11月29日に
1666TC貸切会
が開催され、お誘いをいただきましたので、参加してきました。その時の様子をレポートします。
1666TCは1994年式のいすゞLR+富士6Eで、かっての関東鉄道の主力であった富士6Eの現役車2台のうち1台です。関鉄観光バスの土浦営業センターに所属し、関鉄観光バスの各路線で活躍しています。この車両は元々関東鉄道田伏営業所にいたもので、田伏の関鉄観光バスへの移管に伴い、関鉄観光バスへ移籍し、田伏の閉鎖によって土浦へ転属しています。車内は床が木板張りで、中扉後部が三方シートという関東鉄道典型的なスタイルです。
尚、1666TCは近年片面だけラッピングがなされていましたが、最近になって解除されたようです・・・。
当日は真鍋にある関鉄観光バス土浦営業センターにて集合し、開始早々に1666TCの撮影が行われました。ここでは主に幕回しです。関鉄観光バスでは最近になって幕が英字付きのものに更新され、1666TCも例外なく新幕へ更新されています。英字付きの幕は関東鉄道本体すら広がっていない中、全て英字付きとしたのはある意味凄いですね・・・。
次に今年夏に関東鉄道龍ヶ崎営業所から移籍してばかりの
1688TC
の撮影です。1688TCは長らく龍ヶ崎にいただけに龍ヶ崎のイメージから抜け切れていないので、今未だ違和感に感じます・・・。関鉄観光バスへの移籍に当たって、幕が追加されましたが、英字かつ経由地表示なしのシンプルな表示でした。側面も経由地表示なしでした。
次に高速バスつくば号の一部の関鉄観光バスへの移管によってつくば中央から移籍してきた
1762TC
の撮影です。移籍に当たって、幕も交換され、MTライナーや運転免許センターの表示などが入っていました。
1762TCの撮影と同時に職員の好意によって側面のサボの展示も行われました。関東鉄道バスの高速バスではかって側面表示はサボ式を採用していましたが、今は廃車によって貴重なものになりつつあります。つくば号やMTライナーや運転免許センターなどが用意されています。
撮影会を切り上げていよいよ出発です。そんな時、中扉より後の三方シートにテーブルが用意されていました。これは貸切車で使われているようなもので、そういう点は貸切営業を行っている関鉄観光バスらしいな・・・と感じたものです。
関鉄観光バス土浦営業センターを出発し、関鉄観光バスの路線のルートに従って北の方へ向かいます。そんな中で、常磐線と並行する県道141号線に入ります。関鉄観光バスは土浦駅~神立駅間の路線で大塚団地、神立工業団地、木田余の3つのルートがありましたが、木田余経由は既に廃止されています。今回は既に廃止された木田余経由のルートを通っています。このルートは以前にも乗った事があり、懐かしいです。
そして、バスは神立駅の構内を軽く通過し、更に北へ向かいます。
そんな中で神立駅の近くにあるセブンイレブンで買い物タイム。今回は昼食場所がコンビニや飲食店の無いところなので、ここで昼食などを調達します。
今度は2009年に廃止された土浦駅~神立駅~安食線のルートを通ります。県道141号線→118号線を通って行くのですが、最大の見どころは馬場山付近で道路が急激に狭くなるところです。バスだけでなく、自動車でさえすれ違いが困難になるほど狭くなっています。かってはそこをバスが通っていたのです。
そして、
安食
に到着しました。廃止直前以来7年ぶりの訪問です。安食は林に囲まれたところに回転場を持つバス停でした。7年ぶりに行ってみると、廃止当時とはほぼ変わっていませんでしたが、待合室の小屋が解体されてしまっていました。その小屋には日本観光バスの文字が残っており、貴重なものだったのですがね・・・。尚、回転場にはロープがされていました・・・。
安食を出発し、バスはそのまま県道118号線を通って行きます。そうすると、柏崎に到着しました。このルートはかってバスが通っていたのですが、10年以上前に廃止されています。そして、柏崎も土浦駅~大和田~玉造駅線が通っていたのですが、路線の廃止と同時にバスが来なくなってしまいました。
