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Channel: 斬剣次郎の鉄道・バス斬り
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阪急2300系引退に寄せて

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 阪急京都線で活躍してきた
 2300系
 が本日のラストランを持って引退しました。2300系は神宝線の2000系の京都線版として1960年に登場し、それ以来55年間活躍してきましたが、後継車の登場によりついに引退を迎えました。引退に当たって2313Fに対して引退記念装飾を施したうえで運行されました。




 2300系で最後まで残った2313Fの梅田方先頭車の
 2313
 です。梅田方はMc車で、2パンタグラフを掲げているのが特徴です。京都線車両で前パンタなのは5300系以降でも当てはまるのですが、これらは下交差型なので、下交差型でない大きなパンタグラフは2300系が最後となります。引退記念HMは特急HMを掲げた2301のイラストとローレル賞を交えたデザインとなっています。
 2313は1962年製造なので、53年間活躍したことになりますね・・・。



 こちらは2313Fの河原町方先頭車の
 2370
 です。Tc車です。HMはさよなら2300+1960-2015のデザインとなっています。


 記念装飾はHMだけでなく、車体に付いている社章が
 旧社賞
 となっている事がポイントです。現行の扉横ではなく、窓下となっている事もポイントです。その旧社章は2300系登場当初のものだとか・・・。


 2010年に撮影した2313Fです。嵐山線で活躍していた編成が引退し、本線で活躍している7両編成を残すのみとなった時期ですが、最古参でありながら普通のように走っていたのが印象的でした。準急は8両編成がメインですが、一部の列車には7両編成が充当されていたため、その列車に2300系が入る時がありましたね・・・。


 嵐山線で活躍していた2300系です。嵐山線で活躍していた編成の一部は非表示幕車で、方向板を使用していました。しかし、2009年に6300系に置き換えられて全て引退してしまいました。私にとって2300系といえば非表示幕車というイメージでした。表示幕車は3300系や5300系等と似ているので、あんまりぱっとしませんでした・・・。


 2007年ダイヤ改正まで設定されていた急行列車に充当されていた2313Fです。急行は今の準急と同じ位置づけでしたが、2007年3月ダイヤ改正で高槻市以南の停車駅を増やすことになり、急行から準急へ変更されたいきさつがあります。まぁ、今の準急と同じ位置づけなので、当然7両編成の列車もあり、そこに2300系が入っていました。


 2013年に撮影した2325Fです。当時は7両編成が数編成活躍していましたが、1300系の登場により、廃車が進み、気づけば2313F編成が最後となってしまいましたね・・・。

 登場から55年で引退を迎えた2300系ですが、1960年に登場した古参部類であるにもかかわらず外見や車内にはそんなに古さを感じさせませんでした。それだけに阪急は車両を大事に使ってきたんだなと感じさせました。お疲れさまでした。
 以上です。

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