2015年8月にいすゞのエルガと日野のブルーリボンが
フルモデルチェンジ
し、それぞれエルガとブルーリボンとして発売されました。そして、10月末には市販第一号車が納車され、11月より走り始めました。その新型エルガとブルーリボンを見てみましょう。
外観では
・ホイールスペースの拡大に伴うノンステエリアの拡大(これにより、短尺がN尺になった)
・車高が従来のノンステよりやや高くなった
・前面形状の変更(全体的に角ばった感じ)
・前面ライトの2灯化
など多数あります。エンジンもエルガミオと同じ4気筒へダウンサイジングし、型式もLV290系/KV290系になりました。そして、新型エルガとブルーリボンはワンステを廃止し、ノンステに統一した事もポイントです。その代りアプローチ角とデパーチャー角を拡大する事により、ワンステと同じような走破性を確保しています。
給油口
が車体下部からタイヤ上へ移動し、立ったままで給油できるようになりました。ツーステの時はやや高いところにあったのですが、低床化によって給油口が下がり、しゃがみながら給油を余儀なくされていました。給油口をタイヤ上に設けたことにより、タイヤ上の座席が無くなっています。写真は左給油仕様なので、公式側の前タイヤ上の座席が無くなっています。ただ、右給油仕様もあり、その場合は非公式側の前タイヤ状の座席が無くなっています。因みに寒冷地向けで床下給油仕様もオプションで設定しており、その場合は前タイヤ上の座席が公式側と非公式側と共に付いています。
これまでのノンステの
前扉
は扉の幅を拡大するためにスライドドアを採用していたのですが、フロントオーバーハングの縮小に伴い、スライドドアをやめて折戸にした事がポイントです。車いすは中扉での乗降が基本になっているので、ある意味現実的ですね・・・。
中扉の
スロープ
は反転式になりました。これは2014年に発売された新型エアロスターと同じですね・・・。
車内
です。ノンステエリアが拡大されたことにより、ノンステ部の座席が増えましたが、特に段差部分にも座席が配置され、効率的な座席配置が可能になったようです。座席もシートバックが樹脂成型品になり、上部に手すりが付いて立ち座りがやりやすくなった感じですね・・・。尚、優先席も前向きが基本になりました。
運転席
も大幅な改良がくわえられ、パネル類が低く設置するようになりました。トランスミッションではこれまで設定していたMTを廃止し、代わりに燃費性重視のAMTが新規に採用されました。これはエルガハイブリッドで設定されたものと同じですが、ボタン式からハンドル式になっています。尚、従来のATは引き続き設定されています。ただ、現状ではATがメインのようです。
そして、標準仕様ノンステップバスのシールも最新の15NSのものになっています。これは2015年に標準仕様ノンステップバス認定要領が一部改正されたに伴う区別のためのものです。内容は反転式スロープの採用や優先席の前向き化などがあります。三菱ふそうは今のところ認定していないようですが、マイナーチェンジ時に対応しているはずだと思うのですが・・・。
こちらは
新型ブルーリボン
です。従来は「ブルーリボンⅡ」となっていましたが、今回から「ブルーリボン」になりました。ただ、完全にエルガと仕様を揃えているため、表記以外で区別が難しくなりました・・・。
写真はたまたま撮影したサンプルカーです。某事業者がサンプルカーを借りて試走している時のシーンです。
市販車は10月末より各事業者に納車されはじめ、11月より営業運転する姿が見られるようになりました。
こちらは
西武バス
に入ったエルガです。新座に配置されています。11月21日に開催された西武バス感謝会で早速展示されていました。
こちらは
京成バス
に入ったエルガです。市川に1台が投入され、12月前後には江戸川(エルガ)、金町(エルガ)、長沼(ブルーリボン)、千葉(エルガ)と他の営業所にも拡大されています。
こちらは
奈良交通
に入ったブルーリボンです。ブルーリボンの納車第1号で、八木新宮特急用として投入され、11月2日より営業運転を開始しています。長距離の特急バス用がゆえにハイバックシートなどが採用されています。
こちらは
近鉄バス
に入ったエルガとブルーリボンです。それぞれ2台が同時に入りました。両方の新型を同時に入れたのは近鉄バスが最初で、次が京成バスとなります。枚岡営業所に配置され、四条畷線で活躍しています。
