2016年3月19日をもって事業終了した尼崎市交通局ですが、尼崎市全域にエリアを持つ中で
臨海地区
にも路線を持っていました。臨海地区も尼崎市全体に渡っているのですが、このうちの末広町地区にスポットを当ててみます。末広町方面へ向かう路線は朝夕のみかつ平日のみの運行の系統がいくつかある事がポイントです。
尚、取材は全て尼崎市交通局時代に行っているため、尼崎市交通局として取り扱います。
こちらはJR立花から末広町を結ぶ
60番
です。JR立花から道意線を南下して鶴町を経て末広町に至る系統で、JR線からの通勤輸送を担っています。本数は平日朝夕の4往復のみで、朝に末広町行き4本、夕方から夜間にかけてJR立花行きが4本運行されています。末広町行きは7時台から8時台にかけて概ね20分ヘッド、JR立花行きは17時台から20時台にかけて概ね60分ヘッドで設定されています。
尼崎市交通局の系統番号で60台はJR立花発着系統に割り当てられているのですが、使用しているのは60番の1つだけです。それだけにJR立花はほとんどが単なる途中停留所として機能しているわけです。
60番は末広町行きとJR立花行きでJR立花の発着場所が異なる事がポイントです。
末広町行きは
JR立花(下)5番乗り場
から出ます。地上にあるバス乗り場の5番乗り場から出ます。地上には3~5番乗り場があり、メインは3・4番乗り場で、5番乗り場は60番だけが発着しています。つまり、5番乗り場にバスが来るのは平日の朝のみということになります。なので、バス停ポールは無く、上屋に時刻表がぶら下がっているだけです・・・。
JR立花行きは
JR立花(上)1番乗り場
に到着します。JR立花(上)はJR線を跨ぐ高架橋にあるバス停です。到着したバスはここで降車扱いを行ったのちそのまま回送として北の方へ向かっていきます。上下で発着するバス乗り場が異なるのは60番だけだと思われます・・・。
こちらは阪神出屋敷から末広町を結ぶ
85番
です。阪神線からの通勤輸送を担っています。本数は平日朝夕の2往復のみで、朝に末広町行き2本、夜間に阪神出屋敷行き2本が運行されています。末広町行きは7時台から8時台にかけて概ね60分ヘッド、阪神出屋敷行きは19時台から20時台にかけて概ね670分ヘッドとなっています。阪神出屋敷発着路線の系統番号は80台が与えられていますが、使用しているのは80番と85番のみです。
末広町方面の路線の行先表示は基本的に経由地表示が無いのですが、85番の阪神出屋敷行きだけは鶴町と経由地表示が付いている事がポイントです。ただ、経由地表示が付くのは末広町のみで、末広町を出ると経由地表示が消えて行先のみの表示に切り替わります。
こちらは武庫川から尼崎テクノランド前を結ぶ
90番
です。85番と同じく阪神線からの通勤輸送を担っています。60・85番とは逆の方向からやってくるため、末広町を通った後尼崎テクノランド前で終点という形になります(60・85番は尼崎テクノランド前→末広町というルート)。本数は平日と土曜日の1往復のみで、朝に尼崎テクノランド前行き、夕方に武庫川行きが運行されています。本数が1日1往復のみとはいえ、土曜日も運行されるので、土曜日にとっては末広町へ行く唯一のバスという事になりますね・・・。ただ、阪神バスが宝塚から末広町を経て尼崎スポーツの森行きのバスが毎日運行されているので、行きにくいという事はありませんが・・・。
こちらは
80-1番大浜1丁目止まり
です。80-1番は阪神出屋敷から大浜地区、武庫川を経て阪神出屋敷に戻る循環系統で、毎日運行されますが、大浜1丁目止まりは平日の朝2本のみ運行されます。ダイヤは85番に近接しています。因みに逆の大浜1丁目発阪神出屋敷行きの設定はありません。これは大浜地区の通勤輸送を担っていますが、大浜地区も一応工業団地が広がっています。
こちらは
尼崎テクノランド前バス停
です。90番の起終点で、60・85番の途中停留所です。バス停自体は2ヶ所があり、写真の阪神高速尼崎末広出入口そば(南行きバス停)と出入口近くの交差点すぐ(東行きバス停)2つがあります。南行きバス停は90番の両方向とも発着する他、60・85番の末広町行きが発着しています。60番JR立花行きと85番阪神出屋敷行きは交差点付近の阪神バスと同じバス停に発着しています。
しかし、阪神バスへの移譲と同時に南行きバス停が廃止され、阪神バスが使用している東行きバス停と西行きバス停に統合されます。
こちらは
末広町バス停
です。60・85番の起終点である他、90番の途中停留所となっています。パナソニックの施設の側にあり、単に道路上にあるバス停にすぎません。南行きと北行きの2つがあり、南行きは60・85番の末広町行きが停車し、降車扱いの後に回送として出ていきます。90番は武庫川行きが停車します。北行きは60番JR立花行きと85番阪神出屋敷行きと90番尼崎テクノランド前行きが停車します。特に60・85番は起点になるので、しばし発車待ちするシーンが見られます。ただ、60・85番は出発時間より早めに回送でやってくることが多いようで、バス停から少し離れた道路上で時間調整のために待機するシーンが見られます。
こちらは90番の単独区間にあるバス停たちです。上から尼崎スポーツの森、クボタ前、大浜2丁目です。90番の単独区間なだけに発着するバスは1日に1往復という事になりますね・・・。因みに大浜2丁目バス停は大浜1丁目バス停とはすぐ近くにあり、相互でバス停が見えます。
