来る3月ダイヤ改正で上野〜青森間を結ぶブルートレインの
「あけぼの」
が廃止されてしまいます。その「あけぼの」について、先日下りの全区間を乗車してきましたのでレポートします。尚、「あけぼの」は何度も乗車しているのですが、下りの全区間を乗るのは意外と今回が初めてです(上りは数回体験済み)。
始発駅となる
上野
では20時59分に推進運転でゆっくりと13番ホームに入線してきました。推進運転での入線は上野駅名物ですね・・・。
ゆっくりとホームに止めると、すぐにライトやブレーキホースの取り外しなどが行われ、それと同時にドアが開いて乗車扱いが始まりました。これで出発準備は完了、出発を待つのみです。
行先表示と案内表示の青森という文字が旅情を感じさせました。しかし、その青森という表示ももうじき見られなくなってしまいます。かっては北海道連絡などで重要的な位置を占めていたのですが、これも昔物語に・・・。
乗車当日は長岡までEF64−1053が担当します。前面灯も照らされ、出発準備完了です。
今回は
ソロ
でした。6号車の下段です。乗車当日はすでにプラチナチケット化としていたのですが、その「ソロ」は乗車2日前に幸運にもキャンセル分が取れました。プラチナチケット化していた事もあり、もう取れないだろうと半ばあきらめた状態で窓口に通っていただけにうれしい限りでした。ソロは狭いですが、プライバシーが確保できることは有利ですね・・・。
21時16分定刻に上野を出発し、通勤客が並んでいるところを横目に通過していきます。ブルートレインは夜に出発するので、通勤客が並ぶところを眺めながら通過していくのもブルートレインの醍醐味の一つなのかもしれませんね・・・。
21時40分に最初の停車駅である
大宮
に到着しました。2分間の停車ののちに出発し、高崎線に入ります。
22時50分に
高崎
に到着しました。前の列車の遅れのため、4分遅れの到着となりました。夜の乗車扱いはここまでで、村上までノンストップです。
23時43分に
水上
に到着し、乗務員交代のために運転停車します。水上は山の中なので、周辺は雪が積もっていました。早くも北に来た気分です・・・。そろそろ寝るとしますか・・・。
1時10分ごろに
長岡
に到着しました。どうやら、山の中を無事に通り過ぎたようです・・・。ここで機関車交換ですが、運転停車のためにホームから出ることができません・・・。
朝起きると、某駅で貨物列車との交換のために運転停車していました。辺りは雪が積もっていました。ただ、雪は少しだけ降った程度で、そんなに悪い天気じゃないようです・・・。
6時48分に
秋田
に到着しました。約10分の遅れです。冬になると、遅れが出やすくなるのですが、今回はそんなに大きな遅れは出てないようですね・・・。秋田ではホーム上の全てに雪が積もっており、北国らしい雰囲気が感じられました。さらに車両もところどころ雪が付いていました。
秋田ではそれなりの乗客が下車していきました。「あけぼの」は東京から羽越本線沿線へ乗り換えなしで行けるだけに存続要望がたくさん出されているとか・・・。新幹線やと時間がかかるし、飛行機もそんなに多くないので、効率的に東京〜秋田間を移動しようとすると、「あけぼの」しかないんですよね・・・(高速バスもありますが・・・)。
7時10分ごろに
羽後飯塚
で運転停車しました。これは上り列車との交換のために停車したのですが、ドアが凍結したようで、その修理などでしばらく停車していました。そのため、遅れが約20分に拡大してしまいました・・・。冬季で列車を走らせるために色んな苦労があるものだと感じさせられました。
8時過ぎになると、太陽が見えてきました。雪も降っておらず、今日はいい天気のようです。それだけでなく、雪景色も見事でした。
8時43分に
大舘
に到着しました。遅れは約10分に縮んでいました。これは元々運転停車予定だった鯉川を通過したのと、同じく運転停車予定であった北金岡ですぐに出発したためでした。大舘といえば鶏めしですが、列車は停車するなりすぐに出発してしまいました・・・。
9時25分に
弘前
に到着しました。遅れは約10分のままでした。気づけばもう青森県に入っていました。弘前を出ると、青森まであと一息です。
10時06分に
新青森
に到着しました。大釈迦、鶴ヶ坂での列車交換に伴う運転停車があったため、遅れが約20分に拡大していました。でも、青森まであと一息です!新青森では新幹線からスーパー白鳥11号への乗り継ぎ客が多数ホームで待っていました。
新青森を出ると、ゆっくりと青森駅構内を通り、10時13分に終点の
青森
に到着しました。約21分の遅れで終点に到着しました。上野から約13時間で本州の最北端の青森に到着しましたが、雪景色の青森もまた旅情を感じさせました。
長岡から青森まで担当したEF81−139です。長岡からずーっと雪の中を走ってきたためか、HMを含め車体下部には雪が付着していました。それだけに雪の中を一生懸命に走ってきたということになりますね・・・。
最後尾のオハネフ25−205は雪しぶきをたくさん受けたため、全体的に雪が付いていました。愛称表示も見えないほどでした。青森では少々雪が降っており、「あけぼの」の側では職員が雪かきをしていました。それでも、列車は機関車の切り離しや入換用のDE10形との連結作業などがいつも通り行われていました。
「あけぼの」、お疲れさまでした。
私が乗った後、関東で大雪が降った影響で4日間運休となるなどいろんな影響を受けていたのですが、それでも最終日まで使命を全うしてほしいものです。それにしても、最終列車の寝台券が発売から0秒で売り切れてしまうとは驚きです。しかも、下り最終列車の「ソロ」がネットオークションで20万円で落札した点はあきれましたが・・・。
