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Channel: 斬剣次郎の鉄道・バス斬り
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堺シャトルバスのブルーリボンハイブリッド

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 南海バスが運行している堺シャトルバスですが、このほど車両の交代が行われ、従来の日野HRに代わって
 ブルーリボンハイブリッド
 が投入されました。堺シャトルバスの初代と2代は中型車でしたが、今回は大型車で投入された事がポイントです。



 ブルーリボンハイブリッドは従来のブルーリボンシティハイブリッドの改良版ですが、ボディそのものが新型エルガと共用された事が大きなポイントです。ボディは共用されたものの、シャシは日野が設計しており、にシャシとボディが別々の設計となっているのはかっての富士重工や西工と同じような感じですね・・・。バッテリの小型化やAMTの採用などいろんな変更点があります。これらの経緯から型式も日野独自のもので、QSG-HLとなり、南海バスが投入されたものはQSG-HL2ANAPとなっています。尚、AMTは新型エルガ/ブルーリボンのAMTとはレバー形状が異なり、更に運転席のパネルも日野製と異なっています。
 先代と同じく全面ラッピングがなされていますが、今回は窓にもラッピングがなされています。とはいえ、ゴールドが更に強くなった感じで、豪華さが感じされました。尚、車内は先代と同じくハイバックシートが並んでいますが、何かやや簡素になった感じです。



 ブルーリボンハイブリッドはブルーリボンシティハイブリッドと同じく屋根上にバッテリーを搭載していますが、バッテリーの小型化により薄くなったことがポイントです。確か、ブルーリボンシティに対して小型化した新しいバッテリーを搭載した試作車を製作し、都営バスや東急バスで試験運行していましたね・・・。





 行先表示器はフルカラーLEDになった事がポイントですが、LEDは日本語、英語、中国語、韓国語の4ヶ国語が相互に表示されるようになっている事がポイントです。相互に表示されるのは停車中のみで、走行中は日本語のみになるようです。更に堺にまつわるものを絵で表示されるようになっています。写真は古墳ですが、堺商人やだんじりなどいろんな絵が表示されるようになっているようです。





 こちらは側面行先表示ですが、フルドットLEDが採用されていますが、フルカラーになった事がポイントです。フルドットでフルカラーになるのは全国で初めてとか・・・。前面と同じく4ヶ国語表示ですが、英語のみ横書きで、それ以外は縦書きで表示されています。ただ、絵だけはオール日本語ですが・・・。




 ブルーリボンハイブリッドは7台が投入され、先代の日野HRを一気に置き換えました。写真は上から1601、1602、1605です。



 2015年12月に発売されたブルーリボンハイブリッドですが、全国的に投入が進んでいて、関西では阪急バスや神姫バスにも投入されています。

 以上です。

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