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Channel: 斬剣次郎の鉄道・バス斬り
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サンライズ出雲91号

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 先ほどの年始年末において、臨時特急の
 サンライズ出雲91・92号
 が設定されました。サンライズに臨時便が設定されるのは2008年ごろまでにサンライズゆめが運行されて以来約6年ぶりとなります。運行区間は定期便と同じ東京~出雲市関ですが、臨時列車とあって全区間7両編成による運行で、更に所要時間も定期より所要時間が約2時間以上かかるという設定となっています。そういうわけで下りのサンライズ出雲91号に乗車してきましたので、レポートします。



 東京駅でのサンライズ出雲91号の案内です。東京発は定期列車より40分遅い22時40分発となっています。案内表示にはきちんと「サンライズ出雲91号」と表示されていました。乗り場は10番ホームからでした。定期列車は9番ホームからですが、9番ホームは湘南ライナーが使用しているため、10番になったようです。



 出発が定期列車より40分遅いため、案内表示では同時に2つのサンライズ出雲が表示されるという現象が発生していました。改札口ではギリギリで同時に表示されていましたが、ホームでは発車列車が少なくなっていたこともあり、比較的長い時間帯で見られたようです。でも、2つのサンライズ出雲が同時に見られるとは違和感に感じました・・・。




 22時27分にサンライズ出雲91号が東京駅10番ホームに入線してきました。定期便と同じ13分前の入線です。めったにないサンライズの臨時列車だけに多数の方々がカメラを向けていました。定期列車は下りも上りも9番ホームに発着しているため、10番ホームでのサンライズエクスプレスは滅多にないですね・・・。


 側面行先表示は定期列車と同じ表示でした。まぁ、運行区間やルートは全く同じですからね・・・。


 サンライズ出雲91号に充当されたのはJR西日本所属のI3編成でした。臨時列車は出雲市から92号で東京へ向かい、その日のうちに92号で出雲市に戻るという流れのようですね・・・。


 22時40分定刻に
 東京
 を出発しました。


 東京を出て最初の停車駅は
 横浜
 です。23時04分着05分発ですが、本日の乗降扱いはここまでです。定期列車はこの後熱海、沼津、富士、静岡と日が変わっても乗降扱いの停車が続きますが、91号は早くも横浜で終了です。熱海、沼津、富士、静岡での乗降が少ないが故に省略したのでしょうね・・・。



 日が変わって、0時05分に熱海に停車し、ここで6分間運転停車します。その間に運転手がJR東日本からJR東海へ交代します。その時、ホームには「サンライズ出雲 ご乗車できません」と表示されていました。運転停車ながらこういう表示するのは初めて見ました・・・。因みにホームには多数の乗客がいました。


 沼津に0時30分に到着し、2分間の運転停車です。熱海から近いので、そこまでしなくてもいいのかなと思うのですが、どうやら運転手交代のようです・・・。


 1時14分に静岡に到着し、ここで15分間運転停車します。定期列車は2分程度の停車ですが、臨時列車はやや長めの停車が見られます。
 静岡を出て就寝に入りました。その後、浜松、豊橋、名古屋と運転停車を繰り返します。


 4時51分に米原に到着し、ここで2分間停車します。JR東海はここで終わりとなり、JR西日本のエリアに入ります。定期列車は3時台ですが、臨時列車は5時前なので、既に1日が始まっています。


 5時25分ごろに我が地元の石山を通過します。定期列車は4時台の通過なので真っ暗な状態ですが、臨時列車は下りの初便が出たあとなので、駅自体は明るく、ホームには乗客の姿が見られました。因みに下りサンライズゆめは5時過ぎの通過でした。
 5時25分ごろと言えば、2番列車の703Kがやってくる前ですが、703Kは南草津で抜かしました。


 5時34分に京都を通過しました。通過は6番ホームでしたが、4番ホームには西明石行き普通列車が発車待ちをしていました。



 6時01分に
 大阪
 に到着しました。朝の乗降扱いは大阪からのスタートです。定期便は上りのみの停車で、下りは運転停車ですが、臨時列車は下りも乗降扱いを行っている事がポイントです。大阪で「サンライズ出雲 出雲市行き」を見られるのは今回が初めてです。サンライズゆめの時も大阪に停車していましたが、出雲市行きでは無かったので・・・。3番ホームにはファンの方が多くおられました。朝早いにもかかわらず・・・。
 大阪停車を見届けて少し眠りに入りました。


 7時10分に
 姫路
 に到着し、3分間停車しました。定期列車は姫路から乗降扱いが始まっていますね・・・。外はすっかり夜が明けて、太陽が少しずつ見えてきました。
 姫路を出て網干の手前でノロノロ運転が見られました。臨時列車の定めとはいえ・・・。



 8時43分に
 岡山
 に到着し、ここで2分間停車します。定期列車はサンライズ瀬戸との分割のために7分間の停車時間を取っていますが、臨時列車は分割が無いため、最低限の2分間ですぐに出発します。そして、停車するホームも定期列車は8番ホームであるに対し、臨時列車は1番ホームでした。これもサンライズ瀬戸との併結がないため、臨時列車ならでのシーンですね・・・。


 9時丁度に
 倉敷
 に停車します。ここから伯備線に入ります。


 9時27分に備中高梁に到着し、ここで1分間停車します。交換とか特になかったのですが、何のためなのでしょうね・・・。因みに来る3月ダイヤ改正で定期列車において備中高梁に停車するようになるようですね・・・。



