3月13日に
真壁観光日野RV&関東鉄道1706TKの貸切会
が開催され、お誘いをいただきましたので、参加してきました。その時の様子をレポートします。当日は午前が真壁観光の日野RV、午後が関東鉄道1706TKという流れで進められました。
真壁観光の
日野K-RV531P
です。1980年式のことです。日野RVといえば、観光バスタイプの日野ブルーリボン(RU系)の前の世代で、モノコックボディとしては最後のタイプにあたります。RVはRV700系とRV500系の2つがあるようですが、RV500系は高出力タイプだそうです。
元々は筑波大学の学内バス用として投入されたものですが、筑波大学をお役御免された後、真壁観光へ行き、貸切バスとして運用され、現在に至っています。日野RVで現役なのはおそらくこの車両が唯一だと思われます。とはいえ、同じボディで現役車は他に銀河鉄道(元草軽交通)にもいますが、そちらは路線車シャーシの日野RCです。現役で唯一の日野RVが故にファンの方々による貸切でもよく行われているようですし、バス雑誌にも取り上げられたことがあるようです。
リアに輝く日野RVのエンブレムです。1980年代までの日野車にはこういうエンブレムが付いていて、輝いていましたね・・・。RVだけでなく、RCやRJなどもありましたね・・・。
日野RVを真正面から眺めたものです。モノコックボディらしい雰囲気で、前面灯周辺も然りです。私はこれまでに何度か貸切バスに乗った事ありますが、いずれもスケルトンボディだったので、モノコックは今回が初めてになるかなと思います。にしても、味がありますね・・・。
車内です。リクライニングシートが並んでいて、補助席も付いています。12列仕様で、やや窮屈という感じでした。でも、車齢36年だけに座席はくたびれているような感じで、リクライしようとすると、滑らかでなかったりしていました。特に窓側では布が破れていたりしていました。でも、36年間活躍していたからこそ、凄いんですよね・・・。
運転台です。日野RC等とほぼ変わらないレイアウトで、かなりシンプルな出来になっています。でも、これがモノコック車らしい運転台ですね・・・。
テレビやAV装置も付いていました。しかも、テレビはブラウン管で、AV装置はVHSでした。時代の差を感じさせます。でも、これらは筑波大学時代から付いていたのか気になります・・・。このタイプは演習などの長距離輸送を主に使われていたそうなので、もしかしたらそのためについていたのかもしれませんね・・・。
尚、今回の貸切ではテレビ等は使ってませんでした。
RVには何と押しボタンがありました。貸切用なのに押しボタンなんて・・・と思ったのですが、長距離輸送をメインに使われていたものの、一般路線のような運行形態の構内バスへの充当の可能性を考慮して押しボタンを付けていたそうです。でも、案内は外された跡がありました。
9時頃に参加者たちは
つくばセンター
で集合します。バスはつくばセンター近隣の路上で待機しているの事なので、主催者の指示に従ってバスの停車してい場所へ向かい、さっそく乗車します。
9時過ぎに参加者が揃ったところでつくばセンターを出発し、C10系統と同じルートで筑波大学の構内に入り、筑波大学構内を巡回します。この後筑波大学構内でフォトランを予定しているので、場所の確認を兼ねての巡回だったようです。
筑波大学中央バス停の回転場に隣接した駐車場にバスを止め、ここで撮影会を行いました。参加者たちは気のままに撮影しました。私の方でもいろんなアングルで撮影しました。
撮影会が終わると、今度は筑波大学構内で
フォトラン
が行われ、参加者たちは思いの場で撮影されていました。バスは都合4周ほど構内を巡回しましたが、私は松美池、陸上競技場周辺などで撮影しました。かっては筑波大学構内バスとして走っていただけに里帰りという感じですね・・・。
フォトランが終わると、野球場付近の駐車場で再びバスに乗り込みます。ここから筑波大学を出て、北の方へ向かいます。その間、自己紹介などが行われました。
走行中の日野RVを前面展望したものです。モノコックボディらしい雰囲気ですね・・・。スケルトンボディになっyてから一層豪華さが増してきたのですが、モノコックボディはシンプルな感じですね・・・。テレビは非稼働でした。
約30分走って次の目的地である
真壁観光車庫
に到着しました。真壁観光の車庫は真壁よりやや南の椎尾というところにありました。真壁観光は比較的小さな貸切事業者なので、車庫そのものは立派ではなく、事務所もプレハブ建物でした。駐車していた車両もみんな中型車で、全て中古車でした(大型車もいるみたいですが・・・)。訪問当時はほとんどがエアロミディでしたが、レインボーもいました。
