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Channel: 斬剣次郎の鉄道・バス斬り
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北上線721D→723D

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 北上線の下りの初列車の
 721D→723D
 は北上発横手行きの普通列車なのですが、途中のほっとゆだを境に使命が大きく異なっています。そんな721D→723Dに乗車しましたので、レポートします。


 721Dは北上を5時10分に出発します。その721Dは北上駅を出る列車の中でもトップバッターに当たります。なので、北上駅は721Dの発車に合わせて駅が開き、改札口を通ってすぐの1番ホームから出ていきます。駅舎が開くと私以外に数人が駅舎の中に入りましたが、721Dに乗車したのは私を含めわずか2人でした・・・。どうやら東北本線の初列車に乗るためにやってきたようです・・・。東北本線の盛岡方面初列車が5時42分なので早すぎなのでは???



 721Dは3両編成ですが、実際は前の1両のみで、後ろ2両は回送扱いとなっています。なので、後ろ2両は車内灯が消えたままになっています。
 北上を出発すると、次の柳原、江釣子を通過し、藤根に停車します。北上線は全て普通列車なのですが、721Dのみ柳原、江釣子、立川目の3駅を通過してしまいます。北上発が5時10分と早く、次が6時15分なので乗客の少ない駅はとにかく通過という感じでしょうか・・・。列車はそれなりのスピードを出して通過していました。




 横川目を過ぎると、山の中を走るようになり、5時48分にほっとゆだに到着しました。ここで後ろ2両を
 切り離し
 します。前1両は723Dと番号を変えて横手へ向かいますが、後ろ2両は722Dとして北上に戻って行きます。北上を出発した時点で運転手が2名乗務していたのですが、うち1名はほっとゆだに近づくと回送車の方へ乗り移り、車内灯を付けるなど切り離しの準備に入っていました。つまり、721Dは北上からほっとゆだへの車両の送り込みを兼ねていたのです。北上線の初列車は基本的に6時台なので、721Dの5時台はやけに早いなと感じたものです。
 てゆうか、北上線の下り最終列車743Dに充当された車両はほっとゆだ到着後どうなるのかな???ほっとゆだ始発の722Dは721Dの折り返しとわかったのだから、回送で北上に戻る形になるのかな・・・。


 5時58分に722Dがほっとゆだを出発し、北上へ向かって行きました。


 ほっとゆだには721D専用の停止目標が設置されていました。721Dはほっとゆだで後ろ2両を切り離すため、特別に専用の停止目標を設けていたものだと思います。そういった例は全国的に見られますが・・・。


 6時15分に721D改め723Dが1両と身軽な姿になってほっとゆだを出発しました。夜もすっかり明けて、駅に退社するたびに通勤通学客が少しずつ乗り込むようになってきました。


 約35分走って6時51分に終点の横手に到着しました。723Dは北上線初列車として通勤通学輸送を担っている感じでした。

 以上です。

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