東運輸　東回一周線に乗る

　東運輸の
　東回一周線
　はバスターミナルを起終点に石垣島内を反時計周りで１周する路線です。東方から回る事から東回一周線と呼ばれています。これと反対に時計回りで１周する西回一周線も運行されています。東回一周線の本数は何と１日１本のみと多くありません（西回一周線は１日２本）。
　そんな東回一周線に乗車してきましたので、レポートします。

　東回一周線の側面行先表示です。バスターミナルを起終点に石垣島を１周するので、循環路線のような表記となっています。

　東回一周線は
　バスターミナル
　を朝６時４５分に出発します。これを逃すと次はありません・・・。早朝のバスターミナル発とあって乗客は私を含め２名のみで出発します。
　車両はエアロミディのノンステの№２４０９１４１でした。かっては観光顔のエアロミディが充当されていましたが、空港線への大型ノンステの投入に伴い、余剰となったエアロミディのワンステとノンステが転用された感じです。一応、低床車になったので、バリアフリー化は成ったかと思います。

　バスターミナルを出ると、４系統平得・大浜・白保経由空港線と同じルートで北上していきます。この辺りは住宅など散見され、郊外地らしい光景になっています。そして、白保を過ぎると、何もないところを走るようになります。石垣空港が出来る前は４系統はここが終点でした。

　そして、
　石垣空港
　に立ち寄ります。石垣空港の開港によって東回一周線も石垣空港に乗り入れるようになりました。従って、石垣空港から石垣島北部へのアクセスも確保されています。とはいえ、東回一周線が石垣空港に来るのは朝７時２２分なのでさすがに難しいですが・・・。

　石垣空港を出ると、再び北上していきます。白保を過ぎると、何もないところを延々と走り続けるようになりますが、石垣島は中心部を除けば集落が散々している以外は何もないところを走る事が多いです。なので、バスの本数もかなり少ないですね・・・。
　星野、野原、伊野田の辺りになってくると、各バス停に小学生などの姿が見えるようになってきました。しかし、このバスに乗ってくるのは中学生のみで、小学生は教育委員会が用意したスクールバスに乗る形になっているようです・・・。

　玉取崎を過ぎると、写真のような三差路に入ります。バスはそのまま直進します。

　三差路を直進してそのまま北上すると、
　伊原間
　に到着しました。ここで中学生が一気に降りました。ここで１１分間停車します。
　伊原間は石垣島北部の交通の拠点で、ここで白保方面、米原・川平方面、平野方面と別れます。東回一周線をはじめとする一部の便はここで転回するため、回転場が設けられています。バスは回転場で一旦停車します。
　尚、バス停の向かい側には伊原間中学校が建っています。

　暫くすると、平野方から平野経由伊原間線のバスがやってきました。この路線はバスターミナル→平野（○ヨ）→伊原間→平野→バスターミナルと運行し、途中の平野で停泊するという２日がかりで運行されています。平日のみの運行です。朝に平野→伊原間→平野と往復するのですが、これは石垣島北部のスクール輸送を兼ねているためです。東回一周線と伊原間で接続する事によってバスターミナルから平野まで行く事も出来るし、逆に平野を朝一に出て伊原間で乗り継ぐことによってバスターミナルへ行く事も出来ます。