車庫で撮影会です。筑波大学の駐車場で撮影会を済ませていた事もあり、参加者が持参してきたよだれかけなどを装着した上での撮影がメインでした。PASMOのよだれかけは意外と違和感ありませんでした。何せ、押しボタンもあるのでワンマン機器を装備すれば・・・という感じでしたから・・・。
真壁観光の車庫は筑波鉄道の
椎尾駅跡
の側にあります。なので、撮影会のついでに椎尾駅跡を眺めてみました。相対式ホームを持っていたようですが、ホームそのものはそのまま残っていて、線路さえあればすぐにでも列車がやってくるんじゃないかな・・・と思わせました。
真壁観光車庫での撮影会が終わると、昼食調達のために一旦コンビニに立ち寄った後、
筑波山口
に到着しました。ここで真壁観光日野RVの貸切は終了となります。
最後に筑波山神社の鳥居を背景にフォトランを行い、日野RVはそのまま真壁観光の車庫の方へ戻って行きました。
次に1706TKの貸切に入るわけですが、その前に筑波山口にいた9313TKと9410TKの撮影会が行われました。いずれも最近になってつくば北にやってきた新入りで、9313TKは水海道からの転入、9410TKは最近投入された元京成バスの日野HRです。つくば北に日野HRが入るとは意外でした・・・。
今度はつくば北車庫へ歩いて移動し、車庫内にいた2050TKと9379TKの撮影が行われました。同じエルガとはいえ、片方はQPG代、もう片方はKL代と時代に大きな差がありますね・・・。
さて、今回貸し切った
1706TK
の登場です。1995年式のU-LV771Rで、いすゞシャーシに富士車体を載せたものです。元々貸切車として投入され、一時期は関鉄観光バスに所属していた事があったのですが、数年前に再び関東鉄道籍になり、つくば北で貸切用として活躍しているようです。早速1706TKを出して撮影会です。
撮影が終わると、参加者たちは1706TKに乗り込み、筑波山口を出発します。
まず、かって運行していたニューつくばね号のルートでつくば市内を南下します。ニューつくばね号は東京~筑波山間を運行していた高速バスなのですが、谷田部、農林団地中央、松代、春日などといったつくばの中心部よりやや西部を通っていた事がポイントです。今回はそのルートを通るという事でした。私はニューつくばね号乗った事が無かったので、そのルートを興味津津んび眺めていました。本当にいろんなとこを通っていたんだな・・・と。今運行しているつくば号はつくばセンター~東京間をダイレクトに結んでいる事もあり、つくば市の各所から東京へ向かう貴重な高速バスでしたね・・・。
谷田部ICから
高速道路
に入りました。貸切で高速道路を通るのは初めてです・・・。
高速道路に入って暫く走ると、
谷田部東PA
で休憩に入りました。休憩と同時に簡単な撮影会も行われました。私は高速バスによく乗るので、SAやPAでの休憩は慣れているのですが、貸切ではあんまりないので新鮮でした・・・。
土浦北ICで下車し、一般道を通り、
関鉄観光バス本社
に到着しました。そんな時、丁度7018TC、7019TCがいたため、富士7HDの前期型と後期形と1Mが並ぶことになりましたね・・・。
関鉄観光バス本社を出て、少し走らせると、
関東鉄道土浦営業所
に到着しました。
土浦営業所では先日に納車&営業運転開始してばかりの新型エルガの2111TCそして、京成中古の9336TC、9354TCの撮影会が行われました。特に新型エルガは注目度が高かったです・・・。
新型エルガの車内も拝見させていただきました。座席配置はラッシュ型で、シートは従来のシートとなっていますが、概ねは標準仕様となっいています。あと、車いす締結装置が何気なくリトラクター式になっていますね・・・。
運転席も拝見させていただいたのですが、AMTを採用していました。新型エルガはAMTとATのどちらかになりますが、AMTを採用する事業者も増えつつあり、もう少しで定着という感じでしょうか・・・。AMTは燃費重視なので、燃費重視の事業者では積極的に採用しそうですね・・・。
土浦営業所での撮影会が終わると、今度は土浦高架道経由で北の方へ向かっていきます。
今度は
筑波山神社口
での撮影会です。丁度夕暮れでしたが、三脚を置いてバルブ撮影を楽しんでおりました。やっぱ、夕暮れの筑波山神社いいですね・・・。昨年9月の9318TKの事もあってなのか、三脚を置いて撮影する方がちらほらと・・・。
筑波山神社口での撮影会が終わると、山を下って
筑波山口
に到着。ここにて貸切はこれで終了となりました。
今回は真壁観光の日野RVと関東鉄道1706TKのセットで行われましたが、両者とも貸切車での貸切となりましたが、貸切車ならでの魅力を色々と感じる事が出来ました。
主催者様、運転手様、参加された方々、お疲れさまでした。そして、この場にてお礼を申し上げます。おかげさまで充実した一日を過ごすことができました。