以上です。
臨海地区
にも路線を持っていました。臨海地区も尼崎市全体に渡っているのですが、このうちの末広町地区にスポットを当ててみます。末広町方面へ向かう路線は朝夕のみかつ平日のみの運行の系統がいくつかある事がポイントです。
尚、取材は全て尼崎市交通局時代に行っているため、尼崎市交通局として取り扱います。
こちらはJR立花から末広町を結ぶ
60番
です。JR立花から道意線を南下して鶴町を経て末広町に至る系統で、JR線からの通勤輸送を担っています。本数は平日朝夕の4往復のみで、朝に末広町行き4本、夕方から夜間にかけてJR立花行きが4本運行されています。末広町行きは7時台から8時台にかけて概ね20分ヘッド、JR立花行きは17時台から20時台にかけて概ね60分ヘッドで設定されています。
尼崎市交通局の系統番号で60台はJR立花発着系統に割り当てられているのですが、使用しているのは60番の1つだけです。それだけにJR立花はほとんどが単なる途中停留所として機能しているわけです。
60番は末広町行きとJR立花行きでJR立花の発着場所が異なる事がポイントです。
末広町行きは
JR立花(下)5番乗り場
から出ます。地上にあるバス乗り場の5番乗り場から出ます。地上には3~5番乗り場があり、メインは3・4番乗り場で、5番乗り場は60番だけが発着しています。つまり、5番乗り場にバスが来るのは平日の朝のみということになります。なので、バス停ポールは無く、上屋に時刻表がぶら下がっているだけです・・・。
JR立花行きは
JR立花(上)1番乗り場
に到着します。JR立花(上)はJR線を跨ぐ高架橋にあるバス停です。到着したバスはここで降車扱いを行ったのちそのまま回送として北の方へ向かっていきます。上下で発着するバス乗り場が異なるのは60番だけだと思われます・・・。
こちらは阪神出屋敷から末広町を結ぶ
85番
です。阪神線からの通勤輸送を担っています。本数は平日朝夕の2往復のみで、朝に末広町行き2本、夜間に阪神出屋敷行き2本が運行されています。末広町行きは7時台から8時台にかけて概ね60分ヘッド、阪神出屋敷行きは19時台から20時台にかけて概ね670分ヘッドとなっています。阪神出屋敷発着路線の系統番号は80台が与えられていますが、使用しているのは80番と85番のみです。
末広町方面の路線の行先表示は基本的に経由地表示が無いのですが、85番の阪神出屋敷行きだけは鶴町と経由地表示が付いている事がポイントです。ただ、経由地表示が付くのは末広町のみで、末広町を出ると経由地表示が消えて行先のみの表示に切り替わります。
こちらは武庫川から尼崎テクノランド前を結ぶ
90番
です。85番と同じく阪神線からの通勤輸送を担っています。60・85番とは逆の方向からやってくるため、末広町を通った後尼崎テクノランド前で終点という形になります(60・85番は尼崎テクノランド前→末広町というルート)。本数は平日と土曜日の1往復のみで、朝に尼崎テクノランド前行き、夕方に武庫川行きが運行されています。本数が1日1往復のみとはいえ、土曜日も運行されるので、土曜日にとっては末広町へ行く唯一のバスという事になりますね・・・。ただ、阪神バスが宝塚から末広町を経て尼崎スポーツの森行きのバスが毎日運行されているので、行きにくいという事はありませんが・・・。
こちらは
80-1番大浜1丁目止まり
です。80-1番は阪神出屋敷から大浜地区、武庫川を経て阪神出屋敷に戻る循環系統で、毎日運行されますが、大浜1丁目止まりは平日の朝2本のみ運行されます。ダイヤは85番に近接しています。因みに逆の大浜1丁目発阪神出屋敷行きの設定はありません。これは大浜地区の通勤輸送を担っていますが、大浜地区も一応工業団地が広がっています。
こちらは
尼崎テクノランド前バス停
です。90番の起終点で、60・85番の途中停留所です。バス停自体は2ヶ所があり、写真の阪神高速尼崎末広出入口そば(南行きバス停)と出入口近くの交差点すぐ(東行きバス停)2つがあります。南行きバス停は90番の両方向とも発着する他、60・85番の末広町行きが発着しています。60番JR立花行きと85番阪神出屋敷行きは交差点付近の阪神バスと同じバス停に発着しています。
しかし、阪神バスへの移譲と同時に南行きバス停が廃止され、阪神バスが使用している東行きバス停と西行きバス停に統合されます。
こちらは
末広町バス停
です。60・85番の起終点である他、90番の途中停留所となっています。パナソニックの施設の側にあり、単に道路上にあるバス停にすぎません。南行きと北行きの2つがあり、南行きは60・85番の末広町行きが停車し、降車扱いの後に回送として出ていきます。90番は武庫川行きが停車します。北行きは60番JR立花行きと85番阪神出屋敷行きと90番尼崎テクノランド前行きが停車します。特に60・85番は起点になるので、しばし発車待ちするシーンが見られます。ただ、60・85番は出発時間より早めに回送でやってくることが多いようで、バス停から少し離れた道路上で時間調整のために待機するシーンが見られます。
こちらは90番の単独区間にあるバス停たちです。上から尼崎スポーツの森、クボタ前、大浜2丁目です。90番の単独区間なだけに発着するバスは1日に1往復という事になりますね・・・。因みに大浜2丁目バス停は大浜1丁目バス停とはすぐ近くにあり、相互でバス停が見えます。
以上です。