長万部ターミナル

　函館バスに
　長万部ターミナル
　というバス停が存在しています。長万部駅前の道路上に函館バスのバス停があり（駅前広場にある乗り場とは別の場所）、そこから長万部ターミナル行きのバスが出ています。しかし、長万部駅周辺の町並はそんなに大きくなく、町並の中を探し出してもバスターミナルらしきものはありません。すると、長万部ターミナルは意外な場所にあったのです。今回はその紹介です。


　長万部ターミナルは長万部駅から結構離れた
　道央自動車道長万部ＩＣ
　の近くにあったのです。長万部駅からは駅前を走っている道路を北へ向かい、国道５号線（大沼国道）に入り、室蘭本線を跨いでそのまま行くと、道央自動車道長万部ＩＣまで２００ｍの標識が建つ場所にあります。バスで５分ぐらいだそうですが、歩くと結構かかるのかな・・・。


　こちらが長万部ターミナルバス停です。バスターミナルと名乗りながら、バス停ポールとプレハブの待合室があるだけというターミナルとは思えない雰囲気となっています。


　長万部ターミナルの時刻表です。長万部ターミナルは函館～長万部線と上三本杉・瀬棚～長万部線が発着しており、いずれも長万部側は長万部ターミナルを起終点としています。本数的には瀬棚方面の方が多いという印象でしょうか・・・。


　待合室の奥にはバスの駐車場、休憩所、給油設備があり、一応ターミナルらしい設備が揃っています。しかし、給油設備は使われていないようで、単純な休憩所付きの折り返し場といった感じでしょうか・・・。しかし、ターミナル内に自動車が２台置いてあったので、どうやら長万部での停泊や現地出勤があるようですね・・・。


　丁度、上三本杉行きのバスがやってきました。上桧山所属の日デＲＭが充当されていました。因みに撮影時にターミナルにいた２台の日デＲＭはいずれも上桧山所属で、長万部～瀬棚・上三本杉線に充当されているようです。


　バス停ポールに掲げられていた路線図ですが、長万部駅～長万部ターミナルの間に長万部役場前、長万部温泉入口の２つのバス停が設けられています。因みに長万部役場前は駅周辺の市街地の中にあるので、容易に見つける事が出来ます。



　長万部ターミナルの近くにニセコバスのバス停があるのですが、そのバス停は
　元日清団地
　となっています。会社が違うので名前も変わっているという感じですね・・・。尚、このバス停は長万部駅～寿都ターミナル線が通っています。ただ、本数はかなり少なく、１日２往復のみです。

　よく考えてみると、長万部ターミナルが駅からかなり離れた場所に設けるって、何のためなのだろうかと首をかしげたくなります。駅前でも土地が空いてるんですし・・・。因みに地元の方でも函館バス長万部ターミナルの場所を知らない人がいるとか・・・。
　以上です。