先月、横浜市交通局最後のツーステであった
9−4532
が廃車され、横浜市交通局からツーステが消滅しました。横浜市交通局のツーステは1995年度までの投入で、1996年度からワンステとなりましたが、CNGバスのみツーステでの投入となり、1999年度まで続きました。通常のツーステは2008年に消滅し、CNGバスのみ残っていましたが、2012年から廃車が進められ、先月に全廃となったわけです。
横浜市交通局のツーステをメーカーごとに見てみましょう。
こちらはいすゞの
キュービック
の5−1437です。いすゞのツーステは1995年度までで、2008年に消滅しています。通常のディーゼルのみならず、ハイブリやリフト付きなどが登場していますが、CNGはノンステのみの投入なので、CNGツーステは投入されませんでした。
ツーステが残っていた頃はいすゞメインの港北・鶴見管内へあまり足を運ばなかったせいか、写真は少ないです・・・。
こちらは三菱ふそうの
エアロスターK
です。エアロスターKは1992年度まで投入され、若葉台・緑向けは短尺(緑には分割幕)、本牧は標準尺と2タイプが投入されています。リフト付きバスも投入されています。写真は上から2−2419、2−2426(リフト付き)
エアロスターKは中古車が全国的に流れ、一部は現役で活躍していますが、全てP代で、U代は全て機械式ATという事もあり、全く流れなくなってしまいました。
こちらは三菱ふそうの
エアロスターM
です。1993年度からモデルチェンジでエアロスターMとして投入されています。エアロスターKと同じく若葉台・緑は短尺、本牧は標準尺として投入されています。そして、1994年度からMBECS−?も投入されています。横浜市交通局は1993年度から窓が2段窓からメトロ窓に変わりましたが、それと同時にモデルチェンジがなされているため、エアロスターK=2段窓、エアロスターM=メトロ窓という図式が成り立っています。三菱ふそうのツーステは1995年度までの投入です。写真は上から5−2500(短尺)、5−2527(標準尺)、4−2486(MBECS−?)です。
こちらは日野の
ブルーリボン
です。1992年度までは2段窓として投入されていますが、2段窓車ではディーゼルのみならず、リフト付きバスやHIMRなども投入されています。このタイプは各営業所に多数投入されましたが、U代から機械式ATが標準となっていたため、中古車として流れていません。写真は上から1−3461、2−3497(HIMR)です。
こちらは日野の
ブルーリボン
です。1993年度車からメトロ窓になりましたが、基本的には従来と変わっていません。ディーゼルだけでなく、HIMRも引き続き投入されています。日野のツーステは1995年度までです。写真は上から4−3531、3−3524(HIMR)です。
こちらは日野の
ブルーリボン
ですが、補助ステップ付きワンステです。メトロ窓というツーステの標準スタイルなのですが、試行的にワンステとして投入されたようです・・・。このタイプは5−3571の1台のみです。ワンステの標準投入が始まったと同時にデザインが変わっているので、旧デザインでワンステというのは珍しいです。
こちらは日デの
富士7E
です。日デは全て富士重工車体で投入されていて、港北ニュータウンは短尺、滝頭・磯子は標準尺が標準でした。三菱ふそうと同じく尺が2種あったという事になりますね・・・。リフト付きバスは投入されましたが、他の3メーカーがいれていたハイブリは投入されませんでした。写真は上から3−4406(短尺)、5−4450(標準尺)です。
こちらは日デの
CNGバス
です。1994年度にCNGバスが初投入されましたが、U代はまだ改造扱いでU−UA440HSN改でした。これが横浜市交通局にとって初めてとなるCNGバスとなっています。このタイプは4−4418の1台のみでした。1994年度車は2007年までに全廃となっていますが、CNGバスが故に少し生き延びて、CNGボンベの耐用年数に達した2009年に廃車されました。したがって、4−4418は最後のメトロ窓車という事になりますね・・・。
こちらは日デの
CNGバス
です。CNGバスは1996年度車から本格投入に移行し、それなりの数が投入されました。しかし、当時はCNGのワンステ及びノンステが実用化されていなかったので、ツーステのままで投入されています。塗色デザイン変更後及び逆T字窓のツーステは日デのみの投入となったわけですね・・・。日デはCNGバスを大量投入したため、他の3メーカーでは標準投入されていたワンステは1台も投入されませんでした。CNGバスは1999年度まで毎年投入され、1999年度でツーステの投入が終了しました。CNGバスは他メーカーのワンステの廃車が相次ぐ中で引き続き活躍し、2011年から廃車が開始され、先月で全廃となりました。廃車において、年度順に1年ずつ廃車というわけでなく、ランダムそして急速に進められた事がポイントです。
写真は上から6−4498、7−4508、8−4519、9−4531です。
横浜市交通局からツーステが消滅したことにより、政令指定都市の公営事業者でツーステが残っているのは仙台市、名古屋市、京都市、北九州市のみとなりました。名古屋市以外は多数残っているので、しばらくは安泰でしょうか・・・。
以上です。
