し増えた感じでしょうか・・・。下の6は臨206に因んでなんでしょうね・・・。担当は水族館・東山ライン時代に引き続いて梅津JRが担当しています。



 梅小路公園・京都鉄道博物館前から京都駅経由で東福寺方面を結んでいた208系統の区間便(特208系統)が京都駅八条口経由としたうえで
 88系統
 に変更されました。88系統としたのは京都駅八条口付近で208系統とルートが大きく変わるという背景もあるのでしょうね・・・。下の8は208に因んでいるのでしょうね・・・。担当は九条直営で、九条直営が循環系統以外の単区間系統を担当するのは2005年以来11年ぶりとなります。でも、2005年に一部が京阪バスに委託しているので、一部委託後に単区間系統を担当するのは初めてですね・・・。


 南5系統
 の一部便が竹田駅東口から横大路車庫へ延長されました。これは稲荷神社から伏見桃山・中書島地区のアクセス強化を狙ってのもののようです。改正前の81系統竹田駅東口~横大路車庫間の区間便を吸収した形ですね・・・。




 京都駅八条口アバンティ前~松尾橋間を運行している
 71・特71系統
 が京都駅八条口を経由した上で九条車庫へ延長されました。しかし、九条車庫は71・特71系統も通る事から混乱防止のために京都駅八条口~東寺道~九条車庫間は臨系統として運行されているようです。そのため、京都駅八条口・臨、九条車庫・臨の表示を見る事が出来ます。







 岩倉・修学院地区の均一運賃化に伴い、
 5系統
 が多区間系統から単区間系統に変更されました。白5から青5になりました。2005年まで運行されていた5系統の区間便が青5で運行されていたのですが、別の形で復活した感じでしょうか・・・。担当は九条京阪のままです。単区間系統化によって単区間車も充当可能となり、LED車も入るようになりました。





 岩倉・修学院地区の均一運賃化に伴い、
 31・65系統
 も多区間系統から単区間系統に変更されました。担当は九条京阪のまま変更ありません。




 岩倉・修学院地区の均一運賃化に伴い、
 北8系統
 も多区間系統から単区間系統に変更されました。担当は烏丸のまま変更ありません。単区間系統になった事から一部の車両が多区間車から単区間車に変わったようで、元多区間車が206・急行101系統などにも入るようになったようです。また、行先表示において、北の下にNorthと英語表記が付くようになりました。


 北8系統だけでなく、北1系統も北の下にNorthと英語表記が付くようになりました。また、南5系統も南の下にSouthと英語表記が付いています。ただ、北、西、南ブロックの全ての系統に付いたわけでもないようで、英語が付いたのは観光要素の強い系統だけで、地域輸送の要素が強い系統は付いていないようです・・・。

 今回のダイヤ改正ですが、系統番号の変更について特に評価したいと考えています。観光客が増えているというのに水族館シャトル、祇園エクスプレス、岡崎・東山・梅小路エクスプレスなどやたらと長い名前を付けるのはどうかと考えていたので、改善したとも言えましょう。きちんと案内すれば分かりやすくなるはずだと考えています。ただ、臨206系統や特205系統などが引き続き「臨」表示で走っており、これらも改善の余地があるかと思います。あと、季節運行の東山ラインとかもね・・・。
 以上です。

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