以上です。
「あけぼの」
が廃止されてしまいます。その「あけぼの」について、先日下りの全区間を乗車してきましたのでレポートします。尚、「あけぼの」は何度も乗車しているのですが、下りの全区間を乗るのは意外と今回が初めてです(上りは数回体験済み)。
始発駅となる
上野
では20時59分に推進運転でゆっくりと13番ホームに入線してきました。推進運転での入線は上野駅名物ですね・・・。
ゆっくりとホームに止めると、すぐにライトやブレーキホースの取り外しなどが行われ、それと同時にドアが開いて乗車扱いが始まりました。これで出発準備は完了、出発を待つのみです。
行先表示と案内表示の青森という文字が旅情を感じさせました。しかし、その青森という表示ももうじき見られなくなってしまいます。かっては北海道連絡などで重要的な位置を占めていたのですが、これも昔物語に・・・。
乗車当日は長岡までEF64−1053が担当します。前面灯も照らされ、出発準備完了です。
今回は
ソロ
でした。6号車の下段です。乗車当日はすでにプラチナチケット化としていたのですが、その「ソロ」は乗車2日前に幸運にもキャンセル分が取れました。プラチナチケット化していた事もあり、もう取れないだろうと半ばあきらめた状態で窓口に通っていただけにうれしい限りでした。ソロは狭いですが、プライバシーが確保できることは有利ですね・・・。
21時16分定刻に上野を出発し、通勤客が並んでいるところを横目に通過していきます。ブルートレインは夜に出発するので、通勤客が並ぶところを眺めながら通過していくのもブルートレインの醍醐味の一つなのかもしれませんね・・・。
21時40分に最初の停車駅である
大宮
に到着しました。2分間の停車ののちに出発し、高崎線に入ります。
22時50分に
高崎
に到着しました。前の列車の遅れのため、4分遅れの到着となりました。夜の乗車扱いはここまでで、村上までノンストップです。
23時43分に
水上
に到着し、乗務員交代のために運転停車します。水上は山の中なので、周辺は雪が積もっていました。早くも北に来た気分です・・・。そろそろ寝るとしますか・・・。
1時10分ごろに
長岡
に到着しました。どうやら、山の中を無事に通り過ぎたようです・・・。ここで機関車交換ですが、運転停車のためにホームから出ることができません・・・。
朝起きると、某駅で貨物列車との交換のために運転停車していました。辺りは雪が積もっていました。ただ、雪は少しだけ降った程度で、そんなに悪い天気じゃないようです・・・。
6時48分に
秋田
に到着しました。約10分の遅れです。冬になると、遅れが出やすくなるのですが、今回はそんなに大きな遅れは出てないようですね・・・。秋田ではホーム上の全てに雪が積もっており、北国らしい雰囲気が感じられました。さらに車両もところどころ雪が付いていました。
秋田ではそれなりの乗客が下車していきました。「あけぼの」は東京から羽越本線沿線へ乗り換えなしで行けるだけに存続要望がたくさん出されているとか・・・。新幹線やと時間がかかるし、飛行機もそんなに多くないので、効率的に東京〜秋田間を移動しようとすると、「あけぼの」しかないんですよね・・・(高速バスもありますが・・・)。
7時10分ごろに
羽後飯塚
で運転停車しました。これは上り列車との交換のために停車したのですが、ドアが凍結したようで、その修理などでしばらく停車していました。そのため、遅れが約20分に拡大してしまいました・・・。冬季で列車を走らせるために色んな苦労があるものだと感じさせられました。
8時過ぎになると、太陽が見えてきました。雪も降っておらず、今日はいい天気のようです。それだけでなく、雪景色も見事でした。
8時43分に
大舘
に到着しました。遅れは約10分に縮んでいました。これは元々運転停車予定だった鯉川を通過したのと、同じく運転停車予定であった北金岡ですぐに出発したためでした。大舘といえば鶏めしですが、列車は停車するなりすぐに出発してしまいました・・・。
9時25分に
弘前
に到着しました。遅れは約10分のままでした。気づけばもう青森県に入っていました。弘前を出ると、青森まであと一息です。
10時06分に
新青森
に到着しました。大釈迦、鶴ヶ坂での列車交換に伴う運転停車があったため、遅れが約20分に拡大していました。でも、青森まであと一息です!新青森では新幹線からスーパー白鳥11号への乗り継ぎ客が多数ホームで待っていました。
新青森を出ると、ゆっくりと青森駅構内を通り、10時13分に終点の
青森
に到着しました。約21分の遅れで終点に到着しました。上野から約13時間で本州の最北端の青森に到着しましたが、雪景色の青森もまた旅情を感じさせました。
長岡から青森まで担当したEF81−139です。長岡からずーっと雪の中を走ってきたためか、HMを含め車体下部には雪が付着していました。それだけに雪の中を一生懸命に走ってきたということになりますね・・・。
最後尾のオハネフ25−205は雪しぶきをたくさん受けたため、全体的に雪が付いていました。愛称表示も見えないほどでした。青森では少々雪が降っており、「あけぼの」の側では職員が雪かきをしていました。それでも、列車は機関車の切り離しや入換用のDE10形との連結作業などがいつも通り行われていました。
「あけぼの」、お疲れさまでした。
私が乗った後、関東で大雪が降った影響で4日間運休となるなどいろんな影響を受けていたのですが、それでも最終日まで使命を全うしてほしいものです。それにしても、最終列車の寝台券が発売から0秒で売り切れてしまうとは驚きです。しかも、下り最終列車の「ソロ」がネットオークションで20万円で落札した点はあきれましたが・・・。
以上です。