私はこれまでカシオペアに2度乗車していますが、いずれも上りで、下りには1度も乗った事がありませんでした。昨夏に
下りカシオペア
に初乗車しましたので、その時の様子をレポートします。
15時35分、1号車を先頭に推進運転で
入線
してきました。この時、ホームには多数の撮影者がいて、凄い賑わっていました。札幌では10分前の入線で、やや慌ただしい感じですが、上野では45分前の入線とあってのんびりとした感じでした。
上野駅の案内表示と絡めて撮影してみました。上野駅でカシオペア札幌行きの表示を見ると、北海道への旅情を感じさせます。何か、自然と乗って北海道へ行ってみたくなるような感じですね・・・。しかし、こんな表示も3月まで。以後は新幹線へ舞台を移す事になりますが・・・。
指定されたのは
7号車
なので、7号車の入口に入ります。さぁ、いよいよカシオペアの旅ですね。
そして、
カシオペアツイン階下席
に入ります。今回はカシオペアツインの階下席が取れたので、そこで一夜を過ごします。カシオペアツインは今回で3度目ですが、階下席はやや狭いような印象です・・・。一度平屋席に乗りましたが、そちらの方が広かったですね・・・。
カシオペアツインには全ての部屋にトイレが付いていて、外に出ることなく用を済ませる事が出来ます。しかも、洗面台が付いているのもありがたいですね・・・。そして、トイレの手前にはコントロールパネルやTV兼モニタが付いています。A寝台だけに設備はそれなり揃っています。
16時20分定刻に
上野
を出発しました。札幌までの約19時間の旅が始まります。上野駅では多数の撮影者がいて、その方々からに見送られる形で上野駅を出ました。
上野を出ると、モニタから案内表示が出ました。列車の案内で、停車駅の案内もありました。丁度、車内改札がやってきました。
16時43分に
大宮
に到着し、2分間停車します。大宮を出ると、都会から抜け出し、北に向けて郊外地の中を駆け抜けてゆきます。
17時46分に
宇都宮
に到着し、ここで2分間の停車の後に出発します。宇都宮に到着する頃、国鉄色のキハ40系の姿が見えました。
18時27分ごろ、留置中の多数の直流機関車及び交直流機関車に迎えられながら
黒磯
を通過します。黒磯を通過すると、東北本線は交流電化区間に入り、関東から東北へ舞台を移したような感じになります。いよいよ東北ですね・・・。外はだんだん暗くなってきましたが・・・。
19時12分に
郡山
に到着しました。東北に入って最初の停車駅です。夕方ラッシュの中とあってホームには多数の人で賑わっていました。多数の人で賑わっている中を夜行列車の中からのんびりと眺めるのも夜行列車の醍醐味の一つかもしれませんね・・・。ブルートレインといえば夕方ラッシュで通勤客が賑わっている中を出発し、旅が始まっているわけですから・・・。
19時50分に
福島
に到着しました。ここで2分間停車し、ほどなく出発します。郡山と比べると静かな印象ですね・・・。
20時57分に
仙台
に到着しました。いよいよ東北の中心部である仙台に到着しました。上野から約4時間半で仙台に到着・・・、あっという間でした。しかし、東北の中心部だからといってのんびりする暇もなく、2分停車でさらに北へ向かって出発していきます。
22時06分に
一ノ関
に到着しました。ここまでが仙台支社のエリアで、ここからは盛岡のエリアに入ります。撮影場所は食堂車です。
そうそう、21時45分ごろから
パブタイム
が始まるという事で、食堂車に来ていました。結構混んでいたのですが、ギリギリで1回目に入る事が出来ました・・・。さて、今回はカレーを選択しました。パブタイムの品ぞろえは北斗星とカシオペア共通で、これまでにいろんなものを食べて来たこともあり、食べた事のなかったカレーを選びました。結構いおしかったです。
23時14分に
盛岡
に到着しました。ここが最後の乗降扱いで、次は朝までノンストップとなります。JR線は一旦ここで終わりとなり、ここからIGRいわて銀河鉄道線と青い森鉄道線を走ることになります。
盛岡の次は函館となりますね・・・。このタイミングで就寝に入ります。
ふっと起きると、
青森