そして、霞ヶ浦大橋を渡り、玉造に入ります。今は無料ですが、かっては有料でした。
そんな中で
玉造駅
に到着しました。ちょっと久しぶりに来たのですが、かっての駅前広場は整地され、バス自体はかっての駅前広場から鉾田方へ移動していました。
玉造駅でバスの撮影タイムです。今回は参加者たちが持ってきたものを取り付けての撮影がメインです。予定ではここで昼食タイムなのですが、撮影に夢中になっているうちに時間が来たので、昼食を摂らないうちに出発です。因みに多くの参加者たちは移動中に昼食を食べてました。
玉造駅から霞ヶ浦大橋を渡って出島地区に戻ってすぐに
田伏車庫
に到着しました。ここには関東鉄道→関鉄観光バスの田伏営業所が置かれていたところですが、2009年の田伏方面の路線廃止と共に営業所が閉鎖されてしまいました。2008年以来7年ぶりの訪問ですが、営業所の建物自体は全て解体され、私有地になっていました。もちろん柵も・・・。田伏車庫はバスの駐車場が2つあり、もう1つはほぼ原形を留めていました。とはいえ、建物が解体され、私有地になったので、ここにバス営業所があったことに気付きにくそうな感じでした・・・。でも営業所の隣にある神社はそのままなので、そこがアクセントになりそうですね・・・。
因みに田伏車庫は小ぢんまりとしていて、バスの駐車場が道路と並行していたので、いかにも田舎のバスの営業所という感じでした。他の関東鉄道バスにない営業所のスタイルだったかと・・・。
田伏車庫を出発し、土浦駅~牛渡~田伏車庫間のルートを通って行きます。この路線は田伏営業所の閉鎖より少し前に廃止されています。
まず、
志戸崎
の近くでバスを止め、ここで撮影。霞ヶ浦の近くののどかなところを走っていた事が伺えます。
土浦駅~牛渡~田伏車庫線は霞ヶ浦沿いの県道118号線をひたすら通り、県道118号線沿いの小さな集落を縫うように走っていました。もちろん、狭隘道路が続き、乗り応えのある路線でした。この路線は2005年に1度だけ乗った事があり、その時充当された車両は奇しくも1666TCでした(当時は1666TB)。かって田伏方面は大和田経由と牛渡経由の2つがあり、どちらがいいかというと、国道を通る大和田経由よりズバリ牛渡経由の方が上ですね。
そして、
牛渡
でも撮影です。ここでも霞ヶ浦沿いを走っていました。
そして、
沖宿
でも撮影です。近くに霞ヶ浦が見えます・・・。沖宿付近は土浦~牛渡~田伏車庫線の廃止によってバスが来なくなりましたが、2012年に霞ケ浦環境科学センターへの路線が開設された時にごく一部ながらバスが再び来るようになりました。しかし、バスはおおつ野台を経由するため、復活したバス停は沖宿入口だけですが・・・。
霞ケ浦環境科学センターへ通じる坂道でフォトランの撮影です。霞ヶ浦を背に走るバス、なかなかいいですね・・・。
その後、県道118号線、木田余を通り、
土浦車庫
に到着しました。ここで撮影会です。
まず、たまたま車庫にいた
2073TC
を出していただき、いろんな表示を出しながら撮影を行いました。土浦はエリアが広いだけにいろんな表示がありました。
次に常総学院スクールバス用の
9259TC
です。参加者が持参してきたエンブレム等を付けての撮影でした。
土浦車庫にいた車両たちを軽く撮影しました。土浦車庫に来るのは約10年ぶりでしたが、顔ぶれがすっかり変わっていてビックリの連続でした。
そして、最後に1666TCにライトを点灯頂いて撮影しました。富士6Eにハイビーム、これもなかなかいいですね・・・。
そこで、撮影は終了し、土浦車庫を後にしました。
そして、バスは
土浦駅西口
に到着し、ここで貸切会は終了となりました。
今回の貸切会で1666TCで出島地区を回ってきたわけですが、出島地区では結構廃止されていて、久々に訪れたところが多く、懐かしさがたくさんわいてきました。廃止後、アクセスのしにくさからもう2度も行けないだろうと思っていただけに・・・。
主催者様、運転手様、参加された方々、お疲れさまでした。そして、この場にてお礼を申し上げます。おかげさまで充実した一日を過ごすことができました。
