3月14日、尼崎市交通局塚口営業所で
尼崎市バス徹底解剖!
が開催され、そこに行ってきましたのでレポートします。尚、このイベントは事前募集制で、応募して当選したため、参加しました。
会場となった尼崎市交通局塚口営業所です。塚口営業所はJR福知山線の塚口駅の近くのJR線沿いにあり、ここに本部などが入っています。福知山線沿いにあるとはいえ、周辺には工場などが建っており、線路からは見えません・・・。
営業所の施設内に入り、受付を済ませると、大会議室へ通されました。撮影当時は開会までの間に尼崎市交通局をPRするビデオを流していた時です。その後、オリエンテーションがあり、イベント内容などの説明がありました。
オリエンテーションが終わった後、2グループに分かれてイベント開始です。
エアロスターノンステの20-125を使って各種体験が行われました。
まず、
車いす用スロープ
の説明がありました。尼崎市交通局は引き出し式を採用しており、床下からスロープを引き出してセットしていました。初期のノンステは電動式もあったのですが、近年は着脱式と引き出し式の2つがポピュラーとなっています。しかし、新型エアロスターでは折りたたみ式も登場しています。
次は
非常扉
の説明です。非常時に非常扉を使って脱出するわけですが、その操作方法などの説明がありました。最初に扉にある赤いカバーを外し、中にあるレバーを引いてドアを開けます。その後、座席を前に倒してここから脱出です。これは非常用ですが、操作方法を説明する場があまりなく、実演を含む説明を聞くことができ、参考になりました。
次は
エンジンルームの点検
の実演です。通常、出庫時に運転手が行っている点検の一つで、エンジンなどをハンマーでたたいて点検します。その後、エンジンの空炊きがありました・・・。回転が凄かったです。
一連の説明と実演が終わると、みんなで20-125に乗車し、構内を移動します。バスに乗って車庫内を回るというのもなかなか無い体験ですね・・・。
次の場所は
ピット
でした。ピットを前に参加者を降ろすと、バスはゆっくりとピットの中に入りました。
次はピットの下にもぐって
床下
を観察しました。イベントではエンジンルームの公開はあってもピットの下にもぐって床下を観察する機会はなかなかないので、貴重な経験でした。ノンステだけに床が出張っているのが見えました。そして、下の写真はエアサスです。エアサスはタイヤの付近にあり、地上からの衝撃をこのエアサスで和らげて乗り心地を良くしているんですね・・・。電車で言えば空気ばねと同じ感じでしょうか・・・。
床下の見学が終わると、今度は再びバスに乗って
洗車体験
です。これはイベントでもよく行われている内容です。塚口営業所の洗車機は自走式なので、バスが止まったまま前面、側面、リア全てをモップで洗っています。これによってバスはいつまでも美しい姿を保っているわけなんですね・・・。
洗車が終わると、バスはそのまま元の場所に戻りました。
一連のプログラムが早く終わったようで、飛び入りの運転手氏によるレア行先の表示がありました。その時、操作器の実演もありました。尚、下の写真は平日朝2本しか運行されない80-1系統大浜1丁目止まりです。
別のグループと交換し、次は更に2グループに分かれて次のプログラムに入りました。
次は尼崎市交通局で定評のある
行先表示
です。尼崎市交通局ではスルッとKANSAIバスまつりなどのイベントで行先表示の実演があるのですが、今回のイベントでも例外なく行われました。最初に尼崎市営、あまっこ、あまらぶ体験隊などの表示が行われたのち、昔の行先表示の再現が出てきました。3国鉄尼崎、80第3発電所前などの表示が出ていました。これは昔の行先表示をLEDで再現したものだそうで、更に字体まで再現していたの事だそうです。国鉄時代はLED式行先表示なんて無かったので、LEDの国鉄表示は凄く新鮮に感じたものです。その後、See you!の後に時間があったため90系統の表示が行われました。
定評があるとはいえ、今回もなかなか濃い表示でした・・・。
あまっこの表示があった時、あまっこが登場し、ツーショットの撮影会が行われました。その最中、別グループの女の子があまっこの元へ駆けつけ、記念撮影会状態となりました・・・。どうやら、あまっこは女の子に人気があるようですね・・・。とはいえ、尼崎市交通局は2015年度で事業終了する予定なので、あまっこはどうなるのかが気がかりです・・・。
因みにこのイベントの参加者はファンだけでなく、家族連れも結構いました。
別グループとの交代し、今度は24-560に乗車し、
運転台
