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Channel: 斬剣次郎の鉄道・バス斬り
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西鉄313形

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 新年あけましておめでとうございます。本年も拙HP及び拙ブログをよろしくお願いします。

 新年で初めての記事は今月で引退予定の
 西鉄313形
 です。西鉄313形は日本で初めてモノコック構造を採用した車両で、鉄道技術研究所のバックアップを受けて開発されました。このモノコック構造は今後の車両に大きな影響を及ぼしています。313形は吊りかけ電車として登場していましたが、廃車車両発生品を使用してカルダン駆動に改造され現在に至っています。313形は2両×4編成が大牟田線→宮地岳線で活躍していましたが、宮地岳線の部分廃止後に3編成が廃車となり、315Fの1編成のみが残っていました。
 2014年に旧塗色へ変更され、現在に至っています。



 313形は2M方式のオールM車で、新宮方面の車両にはパンタグラフが1基搭載されています。因みに吊りかけ時代は1M方式で、Mc+Tcという編成を組んでいました(つまり、カルダン駆動化に合わせて2M方式になった)。3扉オールロングシートですが、扉は片開きでこれは西鉄で最後の片開き扉となっています。


 313形は非貫通となっていますが、貝塚線にとって最後となる非貫通の車両となっています(天神大牟田線には8000形がいますが・・・)。西鉄の場合、天神大牟田線において2~3両編成を2本つなげて運用する事が多く、非貫通の313形は効率が悪かったようで、宮地岳線へ転属した原因にもなっているようです・・・。尚、前面形状は国鉄の80系の影響を受けたとか・・・。


 撮影当日はイベント列車で運用中であったため、前面にはこういうサボが付いていました。普段は前面窓内に巻き取り式の行先表示器が付いていて、こちらを使っています。


 600形との並びです。313形が全廃になると、貝塚線の車両は600形に統一されることになります。こういう並びはもうじきお見納めですね・・・。



 宮地岳線部分廃止前に撮影した300形309Fと313形316Fです。いずれも部分廃止後に廃車となっています。316Fはカルダン駆動化を済ませていたのですが、300形は吊りかけのままで走っていました。そのため、宮地岳線の部分廃止で西鉄から吊りかけ電車が姿を消したということになります。

 モノコック構造のパイオニア的な車両が現在も現役とは驚きました・・・。
 以上です。

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