 9時44分に方谷に運転停車し、ここでやくも8号と交換します。伯備線で単線区間に入ると、交換が増えてきますが、こっちは臨時列車がゆえに交換による運転停車が増えてきます。対向列車遅れのため3分の遅れで出発します。


 9時57分に井倉に到着し、ここで運転停車します。ここでは下りやくも5号に抜かされます。運転停車は9分とやや長めでした・・・。尚、井倉駅周辺はセメント工場が広がっていました・・・。


 10時15分に
 新見
 に到着し、ここで2分間停車します。定期列車と同じく伯備線内での乗降扱いは新見だけです。10時過ぎですが、降車が多く見られた事にビックリしました。



 10時26分に備中神代に到着し、ここで運転停車します。ここでやくも10号と交換しました。



 10時58分に上菅に到着し、ここで運転停車します。ここでやくも14号と交換しました。新見を過ぎると、山間は更に深くなってきたのですが、所々雪が見られました。特に上菅では多数の雪がホームを覆っていました。



 11時31分に岸本に到着し、ここで運転停車します。ここでやくもの臨時列車と交換しました。岸本の辺りになると、山越えも終わり、日本海側の平地の中を走るようになりますが、この辺りでは雪はほとんどありませんでした・・・。


 伯耆大山で伯備線は終わりとなり、山陰本線に入ります。



 11時45分にゲゲゲの鬼太郎に迎えられ、
 米子
 に到着しました。ようやく日本海側に入った感じですが、気づけば昼前でした・・・。


 11時54分に
 安来
 に到着し、ここで乗降扱いです。定期列車も停車していますが、臨時も停車です。



 12時04分に揖屋に到着し、ここで運転停車します。ここでやくも16号と交換しました。




 12時20分に
 松江
 に到着し、ここで何と31分停車します。終点を目の前にして31分というサンライズエクスプレスとしては異例となる長時間停車です。長時間の運転停車なだけに多くの乗客は列車から出てホーム上などでのびのび過ごしていました。私もホームに出て、更に外に出て昼食を調達してきました。サンライズにしては珍しい昼過ぎとなりますが、車内販売とかが無いので、自分で調達するしかないですね・・・。




 松江での31分間の停車の間、以下のイベントが行われていました。
 ①12時24分に2番ホームに停車していた快速アクアライナー米子行きが出発
 ②12時37分に3番ホームにやくも7号出雲市行きが到着し、すぐに出発
 ③12時38分に2番ホームにスーパーおき2号米子行きが到着し、すぐに出発
 ④12時38分に3番ホームにスーパーまつかぜ5号益田行きが到着し、すぐに出発
 その間、サンライズ出雲91号は1番ホームでずーっと待っていたという事になります。因みに4番ホームには生山発西出雲行きの285Mが停車しますが、サンライズ出雲91号に連れられて時刻変更の上で長時間停車していました。
 長時間停車になったのはサンライズ出雲91号が山陰本線を走っている時間帯が特急列車が多く設定されている時間帯だったための感じですね・・・。


 長時間停車の上でようやく松江を出発しましたが、12時55分に次の乃木で運転停車がかかりました。ここでやくも18号と交換しました。しかし、交換による運転停車はここで最後です。


 乃木を過ぎると、宍道湖が見えてきました。宍道湖を見ると山陰に来たんだなと感じさせます。



 13時11分に
 宍道
 に停車します。ここが最後の乗降扱いです。宍道駅のホームにはサンライズ出雲91・92号運転の告知が貼られていました。



 そして、13時25分定刻に終点の
 出雲市
 に到着しました。東京を出てから約14時間40分でようやく終点に到着しました。定期列車より約2時間40分長くかかりましたが・・・、それでも多数の乗客が降りて行きました。


 到着から約5分後、多数の方々に見送られる形で回送となって出雲市を出発して行きました。お疲れ様でした。




 こちらはサンライズ91号と対で運行された
 サンライズ出雲92号
 です。出雲市発14時48分、東京着6時00分というダイヤで運行されました。そのサンライズ出雲92号を大阪で撮影しましたが、大阪では22時14分着22時24分発の10分間停車でした。でも、大阪におけるサンライズ出雲は遅れなどを除きサンライズ瀬戸と併結しており、14両編成でやってきます。しかし、7両編成でやってくるのは異常時以外ではめったにないので珍しいシーンですね・・・。





 大阪駅における案内表示です。定期列車も臨時列車も同じ11番ホームに発着しているため、サンライズ出雲とサンライズ出雲92号が同時に表示されていました。サンライズ出雲92号の次がサンライズ出雲ですね~ 因みにJR東日本管内では「サンライズ出雲**号」と表示される駅が多かったのですが、逆にJR西日本では臨時でも「サンライズ出雲」と表示される駅が多く、「サンライズ出雲**号」まで表示されるところはかなり少なかったようです。

 2008年以来6年ぶりにサンライズの臨時列車が運行されましたが、ほぼ満席だったようで、夜行列車の削減が続く中での明るい話題でした。それにしても、サンライズでは瀬戸の琴平延長、出雲91・92号の運行と話題が相次いでいるのは嬉しい限りです。しかも、91・92号では近畿からの利用を考慮したダイヤになっており、関西に住む私にしては少々嬉しかったものです。でも、サンライズゆめの時は京都に停車していたので、時間を少し調整して京都にも停車してくれたら・・・と思ったりします。
 なお、サンライズ出雲91・92号は年始年末の各2日ずつの運行のみでしたが、今後ビックリするような話題は出てくるのでしょうか・・・。
 以上です。

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