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Channel: 斬剣次郎の鉄道・バス斬り
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キハ25形2次車

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 JR東海管内に残存しているキハ40系列を置き換えるために高山本線・太多線及び紀勢本線・参宮線に投入された
 キハ25形2次車
 を見てきましたのでレポートします。



 キハ25形の2次車は1000・1100番台及び1500・1600番台となっており、1500・1600番台は1000・1100番台に対して暖地向けとした事がポイントです。トイレ付が1000・1500番台で、トイレなしが1100・1600番台である事は基本番台と同じで、1000+1100、1500+1600で2両編成を組んでいます。尚、1次車との相違点は結構あり、ステンレスのビードが無くなった、オールロングシートになった、振動検知装置が付いたなどいろんな変更が加えられています。


 2次車では2シート工法やレーザ加工の採用によってステンレスのビードが無くなった事が大きなポイントです。JR東海のステンレス車体はみんなビード付きであっただけに革新的ですね・・・。最近は技術の進歩でビードなしで強度確保が出来たことから、廃止する傾向が目立っていますね・・・。


 前面行先表示もこれまでは左右に種別、行先に分けて表示していたものが助手側のみになり、種別と行先を一括に表示する形になりました。ただ、サイズは代わっていないため、何か窮屈な感じに見えました。特にワンマン表示が付くと更に見にくくなるのかも・・・。従来の2つに戻すか、サイズを大きくするしか・・・。




 車内です。
 オールロングシート
 になった事が最大のポイントです。そのため、窓配置も変わっています。でも、ロングシート形状そのものは313系2000番台と同じですが、仕切り板が拡大されています。オールロングシートとしたのはおそらく混雑緩和のためだと思われますが、紀勢本線の長距離列車には2次車が充てられているそうで、さすがにきついかなと思ったりします。高山本線では長距離列車には極力基本番台を充ててるそうで、何とかなっているみたいですね。


 整理券箱です。313系以降のワンマン対応車両は箱の中に納める形になっていますが、2次車では整理券が出る部分に対してオレンジカラーを加えることで目立ようにしていますね・・・。


 1000番台及び1500番台には車いす対応の大型便所が設けられ、その側には車いすスペースも付いています。


 運転席後部です。基本的に313系と同じで、運賃表はもちろんLCDとなっています。


 2次車は乗降扉部分の
 ステップ
 が付いた事がポイントです。1次車はホームの高さが高い武豊線に投入された関係でステップレスでしたが、2次車はホームの高さが低い高山本線、太多線、紀勢本線、参宮線などに投入される関係でステップが付いています。1次車も武豊線から高山本線へ転用される時にステップ取り付け改造を行っていますが・・・。

 以上です。

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