先日、旭川~釧路間を結ぶ都市間バスの
サンライズ旭川釧路号
に乗車してきましたので、レポートします。
サンライズ旭川釧路号は1993年に運行を開始し、道北バスと阿寒バスの共同運行で1日2往復が設定されています。この路線は全て一般道を通るため、高速バスではなく、都市間バスとしている事がポイントです。今回乗車したのは旭川発15時35分の便で、阿寒バス担当便です。
充当されたのは
セレガ
でした。1993年式のU-RU2FTBAです。このセレガはサンライズ旭川釧路号メインで活躍しています。かっては阿寒バスの都市間バス用の旧塗色で活躍していたようですが、最近になってオレンジ一色に塗り替えられたようです・・・。
車内です。基本的に独立3列シートですが、後部の一部シートは4列になっている事がポイントです。こういう座席配置は北海道でよく見かけるような気がします・・・。尚、後部にはトイレが付いています。因みにサンライズ旭川釧路号は自由席なので、どのシートに座ってもOKです。
とはいえ、道北バス担当便は4列シートが充当されており、事業者によってグレードが違うみたいですね・・・。
15時30分ごろに
旭川駅前
にバスが到着しました。サンライズ旭川釧路号は道北バス本社前が起点で、15分かけて旭川駅前にやってきた事になりますね・・・。ここで私たち3名が乗車し、起点からの1名の4名で旭川を出発します。
旭川駅を出て中心部を抜けると、大雪国道(国道39号線)に入り、ひたすら北東へ進みます。市街地を出れば、郊外地らしい光景が続きます。とはいえ、旭川を出てちょっとすればこういう景色を見かけるとは驚いたものです。
郊外地の永山を出ると、店舗がほぼ姿を消し、住宅もまばらになってきました。旭川でさえちょっとでも過ぎていくと、こういう光景になるとは驚いたものです・・・。
大雪国道は石北線中愛別駅付近から石北線と並行します。その時、道北バスの81系統旭川駅とすれ違います。81系統は旭川駅から上川を通って層雲峡を結ぶ系統ですが、サンライズ旭川釧路号とはほぼ同じルートを通るようですね・・・。
そして、上川駅前の
上川森のテラス・バスタッチ
に到着しました。少し前までは上川駅を経由せずに別の停留所に発着していたらしいのですが、上川駅前に変更されたようです。乗降なしですぐに出発します。
上川駅前を出てすぐに大雪国道に戻ります。大雪国道は上川までは石北線とほぼ並行していたのですが、上川からは石北線が北の方へ向かっていくに対し、大雪国道は東南へ進路を変えます。暫く走ると、温泉街が見えてきました。
17時過ぎに
層雲峡
に到着しました。バス停は道北バスの層雲峡営業所にあり、道北バスの元神奈中のエアロスターが休憩していました。ここでしばしの時間調整です。
層雲峡を過ぎると、いよいよ
石北峠越え
に入ります。石北峠といえば、石北線でも勾配などで苦労していますが、バスでも例外でなく、急カーブや勾配が続いており、運転手も色々気を使っているようです。しかも、冬季はかなり厳しくなるとか・・・。沿線にある大雪湖ではまだ氷が張っており、この辺りはまだまだ冬から抜け切れていないようです・・・。
石北峠では度々
鹿
と遭遇し、そのたびに減速や迂回を余儀なくされています。それほど北海道では鹿が出没しやすいようですね・・・。以前、宗谷本線に乗った時、鹿と遭遇して急停車した事を思い出しました。
石北峠越えが終わると、
温根湯
に入りました。ここは温泉で有名だそうですが、辺りはのどかでした。温根湯とえいば留辺蘂の近くにあり、そして北見市であることを考えると、北見に近づいてきた事になりますね・・・。
留辺蘂から再び石北線と並行し、平坦な道路を走って行き、18時35分ごろに
セブンイレブン北見相内店
に到着し、ここで休憩に入ります。休憩は何と30分です。というわけで、バスの撮影と夕食の調達に充てました。
そして、手前を見ると何と
道北バスの車両
