今年の4月5日の南リアス線の吉浜〜釜石間、6日の北リアス線の小本〜田野畑間の運行再開を持って
全線で運行再開
されました。震災後に旅客路線で全線で運行を再開するのは八戸線以来となりますが、会社全体では三陸鉄道が初めてとなります。というわけで、全線運行再開後に乗ってきましたのでレポートします。
全線運行再開を記念して取り付けられたHMです。北リアス線が赤、南リアス線が青で示されています。
南リアス線の全線運行再開に合わせて投入された
レトロ車
で、36−R3です。新車で、クウェートからの支援で購入していて、車体にはその旨の記載があります。新潟トランシス製で、昭和初期をイメージした造りになっています。このレトロ車は定期列車の指定席車として運用されています。
車内です。全てレトロ風に仕上げており、オールクロスシートとなっています。単なるレトロ車だけでなく、団体列車としての利用も考慮されていて、テーブルやカラオケなどが装備されています。ドアまでレトロ風に仕上がっているので、新型車両とは思えない雰囲気ですね・・・。
運転席後部です。レトロ車とはいえ、運賃箱や運賃表などのワンマン機器が備えています。指定席車としての運用時は乗務員が乗務しているのですがね・・・。
レトロ車に乗るには指定席券が必要で、指定席料金は310円となります。窓口に乗車したい旨を伝えると、指定席券が発行されます。指定席券は硬券で、車両のイラスト付きです。因みに席は基本的に海側&山側、通路側&窓側などの希望を聞いてくるので、好きな席を選べれる感じです。
南リアス線全線運行再開時に唐丹、平田、釜石の3駅が営業を再開しました。特に唐丹は被害が大きかったようで、駅が作り直されているという感じでした。他は被害が無かったようで、被災前そのままです。
南リアス線は震災前に1度全線で利用したことがあるのですが、震災をへて再び全線を乗りとおすことができたことは誠に喜ばしい限りです。
こちらは北リアス線です。北リアス線は南リアス線と比べて被害が比較的少なかったため、震災直後に宮古〜小本、久慈〜陸中野田間で運行を再開し、復旧工事が進み次第全線での運行再開に至った感じですね・・・。北リアス線に乗ったのは夕方から夜にかけてであったので、周囲の様子を眺める事は出来ませんでしたが・・・。
北リアス線では新型車両の36−700形が投入されましたが、乗車した時は36−200形でした。でも、所属車両がほとんど変わった南リアス線とは異なり、北リアス線は在来車が多数活躍していますね。
小本〜陸中野田間が不通となっていたころの写真です。宮古側は小本で折り返し運転しており、行先表示も小本になっています。
三陸鉄道では切符を購入すると、全線運行再開記念乗車証明書を頂きました。それだけでなく、沿線には運行再開を記念する看板の掲げているところがあるなど、盛り上がりの凄さが感じられました。三陸鉄道は経営赤字に苦しむ典型的な第三セクターなのですが、震災直後に被害の軽かった区間から運行を再開し、現状のままで2014年までに全線運行を再開するとコミットするほど前向きでした。第三セクターながらあれほど前向きになれたのはある意味凄いと思います。JRより被害が比較的軽微であったことや支援があったということもあるのですが・・・。
それに比べてJRの足取りの重さには少々呆れました。被害が大きかった、補助金が少なかった、沿線の復興計画に合わせるなどといった要因があると思うのですが、JRが沿線を引っ張って明確なビジョンを持って運行再開に向けて動いてほしかったものです。ただ、BRTにおける活動は評価に値しますが・・・。
三陸鉄道では鉄道むすめを登場させていますが、最近になって
鉄道ダンシ
を登場させていました。女子をターゲットにしたのだと思われますが、鉄道ダンシは初めて見ました。でも、いいアイデアですな・・・。このポスターは釜石で見かけたものですが、久慈では鉄道むすめがいっぱいでした・・・。
てか、今度は鉄道むすめに続いて鉄道ダンシもブームになってゆくのでしょうか・・・。
全線運行再開やあまちゃんのブームもあり、元気な三陸鉄道ですが、末長く続いてほしいものです。