以上です。
1666TC貸切会
が開催され、お誘いをいただきましたので、参加してきました。その時の様子をレポートします。
1666TCは1994年式のいすゞLR+富士6Eで、かっての関東鉄道の主力であった富士6Eの現役車2台のうち1台です。関鉄観光バスの土浦営業センターに所属し、関鉄観光バスの各路線で活躍しています。この車両は元々関東鉄道田伏営業所にいたもので、田伏の関鉄観光バスへの移管に伴い、関鉄観光バスへ移籍し、田伏の閉鎖によって土浦へ転属しています。車内は床が木板張りで、中扉後部が三方シートという関東鉄道典型的なスタイルです。
尚、1666TCは近年片面だけラッピングがなされていましたが、最近になって解除されたようです・・・。
当日は真鍋にある関鉄観光バス土浦営業センターにて集合し、開始早々に1666TCの撮影が行われました。ここでは主に幕回しです。関鉄観光バスでは最近になって幕が英字付きのものに更新され、1666TCも例外なく新幕へ更新されています。英字付きの幕は関東鉄道本体すら広がっていない中、全て英字付きとしたのはある意味凄いですね・・・。
次に今年夏に関東鉄道龍ヶ崎営業所から移籍してばかりの
1688TC
の撮影です。1688TCは長らく龍ヶ崎にいただけに龍ヶ崎のイメージから抜け切れていないので、今未だ違和感に感じます・・・。関鉄観光バスへの移籍に当たって、幕が追加されましたが、英字かつ経由地表示なしのシンプルな表示でした。側面も経由地表示なしでした。
次に高速バスつくば号の一部の関鉄観光バスへの移管によってつくば中央から移籍してきた
1762TC
の撮影です。移籍に当たって、幕も交換され、MTライナーや運転免許センターの表示などが入っていました。
1762TCの撮影と同時に職員の好意によって側面のサボの展示も行われました。関東鉄道バスの高速バスではかって側面表示はサボ式を採用していましたが、今は廃車によって貴重なものになりつつあります。つくば号やMTライナーや運転免許センターなどが用意されています。
撮影会を切り上げていよいよ出発です。そんな時、中扉より後の三方シートにテーブルが用意されていました。これは貸切車で使われているようなもので、そういう点は貸切営業を行っている関鉄観光バスらしいな・・・と感じたものです。
関鉄観光バス土浦営業センターを出発し、関鉄観光バスの路線のルートに従って北の方へ向かいます。そんな中で、常磐線と並行する県道141号線に入ります。関鉄観光バスは土浦駅~神立駅間の路線で大塚団地、神立工業団地、木田余の3つのルートがありましたが、木田余経由は既に廃止されています。今回は既に廃止された木田余経由のルートを通っています。このルートは以前にも乗った事があり、懐かしいです。
そして、バスは神立駅の構内を軽く通過し、更に北へ向かいます。
そんな中で神立駅の近くにあるセブンイレブンで買い物タイム。今回は昼食場所がコンビニや飲食店の無いところなので、ここで昼食などを調達します。
今度は2009年に廃止された土浦駅~神立駅~安食線のルートを通ります。県道141号線→118号線を通って行くのですが、最大の見どころは馬場山付近で道路が急激に狭くなるところです。バスだけでなく、自動車でさえすれ違いが困難になるほど狭くなっています。かってはそこをバスが通っていたのです。
そして、
安食
に到着しました。廃止直前以来7年ぶりの訪問です。安食は林に囲まれたところに回転場を持つバス停でした。7年ぶりに行ってみると、廃止当時とはほぼ変わっていませんでしたが、待合室の小屋が解体されてしまっていました。その小屋には日本観光バスの文字が残っており、貴重なものだったのですがね・・・。尚、回転場にはロープがされていました・・・。
安食を出発し、バスはそのまま県道118号線を通って行きます。そうすると、柏崎に到着しました。このルートはかってバスが通っていたのですが、10年以上前に廃止されています。そして、柏崎も土浦駅~大和田~玉造駅線が通っていたのですが、路線の廃止と同時にバスが来なくなってしまいました。