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が廃車され、横浜市交通局からツーステが消滅しました。横浜市交通局のツーステは1995年度までの投入で、1996年度からワンステとなりましたが、CNGバスのみツーステでの投入となり、1999年度まで続きました。通常のツーステは2008年に消滅し、CNGバスのみ残っていましたが、2012年から廃車が進められ、先月に全廃となったわけです。
横浜市交通局のツーステをメーカーごとに見てみましょう。
こちらはいすゞの
キュービック
の5−1437です。いすゞのツーステは1995年度までで、2008年に消滅しています。通常のディーゼルのみならず、ハイブリやリフト付きなどが登場していますが、CNGはノンステのみの投入なので、CNGツーステは投入されませんでした。
ツーステが残っていた頃はいすゞメインの港北・鶴見管内へあまり足を運ばなかったせいか、写真は少ないです・・・。
こちらは三菱ふそうの
エアロスターK
です。エアロスターKは1992年度まで投入され、若葉台・緑向けは短尺(緑には分割幕)、本牧は標準尺と2タイプが投入されています。リフト付きバスも投入されています。写真は上から2−2419、2−2426(リフト付き)
エアロスターKは中古車が全国的に流れ、一部は現役で活躍していますが、全てP代で、U代は全て機械式ATという事もあり、全く流れなくなってしまいました。
こちらは三菱ふそうの
エアロスターM
です。1993年度からモデルチェンジでエアロスターMとして投入されています。エアロスターKと同じく若葉台・緑は短尺、本牧は標準尺として投入されています。そして、1994年度からMBECS−?も投入されています。横浜市交通局は1993年度から窓が2段窓からメトロ窓に変わりましたが、それと同時にモデルチェンジがなされているため、エアロスターK=2段窓、エアロスターM=メトロ窓という図式が成り立っています。三菱ふそうのツーステは1995年度までの投入です。写真は上から5−2500(短尺)、5−2527(標準尺)、4−2486(MBECS−?)です。
こちらは日野の
ブルーリボン
です。1992年度までは2段窓として投入されていますが、2段窓車ではディーゼルのみならず、リフト付きバスやHIMRなども投入されています。このタイプは各営業所に多数投入されましたが、U代から機械式ATが標準となっていたため、中古車として流れていません。写真は上から1−3461、2−3497(HIMR)です。
こちらは日野の
ブルーリボン
です。1993年度車からメトロ窓になりましたが、基本的には従来と変わっていません。ディーゼルだけでなく、HIMRも引き続き投入されています。日野のツーステは1995年度までです。写真は上から4−3531、3−3524(HIMR)です。
こちらは日野の
ブルーリボン
ですが、補助ステップ付きワンステです。メトロ窓というツーステの標準スタイルなのですが、試行的にワンステとして投入されたようです・・・。このタイプは5−3571の1台のみです。ワンステの標準投入が始まったと同時にデザインが変わっているので、旧デザインでワンステというのは珍しいです。
こちらは日デの
富士7E
です。日デは全て富士重工車体で投入されていて、港北ニュータウンは短尺、滝頭・磯子は標準尺が標準でした。三菱ふそうと同じく尺が2種あったという事になりますね・・・。リフト付きバスは投入されましたが、他の3メーカーがいれていたハイブリは投入されませんでした。写真は上から3−4406(短尺)、5−4450(標準尺)です。
こちらは日デの
CNGバス
です。1994年度にCNGバスが初投入されましたが、U代はまだ改造扱いでU−UA440HSN改でした。これが横浜市交通局にとって初めてとなるCNGバスとなっています。このタイプは4−4418の1台のみでした。1994年度車は2007年までに全廃となっていますが、CNGバスが故に少し生き延びて、CNGボンベの耐用年数に達した2009年に廃車されました。したがって、4−4418は最後のメトロ窓車という事になりますね・・・。
こちらは日デの
CNGバス
です。CNGバスは1996年度車から本格投入に移行し、それなりの数が投入されました。しかし、当時はCNGのワンステ及びノンステが実用化されていなかったので、ツーステのままで投入されています。塗色デザイン変更後及び逆T字窓のツーステは日デのみの投入となったわけですね・・・。日デはCNGバスを大量投入したため、他の3メーカーでは標準投入されていたワンステは1台も投入されませんでした。CNGバスは1999年度まで毎年投入され、1999年度でツーステの投入が終了しました。CNGバスは他メーカーのワンステの廃車が相次ぐ中で引き続き活躍し、2011年から廃車が開始され、先月で全廃となりました。廃車において、年度順に1年ずつ廃車というわけでなく、ランダムそして急速に進められた事がポイントです。
写真は上から6−4498、7−4508、8−4519、9−4531です。
横浜市交通局からツーステが消滅したことにより、政令指定都市の公営事業者でツーステが残っているのは仙台市、名古屋市、京都市、北九州市のみとなりました。名古屋市以外は多数残っているので、しばらくは安泰でしょうか・・・。
以上です。