以上です。
真壁観光日野RV&関東鉄道1706TKの貸切会
が開催され、お誘いをいただきましたので、参加してきました。その時の様子をレポートします。当日は午前が真壁観光の日野RV、午後が関東鉄道1706TKという流れで進められました。
真壁観光の
日野K-RV531P
です。1980年式のことです。日野RVといえば、観光バスタイプの日野ブルーリボン(RU系)の前の世代で、モノコックボディとしては最後のタイプにあたります。RVはRV700系とRV500系の2つがあるようですが、RV500系は高出力タイプだそうです。
元々は筑波大学の学内バス用として投入されたものですが、筑波大学をお役御免された後、真壁観光へ行き、貸切バスとして運用され、現在に至っています。日野RVで現役なのはおそらくこの車両が唯一だと思われます。とはいえ、同じボディで現役車は他に銀河鉄道(元草軽交通)にもいますが、そちらは路線車シャーシの日野RCです。現役で唯一の日野RVが故にファンの方々による貸切でもよく行われているようですし、バス雑誌にも取り上げられたことがあるようです。
リアに輝く日野RVのエンブレムです。1980年代までの日野車にはこういうエンブレムが付いていて、輝いていましたね・・・。RVだけでなく、RCやRJなどもありましたね・・・。
日野RVを真正面から眺めたものです。モノコックボディらしい雰囲気で、前面灯周辺も然りです。私はこれまでに何度か貸切バスに乗った事ありますが、いずれもスケルトンボディだったので、モノコックは今回が初めてになるかなと思います。にしても、味がありますね・・・。
車内です。リクライニングシートが並んでいて、補助席も付いています。12列仕様で、やや窮屈という感じでした。でも、車齢36年だけに座席はくたびれているような感じで、リクライしようとすると、滑らかでなかったりしていました。特に窓側では布が破れていたりしていました。でも、36年間活躍していたからこそ、凄いんですよね・・・。
運転台です。日野RC等とほぼ変わらないレイアウトで、かなりシンプルな出来になっています。でも、これがモノコック車らしい運転台ですね・・・。
テレビやAV装置も付いていました。しかも、テレビはブラウン管で、AV装置はVHSでした。時代の差を感じさせます。でも、これらは筑波大学時代から付いていたのか気になります・・・。このタイプは演習などの長距離輸送を主に使われていたそうなので、もしかしたらそのためについていたのかもしれませんね・・・。
尚、今回の貸切ではテレビ等は使ってませんでした。
RVには何と押しボタンがありました。貸切用なのに押しボタンなんて・・・と思ったのですが、長距離輸送をメインに使われていたものの、一般路線のような運行形態の構内バスへの充当の可能性を考慮して押しボタンを付けていたそうです。でも、案内は外された跡がありました。
9時頃に参加者たちは
つくばセンター
で集合します。バスはつくばセンター近隣の路上で待機しているの事なので、主催者の指示に従ってバスの停車してい場所へ向かい、さっそく乗車します。
9時過ぎに参加者が揃ったところでつくばセンターを出発し、C10系統と同じルートで筑波大学の構内に入り、筑波大学構内を巡回します。この後筑波大学構内でフォトランを予定しているので、場所の確認を兼ねての巡回だったようです。
筑波大学中央バス停の回転場に隣接した駐車場にバスを止め、ここで撮影会を行いました。参加者たちは気のままに撮影しました。私の方でもいろんなアングルで撮影しました。
撮影会が終わると、今度は筑波大学構内で
フォトラン
が行われ、参加者たちは思いの場で撮影されていました。バスは都合4周ほど構内を巡回しましたが、私は松美池、陸上競技場周辺などで撮影しました。かっては筑波大学構内バスとして走っていただけに里帰りという感じですね・・・。
フォトランが終わると、野球場付近の駐車場で再びバスに乗り込みます。ここから筑波大学を出て、北の方へ向かいます。その間、自己紹介などが行われました。
走行中の日野RVを前面展望したものです。モノコックボディらしい雰囲気ですね・・・。スケルトンボディになっyてから一層豪華さが増してきたのですが、モノコックボディはシンプルな感じですね・・・。テレビは非稼働でした。
約30分走って次の目的地である
真壁観光車庫
に到着しました。真壁観光の車庫は真壁よりやや南の椎尾というところにありました。真壁観光は比較的小さな貸切事業者なので、車庫そのものは立派ではなく、事務所もプレハブ建物でした。駐車していた車両もみんな中型車で、全て中古車でした(大型車もいるみたいですが・・・)。訪問当時はほとんどがエアロミディでしたが、レインボーもいました。