が休憩しているのが見えました。そちらは旭川行きのサンライズ旭川釧路号でした。サンライズ旭川釧路号は2往復が運行されていますが、必ずセブンイレブン北見相内店で落ち合うようになっています。これは単なる休憩だけでなく、乗務員交代を兼ねているためです。というのは、サンライズ旭川釧路号はセブンイレブン北見相内店を挟んで旭川側を道北バスの運転手、釧路側を阿寒バスの運転手が担当しているため、その運転手の交代と休憩を兼ねてやや長めに時間を取っていたのです。とはいえ、6時間を1人で運転しつづけることについて、大丈夫かと思ったものです・・・。
道北バスは元西武バスの富士7Sが充当されていました。この車両は4列シート車ですが、阿寒バスが3列シートとは対照的ですね・・・。でも、人が少なかったようです。
セブンイレブン北見相内店を出発すると、バスは東へ向かい、北見の中心部に差し掛かります。しかし、サンライズ旭川釧路号は北見での乗降扱いは行わないので、どうするんだろうと思ったら、北見駅近くで進路を南へ変え、県道27号線に入ります。ここから阿寒バスが運行している特急「釧北号」と同じルートを辿ります。すっかり暗くなり、閑散としていた津別の町並の中を走り、津別町営バスターミナルで乗降扱い。津別からは釧北国道の国道240号線に入り、ひたすら南下します。その後、阿寒湖を経由しますが、温泉街といいながら夜なのでひっそりとしていました。
国道240号線をひたすら南下すすると、大楽毛駅付近で根室本線とほぼ並行し、いよいよ釧路に近づいてきました。釧路郊外とあってやや賑わいが見られるようになってきました。
21時55分ごろに定刻より15分早く
釧路駅
に到着し、ここで下車します。バスの終点は阿寒バス本社前ですが、乗客はここで全て下車したので、実質的に回送として本社へ向かいます。
全区間一般道を通り、かつ6時間以上かけて走るサンライズ旭川釧路号ですが、旭川→上川→北見付近→阿寒湖→釧路というルートを取っていたとは予想外でした。でも、北海道らしい景色をたくさん見る事が出来、充実でした。
以上です。
サンライズ旭川釧路号
に乗車してきましたので、レポートします。
サンライズ旭川釧路号は1993年に運行を開始し、道北バスと阿寒バスの共同運行で1日2往復が設定されています。この路線は全て一般道を通るため、高速バスではなく、都市間バスとしている事がポイントです。今回乗車したのは旭川発15時35分の便で、阿寒バス担当便です。
充当されたのは
セレガ
でした。1993年式のU-RU2FTBAです。このセレガはサンライズ旭川釧路号メインで活躍しています。かっては阿寒バスの都市間バス用の旧塗色で活躍していたようですが、最近になってオレンジ一色に塗り替えられたようです・・・。
車内です。基本的に独立3列シートですが、後部の一部シートは4列になっている事がポイントです。こういう座席配置は北海道でよく見かけるような気がします・・・。尚、後部にはトイレが付いています。因みにサンライズ旭川釧路号は自由席なので、どのシートに座ってもOKです。
とはいえ、道北バス担当便は4列シートが充当されており、事業者によってグレードが違うみたいですね・・・。
15時30分ごろに
旭川駅前
にバスが到着しました。サンライズ旭川釧路号は道北バス本社前が起点で、15分かけて旭川駅前にやってきた事になりますね・・・。ここで私たち3名が乗車し、起点からの1名の4名で旭川を出発します。
旭川駅を出て中心部を抜けると、大雪国道(国道39号線)に入り、ひたすら北東へ進みます。市街地を出れば、郊外地らしい光景が続きます。とはいえ、旭川を出てちょっとすればこういう景色を見かけるとは驚いたものです。
郊外地の永山を出ると、店舗がほぼ姿を消し、住宅もまばらになってきました。旭川でさえちょっとでも過ぎていくと、こういう光景になるとは驚いたものです・・・。
大雪国道は石北線中愛別駅付近から石北線と並行します。その時、道北バスの81系統旭川駅とすれ違います。81系統は旭川駅から上川を通って層雲峡を結ぶ系統ですが、サンライズ旭川釧路号とはほぼ同じルートを通るようですね・・・。