以上です。
全線で運行再開
されました。震災後に旅客路線で全線で運行を再開するのは八戸線以来となりますが、会社全体では三陸鉄道が初めてとなります。というわけで、全線運行再開後に乗ってきましたのでレポートします。
全線運行再開を記念して取り付けられたHMです。北リアス線が赤、南リアス線が青で示されています。
南リアス線の全線運行再開に合わせて投入された
レトロ車
で、36−R3です。新車で、クウェートからの支援で購入していて、車体にはその旨の記載があります。新潟トランシス製で、昭和初期をイメージした造りになっています。このレトロ車は定期列車の指定席車として運用されています。
車内です。全てレトロ風に仕上げており、オールクロスシートとなっています。単なるレトロ車だけでなく、団体列車としての利用も考慮されていて、テーブルやカラオケなどが装備されています。ドアまでレトロ風に仕上がっているので、新型車両とは思えない雰囲気ですね・・・。
運転席後部です。レトロ車とはいえ、運賃箱や運賃表などのワンマン機器が備えています。指定席車としての運用時は乗務員が乗務しているのですがね・・・。
レトロ車に乗るには指定席券が必要で、指定席料金は310円となります。窓口に乗車したい旨を伝えると、指定席券が発行されます。指定席券は硬券で、車両のイラスト付きです。因みに席は基本的に海側&山側、通路側&窓側などの希望を聞いてくるので、好きな席を選べれる感じです。
南リアス線全線運行再開時に唐丹、平田、釜石の3駅が営業を再開しました。特に唐丹は被害が大きかったようで、駅が作り直されているという感じでした。他は被害が無かったようで、被災前そのままです。
南リアス線は震災前に1度全線で利用したことがあるのですが、震災をへて再び全線を乗りとおすことができたことは誠に喜ばしい限りです。
こちらは北リアス線です。北リアス線は南リアス線と比べて被害が比較的少なかったため、震災直後に宮古〜小本、久慈〜陸中野田間で運行を再開し、復旧工事が進み次第全線での運行再開に至った感じですね・・・。北リアス線に乗ったのは夕方から夜にかけてであったので、周囲の様子を眺める事は出来ませんでしたが・・・。
北リアス線では新型車両の36−700形が投入されましたが、乗車した時は36−200形でした。でも、所属車両がほとんど変わった南リアス線とは異なり、北リアス線は在来車が多数活躍していますね。
小本〜陸中野田間が不通となっていたころの写真です。宮古側は小本で折り返し運転しており、行先表示も小本になっています。
三陸鉄道では切符を購入すると、全線運行再開記念乗車証明書を頂きました。それだけでなく、沿線には運行再開を記念する看板の掲げているところがあるなど、盛り上がりの凄さが感じられました。三陸鉄道は経営赤字に苦しむ典型的な第三セクターなのですが、震災直後に被害の軽かった区間から運行を再開し、現状のままで2014年までに全線運行を再開するとコミットするほど前向きでした。第三セクターながらあれほど前向きになれたのはある意味凄いと思います。JRより被害が比較的軽微であったことや支援があったということもあるのですが・・・。
それに比べてJRの足取りの重さには少々呆れました。被害が大きかった、補助金が少なかった、沿線の復興計画に合わせるなどといった要因があると思うのですが、JRが沿線を引っ張って明確なビジョンを持って運行再開に向けて動いてほしかったものです。ただ、BRTにおける活動は評価に値しますが・・・。
三陸鉄道では鉄道むすめを登場させていますが、最近になって
鉄道ダンシ
を登場させていました。女子をターゲットにしたのだと思われますが、鉄道ダンシは初めて見ました。でも、いいアイデアですな・・・。このポスターは釜石で見かけたものですが、久慈では鉄道むすめがいっぱいでした・・・。
てか、今度は鉄道むすめに続いて鉄道ダンシもブームになってゆくのでしょうか・・・。
全線運行再開やあまちゃんのブームもあり、元気な三陸鉄道ですが、末長く続いてほしいものです。
以上です。