の実演が行われました。音声合成装置の操作や運転台の各部の説明などが行われました。その後、一人ずつ運転台に座ってドアの開閉体験などが行われました。私も運転台に座ってドア開閉をやってみたのですが、実際にスイッチを押してドア開閉をするのは初めてで、ドアが開いた時はおっとしたものです。ドア開閉は通常のイベントではなかなかやらないですからね・・・。因みに別のグループでは実際にマイクを着てアナウンスの体験があったとか・・・(私のグループではやらなかったのですが・・・)。
一連のプログラムが終わった後、施設へ移動し、点呼室などで点呼や金庫投入などの説明がありました。それが終わった後、研修室へ移動し、ここでアルコール検査の体験が行われました。その時、運賃箱が置かれてていて、その説明もありました。写真は運賃箱の運転席側です。普段はなかなか見れない部分ですね・・・。尚、点呼室は撮影禁止のため、撮影していません。
以上が見学&体験です。
見学&体験が終わると、
抽選会
が行われました。今回のイベントは2つのプレゼントが付いており、1つは全員共通の降車ボタン、もう一つはグッズや廃品などで、グッズと廃品は抽選会によってプレゼントされる形でした。グッズはバッジ、記念誌など、廃品は開閉ボタン、放送装置の操作盤、メーターなどでした。抽選の結果、私は開閉ボタンが当たりました・・・。プレゼントされた降車ボタンはオージ製のもので、最新のタイプでした。最新タイプがプレゼントされるなんて疑問に感じたのですが、ハウジング部分が割れていて、割れによって交換されて不要となったもののようですね・・・。
抽選会が終わると、全てのプログラムは終了となり、解散となりました。
施設の玄関にあった方向幕です。幕は今回のイベントで販売されたようです。とはいえ、約10年前に全車のLED化が完了したというのにこんだけの幕を保管されていたとは驚きでした・・・。
車庫内で休んでいるバスたちです。イベント時はエリア内からの撮影ならOKのことだったので、エリア内から撮影してみました。尼崎市交通局はいろんな車両を入れているだけに多彩な車両が揃っていました。
普段のイベントではなかなか触れないことを色々と体験する事が出来、色々と勉強になりました。そして、当日はあまかんスタッフ、尼崎市交通局職員の皆様、参加された方々お疲れ様でした。
以上です。
尼崎市バス徹底解剖!
が開催され、そこに行ってきましたのでレポートします。尚、このイベントは事前募集制で、応募して当選したため、参加しました。
会場となった尼崎市交通局塚口営業所です。塚口営業所はJR福知山線の塚口駅の近くのJR線沿いにあり、ここに本部などが入っています。福知山線沿いにあるとはいえ、周辺には工場などが建っており、線路からは見えません・・・。
営業所の施設内に入り、受付を済ませると、大会議室へ通されました。撮影当時は開会までの間に尼崎市交通局をPRするビデオを流していた時です。その後、オリエンテーションがあり、イベント内容などの説明がありました。
オリエンテーションが終わった後、2グループに分かれてイベント開始です。
エアロスターノンステの20-125を使って各種体験が行われました。
まず、
車いす用スロープ
の説明がありました。尼崎市交通局は引き出し式を採用しており、床下からスロープを引き出してセットしていました。初期のノンステは電動式もあったのですが、近年は着脱式と引き出し式の2つがポピュラーとなっています。しかし、新型エアロスターでは折りたたみ式も登場しています。
次は
非常扉
の説明です。非常時に非常扉を使って脱出するわけですが、その操作方法などの説明がありました。最初に扉にある赤いカバーを外し、中にあるレバーを引いてドアを開けます。その後、座席を前に倒してここから脱出です。これは非常用ですが、操作方法を説明する場があまりなく、実演を含む説明を聞くことができ、参考になりました。
次は
エンジンルームの点検
の実演です。通常、出庫時に運転手が行っている点検の一つで、エンジンなどをハンマーでたたいて点検します。その後、エンジンの空炊きがありました・・・。回転が凄かったです。
一連の説明と実演が終わると、みんなで20-125に乗車し、構内を移動します。バスに乗って車庫内を回るというのもなかなか無い体験ですね・・・。
次の場所は
ピット
でした。ピットを前に参加者を降ろすと、バスはゆっくりとピットの中に入りました。
次はピットの下にもぐって
床下
