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Channel: 斬剣次郎の鉄道・バス斬り
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蓄電池駆動電車の導入が近づく烏山線とキハ40系1000番台

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 今春に烏山線において
 蓄電池駆動電車システム
 を採用したEV−E301系が投入され、営業運転を開始する予定です。最終的には全てEV−E301系となる予定で、キハ40系1000番台の去勢も注目されます。



 烏山駅に設けられた蓄電池駆動電車システム用の
 充電設備
 です。蓄電池駆動電車システムは宇都宮〜宝積寺間は架線からの電力によって走行するとともに蓄電池を充電し、非電化区間は蓄電池からの電力で走行し、烏山での折り返しの間に充電設備により充電するというものです。充電設備は通常の架線柱と同じですが、架線自体は剛体架線になっている事がポイントです。
 この設備はE995系による走行試験時に設置されたものですが、今春にはいよいよ本格使用ということになりますね・・・。


 烏山駅では駅舎の改築工事が進められていて、仮駅舎による営業となっていました。


 烏山線の普通列車に充当されている
 キハ40系1000番台
 です。2000番台に対してトイレ撤去を行ったもので、国鉄時代に行われた改番を伴う改造の唯一の例だそうです。1006を除く8両が烏山線の列車に充当されています。2011年から一部の車両に対して国鉄色および首都圏色に塗り替えられています。また、烏山線は大金などの縁起のいい駅名がいくつかあり、それにちなんで七福神のキャラクターのシールが貼られています。



 国鉄色の
 キハ40−1007
 です。2011年の烏山線全線開通88周年記念事業に合わせて塗り替えられたものです。七福神は寿老人です。



 首都圏色の
 キハ40−1004
 です。2012年に塗り替えられたものです。七福神は大黒天です。




 キハ40系1000番台の車内です。
 ロングシート
 となっていることがポイントです。全てロングシートとなっているだけに車内は広々としています。ただ、壁に出っ張りがある場所だけ座席が途切れていて、そこにはごみ箱が設けられています。また、便所撤去跡には座席が設けられていますが、窓はそのままであるため、元便所であることがすぐにわかります。




 烏山線用のキハ40系1000番台はワンマン化改造済みで、整理券箱と運賃箱が設けられていますが、運賃表示器は設けられていません。そのため、三角表を見て運賃を支払う形になります。そして、烏山線のダイヤ及び他路線との接続ダイヤも掲示されていました。

 蓄電池駆動電車システムの実用化により、生まれ変わろうとしている烏山線でした。
 以上です。


 P.S.

 本日、A−1949→N640(京都200か2787)を確認。何かシールがやや上に貼っているのに違和感ある・・・。

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