でした。青森では1時50分ごろに到着し、4時15分まで約2時間運転停車します。北斗星の定期運用が無くなる2015年3月ダイヤ改正において、北海道新幹線の試運転ダイヤを確保するために運転停車時間が長くなっています。そのために北海道内でのダイヤが繰り下がり、札幌着が遅くなったわけなんですね・・・。
4時半ごろにふっと起きたので、12号車のラウンジカーへ行ってみると、ご覧の通り多数の方々が・・・。どうやら、眠れない方々が陣取っていたようです。まぁ、この時だけ最後尾になるので、外を眺めようとする方々なのかもしれませんね・・・。
6時35分に
函館
に到着しました。この日の最初の乗降扱いとなります。ここで14分間停車し、機関車交換及び方向転換が行われます。
青森から担当していたED79 20が切り離され、代わってDD51 1138+1093が担当します。DD51形が連結される部分では多数の方々が集まっていました。そして、車両基地の方を眺めると、新製されてばかりのキハ261系が止まっているのが見えました。2016年3月ダイヤ改正から北斗に投入されるようですね・・・。
函館を出る前から食堂車の入口に並び、ギリギリで1番目に入り、
朝食
を摂りました。洋食コースを選びました。毎度ながらおいしいですね・・・。因みに今回は混雑のため家族連れと相席になりました・・・(まっ、いつもやけど)。
7時38分に
森
に到着しました。函館を出て最初の停車駅です。駅そばの海岸が印象的ですね。
8時5分に
八雲
に到着しました。停車してはすぐに出発です。
8時29分に
長万部
に到着しました。函館本線はここまでで、ここから室蘭本線に入ります。ここから海岸の眺めがよくなる区間なので、朝の海を眺めながら・・・と言いたかったのですが、当日は曇りでした・・・。
長万部を出たあたりで再びラウンジカーへ行ってみると、目の前でDD51形がうなりを挙げているシーンを見る事が出来ました。DD51形を目の前で見れるのは下りだけなので、下りならでの光景ですね・・・。
8時59分に
洞爺
に到着しました。洞爺湖で有名なとこです。そういや、トワイライトエクスプレスはここで乗降扱いを始めたり、終えたりしていましたね。
9時11分に
伊達紋別
に到着しました。上りなら数分間停車してスーパー北斗を退避しますが、下りはスーパー北斗1号の前を走っているので、退避なしですぐに出発します。
9時32分に
東室蘭
に到着しました。非電化区間はここまでで、ここから電化区間に入りますが、列車は引き続きDD51形が牽引します。でも、電化区間に入ると札幌に近づいてきたんだなと感じさせます。
9時48分に
登別
に到着しました。停車したとたん、上りの北斗6号がやってきました・・・。
10時20分に
苫小牧
に到着しました。次の沼ノ端から千歳線に入ります。この辺りまで来ると、電車もやってくるようになるので、いよいよ札幌都市圏に入るんだなと感じさせました。それと同時にもうじき終点という寂しさも感じるようになってきました。
10時40分に
南千歳
に到着しました。ここが最後の停車となります。後は札幌に向けてひた走るのみです。
11時過ぎに新札幌を通過しました。ここまで来ると、札幌まであと少し。そろそろ降車の準備をしないと・・・。
そんな時、案内表示が「まもなく終点札幌です」と出るようになってきました。もう札幌まであと少しですね・・・。
11時15分定刻に
札幌
に到着しました。上を出て18時間55分の旅はここでお終いとなります。名残り惜しいまま車内から降りて行きます。それと同時に札幌に足を踏み入れ、ここから北海道の旅が始まるんだなと肌で感じさせました。
一応、先頭に出てDD51形を撮影しますが、人が多すぎてこんなのしか撮影できませんでした・・・。
札幌に到着したカシオペアをゆっくりと眺める暇もなくすぐに琴似へ先回りし、札幌運転所への回送列車を撮影します。札幌運転所へ向かい、16時の上り出発までに掃除や準備などを行う事になりますね・・・。尚、カシオペアの隣に写っている電車は735系です。
こうして、下りカシオペアを撮影しましたが、下りならでの旅情を味わう事が出来、有意義でした。でも、こんなにいい列車が北海道新幹線開業の影響で消えてしまう事を考えると、何かもったいないような気がします。