車庫で撮影会です。筑波大学の駐車場で撮影会を済ませていた事もあり、参加者が持参してきたよだれかけなどを装着した上での撮影がメインでした。PASMOのよだれかけは意外と違和感ありませんでした。何せ、押しボタンもあるのでワンマン機器を装備すれば・・・という感じでしたから・・・。
真壁観光の車庫は筑波鉄道の
椎尾駅跡
の側にあります。なので、撮影会のついでに椎尾駅跡を眺めてみました。相対式ホームを持っていたようですが、ホームそのものはそのまま残っていて、線路さえあればすぐにでも列車がやってくるんじゃないかな・・・と思わせました。
真壁観光車庫での撮影会が終わると、昼食調達のために一旦コンビニに立ち寄った後、
筑波山口
に到着しました。ここで真壁観光日野RVの貸切は終了となります。
最後に筑波山神社の鳥居を背景にフォトランを行い、日野RVはそのまま真壁観光の車庫の方へ戻って行きました。
次に1706TKの貸切に入るわけですが、その前に筑波山口にいた9313TKと9410TKの撮影会が行われました。いずれも最近になってつくば北にやってきた新入りで、9313TKは水海道からの転入、9410TKは最近投入された元京成バスの日野HRです。つくば北に日野HRが入るとは意外でした・・・。
今度はつくば北車庫へ歩いて移動し、車庫内にいた2050TKと9379TKの撮影が行われました。同じエルガとはいえ、片方はQPG代、もう片方はKL代と時代に大きな差がありますね・・・。
さて、今回貸し切った
1706TK
の登場です。1995年式のU-LV771Rで、いすゞシャーシに富士車体を載せたものです。元々貸切車として投入され、一時期は関鉄観光バスに所属していた事があったのですが、数年前に再び関東鉄道籍になり、つくば北で貸切用として活躍しているようです。早速1706TKを出して撮影会です。
撮影が終わると、参加者たちは1706TKに乗り込み、筑波山口を出発します。
まず、かって運行していたニューつくばね号のルートでつくば市内を南下します。ニューつくばね号は東京~筑波山間を運行していた高速バスなのですが、谷田部、農林団地中央、松代、春日などといったつくばの中心部よりやや西部を通っていた事がポイントです。今回はそのルートを通るという事でした。私はニューつくばね号乗った事が無かったので、そのルートを興味津津んび眺めていました。本当にいろんなとこを通っていたんだな・・・と。今運行しているつくば号はつくばセンター~東京間をダイレクトに結んでいる事もあり、つくば市の各所から東京へ向かう貴重な高速バスでしたね・・・。
谷田部ICから
高速道路
に入りました。貸切で高速道路を通るのは初めてです・・・。
高速道路に入って暫く走ると、
谷田部東PA
で休憩に入りました。休憩と同時に簡単な撮影会も行われました。私は高速バスによく乗るので、SAやPAでの休憩は慣れているのですが、貸切ではあんまりないので新鮮でした・・・。
土浦北ICで下車し、一般道を通り、
関鉄観光バス本社
に到着しました。そんな時、丁度7018TC、7019TCがいたため、富士7HDの前期型と後期形と1Mが並ぶことになりましたね・・・。
関鉄観光バス本社を出て、少し走らせると、
関東鉄道土浦営業所
に到着しました。
土浦営業所では先日に納車&営業運転開始してばかりの新型エルガの2111TCそして、京成中古の9336TC、9354TCの撮影会が行われました。特に新型エルガは注目度が高かったです・・・。
新型エルガの車内も拝見させていただきました。座席配置はラッシュ型で、シートは従来のシートとなっていますが、概ねは標準仕様となっいています。あと、車いす締結装置が何気なくリトラクター式になっていますね・・・。
運転席も拝見させていただいたのですが、AMTを採用していました。新型エルガはAMTとATのどちらかになりますが、AMTを採用する事業者も増えつつあり、もう少しで定着という感じでしょうか・・・。AMTは燃費重視なので、燃費重視の事業者では積極的に採用しそうですね・・・。
土浦営業所での撮影会が終わると、今度は土浦高架道経由で北の方へ向かっていきます。
今度は
筑波山神社口
での撮影会です。丁度夕暮れでしたが、三脚を置いてバルブ撮影を楽しんでおりました。やっぱ、夕暮れの筑波山神社いいですね・・・。昨年9月の9318TKの事もあってなのか、三脚を置いて撮影する方がちらほらと・・・。
筑波山神社口での撮影会が終わると、山を下って
筑波山口
に到着。ここにて貸切はこれで終了となりました。
今回は真壁観光の日野RVと関東鉄道1706TKのセットで行われましたが、両者とも貸切車での貸切となりましたが、貸切車ならでの魅力を色々と感じる事が出来ました。
主催者様、運転手様、参加された方々、お疲れさまでした。そして、この場にてお礼を申し上げます。おかげさまで充実した一日を過ごすことができました。
以上です。