以上です。
フルモデルチェンジ
し、それぞれエルガとブルーリボンとして発売されました。そして、10月末には市販第一号車が納車され、11月より走り始めました。その新型エルガとブルーリボンを見てみましょう。
外観では
・ホイールスペースの拡大に伴うノンステエリアの拡大(これにより、短尺がN尺になった)
・車高が従来のノンステよりやや高くなった
・前面形状の変更(全体的に角ばった感じ)
・前面ライトの2灯化
など多数あります。エンジンもエルガミオと同じ4気筒へダウンサイジングし、型式もLV290系/KV290系になりました。そして、新型エルガとブルーリボンはワンステを廃止し、ノンステに統一した事もポイントです。その代りアプローチ角とデパーチャー角を拡大する事により、ワンステと同じような走破性を確保しています。
給油口
が車体下部からタイヤ上へ移動し、立ったままで給油できるようになりました。ツーステの時はやや高いところにあったのですが、低床化によって給油口が下がり、しゃがみながら給油を余儀なくされていました。給油口をタイヤ上に設けたことにより、タイヤ上の座席が無くなっています。写真は左給油仕様なので、公式側の前タイヤ上の座席が無くなっています。ただ、右給油仕様もあり、その場合は非公式側の前タイヤ状の座席が無くなっています。因みに寒冷地向けで床下給油仕様もオプションで設定しており、その場合は前タイヤ上の座席が公式側と非公式側と共に付いています。
これまでのノンステの
前扉
は扉の幅を拡大するためにスライドドアを採用していたのですが、フロントオーバーハングの縮小に伴い、スライドドアをやめて折戸にした事がポイントです。車いすは中扉での乗降が基本になっているので、ある意味現実的ですね・・・。
中扉の
スロープ
は反転式になりました。これは2014年に発売された新型エアロスターと同じですね・・・。
車内
です。ノンステエリアが拡大されたことにより、ノンステ部の座席が増えましたが、特に段差部分にも座席が配置され、効率的な座席配置が可能になったようです。座席もシートバックが樹脂成型品になり、上部に手すりが付いて立ち座りがやりやすくなった感じですね・・・。尚、優先席も前向きが基本になりました。
運転席
も大幅な改良がくわえられ、パネル類が低く設置するようになりました。トランスミッションではこれまで設定していたMTを廃止し、代わりに燃費性重視のAMTが新規に採用されました。これはエルガハイブリッドで設定されたものと同じですが、ボタン式からハンドル式になっています。尚、従来のATは引き続き設定されています。ただ、現状ではATがメインのようです。
そして、標準仕様ノンステップバスのシールも最新の15NSのものになっています。これは2015年に標準仕様ノンステップバス認定要領が一部改正されたに伴う区別のためのものです。内容は反転式スロープの採用や優先席の前向き化などがあります。三菱ふそうは今のところ認定していないようですが、マイナーチェンジ時に対応しているはずだと思うのですが・・・。
こちらは
新型ブルーリボン
です。従来は「ブルーリボンⅡ」となっていましたが、今回から「ブルーリボン」になりました。ただ、完全にエルガと仕様を揃えているため、表記以外で区別が難しくなりました・・・。
写真はたまたま撮影したサンプルカーです。某事業者がサンプルカーを借りて試走している時のシーンです。
市販車は10月末より各事業者に納車されはじめ、11月より営業運転する姿が見られるようになりました。
こちらは
西武バス
に入ったエルガです。新座に配置されています。11月21日に開催された西武バス感謝会で早速展示されていました。
こちらは
京成バス
に入ったエルガです。市川に1台が投入され、12月前後には江戸川(エルガ)、金町(エルガ)、長沼(ブルーリボン)、千葉(エルガ)と他の営業所にも拡大されています。
こちらは
奈良交通
に入ったブルーリボンです。ブルーリボンの納車第1号で、八木新宮特急用として投入され、11月2日より営業運転を開始しています。長距離の特急バス用がゆえにハイバックシートなどが採用されています。
こちらは
近鉄バス
に入ったエルガとブルーリボンです。それぞれ2台が同時に入りました。両方の新型を同時に入れたのは近鉄バスが最初で、次が京成バスとなります。枚岡営業所に配置され、四条畷線で活躍しています。
以上です。