そして、霞ヶ浦大橋を渡り、玉造に入ります。今は無料ですが、かっては有料でした。
そんな中で
玉造駅
に到着しました。ちょっと久しぶりに来たのですが、かっての駅前広場は整地され、バス自体はかっての駅前広場から鉾田方へ移動していました。
玉造駅でバスの撮影タイムです。今回は参加者たちが持ってきたものを取り付けての撮影がメインです。予定ではここで昼食タイムなのですが、撮影に夢中になっているうちに時間が来たので、昼食を摂らないうちに出発です。因みに多くの参加者たちは移動中に昼食を食べてました。
玉造駅から霞ヶ浦大橋を渡って出島地区に戻ってすぐに
田伏車庫
に到着しました。ここには関東鉄道→関鉄観光バスの田伏営業所が置かれていたところですが、2009年の田伏方面の路線廃止と共に営業所が閉鎖されてしまいました。2008年以来7年ぶりの訪問ですが、営業所の建物自体は全て解体され、私有地になっていました。もちろん柵も・・・。田伏車庫はバスの駐車場が2つあり、もう1つはほぼ原形を留めていました。とはいえ、建物が解体され、私有地になったので、ここにバス営業所があったことに気付きにくそうな感じでした・・・。でも営業所の隣にある神社はそのままなので、そこがアクセントになりそうですね・・・。
因みに田伏車庫は小ぢんまりとしていて、バスの駐車場が道路と並行していたので、いかにも田舎のバスの営業所という感じでした。他の関東鉄道バスにない営業所のスタイルだったかと・・・。
田伏車庫を出発し、土浦駅~牛渡~田伏車庫間のルートを通って行きます。この路線は田伏営業所の閉鎖より少し前に廃止されています。
まず、
志戸崎
の近くでバスを止め、ここで撮影。霞ヶ浦の近くののどかなところを走っていた事が伺えます。
土浦駅~牛渡~田伏車庫線は霞ヶ浦沿いの県道118号線をひたすら通り、県道118号線沿いの小さな集落を縫うように走っていました。もちろん、狭隘道路が続き、乗り応えのある路線でした。この路線は2005年に1度だけ乗った事があり、その時充当された車両は奇しくも1666TCでした(当時は1666TB)。かって田伏方面は大和田経由と牛渡経由の2つがあり、どちらがいいかというと、国道を通る大和田経由よりズバリ牛渡経由の方が上ですね。
そして、
牛渡
でも撮影です。ここでも霞ヶ浦沿いを走っていました。
そして、
沖宿
でも撮影です。近くに霞ヶ浦が見えます・・・。沖宿付近は土浦~牛渡~田伏車庫線の廃止によってバスが来なくなりましたが、2012年に霞ケ浦環境科学センターへの路線が開設された時にごく一部ながらバスが再び来るようになりました。しかし、バスはおおつ野台を経由するため、復活したバス停は沖宿入口だけですが・・・。
霞ケ浦環境科学センターへ通じる坂道でフォトランの撮影です。霞ヶ浦を背に走るバス、なかなかいいですね・・・。
その後、県道118号線、木田余を通り、
土浦車庫
に到着しました。ここで撮影会です。
まず、たまたま車庫にいた
2073TC
を出していただき、いろんな表示を出しながら撮影を行いました。土浦はエリアが広いだけにいろんな表示がありました。
次に常総学院スクールバス用の
9259TC
です。参加者が持参してきたエンブレム等を付けての撮影でした。
土浦車庫にいた車両たちを軽く撮影しました。土浦車庫に来るのは約10年ぶりでしたが、顔ぶれがすっかり変わっていてビックリの連続でした。
そして、最後に1666TCにライトを点灯頂いて撮影しました。富士6Eにハイビーム、これもなかなかいいですね・・・。
そこで、撮影は終了し、土浦車庫を後にしました。
そして、バスは
土浦駅西口
に到着し、ここで貸切会は終了となりました。
今回の貸切会で1666TCで出島地区を回ってきたわけですが、出島地区では結構廃止されていて、久々に訪れたところが多く、懐かしさがたくさんわいてきました。廃止後、アクセスのしにくさからもう2度も行けないだろうと思っていただけに・・・。
主催者様、運転手様、参加された方々、お疲れさまでした。そして、この場にてお礼を申し上げます。おかげさまで充実した一日を過ごすことができました。
以上です。