を観察しました。イベントではエンジンルームの公開はあってもピットの下にもぐって床下を観察する機会はなかなかないので、貴重な経験でした。ノンステだけに床が出張っているのが見えました。そして、下の写真はエアサスです。エアサスはタイヤの付近にあり、地上からの衝撃をこのエアサスで和らげて乗り心地を良くしているんですね・・・。電車で言えば空気ばねと同じ感じでしょうか・・・。
床下の見学が終わると、今度は再びバスに乗って
洗車体験
です。これはイベントでもよく行われている内容です。塚口営業所の洗車機は自走式なので、バスが止まったまま前面、側面、リア全てをモップで洗っています。これによってバスはいつまでも美しい姿を保っているわけなんですね・・・。
洗車が終わると、バスはそのまま元の場所に戻りました。
一連のプログラムが早く終わったようで、飛び入りの運転手氏によるレア行先の表示がありました。その時、操作器の実演もありました。尚、下の写真は平日朝2本しか運行されない80-1系統大浜1丁目止まりです。
別のグループと交換し、次は更に2グループに分かれて次のプログラムに入りました。
次は尼崎市交通局で定評のある
行先表示
です。尼崎市交通局ではスルッとKANSAIバスまつりなどのイベントで行先表示の実演があるのですが、今回のイベントでも例外なく行われました。最初に尼崎市営、あまっこ、あまらぶ体験隊などの表示が行われたのち、昔の行先表示の再現が出てきました。3国鉄尼崎、80第3発電所前などの表示が出ていました。これは昔の行先表示をLEDで再現したものだそうで、更に字体まで再現していたの事だそうです。国鉄時代はLED式行先表示なんて無かったので、LEDの国鉄表示は凄く新鮮に感じたものです。その後、See you!の後に時間があったため90系統の表示が行われました。
定評があるとはいえ、今回もなかなか濃い表示でした・・・。
あまっこの表示があった時、あまっこが登場し、ツーショットの撮影会が行われました。その最中、別グループの女の子があまっこの元へ駆けつけ、記念撮影会状態となりました・・・。どうやら、あまっこは女の子に人気があるようですね・・・。とはいえ、尼崎市交通局は2015年度で事業終了する予定なので、あまっこはどうなるのかが気がかりです・・・。
因みにこのイベントの参加者はファンだけでなく、家族連れも結構いました。
別グループとの交代し、今度は24-560に乗車し、
運転台
の実演が行われました。音声合成装置の操作や運転台の各部の説明などが行われました。その後、一人ずつ運転台に座ってドアの開閉体験などが行われました。私も運転台に座ってドア開閉をやってみたのですが、実際にスイッチを押してドア開閉をするのは初めてで、ドアが開いた時はおっとしたものです。ドア開閉は通常のイベントではなかなかやらないですからね・・・。因みに別のグループでは実際にマイクを着てアナウンスの体験があったとか・・・(私のグループではやらなかったのですが・・・)。
一連のプログラムが終わった後、施設へ移動し、点呼室などで点呼や金庫投入などの説明がありました。それが終わった後、研修室へ移動し、ここでアルコール検査の体験が行われました。その時、運賃箱が置かれてていて、その説明もありました。写真は運賃箱の運転席側です。普段はなかなか見れない部分ですね・・・。尚、点呼室は撮影禁止のため、撮影していません。
以上が見学&体験です。
見学&体験が終わると、
抽選会
が行われました。今回のイベントは2つのプレゼントが付いており、1つは全員共通の降車ボタン、もう一つはグッズや廃品などで、グッズと廃品は抽選会によってプレゼントされる形でした。グッズはバッジ、記念誌など、廃品は開閉ボタン、放送装置の操作盤、メーターなどでした。抽選の結果、私は開閉ボタンが当たりました・・・。プレゼントされた降車ボタンはオージ製のもので、最新のタイプでした。最新タイプがプレゼントされるなんて疑問に感じたのですが、ハウジング部分が割れていて、割れによって交換されて不要となったもののようですね・・・。
抽選会が終わると、全てのプログラムは終了となり、解散となりました。
施設の玄関にあった方向幕です。幕は今回のイベントで販売されたようです。とはいえ、約10年前に全車のLED化が完了したというのにこんだけの幕を保管されていたとは驚きでした・・・。
車庫内で休んでいるバスたちです。イベント時はエリア内からの撮影ならOKのことだったので、エリア内から撮影してみました。尼崎市交通局はいろんな車両を入れているだけに多彩な車両が揃っていました。
普段のイベントではなかなか触れないことを色々と体験する事が出来、色々と勉強になりました。そして、当日はあまかんスタッフ、尼崎市交通局職員の皆様、参加された方々お疲れ様でした。
以上です。