以上です。
下りカシオペア
に初乗車しましたので、その時の様子をレポートします。
15時35分、1号車を先頭に推進運転で
入線
してきました。この時、ホームには多数の撮影者がいて、凄い賑わっていました。札幌では10分前の入線で、やや慌ただしい感じですが、上野では45分前の入線とあってのんびりとした感じでした。
上野駅の案内表示と絡めて撮影してみました。上野駅でカシオペア札幌行きの表示を見ると、北海道への旅情を感じさせます。何か、自然と乗って北海道へ行ってみたくなるような感じですね・・・。しかし、こんな表示も3月まで。以後は新幹線へ舞台を移す事になりますが・・・。
指定されたのは
7号車
なので、7号車の入口に入ります。さぁ、いよいよカシオペアの旅ですね。
そして、
カシオペアツイン階下席
に入ります。今回はカシオペアツインの階下席が取れたので、そこで一夜を過ごします。カシオペアツインは今回で3度目ですが、階下席はやや狭いような印象です・・・。一度平屋席に乗りましたが、そちらの方が広かったですね・・・。
カシオペアツインには全ての部屋にトイレが付いていて、外に出ることなく用を済ませる事が出来ます。しかも、洗面台が付いているのもありがたいですね・・・。そして、トイレの手前にはコントロールパネルやTV兼モニタが付いています。A寝台だけに設備はそれなり揃っています。
16時20分定刻に
上野
を出発しました。札幌までの約19時間の旅が始まります。上野駅では多数の撮影者がいて、その方々からに見送られる形で上野駅を出ました。
上野を出ると、モニタから案内表示が出ました。列車の案内で、停車駅の案内もありました。丁度、車内改札がやってきました。
16時43分に
大宮
に到着し、2分間停車します。大宮を出ると、都会から抜け出し、北に向けて郊外地の中を駆け抜けてゆきます。
17時46分に
宇都宮
に到着し、ここで2分間の停車の後に出発します。宇都宮に到着する頃、国鉄色のキハ40系の姿が見えました。
18時27分ごろ、留置中の多数の直流機関車及び交直流機関車に迎えられながら
黒磯
を通過します。黒磯を通過すると、東北本線は交流電化区間に入り、関東から東北へ舞台を移したような感じになります。いよいよ東北ですね・・・。外はだんだん暗くなってきましたが・・・。
19時12分に
郡山
に到着しました。東北に入って最初の停車駅です。夕方ラッシュの中とあってホームには多数の人で賑わっていました。多数の人で賑わっている中を夜行列車の中からのんびりと眺めるのも夜行列車の醍醐味の一つかもしれませんね・・・。ブルートレインといえば夕方ラッシュで通勤客が賑わっている中を出発し、旅が始まっているわけですから・・・。
19時50分に
福島
に到着しました。ここで2分間停車し、ほどなく出発します。郡山と比べると静かな印象ですね・・・。
20時57分に
仙台
に到着しました。いよいよ東北の中心部である仙台に到着しました。上野から約4時間半で仙台に到着・・・、あっという間でした。しかし、東北の中心部だからといってのんびりする暇もなく、2分停車でさらに北へ向かって出発していきます。
22時06分に
一ノ関
に到着しました。ここまでが仙台支社のエリアで、ここからは盛岡のエリアに入ります。撮影場所は食堂車です。
そうそう、21時45分ごろから
パブタイム
が始まるという事で、食堂車に来ていました。結構混んでいたのですが、ギリギリで1回目に入る事が出来ました・・・。さて、今回はカレーを選択しました。パブタイムの品ぞろえは北斗星とカシオペア共通で、これまでにいろんなものを食べて来たこともあり、食べた事のなかったカレーを選びました。結構いおしかったです。
23時14分に
盛岡
に到着しました。ここが最後の乗降扱いで、次は朝までノンストップとなります。JR線は一旦ここで終わりとなり、ここからIGRいわて銀河鉄道線と青い森鉄道線を走ることになります。
盛岡の次は函館となりますね・・・。このタイミングで就寝に入ります。
ふっと起きると、
青森
