電化迫る武豊線

　来る３月１日に
　武豊線
　が電化開業します。電化開業まであと少しとなった武豊線を見てみましょう。現時点で架線は既に引かれており、３１３系の入線及び乗務員訓練も既に済ませており、後は開業を待つのみとなっています。


　武豊線の電化に当たって変遷所から電気を供給するき電とトロリ線を吊るしているちょう架線を一体にした
　き電ちょう架線
　を採用し、シンプルかつ低コストを図っている事がポイントです。これは最近の電化路線に見られる形態です。


　車内から見た線路です。武豊線は全て単線ですが、電柱は片方のみ設置されています。



　交換駅などで線路が二つ以上ある時は電柱を門形に配置し、２つ以上の電線をカバーしています。でも、き電ちょう架線の採用により、かなりシンプルになっている事がポイントです。歴史的な構造物が見られる亀崎駅と半田駅では構造そのものを変えずにそのまま電化できたのもき電ちょう架線のおかげなんですね・・・。



　終点の武豊駅です。武豊駅は片面ホームに２線の側線を持っていますが、電化に当たって発着線と側線１線のみに電線が張られています。もう１本の側線は電線が張られなかったのですが、保線用として使われるのでしょうね・・・。


　電化によってキハ２５系は武豊線から去り、他路線へ転用されることになっています。武豊線でのキハ２５系はもうじきお見納めになってしまうんですね・・・。



　武豊線では既に全区間にわたって架線が引かれているので、架線のない姿はもう見られなくなってしまいましたね・・・。

　以上です。