そして、上川駅前の
上川森のテラス・バスタッチ
に到着しました。少し前までは上川駅を経由せずに別の停留所に発着していたらしいのですが、上川駅前に変更されたようです。乗降なしですぐに出発します。
上川駅前を出てすぐに大雪国道に戻ります。大雪国道は上川までは石北線とほぼ並行していたのですが、上川からは石北線が北の方へ向かっていくに対し、大雪国道は東南へ進路を変えます。暫く走ると、温泉街が見えてきました。
17時過ぎに
層雲峡
に到着しました。バス停は道北バスの層雲峡営業所にあり、道北バスの元神奈中のエアロスターが休憩していました。ここでしばしの時間調整です。
層雲峡を過ぎると、いよいよ
石北峠越え
に入ります。石北峠といえば、石北線でも勾配などで苦労していますが、バスでも例外でなく、急カーブや勾配が続いており、運転手も色々気を使っているようです。しかも、冬季はかなり厳しくなるとか・・・。沿線にある大雪湖ではまだ氷が張っており、この辺りはまだまだ冬から抜け切れていないようです・・・。
石北峠では度々
鹿
と遭遇し、そのたびに減速や迂回を余儀なくされています。それほど北海道では鹿が出没しやすいようですね・・・。以前、宗谷本線に乗った時、鹿と遭遇して急停車した事を思い出しました。
石北峠越えが終わると、
温根湯
に入りました。ここは温泉で有名だそうですが、辺りはのどかでした。温根湯とえいば留辺蘂の近くにあり、そして北見市であることを考えると、北見に近づいてきた事になりますね・・・。
留辺蘂から再び石北線と並行し、平坦な道路を走って行き、18時35分ごろに
セブンイレブン北見相内店
に到着し、ここで休憩に入ります。休憩は何と30分です。というわけで、バスの撮影と夕食の調達に充てました。
そして、手前を見ると何と
道北バスの車両
が休憩しているのが見えました。そちらは旭川行きのサンライズ旭川釧路号でした。サンライズ旭川釧路号は2往復が運行されていますが、必ずセブンイレブン北見相内店で落ち合うようになっています。これは単なる休憩だけでなく、乗務員交代を兼ねているためです。というのは、サンライズ旭川釧路号はセブンイレブン北見相内店を挟んで旭川側を道北バスの運転手、釧路側を阿寒バスの運転手が担当しているため、その運転手の交代と休憩を兼ねてやや長めに時間を取っていたのです。とはいえ、6時間を1人で運転しつづけることについて、大丈夫かと思ったものです・・・。
道北バスは元西武バスの富士7Sが充当されていました。この車両は4列シート車ですが、阿寒バスが3列シートとは対照的ですね・・・。でも、人が少なかったようです。
セブンイレブン北見相内店を出発すると、バスは東へ向かい、北見の中心部に差し掛かります。しかし、サンライズ旭川釧路号は北見での乗降扱いは行わないので、どうするんだろうと思ったら、北見駅近くで進路を南へ変え、県道27号線に入ります。ここから阿寒バスが運行している特急「釧北号」と同じルートを辿ります。すっかり暗くなり、閑散としていた津別の町並の中を走り、津別町営バスターミナルで乗降扱い。津別からは釧北国道の国道240号線に入り、ひたすら南下します。その後、阿寒湖を経由しますが、温泉街といいながら夜なのでひっそりとしていました。
国道240号線をひたすら南下すすると、大楽毛駅付近で根室本線とほぼ並行し、いよいよ釧路に近づいてきました。釧路郊外とあってやや賑わいが見られるようになってきました。
21時55分ごろに定刻より15分早く
釧路駅
に到着し、ここで下車します。バスの終点は阿寒バス本社前ですが、乗客はここで全て下車したので、実質的に回送として本社へ向かいます。
全区間一般道を通り、かつ6時間以上かけて走るサンライズ旭川釧路号ですが、旭川→上川→北見付近→阿寒湖→釧路というルートを取っていたとは予想外でした。でも、北海道らしい景色をたくさん見る事が出来、充実でした。
以上です。