でした。青森では1時50分ごろに到着し、4時15分まで約2時間運転停車します。北斗星の定期運用が無くなる2015年3月ダイヤ改正において、北海道新幹線の試運転ダイヤを確保するために運転停車時間が長くなっています。そのために北海道内でのダイヤが繰り下がり、札幌着が遅くなったわけなんですね・・・。
4時半ごろにふっと起きたので、12号車のラウンジカーへ行ってみると、ご覧の通り多数の方々が・・・。どうやら、眠れない方々が陣取っていたようです。まぁ、この時だけ最後尾になるので、外を眺めようとする方々なのかもしれませんね・・・。
6時35分に
函館
に到着しました。この日の最初の乗降扱いとなります。ここで14分間停車し、機関車交換及び方向転換が行われます。
青森から担当していたED79 20が切り離され、代わってDD51 1138+1093が担当します。DD51形が連結される部分では多数の方々が集まっていました。そして、車両基地の方を眺めると、新製されてばかりのキハ261系が止まっているのが見えました。2016年3月ダイヤ改正から北斗に投入されるようですね・・・。
函館を出る前から食堂車の入口に並び、ギリギリで1番目に入り、
朝食
を摂りました。洋食コースを選びました。毎度ながらおいしいですね・・・。因みに今回は混雑のため家族連れと相席になりました・・・(まっ、いつもやけど)。
7時38分に
森
に到着しました。函館を出て最初の停車駅です。駅そばの海岸が印象的ですね。
8時5分に
八雲
に到着しました。停車してはすぐに出発です。
8時29分に
長万部
に到着しました。函館本線はここまでで、ここから室蘭本線に入ります。ここから海岸の眺めがよくなる区間なので、朝の海を眺めながら・・・と言いたかったのですが、当日は曇りでした・・・。
長万部を出たあたりで再びラウンジカーへ行ってみると、目の前でDD51形がうなりを挙げているシーンを見る事が出来ました。DD51形を目の前で見れるのは下りだけなので、下りならでの光景ですね・・・。
8時59分に
洞爺
に到着しました。洞爺湖で有名なとこです。そういや、トワイライトエクスプレスはここで乗降扱いを始めたり、終えたりしていましたね。
9時11分に
伊達紋別
に到着しました。上りなら数分間停車してスーパー北斗を退避しますが、下りはスーパー北斗1号の前を走っているので、退避なしですぐに出発します。
9時32分に
東室蘭
に到着しました。非電化区間はここまでで、ここから電化区間に入りますが、列車は引き続きDD51形が牽引します。でも、電化区間に入ると札幌に近づいてきたんだなと感じさせます。
9時48分に
登別
に到着しました。停車したとたん、上りの北斗6号がやってきました・・・。
10時20分に
苫小牧
に到着しました。次の沼ノ端から千歳線に入ります。この辺りまで来ると、電車もやってくるようになるので、いよいよ札幌都市圏に入るんだなと感じさせました。それと同時にもうじき終点という寂しさも感じるようになってきました。
10時40分に
南千歳
に到着しました。ここが最後の停車となります。後は札幌に向けてひた走るのみです。
11時過ぎに新札幌を通過しました。ここまで来ると、札幌まであと少し。そろそろ降車の準備をしないと・・・。
そんな時、案内表示が「まもなく終点札幌です」と出るようになってきました。もう札幌まであと少しですね・・・。
11時15分定刻に
札幌
に到着しました。上を出て18時間55分の旅はここでお終いとなります。名残り惜しいまま車内から降りて行きます。それと同時に札幌に足を踏み入れ、ここから北海道の旅が始まるんだなと肌で感じさせました。
一応、先頭に出てDD51形を撮影しますが、人が多すぎてこんなのしか撮影できませんでした・・・。
札幌に到着したカシオペアをゆっくりと眺める暇もなくすぐに琴似へ先回りし、札幌運転所への回送列車を撮影します。札幌運転所へ向かい、16時の上り出発までに掃除や準備などを行う事になりますね・・・。尚、カシオペアの隣に写っている電車は735系です。
こうして、下りカシオペアを撮影しましたが、下りならでの旅情を味わう事が出来、有意義でした。でも、こんなにいい列車が北海道新幹線開業の影響で消えてしまう事を考えると、何かもったいないような気がします。
以上です。