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Channel: 斬剣次郎の鉄道・バス斬り
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熊本交通センター閉鎖

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 本日を持って
 熊本交通センター
 がターミナル周辺の再開発に伴い、一旦閉鎖されました。熊本交通センターは1969年に東洋一を誇るバスターミナルとして開業し、それ以来熊本の交通拠点を担ってきました。乗り場も36番まであり、更にいくつかのバースに分かれるなどかなり大規模なバスターミナルでした。





 交通センターのバス乗り場は大きく分けてAホーム、Bホーム、Cホーム、Dホームの4つがあり、それぞれ方向別で使い分けていました(Dホームは降車専用)。特にBホームは島式となっていて、熊本駅方面と市役所方面の両方とも使っていて、慣れないと分かりにくい感じでした。因みに乗り場において事業者による振り分けは基本的に無く、自分で把握する必要がありました。
 そして、バスターミナル構内は横断禁止であったため、A~Cホームを相互で移動するときは跨線橋もしくは地下街を経由する必要があり、特に地下街は多数の店舗が入居していたのでまさしく迷路でした。


 Aホームに到着した夜行バスです。高速バスはAホームの5・6番のりばが充てられていましたが、到着もAホームの10・11番が充てられていて、貫禄を持っているかのような感じでした。




 熊本交通センターの特徴は何とも言ってもバスターミナルの中央部にある
 交通信号
 です。交通センターはT型となっていて、どうしても交差点が出来てしまいます。そこで、バスの流れを良くするかつ安全を守るために信号が設けられ、長らく交通センター内の安全を守ってきました。


 ボーリング場の下には待機場が設けられていました。その待機場は事業者による区別が無かったため、様々な事業者の車両が並んで待機する姿が見られました。



 地下街ではセンタープラザがあったのですが、交通センターの閉鎖を前に3月末を持って閉鎖しており、撮影当時はシャッター通りと化していました。そして、地下街の各所にはバスターミナルの移転などのポスターが貼られていました。




 10月1日より供用開始する予定の
 仮バスターミナル
 です。仮バスターミナルは交通センターの東側にある道路を利用して26つのバス乗り場が設けられます。ただ、高速バスは路面電車が通る電車通り上に設けられ、写真の仮バスターミナルは路線バスのみ乗り入れます。撮影当時は工事中の様子ですが、仮らしく小さな上屋が付くだけというスタイルのようです。


 因みに撮影当時は仮バスターミナルが設けられる道路は一般車進入禁止で、ほぼバス専用道になっていました。ひょっとしたら、仮バスターミナル供用開始後もそのようになるんでしょうね・・・。

 熊本交通センターは2004年に初訪問して以来、11年間ほぼ毎年バスの撮影の度に訪れましたが、終日に渡ってバスの出入りが激しく、本当に日本一のバスターミナルなんだなと感じさせました。
 以上です。

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